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2023/10/24
★★★24
USパワーポップバンド、セカンド・サタデー1st。シルヴァーサンの後継を探し求めていた人へ。#1からシルヴァーサンなサウンド&コラースに完全に掴まれる。#2はAメロとフックが逆転してサビがマイナー調という...その不思議なフックに釣られる。パワーポップ界隈で名曲に駆け上がるであろう曲だ。#3も引き続きシルヴァーサンライクなギターポップ、サーフなコーラスも付いてビーチボーイズ2.0。ムーグをバリバリ効かせたパワーポップ#4で違うテンションが刺激される。ベンフォールズ〜ロケットサマーな極上のミドルバラード#5が素晴らしすぎるんですけど・・。シルヴァーサン×ロラスと言える#6は途中「Day Tripper」も飛び出すポップロック。ウィーザー系譜の#7もナキが効いてポップフリークのツボを突く。#8,9と連続で聞かれる分厚いコーラスと力強いビートの融合曲が一介のパワーポップバンドではない。またまたムーグ全開の#10はスナッグ好きならビビビでしょう!#11はスピリッツヴィルな美メロからウィーザーなナキメロへと転換、無音後にボコーダーで続く。メロディーメイカーぶりが発揮されたラストで締まる。オススメ!
『here's the deal』
second saturday
 
★★★219
セカンド・サタデーが1st後に出した5曲入EP。1stでもいかんなくシルヴァーサン・フォロワーぶりを発揮していたが#1がこの上なくシルヴァーサン、笑えるほどのキラーチューン!この曲のためにゲットしても良いですね。#2もマイナー調ながらもやはりコーラスの美しさが花を添え、やっぱメロディが抜群。目まぐるしく上下に行き来する#3のメロディラインはやっぱジェームス・ブロードの手癖を彷彿。聴くほどにハマる曲。良い曲しか詰まっていないこのEPの中でいわゆる"良いメロディ"をもっているのが#4。アクセントとしての裏側のムーグが◎◎。シルヴァーサン×ウィーザーって最高の掛合わせを実現する陽性ミドルポップ#5。ってことで全曲良い。2ndフルアルバムへの期待を膨らますには十二分な内容だがバンドは続かず(休止中?)・・残念なり。。
『greetings from mount rockmore』
second saturday
 


2023/8/27
★★★38
後期ブリットポップバンド、イーサー1st。泡沫組と揶揄されても中身は良いのだから侮らないでね。スペイシーでちょっと鼻にかかったハイトーンなvoが1番の特徴といえるが#@はサウンドそのものがその特徴とマッチしてる。王道ポップなメロディ#Aでガッツポーズだ。コステロなメロディを思わせるバラード#3。ブラー直系といえるイントロが鳴り響く#4。タイトでリズムながらUKポップの軸はしっかりとアレンジワークはザッパ好きってことで挑戦的だ。#7でもザッパやトッドラングレンのような掴みどころがないのにポップに仕立てあげる感じだ。スウェディッシュポップ的なギターポップ#E。そしてクイーン的グラマラスなポップ#でまさにシングル曲の#Gは大好きだ。XTC的メロディラインをもつ#Hはちょっとヒネクレ気味だが◎◎。オーケストラルな、特にヴァイオリンを印象付けた#Iもめっちゃ彼等らしい曲と言えるのでは?とても好き。多様な音楽性はここから顕著に。#11の低音voもハッとさせる。ダンサブルな#12。#13はさらにソウルフルだ。ラスト#14にしてUKギターロックのパンチを喰らわしてくれます。
『strange』
ether
 
★★★360
ドイツのギターポップバンド、エレクトリック・クラブ1st。簡単に紹介すればウィーザー×TFC系。直線的でオーバードライブなギターで始まる#1。メロディはまさにドリームポップで早速の佳曲だ。そのサウンドはTFCってよりネオアコに近い。#2はタイトル通りシンガロングできるサビの親しみやすさよ。ストリングス交えた後半の展開はライブでは感涙必至。アコースティックなポップ#3は箸休め的ブリットポップ◎。掛合いコーラスで進む#4はファラーやワナダイズ好きには既知感ありなサウンド。フランク&ウォルターズやトラキャンちっくな#5のキラキラ感。ローゼンバーグスを思わせる#6は全体的にはフラットなだけにメロディが逆に際立つという・・くらげっぽい瞬間もw。#7はワナダイズ、同じ独ポップのマイルズを思い出す。#8はマイベストの1曲。僕的にはインディポップの粋が詰まってると思う。北欧な空気感とトラヴィス的な叙情さが組合さった#9。怒涛のラスト3曲はここから。ワナダイズ直系のメランコリックなパワーポップ#10→#11もビルドドアップしていく展開とその透明感にヤラれる→スノーパトロールやTFCに通じる#12。ナキメロなサビ最高ー。オススメ
『come sing along』
electric club
 


2022/10/22-25
★11
UKバンド、ディランズ1st。1991年らしく#1からネオサイケ/マッドチェスターに属すドリーミーサウンドだ。出会いのシングル#AはUKインディ・ダンスとブリットポップの合間に産まれたポップチューンでマイベストの1曲。ハピマンを思わせる#3、オルガンの取入れがカッコ良い。トロッグスを思わせる60sなリフにアップビートを加えたブリットポップな#C。中期ビートルズなサウンドプロダクションで進む#Dはローゼズに近しいインディロック。#6も引き続きイアン・ブラウンやボビー・ギレスピーに歌わせてもしっくりきそう。浮遊感漂うドリーミーサイケなインスト#7を挟み#8は軽快なダンスビートとキーボードオルガンのキレが◎。クーラシェイカーがカヴァーしてもきっと面白いね。キャッチ度で#2と双璧のもう1つのシングル#H、リフには「Taxman」忍ばせながらの疾走感。ライトニング・シーズやジェイムスばりの陽性ポップ#Iは後半のハイライトにしてマイベストの1曲。シャーラタンズやプライマルなアップビートなロック#J。エフェクト効かせたサイケロック#Kはディランズ版「Waterfall」とも言える良質サウンドが完成されてる
『dylans』
dylans
 
★18
UKの3ピースバンド、ファイブ・サーティ唯一の1st。アップリフティングなギターロック#1はシングル曲。悪くないけど、実はこの曲のB面「Something's Got To Give」がダイナミックでむしろA面相当なのでアルバム1曲目はこっちでは?と。#Aは80sパワーポップファンに聴いて欲しい曲◎◎。サイケな#3は90s初期のUKらしくマンチェサウンド。「Sympathy For The Devil」をダンスビートで蘇らせたような#Cはソウルフルで最高にクールだ(スパイラルライフ「HERSEE'S CHOCOLATE」にもリフが引用されてる)。#Dはポリスぽい緩やかなAメロから一気にギアが上げる。めちゃカッコイイ!60s後期のガレージサイケを彷彿とさせる#Eでただモノじゃない感。ワウ・ギターの効いたファンキーな#7はローゼズや後のクーラ・シェイカーとの並び。メロディ豊かな#Gはマンチェで言えばインスパイラル・カーペッツ、ブリットポップならブラー引合いでもok。で、急にインダストリアルなオルタナロックな#9・・いや1991年を考えると早いアプローチ。ローゼズ/プライマル等の初期の小品ギターポップに相当する#I。そして60ftドールズに続くモッドでパンクな#11〜ネオモッズな#12で締めくくります。是非お安くゲットしてください。損なし
『bed』
five thirty
 
★★68
USナッシュヴィルのリック・アルタイザー4th。NotLameからで、初耳もレーベルコンピから。で、その曲#3が超ポップ&キャッチで殺傷能力が高すぎ。まずはこの曲聴きましょう。#1はザ・バーズ風ギターは最初だけでその後はジェフリン的な・・でも不穏なメロディ展開が。ちなみに3rdにも収録。#2も2nd収録曲。もしやレーベル移籍のお披露目的な作品でもあるのか?。ジェイソンフォークナー的な少し陰りもあるメロディがとても良い!そして#3。#4もやっぱジェイソンフォークナー・・そして随所にコステロちっく、声のせいかな?オールドロックスタイルの#5は瞬間的にストーンズのパーツを盛込む、巧い。ブー・ラドリーズなメロディラインをもつ#6だがアレンジワークは80sな幾何学的な印象。ブライアンウィルソン風な甘美な#7。そしてデジロックでタテノリさせる#8(1st収録曲)と続く。リフ含めデヴィッド・ボウイな#9はお気に入りの1曲。ソフトロックな佳曲#10はラジオフレンドリーなメロディが琴線に触れる。ビートルズ時代のポールも書きそうなミドルポップ#11も◎。その流れでラスト#12は"ジョンレノンの眼鏡"の曲名通りレノニズム溢れる佳曲。随所にビートルズなアレンジがオマージュ溢れる。
『all tie zur』
rick altizer
 
★★★199
ブラザーズ・スティーヴ1st。2019年マイベストな1枚。その実態は00sに最高のグラムポップを鳴らしていたTSARの3名+で結成された新バンドであった。その裏付けから内容は保証されたようなもので#1はヴァンダリアス×レッドクロスといえる最高なアゲアゲチューンだ。#2は60sガレージサウンドを90s的なパワーポップ解釈で蘇らせたような曲でこれまた最高。#3もこのバズコックス的な#1,2の高揚感を落ち着かせるメロディアスな佳曲、テンポダウンした#4はマシュースウィートを彷彿とさせてさらに引き出しの多様性を示す。#5はテンポは軽快で今なアレンジだが、やはり60sUSサイケフォークなサマー・オブ・ラブ感あり。#6もふたたびレッドクロス的◎◎。ガレージロック解釈のモンキーズと言っても良いね。後半においてのポップフリークへの一撃は(まさに)シングル曲な#7。#8もポップで70s-80sのニックロウなアプローチとサビのバブルガムポップさ。効果的なハンドクラップだ。マイベストの1曲#9はTSAR時代彷彿のメロディラインでGt./Vo.ジェフのソロ作『10 More Rock Super Hits』(こちらも必聴盤)にも収録されてそう。ラスト#10は毛色の違うアンプラグドで繊細な#。こんな終わり方もまた素敵ですね。スキップ不要の10曲。オススメ!
『#1』
brothers steve
 


2022/10/6-9
★★★58
USのパワーポップバンド、モッキングバーズ唯一のアルバム。#6-8でマシュースウィートが関わっていることで話題になったが#1のどっしりとしたギターサウンドはまさにマシューやオウズリーに通じる。この曲に限らずアルバム全体ミッドテンポの曲が占める。早速#2,3が立て続けの佳曲で#2のさりげないフックの心地良さはまさに90sパワーポップだし、#3のサビも絶好調のクラウド・イレブン並みに美メロでめっちゃイイ。バラディッシュな#4も十分ハイライトになりえる曲。ビージーズばりのメロディをもつ#5も聴き手にため息をつかせる。絡むギターはビートルズ的。#6はマテリアル・イシュー的な軽快なパワーポップで◎。#7は70sビートルズフォロワーのロッキンホースを思い出した。#8はREMとかデラミトリなどのアメリカの良心的ポップロック。そして#9はジェリーフィッシュ、ダグ・パウエルのミドル#と呼応するような佳曲でオススメだ。マシュースウィート『Girlfriend』に入ってても良さそうな#10。ギターが鳴りまくってるよ。ベルクラ2ndやジンブロッサムズが好きなら#11はごちそう。まだ完成前と思われるボートラ3曲も三様でいずれも味のある曲。特に#12は本編に匹敵する佳曲です。オススメ!
『mockingbirds』
mockingbirds
 
★★★112
カナダのパワーポップバンド、モッキン・バーズ2nd(USの同名バンドとは別)。1stに比べパワーポップ度が上がった。44秒のイントロ#1の高揚感のまま#2へ。#2は加国のパイセン、スローンを彷彿とさせる下地がしっかりしたロックチューンで最高。#3でもう箸休め的な小品ポップ?と思いきや追っかけコーラス加えて盛上る曲。少しビートルズぽいね。続けざまの#4がジョンレノン「I'm Losing You」的だが、もっとねっちりとメロディアスで◎。ロッキンな#5は初期のムーニースズキに近しいけど、やはりスローンのこの手の曲とも共通項あり。#6はマイベスト。この曲もジョンレノンちっくでブルージーに進むけど心地よいサビのメロディ領域が秀逸。ノリの良いロックンロール#7もなんなくこなす。ストーンズの影響下にあるロック#8やチャックベリー風の#9もイカす。この辺は1stの頃に戻ったかのようだ。70sハードロック路線の#10だがやっぱジョンレノンを意識してるね。そしてラスト#11はしみじみとした佳曲。やはり楽曲センスはかなりのモノです。曲順通りにアルバム1枚丸ごと聴ける良盤です。マイナーなバンドですが是非!
『spread your wings』
mockin'birds
 
★★★153
豪パワーポップのキーマン、マイケル・カーペンターの2015年作。そして音の網年間ベスト。前作からのクウォリティを保ちつつさらにロック度あげて純度の高いパワーポップ盤となった。オープニング#1、極上ギターメロディ/ハーモニーがレイヤー構造で攻めてくる〜◎。ソロ時代よりもフィンカーズを思わせる疾走感溢れるパワーポップ#2も良い。飽きずにずっと聴けるミドルポップ#3、これぞマイケルカーペンター節!『Hopefulness』に入ってそうなポップチューン#4。ダイナミックとハーモニックが融合した#5。コーラスはビートルズ仕様。ビル・ロイドに通じるヴィンテージなグッドメロディ#6も最高でこの曲での声はいつもにも増して良い。アルバム評価を決定づける佳曲パワーポップ#7はハイライト!一息つくハズの1分47秒の#8でさえポップ魂に火がつく。その#8からスムーズにマッチングされたサウンドでバトンを受けた#9が心地よい。同じ豪パワーポップバンド、アイスクリーム・ハンズに通じるピュアポップ#10,12もオススメ。特に#12はアルバム終盤のハイライトで必聴。多重コーラスが主役の#13。1人で後期イーグルスしちゃってる#11,14。コレほぼ1人で作ってます・・オススメ!
『the big radio』
michael carpenter
 
★★★124
スウェーデンのポップバンド、マーマレード・ソウルズ唯一の1st。90s/00s以降におけるビートリッシュポップの金字塔。ビートルズフリークはマストバイ。#1はレインボークウォーツらしくプチ・サイケデリア、でも後ろでは初期ビートルズが鳴る。さらにコットン・メイザーの曲が始まるかと思うようなサイケポップ#2。レトロポップ・サウンド全開だ。類似バンドとしてヴィニール・キングスやザ・レッド・ボタンを思い出す#3のポップチューン。出会いの曲#4。まずはコレ!本家にせまる秀逸なビートリッシュポップでこの曲から一気にアルバムのポップ度が上がる。全編通じハモりでの貢献度大なヨハンナ嬢がメインをはる#5もやわらかなザ・バーズ〜スポンジトーンズサウンドで素晴らしい。#6においてもサビのユニゾン女性コーラスで進む展開がイヤーワーム。フォーキーでピーター&ゴードン的な#7も◎。捨て曲ねーな!ジャジーさ漂う#8からの→「Mr. Moonlight」よろしくな#9で高らかに歌い上げる。#10。ハイ、極上ビートリッシュきました!必聴。スペインのウィナリーズが好きなら#11をどうぞ。ハリーニルソン×ゾンビーズのような#12。個人的に初期ビートルズ感が1番と思う#13が大好き。牧歌的マッカメロディ#14で締め。1枚で終わったのが非常に残念・・オススメ!
『in stereo』
marmalade souls
 


2022/2/13-15
★★★173
モー・トロパー2nd。2017年の年間ベスト。アカペラで始まるハーモニー/コーラスの#1。まさかの始まりに虚を突かれる。大味ながらB級感があるのがイイ。続けざまに#2。リヴァース・クオモ系のメロディ。ヨナ抜き音階のノスタルジックさが染みます。#3も初期のウィーザーやオズマを彷彿。とにかくアルバム構成の部品のようなショートショートなポップソングが並ぶ。で、お膳立てされての4分越え#4がまあ素晴らしい!#5,6の流れもサウンドは宅録ウィーザーって感じでその手のファンはタマラない。#6にいたっては42秒だ・・。そしてホーンセッションが感動的かつ刺激的な#7へと・・完璧。ベン・クウェラーのようなインディポップ#8、あからさまなビーチボーイズな瞬間が訪れる#9。#10も変らずのメロディライン/コード進行ですが、クランチな さじ加減が僕好みでお気に入り。本作の中では性急なTFC的ギターポップ#11も◎。ロネッツなスペクターサウンド#12を聴き影響の1つを知るのだった。#13,14の2曲はポップsideのスーパードラッグみたく、いずれもマイベスト。ラスト#15は90s-00s初期のアングラなUSパワーポップバンドを思い出す(B級だがエルムスやフリスビーなど)。以上15曲。この素晴らしきアルバムを多くの人に知ってもらいたいです。オススメ!
『exposure & response』
mo troper
 
★★★203
モー・トロパー3rd。前作より垢抜けたか?曲の短さは相変わらず。それでもメロディ展開としてもストーリーテラーとしても起承転結をもって、まさにポップ界の星新一!#1、今回も1曲目は勢いではなく華々しく重厚感のあるメロディで始まる。ラーズ「There She Goes」を彷彿とさせる#2でもメロディメイカーとしての存在感。そしてイのいちで聴くべきなのが#3。歌詞にも登場するフォー・シーズンズばりのサウンド。サビのナキメロにはハッとさせられる。#4も◎。TFCは当然ながら、シンズ「New Slang」とかあの辺のUSインディのゆるいポップ感も。1分強のビーチボーイズ的コーラス/ハーモニー作#5、その流れからだと『Pet Sounds』が始まりそうな#6がまさにパーフェクトポップ。ハイライトの1曲でパイ期後期のキンクスも感じる。バーズ「I'll Feel A Whole Lot Better」のイントロがパっと浮かぶ#7、始まってしまえば目まぐるしく展開するギターポップだ。今作ではウィーザー感は薄れているが#8,9のメロディを聴くとやはりといった感じだ。後半のハイライト曲は#10、最初から最後までずっと極上のメロディラインのなかで歌っている。#11,12のラスト2曲は驚きの5分越え!#11はエリオットスミス彷彿とさせる神々しい#。#12は宅録生歌である。今回も素晴らしかったー。オススメ!
『natural beauty』
mo troper
 
★★★180
スコットランドのポップバンド、ドロップキック2018年作。前作で初めて聴いてそのTFCフォロワーなサウンドにうっとりしたのだが、#1を聴いてそれをさらに越える作品ではないかと!TFC×ジェイフォークスな佳曲。#2はイーグルスのバーニーレドン作のようなフォーキーポップ。『On The Border』に入ってそうだね。お気に入りの#3はまさにノーマン・ブレイクの作風に酷似で個人的ハイライト#。ビッグスターやウィルコのようなバラード#4の内に秘めたメロディの美しさもめっちゃ良い。TFC〜プライマリー5のような晴れやかな雰囲気で進むピュアポップ#5。後半のCメロもアクセントで◎。ギターバンド然とした#6もメイフライズUSAやマシュースウィートのようで好きだ。#7は改めてアルバムがスタートしたのかと思うほど清々しいグラスゴーサウンド。やはり#1同様にジェイホークスの面影もあり。#11ではさらにジェイホークス〜ソーンズさが際立つ。#8は真っ当なフォークカントリー。#9,10と金太郎飴状態のTFCフォロワー全開の曲でアガる!#9はスーパードラッグのジョンデイビス的ともいえるね。牧歌的マッカメロディ#12でアコースティックにアルバムクローズ。オススメ!
『longwave』
dropkick
 
★★★217
ボーイズ・ウィズ・パーペチュアル・ナーヴァスネス2nd。ドロップキックのフロントマン、アンドリューの別ユニット。ユニット名はザ・フィーリーズ(ウィーザー1stジャケの元ネタ)の楽曲からと思われます。基本サウンドはバーズ〜TFCの印象を辿りますが、BWPNの特徴的にはUSインディポップなギターでしょうか。ギターポップ#1からほんのりUSインディポップさを感じさせますね。さっそく好みの曲。そして#2が「あなた方、これが食べたいんでしょ?召し上がれ」と言わんばかりの王道サウンドを撃ち込まれる。ポプシクルを感じさせる#3のギターポップもヘビロテ。リッケンバッカーのマージービートな瞬間のある#4はCRR〜ダニエル・ワイリーと並べたい。続く#5も同様。とにかくギターサウンドの気持ちよさよ♪。#6も#3同様にポプシクルやワナダイズ等の北欧ポップを混ぜたようなセンチメンタルさがとても良い。レモンヘッズを思わせる#7も◎。甘酸っぱさの度数高めな#8〜9はアオハルな初々しさがスゴい。そしてトリを飾るのがFOW的な美メロ#10である。是非ともラスト3曲は続けて聴いてもらいたい。オススメ!2019年の1stよりも今作はさらに良いです。
『songs from another life』
boys with the perpetual nervousness
 


2021/6/5-6
★★★90
フー・ヒット・ジョン1st。スーパードラッグのサム・パワーズの元バンド。コレが最高にシビれる兄貴系パワーポップ盤。スーパードラッグ加入は必然だったといえる。#1,2とマッツやハスカー・デュにモロに影響を受けたと思しきロックンロールの佳曲が連発される。しゃがれたシャウト系な声もまさにポール兄貴直系だ。#3も20/20「Cheri」系のパワーポップ#で◎。#4も哀愁感をメロディの強弱に乗せて聞かせてくれます。#5はボブ・モールド系のオルタナ・ロック。ダメ押しが#6でのビッグスター「Don't Lie To Me」、完璧!ロッカバラード#7で男の色気ムンムン。ポップで胸キュンなパワーポップ#8はエクスプローディング・ハーツ好きに是非聴いてもらいたい。カントリーポップな要素も含んだ#9。#10はポール・ウェスターバーグのソロ1stに収録されてても違和感なし。ラスト#11もやはり80s後期のミネアポリス勢を彷彿させるインディ・パンク/ロックンロール。名前があがったアーティストが好きなら、めっちゃオススメ!ちなみに『Popgun 2000』のコンピに収められた「Quite Alright」もカッコイイですよ。
『hey buffy』
who hit john
 
★★★202
USパワーポップバンド、ウェイキング・アワーズ1st。同じくセルフタイトルで8曲入EPが既出されていて、#1,2,3,9,11の5曲は再録、アレンジは極太に。#1からエネルギッシュなロックチューンはファズバブルに近い感じ、ヴァインズの先取りともいえそう。ラブナット/ミラクルブラーのような#2もいかにも90sなメロディックなポップロック。アルバムのハイライトは#3,4,5。まず#3のミドルバラードで皆がこのバンドのメロディセンスを確認します。90sパワーポップクラシックとして間違いなしの#4は僕のコンピの定番曲だ。永遠のヘビロテ。#5もアンディ・ポップが演りそうなパワーポップ。中盤のギターソロなどはビートルズ〜オアシスのようだ。ノリの良いポップンロール#6。ブリットポップに呼応するような#7はAメロ〜ブリッジの感じがちょっと「Get Back」みたい。中期ビートルズなリフに乗って進むポップロック#8。後半のヤマは#9,10,11。マイベストの1曲である#9は直球の90sパワーポップだ。ロックスタイルのヴェルクラ#に通じる#10。#11のパワーポップもみんな好きだよね。パワーポップな曲はルーニーにも近しいかも。ラスト6分越えのミドルバラード#12は大いに盛り上がった後に静かにビートルズなアレンジワークで締めくくってくれて◎◎。オススメ!
『the waking hours』
waking hours
 
★★105
ブロウン唯一の1st。全8曲。ヴェルクラとも関わりの深いニック・ラッドのバンド。全編通じて繊細で物悲しい音だ。#1はまさにニールヤング・チルドレンな#。暗いTFCと表現しても良いでしょうか。#2,3,4は完全に初期REMと同系で好みな曲。『Murmur』『Reckoning』の曲群とシンクロする。#2はモロ影響下。#3は他の曲よりも明るいのでポップ度は1番高いです。#4は声も似ているね。でも曲としてはREMよりずっとフレンドリーです。#7,8の低音voもマイケルスタイプに似ているのでやはりREMを感じてしまう。#8は『Green』以降な雰囲気。歌心感じるマイベストの#5のメロディはTFCはもちろんプロデューサーであるのアダム・シュミットにも通じる佳曲です。ジャングリーなギターポップ#6もヴェルクラぽくて好き。でもやっぱ哀愁度が高めです。そこがこのバンドの味なんですけどね。ジャケ通りっていうか。全体的にはカレッジチャートを賑わしていたころのトード・ザ・ウェット・スプロケットにも通じます。
forever』
blown
 
★★★28
スウェディッシュ・バンド、ブルー1st。レーベル・コンピで#1のイントロが鳴った瞬間にそのモッズビート感にやられた。レイワンダーとアウチを掛けわせたようなビートポップで最高だ。続く#2もホーンが最高に跳ねてるソウルなアッパーチューン。#3も弾けたビートポップで◎◎。S・フェイセズの影響大な冒頭3曲で心掴まれます。#4のモータウン風ミドルチューンも沁みるモッド感。エッグストーンを60sガレージモッズで味付けしたかのような#5。中盤以降もアップ・リフティングに飛ばしまくる。ブリットポップに殴り込みできそうなギターポップ#6。よりポールウェラーDNAが強い#7。#8,10はむしろ00s以降のほうがウケがよさそうなロック#だ。古くて新しいなかにやはりスウェディッシュ感が。#9はイントロがザ・フーでAメロがTFC「The Concept」、Bメロがホワイトアウト「No Time」のマッシュアップ?#11は再びホーンセッション効かせたソウルポップでブルートンズにも通じる。トーンを落とした歌心の#12で本編締め。で、6曲のボートラ。アトミック・スウィングのようなロック#13,14で新たな魅力。コンピにも入っていた#15はスウェディッシュシーンからギリギリはみ出さない感じ。デビュー時のオアシスサウンドに通じる#16。キラキラサウンドとオルタナが融合した#17、パパパなポップロック#18。以上オススメ!
『sitting on the sofa』
blue
 


2021/5/15-16
★★★28
スペインのマージービート基調のポップバンド、ウィナリーズ1st。拍手でショーはスタート。#1を一聴して浮かぶのはスポンジトーンズやブロンコ・ブルフロッグだ。完全僕好み。#2も初期ビートルズ調で時折中期ビートルズなハイブリッド仕様。#3はコレクターズ「空想科学のロケット旅行」にも通じるモッドな#。ジェリー&ザ・ペースメイカーズに現代の軽快さを加えた#4も良い。ラトルズのような#5、そう彼等は現代のラトルズと呼称しても良いですね!#6もめっちゃビートリッシュなんだけどベタにならない絶妙なさじ加減。後半の盛上りがまたスゴイ。#7はマイベストの1曲でフックの乱れ打ち。ビートルズの独特のハーモニーを再現したかのような#8は『Rubber Soul』に加えたい曲。ど真ん中のパワーポップ#9◎◎。#10もマイコンピの定番でヘビロテしました。ロックスリー並みに攻めた初期ビートルジョン#11は『A Hard Day's Night』に入れちゃおう。1分で終わらせるにはもったいないシンプルで美しい#12だが#15がコレを受け継ぐかたちでホワイトアルバムの1曲としたい。チャックベリーをミドルポップに変身させたかのような#13。万華鏡ポップ#14。ラスト#16のパワーポップも余韻を残し、すぐさまアルバムのリピートを促すにうってつけだ。オススメ!
『and...the winnerys』
winnerys
 
★★★85
スミス・ブロス2nd。1分57秒のレモンヘッズやポウジーズのフォロワー#1。垢抜けない感じがあっていかにもインディーズだがメロディは良い。続く#Aも同系でそれこそ#1のサウンド・プロダクションを上げた完成系といったところだ。B級ジェリーフィシュ感満載の#3。コステロ風味のロマンティック#Cはビーチボーイズなコーラスアレンジもあります。タイトルトラック#Dはラズベリーズを思わせる出だしのメロディにTFCなコラースハーモニーが乗っかる。#6も90s前半のギターポップバンドに通じるメロディラインと線の細いvo.って僕はベルクラのこと言ってるね。#F,Gとどっしりした70sロック調でB級感が薄まってとても良い。なんだか自信をつけて別のバンドになったかのようだ。#HはベタにTFC直系の曲、ノーマン系です。#Iはパワーポップマナーにそったカッコイイ曲。ライブで聴きたい!(けどライブが上手いとは思えない・・)。#11はここにきてバラードだ。#12は70s後半-80sのTitanレーベルのバンドが演りそうだ。地味ながらってやつです。コステロとユーアムアイが混ざったような#L。アコースティックで二声ヴォーカルで歌う#14はボートラでしょうかこの曲だけ音が大きいぞ。ターゲット層は90s前半です。
『restless』
smith bros.
 
★★★84
元ブランブルズ、ティム・アンソニー2nd。#@から溌溂とした初期ビートルズ〜リチャード・ヘイマンなポップンロールでロケットスタートをかます。これぞグッドメロディ!なミドルチューン#A〜ルビナーズ風パワーポップ#Bと息つく暇もなくすすむ。#Cのミドルバラードも60sブリティッシュバンドを思わせて、それはブリットポップともまた違う、その時代の匂いまでも再現したかのようなサウンドだ。#Dも70sビルボードヒット曲であっても頷けるシンプルながら美しく優しい曲。セイルズやコットンメイザーに近しい哀愁も兼ねそろえたポップチューン#Eはマイベストの1曲。ブランブルズ時代の「I Want To Be With You」を思わせる#Fや初期ビージーズのようなメロディをもつ#8、マイベストなハーブ・アイマーマン彷彿の#Hなどメロディメイカーぶりがすごい、すごいがちょっと曲調一辺倒過ぎるかもってのはご愛敬。アレンジワークに広がりを持たせた#10。バンドアンサンブル的なグルーヴのある#Jやコステロちっくな甘いメロディ#Kはめっちゃ気持ちイイね◎◎。エド・ジェームスが共同プロデュースで参加してます。
『the happy door』
tim anthony
 
★★★61
スパニッシュ・パワーポップバンド、ウィナリーズ2nd。1stはスポンジトーンズ彷彿の愛聴盤でしたが、今作はさらにパワーポップ度アップ。マージーパワーポップと言うべき#1で皆が心掴まれる。#2はジョージのソロ作を経由したスポンジトーンズ。ビーチボーイズ風バックコーラスありつつ進む流れるようなパワーポップ#3も◎◎。斜め上からのビートレスクなひねくれポップ#4。聴くほどに好きになる耐久性の高いポップ#5。力強いメロディとリズムで始まる#6のサビは初期ジョンレノン風でノスタルジックだ。マッカ風味なフォーキーさをみせる#7に癒される。「Every Little Thing」と同類な#8のビートリッシュさ。vo.をフューチャーしたソウルポップにも3声を駆使したコラース/ハーモニーがひかる。ピートタウンゼント的なメロディセンスをみせる#10。哀愁とキャッチさが同居するサウンドはバッドフィンガー的資質でBPMを下げればまさにといったところ。マイベストの#12の突き抜けたビートリッシュ感は衝撃的!ヘビロテした。レン・プライス・3好きも是非に。ジョンレノン風味な#13での途中のギターソロは「Hotel California」を思わせる。#14は80sモッズリバイバルのファンも満足させる。マッカなテクニック満載の#15締め。ビートルズファンはもちろんすべてのポップリークにオススメです。
『daily urban times』
winnerys
 


2021/4/25-5/1
★★★110
アイルランドのパワーポップバンド、スランバージェット1st。ジェイソンフォークナースタイルの力強いポップロック#1でスタート。シンセも加えたメロディアスな#2もやはりジェイソンフォークナーが浮かぶ。声もジェイソンとコステロが混ざったような感じで魅力的。ベンフォールズやロジャーマニングのようなスロー#3、少しジャジーな雰囲気が特徴的。#8でも美しく歌い上げるスロー#がありますが、やはり独特のメロディラインを保っていてそこが中毒性をもたらす要因ですね。#4のパワーポップはマイベスト。ジェイソンフォークナー&ブレンダンベンソンの1996年が蘇るようだ。本人もジェイソンからの影響は公言しているようで#7でも「Miss Understanding」のようなパワーポップ#を聴かせてくれます。#5はミラクル・ブラーのようなビートルズ要素を巧みに取り入れたパワーポップバラード。#9もミラクル・ブラー/ラブナットにシンセをちょい足ししたようなパワーポップ#でお気に入り。パグウォッシュとも関係が深いようですがポップ#6の雰囲気はそれっぽいですね。ポップオタクなインスト#10。GVBのような#11。そしてラスト#12がすごい。中期ビートルズなオーケストレーションでの浮遊感を体験できますよ。
『slumberjet』
slumberjet
 
★★★199
スランバージェット2nd。前作はジェイソンフォークナーに通じる良盤でしたが、今作はさらにグレードアップした内容に。プロデューサーはダンカン・メイトランド(パグウォッシュと並行してソロ作も最高)。アルバムに誘う1分33秒のオープニング#1。ポップな「Street Fighting Man」、もしくはオアシス「Lyla」?とでもいうべき#2によりアゲアゲで口火。USのカートゥーン番組のテーマ曲のような軽快ポップ#3。ビッグスターやコステロのバラードな雰囲気醸す#4はコステロに声が似ていることもあってめっちゃロマンティックだ。そして今作においてジェイソン・フォークナー要素が色濃いのが#5,6の2曲。ムーグも効かせたポップチューン#5から。#6もモロではないかってくらいのジェイソン節である。楽曲提供ありましたかって?クレジットを確認してしまう。XTC〜ジェリーフィッシュのデモ的な#7。スーパードラッグのジョン・デイビスに通じるパワーポップ#8。ダンカン・メイトランドのソロ作にあったような美しいバラード#9は10ccぽい瞬間もあり!初期コステロなビートレスクでフレンドリーポップな#10もお気に入り◎◎。ラスト#11はさらにコステロちっくなパワーポップだよ。オススメ!
『world of sound』
slumberjet
 
★★★135
USペンシルベニアのパワーポッパー、スティーブン・ローレンソン3rd。2013年マイベストな1枚。60s-70sへの憧憬が強い印象だったが#1から力強いビートの乗った今なパワーポップ#に昇華させてきた。シークレット・パワーズに通じる雰囲気。#2も完全にツボで現代パワーポップの教本のような出来ばえ、コットンメイザーぽいかな?◎◎。グリップ・ウィーズやパグウォッシュのような#3のサイケ・ポップ。リッケンバッカーの音色が覆いつくすビートルズ〜TFCな#4。ノスタルジックなメロディが良い。ビーチボーイズやカート・ベッチャーのような#5。平坦な凡庸ポップ#に思えて、実は軽めのフックに中毒性がある#6。歪んだギター含め初期TFCを思わせるインディポップ#7。ちょとB級的なもっさり感あり。USな雰囲気を前に出した#8もこのアルバムのバライティさを表している。このウエストコーストな感じは個人的に好きだ。ジョン・デイビス(スーパードラッグ)が書きそうなロックフィーリングのあるパワーポップ#9もイイネー。前作にあったジェフリン風な曲をアップデートしたような佳曲#10で締め。拡散的なポップネスに彩られた最高傑作では?オススメ!
『obscuriosity』
stephen lawrenson
 
★★★100
大好きなスコット・マッカールのソロ作。ラズベリーズの偉大な2番手だ。まず言いたいのが時代を超えたパワーポップのキラーチューン#6のこと。メッセンジャーズのあの曲のようなベースラインとルビナーズのようなパワーポップマナーなメロディが合わさった完璧な曲です。では#1。ポールマッカートニーも演るアーリーロックンロール。お手のものです。イカす!。そしてビートルズ(ビリー・J・クレイマー)とは同名異曲ながらも曲調はまさにマージービート#2にほっこり(なんとビリー・サリバン作)。#5も初期ビートルズで間違いなし!ピアノで始まる#3。美メロに乗ってスコットの男らしくも甘い声がめっちゃええ。ジョンレノンちっくな#4も夢見心地で聞き惚れる。ラズベリーズやボストンを彷彿とするバラード#7もため息。で、「Yes It Is」のカヴァー#8もめっちゃ好き。さらにスコットver.「Nobody Knows」#9も◎だ。カイル・ヴィンセント/トミーダンバー作の#10も佳曲。名曲#11もヘビロテした。ハンブルク時代のジョンレノンも演ってそうなミドルチューン#12,15。フォーキーな#13。『Help!』に入ってそうな#14。モンキーズ「I Wanna Be Free」#16ときて、ソフトロックな#17まで。スコット・マッカール、佳曲しか書けない男・・。必聴盤。
『play on』
scott mccarl
 
★★★106
ブライアン・ウィルソンバンドの一員として、ほかクラウドイレブン、チェリーマーブル等のドラマーとして関わっていたネルソン・ブラッグ1st。#1のバーズ〜イーグルス直系の広がりのあるカリフォルニア・ポップに早速ツボを突かれてゲットした。初期ポウジーズのようなギターポップ#2,6。#2は爽やかなメロディとコーラスの鬼コンボだし、#6はREMやビーチボーイズの要素も追加される。#3はクリス・スターミーやCvSのメロディックな曲を思い出してしまった。#4においてのブライアン・ウィソン〜ワンダーミンツなその甘美なメロディにハッとしてしまう。そしてジョージハリソン「Dark Sweet Lady」のカヴァーを#5にもってくる。しかも名盤1stからとは!らしいね。原曲よりもアコースティックに演ってます。中期ビーチボーイズ#7なシンプルながら多重コーラスがすごい。アルバム後半はダークsideとのコンセプトだがそれを象徴するしっとり落ち着いた#8はフックはないけど美しい。#11も同様のSSW/フォーク。「7 Chinese Bros.」「Crazy」に通じる初期REMなギターポップ#9◎。北欧のギターポップバンドのようなリズミカルな#10。ラスト#12でもCSN&Y〜ソーンズな多重ハーモニーを聴かせてくれます。オススメ。
『day into night』
nelson bragg
 
★★★130
ネルソン・ブラッグ2nd。1st同様に初期ポウジーズ・サウンド全開の#1ですがダイナミックさ、バンドサウンドという点で向上してる。ホーンがめっちゃ効果的な#2もシルヴァーシーズやアルヴァ・スターを彷彿とさせるミドルポップチューンで◎◎。イーグルス〜ジェイホークスを土台しながらのインディ・フォークロック#3もどしっとした佇まいだ。そしてブライアンウィルソンの名曲「Baby Let Your Hair Grow Long」#4へ続く。1st同様にカヴァーの選曲とアルバム内容のマッチングがめっちゃ良い。イーヴィー・サンズもvo参加した#5はバンドサウンドのスワン・ダイヴみたく感じるメロディだ。美しいピアノバラード#6は70s後期〜80sビリージョエルの作風に近いメロディライン。お気に入りの軽快ポップ#7は2分強とは思えぬほどいろんな要素が詰め込まれてる。続く#8もマイベストの同系ポップ#。少し抑え気味だがグッドメロディな上にマージービートな瞬間もあって◎◎。さらに#9も佳曲、『Dear 23』ポウジーズ、そしてルナ・ラーフやブルー・カートゥーンあたりが好きなら是非。アニー・セルシとの共作&デュエット#10はレトロなフォークソングだ。 レフトバンク彷彿の#11も◎。オススメ!
『we get what we want.』
nelson bragg
 
★★★88
チェリーツイスターのフロントマン、スティーヴ・ワードのソロ1st。#@はプロコル・ハルムやジョンレノンの雰囲気で、サビのメロディラインはさすがのグッドメロディだ。でも陽のハンドの楽曲を期待すると真逆ともいえるサウンドスケープに驚いちゃう?チェリーツイスターに近しいポップ#Aは連呼されるフレーズが残って口ずさんでしまいますね。#Bも軽快ポップ#。マイク・ヴァイオラに通じる曲でイイ!SSWとしてのアコースティック#4は影響を受けたとのロン・セクスミスに通じる。他にも#11などソロでやるべき曲はありつつ、ビートリッシュポップ#Dなんか聴くとやっぱりときめいてしまうなー。なんだかパールフィッシャーズを思い浮かべてしまった美しい#6。カントリーポップ#7はペダルスティールも絡んで本格的。#8も楽器を詰め込んでオーバーダビングを楽しんでいる様子が分かります。大人ポップでこちらも聴いてて楽しい。#Hなどイントロ〜Aメロと とっ散らかった印象ですがサビで一気に回収してくるあたり剛腕。後半のハイライト#Iはアイスクリームハンズぽい、誰もが好きであろうポップチューン◎◎。ラスト#KはTFCなナキメロや雰囲気でチェリーツイスターぽいですね。オススメ!
『opening night』
steve ward
 
★★★120
ラニー・フラワーズ3rd。2012年のマイベストな1枚。前作も最高でしたが今回も期待通り。#1のイントロは「Summertime Blues」、、それもエディ・コクランではなくザ・フーのそれ。ロイ・オービソン「Oh, Pretty Woman」も入れてますね。#2はダニー・ウィルカーソンとの共作でルビナーズやリチャード・ヘイマンのようなエヴァーグリーンなパワーポップ#。ラズベリーズ×ウォルター・クレヴェンジャーのような#3はもうお得意#でしょう。前作よりもロック度高い!ビートルズ〜バーズな#4も最高だね。この素晴らしき金太郎飴状態。#5もスライドギター1発でジョージを思わせる。バックでは小さくビートルズのメロディラインが流れ、後半に一気にポップ度を上げて最後はジョンレノンぽく終わる。で、再びダニー共作の#6がめっちゃラジオフレンドリー!産業パワーポップって呼べるほど売れ線で最高。#7は同じようにポップながらフィーリングがニックロウやNRBQちっく。#8のパワーポップも直線でありながら2,3段の段差がるようにメロディが微妙に移り変わる。3分間でやってのける匠の世界だ。そしてトム・ペティな#9と最後まで突き抜けててポップでロックで抜群。オススメ!
『new songs old stories』
lannie flowers
 
★★★67
すでに職業作家としての実績十分のポップマエストロ、セス・スワースキー1st(後にレッド・ボタン結成)。FOWな#1が流れてきて・・ジョージハリスンのようなギターソロが・・完全僕好み。#2も中期ビートルズ風でフールズガーデンに類似した#。「I Am The Walrus」の影も見え隠れする。牧歌的でアコギがフューチャーされた#3ですが埋め尽くすようなコーラスワークが小品にとどめない。マイベストの1曲#4はソロ期のジョンレノンやジョージハリスンにみられた広がりのあるポップ#。バッキングvo.にはアンディ・スターマーも参加(#11でも)。ニルソン〜エリオットスミスのような#5もお気に入りの#で曲の残り1分強をインストで締める。その余韻のまま1分ほどの#6へと。#7もエリオットスミスのような優しい曲。ジェフ・リンぽいアレンジも微かに。ホワイトアルバムに入ってそうな#8も◎。レノニズム溢れる#9は後半のハイライト#だ。#10はマイク・ヴァイオラ、ジム・ボジア等も時折作るしっとりとしたピュアポップ#。ラスト#11は初めて4分を超える大曲(笑)ですが、これが最高のフィナーレとなる。ビートルズ研究としてジャーナリストの側面もあってケン・シャープのようなマルチぶりです。オススメ!
『instant pleasure』
seth swirsky
 
★★★105
USパワーポップバンド、シークレット・パワーズ3th。出会いの作品にして彼等の中で1番好きなアルバム。ムーヴ/10ccに通じる甘美なメロディを折り重なったアレンジワークでパワフルに歌うポップロック#。最高!このバンドを表すのに最適な1曲#2はAメロはSgt.の頃のビートルズぽいけど、他は俄然中期ビーチボーイズの極上ポップチューン。ギルバードオサリバンのような#3。で、パワーポップ・ファンにはド直球に届くキラーチューンの#4。ブルウが好きならなおさら。佳曲の連打は止まらない。ポップマニアぶりが随所に散りばめられたパワーポップ#5も◎。ELO、クイーン、エルトンジョンといった大御所たちの幻影を抱えて進む#6。#7はリズミカルなリズム隊なのに緩やかなvo.とコーラスワークだ。ロイウッドなポップ#でお気に入りの#8。70sロックフィーリングの#9。#10のココにきてビートルズを全開にしてくる。メロディもさることながらバッキングvo含むアレンジがとにかく感動的だ。ユニゾンで歌っているかのように聞こえる#11はシンガロングしたくなりますね。ウェストコースト・サウンドに寄った#12。#13はいきなり美声のジョンレノン/エルトンジョンな素敵なバラード。以上名盤なのでマスト・バイ!
『lies and fairy tales』
secret powers
 
★★★56
セス・スワースキーとマイク・ルークバーグによる最強のUSパワーポップデュオ、レッド・ボタン1st。まず結論として名盤です。宜しくお願い致します。#1から初期ビートルズの表現としてこれ以上ないほど。初期スポンジトーンズ級の60sのビンテージポップの集合体のような#2。ニール・イネスやラスカルズの曲をくらげアレンジで聴かせてくれる#3。ローゼンバーグスのようなUSパワーポップ系#をアンプラクドに演ってくれたような#4。#5もスポンジトーンズやラックラヴスのようなビートリッシュなパワーポップ。いやーこれ『シングルス』ですか?ってくらいどこから聴いても強度が落ちないアルバムだね。#1と2強といえる初期ビートルズ系のキラーチューン#6はコステロなvo.で強度が増す。スクラフスやバッドフィンガーのようなナキメロをあくまでも優しく歌ってくれる#7。ライブ感のある#8。デイヴ・クラーク・ファイブやホリーズのような#8のとびっきりの跳ねたポップチューンも◎。エヴァーグリーンな音色が曲を覆う#9のその多幸感溢れるサウンドに意味なくお礼を言いたい。「Rain」系のレノニズム溢れる#10。そしてラスボス的佳曲#11。オススメ!
『She's About To Cross My Mind』
red button
 
★★★107
USパワーポップデュオ、レッド・ボタン2nd。名盤1stから全世界の期待を背負っての続編ですが結論:またまた名盤。#1のハーモニカから当然ながら彼のバンド全開である。タイトルトラック#2はゾンビーズのような雰囲気漂う佳曲で繰り返し聴いてしまいます。ブライアン・ウィルソンちっくなドリーミーなカリフォリニアポップ#3。サーチャーズ〜ラズベリーズなマージービート系パワーポップ#4。バッドフィンガーのような豊潤なメロディラインを備えた名曲#5は大黒柱のようにアルバム中盤を支える。#6はゾンビーズとモンキーズが合わさったようなポップだけど陰りもみえる#。ニルソン彷彿の伸びやかなAメロからメロディアスなズーターズの曲が紛れ込んだような展開。ホーンも効果的。コステロのバラードに通じる#8は優しきジョンレノンサウンドを抽出したかのようだ。#9は『Beach Boys Party!』な雰囲気だが時折マッカメロディも流れる。めっちゃ好きなビートリッシュ#10はスプリッツビルやコットンメイザー好きにオススメだ。TFCやCRRのような憂いのある成熟した#11は1stにはなかったかも。ラストは美しいピアノの調べとストリングスで盛り上がりをみせる名バラード#12。オススメ!是非1stとセットで。
『as far as yesterday goes』
red button
 


2021/4/18-24
★★★11
セマンティクス1st。ミラード・パワーズとウィル・オウズリーによるポップ・デュオ。ザック・スターキーがドラム参加だ。歪んだギターリフから始まる#1はロック度満点だが、トッドラングレンなメロディと10cc的アレンジで俄然ポップ・フィールドの曲。強いリフがキンクスやナックを思わせる#2だがサビは90sパワーポップな展開。オウズリーのソロでも再録されるビートリッシュな名バラード#3。同系の美メロ#は2人と関わりがつよいベンフォールズのピアノバラードに匹敵する#10、リヴァプール・サウンドと出身のナッシュビル・サウンドが混ざりあった#11などがある。#6もビートルズなサウンドスケープをもつ。ビッグスターのような骨格がしっかりしたミドル#5もメロディ◎。軽快パワーポップとしては#4,7,9。BF5にギターを加えたような#4はミラードのソロ作でも再演されます。ギターソロはHRを通ってるね(笑)。#3同様オウズリーのソロで再録される#7はちょっと ひねくれポップ気味だがパワフルでビートリッシュな展開もありだ。僕のコンピ定番だったド直球のパワーポップ#9はマイベスト。雰囲気のあるXTC?てな#8もヘビロテしたなー。今作は日本盤のみでしたがポップマニアぶりが前面にでた名盤!
『powerbill』
semantics
 
★★★125
90sデンマークを代表するロックバンド、ディジー・ミズ・リジーのティム・クリステンセンのソロ4th。#@から10分越えの大作。ポウジーズ彷彿のギターロックに包まれる中盤はニール・フィンばりのメロディだ。シングル#Aは繰返し聴いてる。オアシスばりのリズムとDML的でもあるメロディックな曲でノレる。#3は静かなアコースティック#かと思いきや絶好調時ポールマッカートニーなvo.スタイルが曲を膨らませる。全てがクラウデッド・ハウスのような#C。これは偶然?と思ったがボートラ#Jで「Distant Sun」をカヴァーしてる(めっちゃハマってる)。#9で浮かぶのもデビッド・ミードにやはりニール・フィンか・・もう僕の中で同じ箱に入りました。北欧ロックな旋律と透明感のあるティムの声がマッチする#D。#6は親しみやすいメロディをさらにドラムループがそれを押上げる。#7も宅録的な処理だな。マイベストである#G、これパワーポップでしょう!SSW然とした#10はマッカ・チルドレンな側面が出てる。オススメのボートラ カヴァーは先述のクラウデッドハウスに#Kチープトリック「Mandocello」、#Lゾンビーズ「This Will Be Our Year」です。
『tim christensen & the damn crysta』
tim christensen & the damn crysta
 
★★9
元セマンティクス、ウィル・オウズリーのソロ1st。ジャケの躍動感そのままにソリッドなパワーポップ#1。くらげ、ジェイソンフォークナー、マシュースウィートの引合いも納得のメロディライン。ザ・カーズ×ジョンレノン風のAメロから始まりオルタナ感のあるギターロックに展開する#2はめっちゃ聴いた。セマンティクス時代の「Hey Jude」的名曲の再録#3は今さら言うことなし。楽器の数も増えてサウンド・プロダクションがアップ。ストリングス前が「ラララ」から中期ビートリッシュなギターソロに変更されてる。リリカルなメロディがひかる#4も◎。#5もバンド時代の再録。当時はミラードが歌ってた(個人的にはそっち推し)。XTCなメロディラインをもつポップロック#だ。クラウデッドハウス直系の#6も◎。ロックsideのFOWと同じ匂いのする#7,9、ポップセンス的にアダム・シュレンジャーに近いのかも。トッドラングレン風のミドルポップチューン#8は哀愁あり、ジェリーフィッシュ風なコーラスも効いてクセになります。ビリージョエル〜ベンフォールズ風な#10のメロディもとっても良い。そして見逃せない名曲#11は必聴。ラスト曲はパンクロック〜#4のリプライズへと流れる。★3つ。オススメ!
『coming up roses』
owsley
 
★★33
復活!オウズリー2nd。#1で枯れた渋い声が聞こえてちょっと驚くけどパワーポップを超えた壮大なアメリカンポップロックに高揚する。#2も大陸的で1stにあったセマンティクスから地続きのインディ臭は消えて完全メジャー嗜好なサウンドだ。#3もカナダのロックバンドに通じる雰囲気、でもメロディはまさにオウズリー節。透明感と重厚感が同居する#4(なんとミラード・パワーズ参加)は北欧のバンドみたい。セミソニックぽいとも言えるかな?4th期のオアシスに収録されてても違和感のないブリティッシュでちょっとサイケ風味のロック#5。彼の側面のひとつであるベンフォールズ的な#6もしっかりあります。丁寧な音作りに何度目かに感動の波が訪れるでしょう。「Oh No The Radio」から弾けたポップ度をそぎ落とし、かわりに熟練度増した大人アレンジを施した#7もグっとくる。そしてタイトルトラック#8はウォールフラワーズ彷彿のオルタナカントリーちっくな曲でめっちゃ好みだ。ビル・ロイド風なサウンドとオウズリー自身の癖メロが合わさった#9。ジョンレノン・フォロワーとしてハイ・クウォリティな#10でアルバムは締めくくられる。。★3つ。1st同様、魅力的な1枚。残念ながらこれがラストアルバムにRIP・・
『the hard way』
owsley
 
★★★121
シューズのジョン・マーフィーと90sパワーポッパー、ハーブ・アイマーマンのイリノイ州タッグ、ナーク・ツインズ。その名前はレノン・マッカートニーのデュオ名からなので当然ビートルズ直系。#@、んー最高!デュオの形態として過不足の無いビートリッシュ#。ほっこり。元祖ナーク・ツインズを再現したかのようなタイトルトラック#A。そして#Bが名曲。ビートリッシュでナキメロな展開がもう僕の琴線触れまくり。この曲のために買っても良いね。ロックな#4はメロディアスなアルバム曲群の中で押しの1曲。味変?。#D,Gはアイマーマンのソロぽい曲でマージービートなギターの音色が心地よい作り込まれたアレンジ。続く#6のリズムはシューズな感じがしますね。レイ・デイビスが書きそうな小品ポップ#7。#H,Iでは最高なコラボ曲再びといった佳曲の連打◎◎。シューズ直系のパワーポップ#としては#J。カントリータッチの#12,13は60sポップデュオのレパトリーにはあっただろうと。僕の嗜好的にはちょっと浮き沈みありながらも佳曲が多いので大好きなアルバム。ちなみにI.P.O.のコンピで聴ける「Against The Grain」もオススメ
『either way』
nerk twins
 
★★★129
NYCのオライオン・エクスペリエンス2nd。1stも、その後のEPも全て最高でしたが、この2ndでもパーティーバンドの高みへ達した内容で期待は裏切らなかった。ミュージカルを模したコンセプトアルバムで#1,6,9,12と語りの繋ぎあり。物語へ誘う#1〜#2,3,4は完全DJ繋ぎ。#2はアバをトレースしたエレクトリック全開なポップロック。アガるーd(∀)!#3はジュニア・シニア的なウルトラポップビートでTWICEのようなK-POPにも通じる。#4もダンスビートとキャッチ過ぎるメロディが融合。#5ではメロディアスなポップグループであることを再確認させるモータウン調のポップ#。後半は今までのバンドイメージに近くなる。#7は1stにあったオライオン'sポップチューンだし#8もプリテンダーズがキャッチなパワーポップを演ったかのようで大好きだ。ELO/アバ/シザーシスターズに通じるマイベスト#10は是非聴いて欲しい。そして続く#11もヘビロテ。エレクトリックさとギターロックの見事な調和。ラスト#13は独創的なメロディとスタンダードなメロディが入混じってポップハーモニー含めまさにオライオンといえる曲。ビルボードチャート、80sディスコ、メロハー好きにもオススメしたい名盤。
『children of the stars』
orion experience
 
★★★111
パグウォッシュ5th。ベスト盤後の仕切り直しで早速の佳作!緩やかで軽やかなポップミュージック#1、ホームビデオ的と形容したくなる1曲。ポップな#2は中期ビートルジョンを思わせるコード進行とアレンジだ。#3はただでさえ極上のマッカメロディにさらに贅沢なストリングスが加わって夢見心地である。#4,5とコレぞバグウォッシュ!という2曲が続く。まず心地よいジェフ・リン系の#4、シンプルながら深いポップワールド♪。そしてマイベストの1曲#5はジェフリンに加えジェイソンフォークナーの影も感じつつ。王道の美メロ#6にはピアノでベンフォールズが参加。「Tomorrow Never Knows」的な実験型ビートルズを甘いメロディでまとめている#7。終始コーラス/ハーモニーで坦々と牧歌的な#8も◎。アンディ・パートリッジ共作の#9は他の曲よりも起伏がある感じ◎。後半のハイライト#10は特に中盤からの展開は往年のクラシック#のようだ。バカラックにUKロック要素を足したような#11。#12もビーチボーイズやビージーズを思わせる佳曲。全体として強烈なフックには欠けてやや平坦とも言えるが、傾聴するとその出来具合に驚きを隠せない。オススメ!
『the olympus sound』
pugwash
 
★★★105
ティミー・シーン1st。当時ザ・セレブリティズの音源を聴いて気に入ったのだけど購入できず代わりにソロ作をゲットした。「Because」彷彿のイントロ#1〜爆発的にドラマティックなインスト#2(後半にvo.入るものの) が序曲。からのー#3がウイングスなメロディをビルドアップさせたような曲で最高なのだ。#4もポールマッカートニーの影響はありつつ、全体的にはシャレオツなジェリーフィッシュ。#5もAOR気味のポールでノリ良く進む。展開によってトッドラングレンやパイロットのようなポップロック#6はめっちゃ好きだ。ブラインドメロンのようなオルタナロックバンドが時折聴かせてくれるメロディアスなバラードのような#7。ティミーの声もそれ系なのでとても映えるね。ELO〜くらげ/ポールスティールの流れにあるエレガントなポップチューン#8も多くのポップフリークは受け入れokでしょう。クイーン的な#9のインスト56秒後の#10はジョンレノンの曲を産業ロックで演ったというか・・ハーレムスキャーレムの雰囲気?そしてELOフリークは是非ともってのがマイベストの1曲#11。最高。そして音楽的素養を詰め込んだ#12でアルバムをみごとに締めくくります。オススメ!
『songs from & inspired by noisewater』
timmy sean
 
★★★174
オージーパワーポップデュオ、ナチュラルズ1st。60sビートバンドからの影響を土台に時にストレートに、時にパワーポップに演ってます。#1、名刺代わりのテーマソング52秒。#2は気だるいAメロ〜ゾンビーズのようなオルガン効かせたブリティッシュビートへ。ラーズやCRR的な60sフィーリング溢れる現代版ポップソングと化した#3はとても良いです。キンクス/スモール・フェセズ、そしてやはりラーズ的な勢いのあるモッズビート#4。ビートリッシュなパワーポップ#5,8はルークスやグリップ・ウィーズに通じるエヴァーグリーンさを持っていて大好きな曲。他の曲に好き嫌いはあれど、この2曲はパワーポップ好きに問題なくアピールできますね。ラーズ(またしても)〜ズートンズやコーラルの流れに収まる#6。ちょーベタに初期ビートルズな#7にほっこり。歌心溢れる#9,11も『With The Beatles』に入っていても違和感ないです◎。ケリーズ・ヒールズばりのポップンロール#10もめっちゃカッコ良い。ムーニースズキやJETの楽曲にも通じるロックンロール#12で締め。押し引きどちらもある良盤。オススメ。
『we are the naturals』
naturals
 
★★★52
セイルズ1st。夫婦ポップユニット。前身バンドは知る人ぞ知る名バンド、エピックで#5,8,9,10,11はエピック『Sunshine State』からの再録(ゆえに編集版な側面あり)。結論として、このアルバムはタイムレスメロディの答えのような内容です。ラーズに清涼感を倍盛りしたかのような#1から驚き!ボートラ#14では奥様サラverも。#2,9はラーズ「There She Goes」,ローゼズ「Sally Cinnamon」級の佳曲です。素晴らしきブリットポップ時代に想いを馳せてしまう#3。そして#4は完璧なパワーポップで万人のポップフリークを満足させるって意味でコットンメイザー「Password」級。なんとなく意味分かってもらえますか?ストリングス効かせたドラマティック#5も◎。リヴァプールサウンド全開の佳曲#6。初期オアシスに近い音触りの#7。#8もOCSやドッジー彷彿のブリットポップ#◎◎。スペクターサウンド調の#10も美メロが押し寄せてくる。Pt1の#5がPt2の#11で疾走ギターポップに変身。最後は豪快な中にもポップ愛に溢れるアレンジが光る#12〜ヴァーヴのような#13へと。もうマスト盤!オススメ!
『drum roll please』
sails
 
★★35
グラスゴーのSSW、アリ・カー1st。当時ネットで#@を聴いて、誰しもが「イイ曲!」と呟いてしまうであろうピュアポップに(*'▽')。BMXバンディッツのダグラスがプロデュースしてて、これは相性ピッタリ。ベルセバぽさのあるスコティッシュサウンド全開のネオアコ#2。オレンジピールズに通じる駆け出すギターポップ#B,E。1,2曲以外はパールフィッシャーズのD・スコットが絡んでいるようですがグラスゴーサウンドに肉付けしていく感じはまさに。ドリーミーなアコースティック・フォーク#4。UKロックのアコースティックver.のような曲。繊細な声ながら芯があるアリーのvo.も良い。後半のスタートも前半同様にアコースティックな佳曲#Fから。イイ曲!エヴァーグリーンな#Gはサイモン&ガーファンクルのようだ。幾分他の曲よりも声もクリアだね。#Hの爽やかなギターポップ#は曲展開は同郷のスピードボードのようだ。#I、やはり素朴なメロディにはシンプルな楽器で優しい歌声がマッチする。叙情系サウンド#11だが、曇りの隙間に陽の光が差し込むようなサビ。SSW然としたアコギ1本の#12で締め。#1,7は特にオススメ。
『calling out to you』
ally kerr
 
★★★176
USパワーポップバンド、マイラーズ1st。USらしいパワフルでメロディックなサウンド。核弾頭の#1の突き抜けた爽やかなポップンロールはサマーキャンプとか好きなら間違いなしだね。#2のキャッチーなロック#もアメリカン・ハイファイやシュガーカルト、マーヴェラス3といった面子が次々と思い浮かぶ。#3がまた最高でこの王道ミドル・ロックチューンにトキメキしかないよね。#4ではグーグードールズとカーズが混ざったような感じだなーと思った次の曲#5がなんとザ・カーズ「Let's Go」。知らずに流れてきた時の僕の興奮といったら(笑)、マジで心掴まれたのはこの瞬間。僕の考える王道アメリカン・パワーポップは#6のような曲◎。そして#7が#3同様に(90s頃の)アメリカンロックの王道路線◎。ソウルアサイラムのポップソングに通じる#8も◎。ハンドクラップと共にポップ&キャッチーなパワーポップ#9も最高。以上全9曲。捨て曲なしですがメンバー2人が共作している#1,3,6,9がより好み。前身バンドはクラッシュモダンでFOWのようなバンドでしたがそれはまた別の話。オススメ!
『melody records』
mylars
 


2021/4/11-17
★★★188
TGL(ザ・ロングプレイヤー・オーケストラ)1st。2018年以降も定期的に聴いている1枚。#1、クイーンとビートルズを巧みにMIXした2分弱のオープニング。引き続き#2も同様だが今度はリフレインで引っ張り込む歌として。ELO〜ジョージハリソン系#3はスライドギターをお供に酔いしれる。50s風のダンスフロアが似合いそうな曲。ジョフ・リンもこんな曲演るよな〜ってところにシンセやパーカッションを率いてまさにジェフ・リンなサウンド#5が続いてニンマリ。トラヴェリング・ウィルベリーズにXTCの要素を加えたような#6もお気に入り。中期ビートルジョン経由の#7は間違いなしの曲でマイコンピによく使ってしまう。2011年マイベストのマルコ・ヨアキム『Hidden Symphonies』と並べて聴きたい。悩んでマイベストを1曲あげるとすれば#8。ポールマッカートニーにも通じる魅惑のミドルポップチューンです。日本の歌謡曲的な親しみとヒット性を感じるのは#9。最後#10はメロハー的インストで好物な人もいるでしょう。フロントマンであるヨーラン・ダニエルソンは才人ですね。オススメ!
『the grand leve』
TGL
 
★★★150
ルナ・ラーフ1st。#3を聴いた瞬間にポチってました。フロントマン、ジェレッドはソロでも活躍していたようだが初聴き。アルバムは軽快かつキャッチーなパワーポップ#1 (2分10秒)でスタートし、1分40秒のハニードグッスのようなカントリー&ビートルズといったミドルチューン#2、そしてスティーヴィー・ニックスやダニーカーワン等の書く70sヒット曲を彷彿とさせる名曲#3が2分40秒。7分弱で満足感を得られる佳曲の序盤の連打にポップフリークは虜でしょう。まだ終わらない。MGMT「Kids」のギターポップ版のようなキャッチーなリフが最後まで耳残る#4。清涼感のあるカントリーライクなポップチューン#5。サイケで浮遊感のあるバックコーラスを従えるスロー#6。フォーキーなピュアポップ#7においてもナキメロと効果的に入るピアノの音色が抜群。オールディーズな雰囲気をもつ#8も豊潤なvo.含めめっちゃ良い。ラスト#9はリンダ・ロンシュタット(モンキーズのマイク・ネスミス)「Some of Shelly's Blues」をロックポップにカヴァー。全9曲ですが十分満たされます。オススメ。
『apollo』
lunar laugh
 
★★★172
メロディメーカー、ジェレッド・レキテス率いるルナ・ラーフ2nd。2015年の1stも愛聴しましたが、またしてもリードシングル#3にやられる。1stにおける「Apollo」再び・・。おそらくデュオからトリオ編成に。#1はブリットポップさもあるカントリーちっくな#。#Aもジェイホークスのような趣でマジでヘビロテしました。圧倒的に優しいサウンド。そして#Bの快活なシングル#はポップサウンドの英知を結集させた曲。必聴。#4はアコースティック・フォークサウンドに戻りますが、チェロやホーンのドラマティックな音が待っていてファーストエイド キットにも通じる美しさ。#5はブーラドリーズな雰囲気だがトランペットも絡んでムーディー。後期オールド97s〜レット・ミラーのようなモダンロック#E。イーグルスやトム・ペティ的なフォークロックのような#Fも僕好み。#10の小品ミドルバラードもイーグルス・テイストです。70sロックテイスト溢れる#G、僅かにロックsideのマッカメロディが。バイオリンを加えてサビで弾けるようにドラマティックになる#H。#11でもマンドリンのような楽器の音。アルバム全体としてはポップながらレイドバックしたサウンドですね。
『mama's boy』
lunar laugh
 
★★★208
ブルー・カートゥーン4th。信頼性の高いバンド。熟練度が上がり単純なギター/パワーポップというよりは1ランク上のポップサウンドが展開される。#1がノーマン・ブレイクに通じる曲なのでこのバンドを初聴きでも気に入ってもらえるね。ジゴロアンツ的な#2もサビのメロディが息をのむほど美しい。これでバンドの虜になってくれるでしょう。美しいビートルズサウンドを用いた#3、ハーモニーもアレンジイイっ。2nd『Downtown Shangri-La』に入ってそうなポップ#4だがやはりその頃より曲の肉付けが断然良い。甘いビッグスター系#5はマイベストの・・いや嫌いな人いるんですかこれ?デュオ期のレンブランツのような#6も美しい。スクイーズ×ジンブロッサムズな#7もオススメ。時間がなければこの曲だけ聴いといて!#10のポップロックもグレン・ティルブルックな作風だ。#8はベタにカントリーsideのTFC直系といってしまおう。#9はかなりカントリー寄り、でもロックアレンジをブリッジに使ってさすが上手い。#11も#3と同系なビートルズ的アレンジ、ドニーヴィーが歌えばさらに様になりそうだ。楽器の曲#12。キンクスを思わせるノスタルジックな#13で締め。オススメ!
『september songs』
blue cartoon
 
★★★177
ブルー・カートゥーン3rd。パワーポップ具合では前作といえるが曲の出来としては完全に上。リードvo.が変更されたが、清々しさのマジックが加えられたようだ。タイトルトラック#1からしてメロディの良さは当たり前として、その上でリズムに絡む綿密な多重コーラスが一級品。#2を聴くとTFCフォロワーとしてはメイフライズUSAとお仲間ですね。#3ではむしろバッキングボーカルに向いてそうな音域のままに、坦々と それがまた心地よい。コーラス/ハーモニーで埋もれるバラード#4。マイベストの1曲#5はキュートなインディポップ調だがレトロなコーラスワークが温かみ。ちょいサイケデリック・フォークな#6。バーズ〜スポンジトーンズ/TFC直系の#7、リッケンバッカーの音色にときめいていまう◎。#8は後ろはいろんな音で駆け出しているのに歌は緩やかな面持ち、このギャップにやられる。#9は夏ソング。メロディはもちろんだが最初から最後までコーラスが涼しい。ジョージハリスンが顔を出す佳曲#10はグッとくる。90sUKロックのような#11〜#12はジョンレノン〜ジゴロアンツ系で◎◎。ラスト#13は中後期ビートルズな流れ。完璧!名盤!オススメ!
『the wonder of it all』
blue cartoon
 
★★★186
USハーモニーポップバンド、ハリー3rd。2018年マイベストな1枚。#1からノスタリジックな美しいメロディと透明感にひとたまりもない。この曲のみならず全編エフェクトがかった声が魔法をかけてくる。#2も懐かしさ溢れるインディポップサウンド。ふわふわとシューゲイザー的感覚をもたらす。決してノイズではないのだが・・。TFC好きにはまずコレ!といった#3を是非、前作の「When Im With You」と双子のような名曲!甘美な#4は曲調がゆっくりでもゴージャスで、サビのツインボーカルがまたイイ。TFCというよりは18ホイーラーを思い出しちゃうギターポップ#5。ピーターバックのようなアルペジオを絡めたギターが完全にツボる#6。#7のバラードにゆっくりと耳を傾けるとBPMを上げて性急にすればエモバンド的要素もみつかる。お気に入りの#8はアルバムに潜む佳曲だ。#2同様の90s彷彿のギターポップ#9。ディストーションギターを効かせたポップロック#10。もっとオーバードライブしても良さそうだがその1歩手前なのはこのバンドらしさか。まどろみの#11〜グラスゴーサウンド全開のポップチューン#12で締め。オススメ!
『every little thought』
hurry
 
★★★178
USポップロックバンド、アップタウン・シンクレア唯一のアルバム。言葉数の多いロック#1を聴いて思い浮かぶのはエヴァークリア。声も似てるかも。そんなオレンジカウンティ界隈の雰囲気か?と思いきやポップ度上げての#Aが最高のパワーポップ#だ。グロウなんか好きならokだね!サード・アイ・ブラインドにナキを取り入れたような#Bがまたイイ。#2〜3がこのアルバムのハイライトでしょう。続く#Cも同系だが、メロディ垂流しの凡庸さに陥らない音楽IQの高さはダムダムズやマクフライと一緒の枠じゃないか?エスニックな#5。#EのT・レックスとカーズを遠くに感じながら味付けは00sという。GBVにも通じる#7。ブラーぽいキャッチーなブリットポップ調の#8。そしていかにもインディロックが演ってくれそうなアコースティックで奏でられるシンプルながら美しいバラード#Hで締める。9曲と少なめだが十分楽しめます。主要面子は後にヴァレー・ロッジになりポップ度が加速します。
『uptown sinclair』
uptown sinclair
 
★★★50
ミーカ1st。最初に#1を聴いた時の衝撃からアルバムが待ち遠しかった。クイーンとプリンスを合わせたような音楽性。歌詞にフレディも登場させ、まさにそのように歌い上げる#@。ジェリーフィッシュ並みのハイセンスさに降参でした。続く#Aもジャクソン5とクイーンが出会ったような曲でシザー・シスターへの回答ともとれるポップ&キャッチーさ。最高。そして満を持しての王道ポップソングといえる#Bを聴くとエルトン・ジョン等と肩を並べる稀代のアーティストじゃないかとデビュー作にて思ってしまう。#Cもエンタメど真ん中の曲でビージーズばりのハイトーンヴォイス全開。#5、これこそ隠すことなく80sポップス直系だ。叙情的ながらテンポの良い#6。やはりフレディ系の声が効いてくるー。壮大にオーケストレーションを使った#7。マイベストの1曲#G。#1同様クイーンな曲だが個人的にはメロディ展開はまさに英国ポップ的でこちらのほうがツボ。続く#Hもクイーンなイントロから始まるミーカの世界。#Iのピアノポップもサビのフックが病みつきでヘビロテ。パワーバラード#11からの大曲#Kが素晴らしい。ソウルフルなハイトーンヴォイスを堪能しよう。
『life in cartoon motion』
mika
 
★★★187
USポップロックバンド、チェックポイント・チャーリー2nd。2018年マイベストな1枚。くらげフリークは是非にといった盤。シュガーボム/トーリーズの名前にビビっときた人も。特に#4は年間ベストな1曲。ダイナミックかつメロディアスな#1から圧倒的。時折アンディスターマーなシャウトも聴けて最高。ダンサブルな#2は80sJ-POP的でもあり、ELO〜インペリアルドラッグ的でもあり聴くほどにハマる。ドニー・ヴィーも演りそうなベタに甘美な名バラード#3〜先述の佳曲#4と完璧な流れだ。#5で意外に軽めのパワーポップも聴かせてくれる。グラムロック調の#6はギターもギャンギャンでブッチ・ウォーカーなんかを引合いに出したい。アコースティックバラード#7を聴くとメロディセンス確かなH/Rバンドが好きなら是非オススメしたいね。後半の良質ポップ#が連発される。#8,9では懐かしくダムダムズやオールスターユナイテッドを思い出す。#10もトーリーズに通じる雰囲気で◎。#11も何度目かのリピートでハッとする瞬間に気がつくでしょう。歌い上げ#12でU2的な大団円だ。オススメ!
『pomp, twaddle & bombast: songs 13-24』
checkpoint charley
 
★★★31
USパワーポッパー、クリス・ヒリス1st。元スターベリー。厚いアレンジながら優しいメロディを奏で、その加減がいかにもマシュー・スウィートというか・・90sパワーポップ然とした#@。ツカミはok!#Aのサビで飛び出すナキメロ♪清涼感のある声もめっちゃ好きだ。マイケル・カーペンターズにも通じるメロディラインをもつ爽快なギターポップ#Bもイイね。そしてそして、もはやクラシック化してると言って良い#Cはど直球パワーポップチューン。大好き。美しさ際立つミドル・バラード#Dをはさみ#Eもポウジーズ直系のパワーポップでソロ作なのを忘れてしまうバンドサウンド。#Fもアオハルなギターポップでそれこそスターベリーに通じるメランコリックさ。地味目ながら耐久性のある愚直な職人的メロディが秀逸な#H。ホーンが効いた#10はドッジーを初めとするブリットポップの影がみえる。SSW然とした#8,11,Kも抜群の安定感。特に#12はデビッド・ミードに通じる曲でとても良い。以上、ポップな良盤でオススメ。特に前半は良すぎて泣けます!
『be seeing you』
cliff hillis
 
★★★154
UKパワーポップバンド、ラヴィーンズ2nd。これが初聴き。初めて#@を聴いたときにこれほどメロディ×フックの相乗効果の高い曲は久しぶりだ!と色めきだちました。ポップフリーク必聴のキラーチューン。ジン・ブロッサムズ彷彿の甘いギターポップ#AやTFCとREMが融合したような#Bのミドル#もめっちゃ良い。軽快なドライヴィング・ポップ#Cにおいてもサビのメロディラインやギターの入りなどビンビンと琴線に触れてくる。#DもTFCがジン・ブロッサムズ「Until I Fall Away」「Not Only Numb」を演ったかのような幻想に。REMやクラウデッドハウスのような内省的なメロディを聞かせる#6。トム・ペティを思わせるメランコリックなメロディが流れる#Fも◎◎。レンブランツやトード・ザ・ウェット・スプロケットを思わせる#Gは後半のハイライト#。ザ・フー「My Generation」をトレースしつつも自分たちのポップ#に昇華させた#9。カントリーちっくなアコースティック・ポップ#10で締め。ため息が漏れるような上質メロディが味わいたい方は是非。オススメ!
『everything’s fine』
ravines
 
★★★51
USパワーポップバンド、タイム・ボム・シンフォニー2nd。#1,2とローラスからパンキッシュさを減らしてかわりにロック度を上げた感じ。線の細い声質もローラス的だ。ヴォリュームを上げて聴きたいところだ。ダンサブルな#3もノリが良くコレはコレでokで、サビに突入しちゃえば心地よい展開が待っている。パワーポップ度が高いのは#4,5,6,7。#4はトミーキーンばりに即効性と共にじわりと効いてくる感もあって◎◎。ビートルズ的アプローチをみせるインスタントポップ#5も良い。#6はタテノリのパワーポップでずっと脳裏に残る。このアルバムにはアダム・シュミットも関わっていて、まさにタイトルトラック#7なんかは彼に通じるポップロック#だ。アルバム全体に潜むロックな佇まいは彼の仕業かもですね。キレのあるポップンロール#8も彼等の集大成のような曲で最高。#9のミドル#を聴いているとアルバム後半からいつの間にかローラスぽさは薄まりフィジカル強めになってることに気づく。ラスト#10もイイねー。時限爆弾交響楽団、オススメです。
『rules get broken』
time bomb symphony
 


2021/2/23-28
★★★193
USパワーポップバンド、デーツ1st。実際はベテランアーティスト、ガレット・ゴダールのソロプロジェクトのよう。リードシングル#1ですでに僕の心はバキュンと撃ち抜かれていた!まさにキャプテンソウル/TFCと同類項である。イイ曲。#2もビッグスター彷彿のポップロックだ。70sロックな佇まいをみせる芳醇な#3。#4もビッグスター『#1 Record』やウィルコ『Being There』に紛れていても違和感なし。切なくて美しい#5。後半のはじまり#6もスクラフスやビッグスターの経路。一貫してる!マシュースウィートがリアレンジさせたかのようなバディホリー「Love's Made A Fool Of You」のカヴァー#7は完全パワーポップで◎◎。#8も大好きな曲。もっとキャッチーなアレンジに仕立てられたかもですがあくまでもクラシックな香りを漂わせるところが"らしい"ですね。#9もノーマン・ブレイクの曲だといっても分からないかもね。ラスト#10も『Bandwagonesque』な雰囲気を醸し出してます。オススメ。でもジャケは?
『ask again later』
dates
 
★★★192
オージーパワーポップバンド、スタンリーズ1st。マークは元ジャイガンティク。これが00s初期パワーポップの教本的サウンド。ケン・ストリングフェロウとマイケル・カーペンターも絡んでいる。#1のドライヴィングパワーポップからアガる!折重なるギターでパワーを増していくロック#2。それこそマイケルカーペンターのようなミドルチューン#3、#4はチャーチルズの美メロ#とか思い出します。#3,4いずれもメロディと共に声が良い!ズーターズぽい?ポップ度あげての#5。サビはスピードボード「Satellite Girl」を思い出したり。そしてマイベストである#5。僕の好きなパワーポップ要素が詰まっている。中毒性もあって最高!ポウジーズ系の#7。ハーモニー/コーラスを効かせた#8とお手本パワーポップ盤としてのパーツをどんどんと埋めていく。そしてパワーポップバラードも#9でしっかり、しっとりと演ってくれます。#10もオーストラリアらしいメロディックなポップロック#。20/20「Cheri」を彷彿とするリフで進む#11も◎。以上全11曲、アルバム通して楽しめますよ。オススメ!
『the stanleys』
stanleys
 
★★★54
卓越したポップ職人、マーク・ジョンソン。デビュー72年から20年後に2nd。4トラック自主制作のチープさ差し引いても名盤。ロイウッド/ジェフリンな展開をみせる#1から陶然としてしまう。#2もまあ名曲!すでに貫禄のあるクラシックナンバーと化している。#3も初聴きから安定感抜群の佳曲。アコースティックフォーク#4でも心地よい風に包まれる。スタンダードなロック#5。#6はニルソンのような美メロだし、ザ・ローチェスへの楽曲提供#7「Love Radiates Around」のセルフカヴァーもゴージャスさがアップ。#1もそうでしたが#6,7,8でもスペクターサウンドが上手に取り入れられてて最高だ。#9もまだ完成前のデモ段階って分かるのにめっちゃイイ。#10,12のカントリーポップもお手のモノだ。50sロカベリー調の#11、Hank The Knife And The Jetsのズンドコぽさも感じる。#13は『Yellow Pills』にも収録されたニックロウ系パワーポップ#のデモ。続く#14もローファイだけどパワーポップ的サウンドで◎。#15もシンガロングな佳曲だ。締め#16は美しいインスト#16。オススメ!
『12 in a room』
mark johnson
 
★★★215
スウェーデンのスターズ・オン・マーズ1st。ビンテージなパワーポップの香り漂う#1で早速打ちのめされる。女性vo.でここまで骨太なのも珍しいのでは?#2はモロにT・レックスでマークボランを敬愛する4人ということだからコレがこのバンドの本質だね。#3もブギーなリズムが続くがポップなメロディと女性の二声コーラスが暑苦しさをかき消す。グラムロックと言うかマークボランが単体で脳裏に出てくる#4・・嬉しくて頬のゆるみが消えないね。ビッグスターを思わせるミドルバラード#5からパワーポップモードに。中盤のハイライトと言えるリードシングル#6はラズベリーズばりのメロディアスなパワーポップで大好きだ。#7もマシュースウィートに通じるパワーポップ◎◎。ジーンクラーク〜TFCに通じるギターポップ#8もナキメロも効いた佳曲。もっとも90sUK/北欧らしいサウンドといえる#9、サビの美しさは逸品です。疾走感のあるポップロック#10。アトミック・スウィングを彷彿とさせるロック#11も僕好み。ラスト#12にしてついにと言うかスウェディッシュ・ポップ調のサウンドが聴けます。オススメ!
『poster』
stars on mars
 


2021/1/10
★★★13
USパワーポップバンド、ローゼンバーグス1st。クリアなギターポップ#1からTFCやポウジーズを感じさせる。一瞬ポップに跳ねるとこが上手い。#2はFOWぽいメロディだけど哀愁の羽衣を纏ってる。お気に入りの#3は美しいメロディラインに喧騒が加わるギターポップ。vo.エフェクトがバンドの特徴の1つですね。ポウジーズ直系の#4,8も間違いなし!やはりメランコリック度高め。ミドルポップ#5でさえ声質のせいなのか物憂げ、歌詞からも幸せいっぱい/元気いっぱいの曲は書いてないし、実際似合わないバンドだ。#6もスーパードラッグのジョン・デイビスが作りそうなメロディラインで◎。続く#7も落ち着いたパワーポップで良い。リズム的にはシューズっぽくて聴くほどにハマるー。00sパワーポップとしての推しは#9で一番の即効力。曲質は一緒だけどオルタナな力強さがある#10。ブリットポップバンドにある大げさな長尺叙情#11はちょっと余計?ボートラ#12はレモンヘッズみたいだね。全部良い曲。オススメ。
『misson : you』
rosenbergs
 
★★★106
カナダのパワーポップバンド、ロスウェルズ1st。#@でマシュースウィートのギターが鳴ったかと・・力強いポップロック#で幕開け。#AもTFCのような親しみやすいメロディなんだけどフィジカル強そうなバンドサウンド。出会いの曲のカモンソング#B、ロックな展開からのサビのフック。往年のパワーポップチューンを彷彿とさせる。オルタナカントリーちっくなミドル#4をはさみ初期〜中期のバーズを思わせるフォークロック#5。#6もバーズの影響下だが気だるさのあるvo.がメロディの起伏と共に歌うところはとてもグッとくる。#F,Gは90sパワーポップとしてオススメ!ギターワーク含めめっちゃ好きだ。ジョージハリスンなスライドギターから始まる#9。#Iはジェイフォークスや初期ウィルコに通じる雰囲気。中期ビートルズのギターポップみたいな#Jやデラミトリやベアネイキッド・レディース彷彿の#Kはお気に入り。#13も骨格のしっかりとしたポップロックだ。ラスト#Mはハニードックスのようなバラード。オススメ。
『the roswells』
roswells
 


2020/11/16
★★★29
スウェーデンのギターポップバンド、ペンデルトーンズ2nd。マルメ出身のまさにタンバリン印。ソングライター3人を有してるが曲の変化はあまり感じないな。哀愁感のあるパワーポップ#1からメロディが耳に残る。#2はマイク・ヴァイオラのようなキュートでビートルズな曲で好き。軽快ギターポップ#3。これも初期ビートルズなフレンドリーさでとっても良い。ピアノの調べが美しい#4,7は謳い文句にあるベンフォールズの言葉にマッチング。特に#4は70sビリージョエルのピアノバラードをも彷彿とさせて極上。#5も引き続き心落ち着くバラードで90sにブーラドリーズやドッジーがアルバム内で演っていた曲に雰囲気が近い。スピリッツヴィル彷彿のギターポップ#6も繰返し聴いてしまう。軽めのバッドフィンガーと形容したくなる#8も僕の好みである。ロマンティックでビートリッシュな#9,12(ボートラ)も◎◎。#10でのバックコーラスはBF5がビーチボーイズをやっているかのよう。その流れでの#11(ボートラ)もビーチボーイズの影響下にある曲です。ちなみにジャケは国内盤がカワイイ。捨て曲なしオススメ
『move along』
pendletones
 
 
     
  
  
 


2020/10/31-11/1
★★76
2ndについては「I'll See You Around」を最初にリードシングルで聴いたと思っていたが、こっちだったかも。最初は1stのイメージからあれって思った気がする。さらにその時はカヴァーとも知らず。ゆえに?なのかココの4曲はすべてカヴァーである。#1はタイトル曲。今ではとても好き。#2はカナダのロックバンド、ラッシュ「Xanadu」。3rd以降顕著になるリフ主体の曲作りはこのバンドからの影響大か。#3はなんとマイブラ「You Made Me Realise」。シルヴァーサンでも時折ノイジーなサウンドが鳴らされるね。#4は一番しっくりくるカヴァー、ザ・マフス「I'm A Dick」。僕はコレが聴きたかったからゲットしたのだった。
『too much, too little, too late』
silver sun
 
 
     
  
  
 
★★★5
シルヴァー・サン1st。当時パワーポップってやっぱアメリカだろってのを覆してくれたバンドの1つ。グラムロックばりのファルセットにめっちゃキャッチーな#8を聴いた時は衝撃的だった。アルバムも「Ticket To Ride」「No Reply」「Hello Goodbye」を配合したような#1〜アッパーなサーフ調のギターポップ#2でガッツポーズ。英国的なミドルバラード#3、コーラスワークはくらげ調。美メロの#4や一発で記憶されるAメロをもつ#5、どのメロディラインにも適度なB級感があってそこがパワーポップバンドと思うゆえん。#6のノイジーな音とジェームスのエフェクター付きハイトーンvo.はめっちゃマッチするね。#7もスペイシーでゆったりとしたこの声が魅力的。リヴァースクオモ感のある#9。#14もウィーザーぽい。#10はスタンダードロックスタイルだが幾重にも重なる分厚いコラース/ハーモニーがまさにシルヴァーサンを象徴。#11,12とすでにシルヴァーサン節なサーフパワーポップでアゲアゲ。クイーン〜ジェリーフィッシュな佳曲#13(ボートラ)。#15も優しく甘美なバラードである。オススメ
『silver sun』
silver sun
 
★★★5
シルヴァー・サン2nd。まずラジオフレンドリーなザ・シングル曲#2を聴いたのであった。爆走の#1。ポウジーズを思い出したがさらにパンキッシュ。コーラスワークは相変わらず。オルタナ感のある#3ではあるがジェームスの声はそれを中和させ、次の曲の布石ぽいメロディラインもあっての#4はジョニー・マティス&デニース・ウィリアムスのカバーでミディアム・ソウルバラードをロマンチックなロックバラードに昇華させた。マイベスト#5はチープトリック「I Want You To Want Me」/ELO「Mr. Blue Sky」直系なポップンロール!大好き。#6もコーラス抜群のポップロック!メランコリックで切ないバラード#7。ビリージョエル「Still Rock And Roll To Me」をグラムっぽくした?って感じのハイセンス・ポップ#9。ベルクラ級のジャングリーポップ#10。エディ・コクラン「Somethin' Else」→チープトリック「Shes Tight」が頭をよぎる#11。普通のロック#なのにスペシャルに仕立てた#14。#4と呼応するかのような#15。アコースティック#17。ボートラ扱いなのが?な#12と#18のパワーポップなど。時折インストも織り交ぜた大作。オススメ
『neo wave』
silver sun
 
★★★34
シルヴァー・サン3rd。スウィートを彷彿とさせるグラムロックな出だし#1でスタートする、7年ぶりでお帰りなさいアルバム。続く#2も僕のツボをつくグラムポップだ。お得意ナキメロ入って最高。#3はフィジカルの強いリフ+ジェームスの声+分厚いコーラス♪メロディはジェリーフィッシュ的だ。#4は出ましたいつものシルヴァーサン!パパパコーラスと電子音の組合せが抜群。#5でもシンセが前面にでもディストーション効かせたリフがずっと鳴っているニューウェイヴィーな#。#6のナキの入ったミドル#も彼らが演るとパーティーソングだ。T.レックス風味でノリノリのグラムパワーポップ#Fも◎◎。さらに畳みかけるような#8のメロディも耳から離れないよー。#9(ボートラ)は空に昇っていくかのようなビルドアップするメロディラインが心地よいハイセンスな曲。言葉数の多いバラード#10も良い良い。ボートラ#11もガッツリもってかれる唯一無二のシルヴァーサン・ポップ#。ラスト#12がもう名曲でね、締まるねー。オススメ
『disappear here』
silver sun
 
★★★57
シルヴァー・サン4th。パンク×グラムロックな#1。ちぐはぐ聴こえるリズム隊だがコレはねらった感じか?破壊力のあるオスティナートロック#2。H/R寄りのグラムロックといえる#3だけどサビはやっぱキャッチーに決めててさすが。タテノリ#4も完全グラムロックテイスト。ここまではいつも以上にラウドだ。中盤はパワーポップが連打されてすごいです!まずは前作の「Lies」を思わせるナキメロありの#5、パワーポップマナーに沿いながらもシルバーサン節を繰り出す最高な#6、ラウドなサーフ・サウンドが多幸感を満たす#7、AC/DCなリフとコード進行からのシルヴァーサン節に笑みがこぼれる#8、スージー・クワトロ的なグラムロック#9と。この5連発最高じゃないですかね。前作では減退していたウィーザーに通じる#10。ボトムが効いたハード・ポップ#11も聴きようによってはウィーザーぽいかも。目まぐるしいけど平坦にも感じる#12はちょっとレッドクロス的。タイトルトラック#13は意外にもアコースティックインスト。ボートラ#14も◎、本人曰く初期ビートルズ風。聴くほどに好きなるアルバム。オススメ
『dad's weird dream』
silver sun
 
★★★137
7年ぶりシルヴァー・サン5th。実質ジェームスのソロ作とも。#1からもう好き。1分48秒にどれだけの展開入れちゃうのって感じですが丸ごとシルヴァーサンで包んでる。#2もちぐはぐで目まぐるしい。7年経っても前作の延長上だね(笑)。DJ要らずの繋ぎで#3へと、アッシュのようなダイナミックなロックチューン。メタルなリフがカッコイイー。軽やかなアメリカンロックの雰囲気で始まる#4だがサビではラウドに、でもジョームスの声がかき消すいつものパターンだ。パンクロックな#5。70sフォークロックを思わせる#6,15は誰もシルヴァーサンとは気づくまい。#7は変則的な曲だ。中期ビートルズスタイルともいえるが、意外にウィルコなんかに近いかも。#8,9,17はオルタナ感がちょと強めな本作で往年のシルヴァーサンが聴ける。ウィーザーやウィータスに通じる ひねくれポップ#10,16。ジェームスのヴォーカルがとにかくイカす#11にシルヴァーサン'sパワーポップ#12も◎。#13を聴くとターゲット層はアバとか今ならオライオン・エクスペリエンスとか?#14はキンクス「Lola」をヘヴィにした感じだ。ボ・ディドリー風味のジャングルビート#18で締め。いやーホワイトアルバムですかコレ?
『a lick and a promise』
silver sun
 
★★★205
シルヴァー・サン待望の6th。#1は80sチープトリックで時折ザ・カーズといったハードロッキンな#。#2,8は『Disappear Here』に入ってそうなコレぞといったポップロック#。特に#8は最高。気分は「絶賛シルヴァーサン祭り開催中」(笑)。バーストするバブルガムポップ#3,4は僕にとっては1番ツボなところ特に#3は初期のB面曲のような趣で◎。こんな曲どのバンドも演ってくれそうで演ってくれないんだよね。ミディアム#5がこれまた超絶の美メロにエフェクトがかった声が合わさり輝きが増す名曲。後半の始まり#6も80s的な産業パワーポップですが特有のグループハーモニーや高音vo.でスペイシーに味付けられる。#7はラウドなサーフポップ調。追っかけコーラスが初期の頃を思い出させるー。#9,10はあえて言えば『Neo Wave』に入ってそうな?#9は中毒性のある軽快に上り下る展開に翻弄されるいつものパターンだし、#10も当時のファン心を掴むシルヴァーサンなじみのあるメロディライン。AC/DCばりのリフでラストを飾るロック#11。今回も最高でした!オススメ。
※『switzerland』
silver sun
 
★★20
デビューアルバム前のEP『Sun..!』4曲、シングル『Lava』3曲、『Last Day』3曲の3枚をコンパイルしたお得な日本企画盤。全10曲。B面曲もめっちゃ良くて最高のアルバムが1枚完成してる。#1「Last Day」#2「Lava」で掴み(当たり前)、#3は大好きなバーストチューン。1stで言えば「Dump」と兄弟のような曲。#4もめっちゃツボの曲。ワナダイズが好きな人に是非オススメしたい。#5は1番のハイライトかも。サーフ系パワーポップとしては完成系でしょ。名曲!#6はニューウェーヴな1曲。ジャムとかポリス辺りが好きならピンとくるハズ。#7がデビュー曲ってことになるのか?シューゲばりのギター音をバックにどこまでもポップなコラース/ハーモニーといったシルヴァーサン節の原型。#8は曲自体は凡庸な部類だが彼等のアレンジワークにして彩が増す。バンドのポテンシャルが分かる1曲。#9も最高のパワーポップ。正直金太郎飴な楽曲。初期ビーチボーイズ的に単調だけどダレない貴重なバンド。ラスト#10はそれこそビーチボーイズを感じさせる曲。捨て曲なし。マストバイ!
『you are here』
silver sun
 
★★13
シルヴァー・サン、シングル『Golden Skin』、『Julia』のヴァージョンごとのB面が9曲すべて収められてる感謝しかない日本企画盤。もう一つの『You Are Here』と共にファンならぜひゲットしましょう。#1は笑える1曲「Tokyo E Ikitai」。日本語で一生懸命「TOKYOへ行きたい〜」と歌ってくれます。#2の軽快なパワーポップ、構成としては「Lava」のように静から動へ。パンキッシュな#3は音は低く、でもvo.は高音。#4はとても好きなミドルチューン。本編の「Last Day」とぶつかりそうだが僕的には入替てもらっても良かった。「Summertime Blues」なイントロが印象的な#5。#6は『Golden Skin』の7´のみ収録されてたのでありがたい。初期TFC×サーフロックといった感じで弾ける。#7も最高なジャングリーポップでハンドクラップがポップさアップ。#8は初期の彼等ではまだ珍しかったH/R調の曲。#9もここでは風変りか。ウィーザーでいえば「Undone (The Sweater Song)」な立ち位置の曲。#10、個人的に2分50秒から株が上がる。#11は#1のカラオケverです(笑)
『'B' is for silver sun』
silver sun
 


2020/7/25
★★★135
2013年ベストな1枚。セカンド・サタデーの2ndを心待ちにしてたらフロントマン、ワイアット・ファンダーバークのソロ1stである。SE的#1→#2を初めて試聴した時の多幸感たるや・・・ムーグがまた良い役どころで必聴!ビーチボーイズや山下達郎のような#3で往年の美メロフリークの笑顔が浮かぶ。セカンドサタデーを思わせるシルヴァーサン風味なギターポップ#4に懐かしさが。#5は初期イーグルスを彷彿とさせる歌心溢れるサウンド♪。#9でも彼の故郷であるナッシュビルを思わせるカントリーポップが聴ける。ソフトタッチのリヴァース・クオモといったミドルバラード#6も感動的だ。#7も佳曲でマイク・ヴァイオラが好きなあなたは是非聴くべきでしょう。#8はちょっとフレーミング・リップスのようだね。#10もセカンドサタデーなメロディたっぷりの1曲でマイベスト。FOWのクリスも書きそうなカントリーかつマージービート調な#11も◎。ポールコリンズをさらに砂糖でコーティングしたようなのようなパワーポップ#12もたまんないネー。オススメ!
『novel and profane』
wyatt funderburk
 
 
     
  
  
 
★★53
コッパーポット2nd。一聴してコレはキラーチューンでしょうって#Bを聴いてゲットした。このフック、00sパワーポップ好きは必聴でしょう。パワーポップ系はほかに#G,H。#8はラブナットのような気持ちの良いギターリフとフックの効いたメロディ。#9のメロディも◎。でもアルバム全体としてはパワーポップ度はそれほどでもない。#1はJEWぽい疾走系。#2,7,Jも耳馴染みのよいUSモダンロックで90sのグーグードールズを引合いに出しいたほうが分かりやすい。#Cのメディアム#も海沿いが似合う気持ちの良い曲で個人的にはチャーチルズとか思い出した。とても好き。#5,6ではオルタナティヴな骨太ギターが鳴ってシュガーカルトのようなサウンド。#1同様メロディラインはJEWぽい。#10はサムシング・コーポレートやNFGなポップパンクでDrive-Thruレコーズ系。ラスト#12はブリティッシュ寄りの哀愁バラードを聴かせてくれます。まずはとにかく#3をどうぞー
『copperpot』
copperpot
 
★★★179
コッパーポット1st。2nd収録の「Go Girls」から遡ってきました。結論から言うとパワーポップ好きなら2ndより断然この1stでしょうってこと。冒頭#1からイヴリン・フォーエヴァーやヴァンダリアスのような良質パワーポップで最高!やんちゃなポプシクルって感じの#2も◎◎。#3もアイタン・マースキー彷彿なポップンロールだ。メロディラインやナキメロ具合がFOWやスプリッツビルに通じる#4。マシュースウィートが演るような美しいバラード#5。いやいやこの前半5曲ちょっと完璧じゃない?後半もレディオヘッド「Creep」も一部コラージュされてそうな#6から始まり、初期ポウジーズ、FOW好きはヨダレものの#7→ワナダイズのような#8と良質パワー/ギターポップを連打される。サビにおいても哀愁さを漂わせながらもキャッチーなコーラスが加わりバランスをとる#9。アコースティックバラードと思いきや徐々にノスタルジックかつドラマチックに盛り上がる#10はジェリーフィッシュを引合いに出しても怒られないでしょう。以上10曲。オススメ!
『nothing lasts forever』
copperpot
 


2020/7/14-18
★★★66
ビッグ・キッド2nd。くらげチルドレン。ピアノの調べ#1(イントロ)から始まり早速のくらげソング#A。この曲聴いてそそくさとゲットしました。その手のポップフリークはもうイチコロでしょ。そしてメロディックなポップンロール#B。サマーキャンプ的疾走感にパワーポップ好きも虜だね。#C,Dの美メロ#は本家よりゴージャスか。メリーメーカーズやトーリーズ、シュガーボムなんかが思い浮かんできて、まさにくらげチルドレン#といえます。小品ポップ#Eのアコースティックでシンプルな出来栄えはむしろユマジェッツに近くて彼等の本来の実力がみられます。スパークスを思わせる30秒ちょっとのインスト#7を挟んで後半のハイライト#Gがこぼれたミルク的パワーポップ#。理想的だ。ラスト#Hは大陸的なモダンロック。ビルボード・ヒットも望める#だとおもうんだけどね。オススメ。
『all kidding aside』
big kid
 
★★★86
スパイモブ1st。モータウンやファンクを下地にした良質なポップ盤。#@からハネたソウルポップ#。マルーン5、ジェイソン・ムラーズのようでめっちゃ心地よい♪#2でのサウンドメイクもギターではなくキーボードが主役でポップ度あがる。メロディも中期ビートルズぽい。美メロな佳曲#B、トッドラングレンとビーチボーイズが混ざり合ったようで素晴らしきかな。vo.は時折スティングのように聞こえる。ソウルファンク気味なポップ#Cにおいてもスティーリダンやジェリーフィッシュが見え隠れ。#D6,F,G,H,Iはパワーポップ好きもokでしょ。軽快なポップ#5やアメリカンロックなギターとソウルポップなピアノが印象的な#6。坦々としながらもノリ良くハーモニーも◎な#7はホール&オーツのようだ。アンドリュー・ゴールドやベンフォールズのような#8、目まぐるしい展開のポップロック#9、伸びやかで瑞々しい#10といずれもヘビロテ必至。#11はメインストリームなポップロック#だ。本編とは違う#12,13のボートラに彼らの本質が見える気もするけど。オススメ。
『sitting around keeping score』
spymob
 
★★★14
チョッパーワン1st。"ウィーザーの初期メンバーで「My Name Is Jonas」にも作者クレジットされてる"。この謳い文句は当時強力だった。グリッターなジャケがB級感を漂わせるが内容は正統派の90sパワーポップ盤。#@は幾多あるドン・フレミング プロデュース作品の色が出ているパワーポップ#。#A,Hはヘヴィとポップが混在したまさにウィーザータイプの曲。#7でもウィーザー節(女性版)が聴けるし、レンタルズをラウドにしたような#12,Lもある。#3,10のロックチューンはレッドクロスを彷彿とさせるし、メランコリックなメロディからギアを上げる#Cはポウジーズのそれこそドン・フレミングが関わった『Frosting On The Beater』に収録されてそうなパワーポップだ。好き。#D,E,Gもシアトルのパワーポップバンド、スーパーデラックスと同類項である。特に#6はヘビロテしたな。#J,Mはサマーキャンプのような疾走感が◎。ナーフハーダーのようなポップパンク#15で締め。どの曲も女性コーラスが印象的だ。オススメ。
『now playing』
chopper one
 
★★★16
USパワーポップバンド、シュガーボム1st。ダイナミックなポップチューンをこれでもかと連発する良盤。ニュー・ラディカルズやオウズリーの曲を大陸的にリアレンジしたかのような#@でもう惹きこまれる。万人に応えるフックを持つポップロック#2やニールフィンやデヴィッドミードに通じる#Bからして音楽IQの高さがうかがえる。#7もブレンダンベンソン的メロディ。さらに5人全員歌える面子のようでコーラス/ハーモニーも完璧。キャッチーでノリの良い部分とコーラス/ハーモニーを加えた甘美な部分を兼ね揃えた#Dのすごさといったら・・。ニューウェイヴィーなパワーポップ#6,G。#Iも背景にXTCの存在が見える。玄人好みのアーティスティックな#も満載で#Cは10cc遺伝子を感じさせるし、#Jもハイライト#でクイーンやスパークスが好きなら悶絶であろう名曲。#Hはポールマッカトニー〜ジェリーフィッシュを経由したメロディアス#。#12もくらげ風味だね。ボートラ#13は#3「Hello」のアコースティックver.。ライブは凄かっただろうね。オススメ!
『bully』
sugarbomb
 


2020/4/20-27
★★★163
スウェーデンのパワーポップバンド、アルヴィドソン&バタフライズ1st。リチャード・ヘイマンのようなビートリッシュ##@で扉が開かれたらそこは万華鏡。#Aも最高でフィル・セイモアの演るレトロ#の様子。#Bは初期クラウデッドハウスのビートルズ感◎◎。哀愁のリッケンバッカー#Cに耳を傾ける。そしてトムペティ感の出てる#DはUKとUSの融合が一級品のポップチューン。#6の陰を落としたミドル#はスウェーデンバンド特有か。#Fも同じく繊細な音色が曲を覆う。REMのようなギターポップでメランコリックな#8。そこからのギャップもあってか#9は暖かみが感じられるふくよかな曲。ジョージハリスンのソロ期のような#10は音から宗教観も感じられそうだ。#11はアルバムで1番アグレッシヴな曲。ラストを飾る#Kがまた素晴らしい。ゆったりと広がるゆくメロディと添えられる懐かしさも感じる多彩なアレンジワークにヤラレます。
『arvidson & butterflies』
arvidson & butterflies
 
★★★58
ラブレス1st。80sパワーポップバンド、キャンディのジョナサン・ダニエルのバンド。80sハードロッキンな香りを残しつつのパワーポップ。#@がまさにソレ。メタリックなギターと軽やかなメロディの中疾走する。歌い上げのアメリカンロック#Aも1995年を考えればヒットしていいのに。マイベストは#B。ジンブロッサムズを聴いた時のような胸を焦がすメロディが最高だ。ちょっとクラシックな雰囲気をもつ#Cも佳曲◎。エレクトリック・エンジェルス期のH/Rさは抑えぎみだがvo.シェーンはやはりH/R声。#5はボン・ジョヴィ「I'll Be There For You」な兆しをみせるけどそこまでベタには聞こえないね。#6,Iの淡々としたシンプルなロックだけど情をフックに乗り切る感じはポール・ウェスターバーグやスプリングスティーンみたい。ソリッドな産業ロック#F。#8もジャーニーのようなメロディを感じ、#9のしっとり#しかり、80sの引きずり具合変わらず。エアロぽい#11。ラスト#Kもハイライト#。キャンディぽいシンガロングなロックンロ〜ル
『a tale of gin and salvation』
the loveless(ex candy
 
★★★17
アイドル・ワイルズ唯一の1st(UKバンドはワイル"ド")。同世代90sUSパワーポップバンドよりもヘヴィなギター。#@からオルタナ感も満載のモダンロック#。ダイナソーばりのギターが鳴りメロディも印象的。聴くほどに愛すべき1曲に。続く#Aもマシュースウィートやジゴロアンツ的なメロディラインがお気に入り。いかにもUSオルタナな体で始まる#3もサビでは結局メロディセンスを隠しきれない。#4はハードエッジなギターとレッドクロスのような曲展開。#E,8,Jも声質や歌い方含めレッドクロスが思い浮かんで僕的にツボ。メンフィスの匂いを漂わせる落ち着いたタイトルトラック#Dも◎。#7「Hardcore」は約1分のSE的#。「Hardcore/Ballad」を持つTFCとの共通項か?『Poptopia』にも収録された#Hはナキの佳曲で大好きな1曲。この曲だけのために存在価値あり。90sパワーポップ好きは必聴!ダイナミックさと素朴さが交差する#I,12も彼等を体現する音。音はちょっとチープだけどオアシス好きもイケるのでは?オススメ。
『dumb,gifted and beautiful』
idle wilds
 
★★★167
インペリアル・ステイト・エレクトリック5th。スウェーデンのロックンロール番長ヘラコプターズの面子が居るバンドだがコレが初聴き。#1はシン・リジィやサザンロックを背景にしたようなロックンロール。そして#2。このトニーマコレイ風味の王道クラシックロックを聴いてその興奮のままゲットしました。ロリーギャラガーをさらにドライヴィングさせたような#3も心地よい疾走の風。#5も円熟のロック#。ヘラコプターズ系統だけど番長感は鳴りを潜めている。いやイイ感じですけど。メンフィスなカントリーロック#4が流れてきてこの振り幅は!#6のカンサス「Carry On Wayward Son」なリフ・・古き良き先輩バンドの要素を携えてのフックが心地よい。続く#7もキッス「Hard Luck Woman」をトレースした雰囲気でイイ。リトル・リチャード〜スレイドのような50sロックンロールスタイルの#8。芯のあるロックンロール#9はどことなくパートリッジファミリーのメロディにも聞こえる。#10はビートル・ジョンな面影でストリングスも効いた締め曲だ。ボートラも通してノリのよいフックが効く#11、モータウンのヒットナンバー#12と◎。
『all through the night』
imperial state electric
 
★★★179
アウトレイジャス・チェリー6th。80sペイズリーアンダーグラウンド再びな1枚。#1はシタールのような浮遊感ギターがどんよりとした空気を伝える。ヴェルヴェッツ風味な#AはO・Cらしいポップ#。#3は毎度の60sガレージポップが攻めてきて〜さらに地続きのような#Cもルーリードなコード進行でサビはノリ良くポップ!マイベストな1曲だ。ファズギター全開のインスト#5は一気にMC5やストゥージズのよう。ストーンズ風味でありながら最高潮のサイケ感が◎な#Eもファンの期待を裏切らない#。ノスタルジックなメロディがグッとくる#Fのバラードでアルバムを一旦整える。ガレージ×ピンクフロイドのような#G、実験性のあるアレンジをもったサイケ#10や淡々とした中に後期ビートルズ感を加えてくるインディポップ#12と多面性を見せつける。で、後半のハイライト#Hはバーズ直系でめっちゃイイ。明らかにキンクス「Sunny Afternoon」をもじった#Jも◎。REMに通じる7分超えラスト#Lもこのアルバムの締めくくりにふさわしい曲。オススメ
『supernatural equinox』
outrageous cherry
 
★★★83
USパワーポップバンド、スローバック・サバービア2nd。2009年マイベストな1枚。#1からルビナーズのような美声と美メロの合わせ技で一本取られてしまう。#2の適度なアップテンポと突き抜けたメロディがヴェルクラ的でまたまた一本。ラズベリーズの曲を今風にエモっぽく仕上げた感じの#3。ELOやクイーン〜ジェリーフィッシュの要素がふんだんに染み込んだ#4。ポップソングとしての完成度がめちゃ高の#5はFOWにも通じるナキメロでお気に入り。#6もイイ曲。ジェリーフィッシュを意識しているメロディやコード進行だが、そこは00sバンドとしての優等生さがこのバンドらしい。#9はユマジェッツやロジャーマニングのソロ作のようなアフター・ジェリーフィッシュ感。#13でもパンク気味なリズムにくらげだ。#8はコレ、FOWを意識したメロディでしょ?(笑)。#7は20/20ぽい軽快な#。#10はモントローズアベニューにあったようなピアノバラードです。哀愁のある#11もサビに向けてのメロディ展開やグループハーモニーは◎◎。王道メロディで魅せる#12も素晴らしい。オススメ!
『throwback suburbia』
throwback suburbia
 


2020/1/5
★★★142
UKパワーポップバンド、フォノグラフ1st。2014年のマイベストなのだが、なんと実は2001年作なんですと!素晴らしき名盤。#@がツボ過ぎてヘビロテ。バッドフィンガーや近年では伊のシローンを彷彿とさせる佳曲。#Aもメランコリックなメロディにシテヤラれます。クラウドデッド・ハウスの後継をお探しなら#BJを是非ともお聴きいただきたい。続く#Cもビートルズ〜スクイーズ〜ニール・フィンへと数珠繋ぎのメロディラインだ。ジョンレノンの影響を公開したバラード#D。ルーニーに通じるロックポップ#E。#7もクラシカルな哀愁さがより一層ですがサビのメロディは陽が差したかのような温かさ。インディロック#8での音による混沌さの表現も上手い。オルタナなマージービートかってギターから始まる#9にもお家芸的哀愁フックを乗せてくる。やはりUKバンドながら豪/ニュージーランドのバンドに通じますね。引き語り#10もしかり。派手さはないですがじんわりと虜になる人多いしょう。オススメ!
『phonograph vol.1』
phonograph
 
★★★111
マイク・ヴァイオラ2011年作。前作はポップな玉手箱のようでしたが今作はバンドサウンドが主体。立て続けに冒頭2曲がハイライト・トラック。#@がエネルギッシュなロック#でマイクのvo.もいつも以上に熱い、まさに「オール・マイ・エナジー」である。#Aがまたまたキャッチーで活力に溢れた佳曲。エモーショナルなマイクのvo.もめっちゃイイネ!哀愁のアルペジオが胸を焦がす#Bはまさにマイク・ヴァイオラを体現する曲の1つ。英国的な香りを漂わせるポップ#4。ハイライト#の1つである#D。マイクのvo.のために作られたようなメロディにうっとりで、こんな気持ちの良い曲はないですね。#Eのメロディと不調和(陰から)なバックの音がサビに向かって調和(陽へ)していく感じがすこぶる良い。一本調子のリフにベースラインと歌メロによって表情を付けてく#7。ダウナーなマイクvo.であるオルタナ#8とハッピーなピュアポップ#Hの対比。締め#Iは70sを思わせる円熟さがじんわりと。オススメ。
『electro de perfecto』
mike viola
 


2019/8/4-10
★★6
ハニーバンチのシングル集。初期ヴェルクラのジェフリーアンダーヒルのバンド。#@はベルベッツ「There She Goes Again」を下敷きにしたような曲でヴェルクラよりも成熟したポップ#だ。#Aのフォークロックも良い〜完成度高し!さらにシンプルな#3も瑞々しい。メロディ的にグラスゴーサウンドに通じる#4,Hも好みだ。ムーディーなインスト#5。ヘタうま・シンセポップ#6。ほかでもキーボードが主役になることが多く#8の甘さもそれ。スウィート&ドリーミーな#7も癖になる(後半にかけての盛上りが◎)。#10,P,18では90sブリットポップバンドに共通点がありそう、ブルートーンズとか・・#17はマイベストな1曲。メランコリックなギターがツボな#Jもふんわりと好きな1曲だ。#K,L,Mといずれもフォーキーなポップロックという同系3部作のような連発だけどマンネリ化しないは生れ持ってのセンスなのか。#15では煌びやかなローファイ感という矛盾さを感じ・・60s傾倒の#Oではポール&リック同様の音楽嗜好を感じます。
『time trials 1987-1995』
honeybunch
 
★★62
ヴェルクラのドラマー、リック・メンクのソロ作。実際はヴェルクラ以前のバンド音源集。チューチュートレイン1stシングルだった#1,2。#1はビートルズ的なリッケンバッカーの音色。B面の#2も同様のギターポップだ。後は全てスプリングフィールズ名義でカヴァー率高め。#3はホリーズ「Clown」のカヴァー。#4はお得意のバーズ直系チューン。#5はマシュースウィート作。コレがイイ曲!#6「Tomorrow Ends Today」はプライマルスクリームデモ音源からのカヴァーってマジでマニアックすぎるぜ。バーズチルドレンとしてのインスパイヤ?で、続けざまのオリジナル曲#7が極上の初期バーズ系なのでニンマリだ。1分40秒の#8もバーズ/プリティシングスを彷彿とさせる。#9ではパステルズ「Million Years」、#11でザ・クラウズ「Tranquil」をカヴァーしてて以前よりグラスゴーサウンドとの共通点を感じていた身としては正解をもらった感じ。チューチュートレイン風味のギターポップ#10はヴェルクラファンにもオススメだ。
『the ballad of rick menck』
ric menck
 
★★1
B面集。まず1st前シングル#1が歌心に溢れた#で素晴らし。哀愁ネオアコ系ギタポ#2も◎。#3は隠れた名ギタポ#。同世代リスペクトに興奮するTFC「Everything Flows」のカヴァー#4。モダン・ラヴァーズ「She Cracked」#5もパンク精神爆発。#6は「Atmosphere」をテンポダウンで聴かせる。4thで日の目をみるTFC的#7。初期ヴェルクラらしいジャングリーポップ#8。#9は「Drive Me Down」アコースティックverでメランコリック度アップ。「Remember The Lightning」のカヴァー#10。購入の最たる理由でした。20/20はヴェルクラで知る。#11はジーンクラークの中期ビートリッシュ#「Elevator Operator」。選曲グー。#12「Mr. Spaceman」(ロジャーマッギン),#13「One Hundred Years From Now」(グラムパ−ソンズ)と満遍なくバーズだ。2nd時の#14,15も本編に入ってもおかしくない出来。#16もギターポップの佳曲。インスト#17、サイケロック#18はミッチイースター作。#19は5th収録「Party Line」のデモ。#20はBB的ハーモニーポップの佳曲。全20曲。
『a single odessey』
velvet crush
 
★★1
ヴェルクラの前身バンド、チューチュートレインのシングル集。バンド名はボックス・トップスの曲名から?ヴェルクラよりネオアコ色が強め。まずマシュースウィートが組んでたバズ・オブ・ディライトのカヴァー「Briar Rose」#@でスタート。ほぼ完コピ。センチメンタルなイイ曲です♪ムーヴやモンキーズ〜ジェットセットが源流にありそうな疾走ギターポップ#A。ポストカードレーベルの影響下にあるんだろうなって#3,Cと続く。キラキラ感はスゴイ。ライトなギターポップ#5もヴェルクラに比べるとパワフルさは劣るけど原石の持つ甘酸っぱさは上。バーズさはこの頃からすでに。後半は曲の良さが加速。#Eはヴェルクラの曲と違和感ないパワーポップ#だ。中盤のシンセの音も◎。そしてギターポップの代名詞と言ってよい#F。非の打ち所のない名曲だ。60sライクなポップ#Gはギターアルペジオからバーズですな。ちょっとキュアーぽい#9。#Iも初期REMのようなノスタルジックなメロディをささやくように歌う。ラスト#Jは初期プライマルのようなネオフォーク。以上、とにかく#7はギタポファンは必聴!
『briar high』
choo choo train
 
★★★29
ヴェルヴェット・クラッシュ5th。とうとうココまで・・1st期のキラキラのバーストチューンは影もなし・・がー#@の甘美なメロディと声に降参してしまう。もう「遅咲きの新人ファーク・デュオ」ってふれこみで!#Aは今作唯一いままでのヴェルクラの流れをくむミドルチューンで良い良い。ボックストップス「Rollin' In My Sleep」のカヴァー#Bは原曲のサイケ感を取り除いたまさにベッドサイドBGM。2分に満たない#4も同様に甘いスロー#。#5のフリート・ウッドマック「Save Me A Place」は原曲より70sロックイズムが感じられる。CSN&Yのようなアコースティックファーク#6やアメリカのような軽やかなカントリーポップ#Fと続きハイライト#G。バカラック風味のメロディに時折ブライアン・ウィルソン、中盤の優しいホーンも◎。マッカ風小品カントリー#Hもイイネ。3度登場のカヴァー#10はスコットウォーカー「Duchess」。本家が良すぎて及第点か。#11はラテン風味のアコースティック#。ラスト#Kはサイケ/ドリーミーな美メロの佳曲だ。
『soft sounds』
velvet crush
 
★★114
ヴェルヴェット・クラッシュ6th。落ち着いたフォーク・デュオに転身した前作から一転またまたロックバンドに。まさにソフトサウンド→ステレオブルース。今作のタッグはアダム・シュミットだが#1がまさにH/R気質の彼とマッチするチープトリック系。#Aもギターリフでグイグイ攻めてくるポップロックだしオルタナ感のある#3も90sのある時期のポウジーズを思い起こさせる。7分越えの壮大なロックバラード#4は後期ビートルズアレンジ、〜次の#5は2分弱のインディロックでこの振れ幅。#Eはウィルコのようなはオルタナカントリーでマイベストの1曲なんだけど5分越えは残念・・バンドアンサブルが押寄せるミドル#7。ガレージロックスタイルの#8で若々しさをみせたと思えばストーンズ的なブルースロック#Hと続く多様性。ダイナミックなギターロック#10も90sを思い起こさせる。往年のヴェルクラやトミーキーン彷彿のエヴァーグリーンな#J。ボートラ#Kのアグレッシヴなギターポップも聴きどころです。正直彼等の中であまり手に取らない盤ですが#6,11,12はオススメ。
『stereo blues』
velvet crush
 
★★1
ヴェルヴェット・クラッシュ3rd。パワーポップ度高め。ビートリッシュなパワーポップ#@でスタート。タテノリ必至。ちなみにパフィーamiへの提供曲(「Love Depth」)。#Aもパワーポップど真ん中で野太くドライヴィングする音やメロディが最高だ。前作に通じるカントリーテイストの#3もヘヴィなアレンジが施されてる。マシュースウィート的な#C。ポールの声もパワフルでいつもの線の細さはない。DC5〜レッドクロス風な90sパワーポップ#D。ヴェルクラらしいギターポップ#Eは大好きでヘビロテした。#6のちょっとマンフレッドマンやドアーズぽいオルガンの音色も◎。70sH/Rな熱気を帯びた#7。この頃はフリーやモット・ザ・フープルがマイブームだったとか?#8,10もハードエッジなギターが主役のアメリカンロック#。特に#Iはメジャーコード効かせたロック#でヒューイルイスとかリック・スプリングフィールド寄り。#Hはカントリー#のカヴァー(バック・オウエンズ)。イイ曲♪#Jは#1同様パフィーami提供曲でボートラながらハイライト#!良質ギターポップです。
『heavy change』
velvet crush
 
★★★11
ヴェルヴェット・クラッシュ4th。捨て曲なしのオススメ盤です!再びマシュースウィートとタッグ。ライブ感のある#1,2からテンション上がる。1stと2ndの良いとこどりのような中毒性のある佳曲の連打。ビッグスター直系の哀愁のメロウ#3も◎◎。ナキメロ・パワーポップ#4はマイベストで一押し曲。大好き。初期イーグルスのような#5もツボ。ささやくような#6もゆったりと起伏がないようでサビでの美しいメロディ展開にハッとする。2分強の#7はチューチュートレイン時代を思わせるキラキラ感があってまさにメロディ・1である。ホワイトアルバムに潜んでそうな小品マッカメロディ#8。1stのボートラにも潜んでいた#9は前作では薄れていたTFC的#でほっこりする。ホーンを効かせたイントロから始まる#10やムーグを用いた#11はポップ度高めでウィルコの3rdとかに近い感じだ。#12は1stの曲をテンポダウンさせたような曲で成熟さと甘酸っぱさが絶妙に同居してる。#13もポールsideビートルズで極上〜からのボートラ#14が心落ち着くハーモニーポップで◎。名盤。
『free expression』
velvet crush
 
★★★2
USパワーポップバンド、ヴェルヴェット・クラッシュ1st(前身はチューチュートレイン)。プロデュースは盟友マシュースウィート。そのマシューをメロウにしたような#@から佳曲。8トラックだからこそのラフなグルーヴ。70sロックのダイナミズムを感じる#3,Cもマシューとシンクロする佳曲だ。#Aはジャングリーポップの代名詞と言えるキラーチューン!チューチュートレイン「High」に匹敵する名曲。このクリエイション的ギターサウンドは#5,6,7,8,10でも聴ける。#Dはウェディング・プレゼントやスーパードラッグともリンクするし、#Fもライドに通じる激情のディストーションギターがイイ。で、#Eがもう名曲!ビッグスター〜TFC的なナキメロ・ミドルチューン。#Gもポップでスウィートなメロディが最高なパワーポップだ。カントリー寄りの#9はTFC的長めのアウトロが哀愁を誘う。ボートラにはEP『The Post-Greatness.』収録の3曲。とにかく10代の少年少女がコレ聴いたらバンドしたくなっちゃうよね。青春万歳!これ聴かなきゃ何も始まんない。
『in the presence of greatness』
velvet crush
 
★★★2
ヴェルヴェット・クラッシュ2nd。まずジャケが最高です。今回はミッチ・イースターとタッグ。1stに比べ思いっきりアメリカーナに振れてます。#@はビッグスター直系の骨格が定まったパワーポップだし、続く#Aもアンクル・テュペロ/ジェイホークス×ボストンなカッコイイ曲。で、ジーンクラーク「Why Not Your Baby」のカヴァー#3。#Cもバーズ〜アレックス・チルトン的なハーモニーが美しいカントリーポップ。#Dは彼等を代表するパワーポップの1曲。#6の柔らかなアコースティックバラードも◎。ライラック・タイムのダフィーとの共作#Fも聴けば聴くほど熟成されていく。マシュースウィート作の#Gは『100%Fun』的なイントロギターが僕を飛ばしてくれる。ちょっと浮きそうなパンクロック#9だが並びが良いのか違和感なし。バーズライクな#Iは地味ながら豊潤なメロディが琴線に触れる佳曲。続く#JもTFCとシンクロする名曲だ。この続けざま2曲がアルバム価値を高めてますね。ペダル・スティール含めたフォーキーな#12もイイ曲だ。オススメ。
『teenage symphonies』
velvet crush
 


2019/5/6
★★★33
イナフ・ズナフのメジャーデビュー前の楽曲集(デモ?)。これがパワーポップ度が高くて僕的に◎。スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ「Tears Of A Clown」をハードポップ風にカバーした#1からイイ。ロイウッド風なグラムポップでくらげにも通じる#2→声も曲もコステロ感丸出しの#3と超ポップな仕上がりだ。ジョンレノンの影響アリアリのH/Rバラード#4。初期スコーピオンズなイントロ〜始まればズナフ×コステロなメロディラインが聴ける#5。『Yellow Pills』にも収録されてた#6はニュー・イングランド的メロディラインが印象的なポップロック#。産業ロック的な#7は1stに近しい感じだ。ロカベリー調のELOと形容したくなる#8もとってもポップ♪メタリックなギターにメランコリックなギターポップサウンド。ファジーな彼等らしい曲とも言える。チープトリックなパワーポップ#10も大好きな曲。味のあるアコースティック#11。締めの#12はビートルズ「Hide Your Love Away」のカヴァーをレノン・ヴォイス全開で。オススメ。
『1985』
enuff z' nuff
 
★★33
イナフ・ズナフのチップとドニー名義のアルバム(イナフ・ズナフとしては『Seven』)。早速の#1がスゴイ!導入部がクイーン「Brighton Rock」的SE、からの「I Am The Walrus」な展開。ジェリーフィッシュにも通じる極上#だ。甘く切ないメロディが素晴らしい#2はストリングスがさらに曲を盛り上げる。#3はまさにズナフ・バラード。極上にメロウな展開がタマらん。#9も同じく感動的なバラード、H/Rバラード1歩手前な感じもまた良い。アンプラグドなミドル#4はこのプロジェクトならではか。圧のあるリフがH/R的ながらドニーvoとサビのフックで全体的には明るさが勝つという。歌唱がジョンレノン的でプチサイケな#6。ライトなポップロック#7、追っかけコーラスが陽気さアップ。シンプルなカントリーロック#8もこのドニーの声で◎◎。哀愁アダルトコンテポラリーな#10はその辺の誰かに提供したら売れそうだ。ソングライターとしての力量が分かる後半のハイライト#11。1番のH/R#12。#13は「Jealous Guy」をレノン・ヴォイスで◎。オススメ。
『brothers』
chip & donnie
 


2019/4/13
★★★18
マイクヴァイオラ&キャンディ・ブッチャーズ名義の1st。「That Thing You Do!」の歌声からの逆引きゲット。なので当時ステレオフォニックスな大陸系ロック#1を聴いた時戸惑いはあったかなと。#2も引続きな感じですがジェフ・リンぽさとモダンロックの狭間な感じがとても好きですぐにハマった。ラウドさをもったポップロック#3もエアプレイ向き。軽めのファンクさが癖になる#4。最高にメロディアスな#5はマイベストの1曲でビルドアップするギターサウンドが極上。先の#1,2やカラっとした80s的ポップロック#8、正統派アメリカンロック#12と時代が時代ならヒット連発してたんじゃないのか?ニールフィン系の#7。#9もオーストラリア/カナダ系のキャッチーだけど陰りあるサウンドが印象的。パワーポップとしての#11もマイベストだ。ホーンも効いたポップな#13も◎。美メロ小品バラード#6にキュートなポップ#16といずれもポールマッカートニーに通じる。SSW然とした歌い上げの#10,14,15、声もメロディも◎◎。オススメ。
『falling into place』
mike viola and the candy butchers
 
★★17
キャンディ・ブッチャーズ2nd.。グラハム・パーカーやジョー・ジャクソンみたくニューウェーヴなロック#1でスタート。イカした声は少しコステロも。#Aもインドなアレンジを効かせたミドルロック#だ。で、#Bは抜群のメロディを持った佳曲。大好き。間違いなく今作1番のハイライト!#Cも「Ob-La-Di, Ob-La-Da」をコレでもかとロック仕立てにしたような曲でヘビロテした。続く#Dも声含めロッカーとしての要素満載!うって変わって#6ではSSW要素たっぷりでロマンチックな気分を漂わせる(2分過ぎにはギターロックな展開も)。音に言葉を乗せていく感じはラップ的と言っても良いのか?そんな#F。#8は静かに落ち着いたアコースティック#、浮遊感を誘うアレンジは80sぽいかも。トーキングヘッズが源流のような#9、最後にホットロッドなギター。ラスト2曲#I,Jはこれぞマイク・ヴァイオラなアコースティック・トラックです。ジム・ボジア好きもビビビでしょう。
『play with your head』
candy butchers
 


2019/3/19
★★★188
ドニー・ヴィーのソロ5th。2018年ベストな1枚。冒頭を飾る#1はH/Rビートルズなギターソロ(ポール・ギルバート客演)から始まる大海原な美メロで最後まで押切ってみせる。「Please Please Me」「Day Tripper」あたりを材料に、ドニー節パワーポップの#2。#3の『Beatles For Sale』な哀愁ビートルズ感。サビのフレーズが耳に残ってヘビロテしてしまう。誰もがハッと息をのむハイライトチューン#4はロジャーマニングも参加。やはりビートルズを思い起こさせる。ストリングスアレンジも効いて生まれもっての名曲。極上ピアノバラード#5。#6はマイベストの1曲。フォーキーなAメロですでにツボなんだけど、それさえもサビのナキメロのお膳立てであった。チープトリックなポップロック#7もシンガロング必至だね。#8の「Act Naturally」「I'm Looking Through You」的なC/W調ポップチューンも◎。フックしかない#9もマイベスト!これぞ匠の世界。締めに相応しい名バラード#10はドニー版「Hey Jude」だ。名盤。
『beautiful things』
donnie vie
 
 
   
 
 
 
★★★186
ドニー・ヴィーのソロ4th。このジャケで2枚組。そのDisc1。80sネオ・ソウルな#1、何やらダンサブルなスタート。#2も低音voやジョンレノン的メロディはいつものドニーながら楽器の音やアレンジワークは80sぽい。その視点からいくと#3はAOR的な佳曲と言える。フレディ・マーキュリーが好みそうなメロディの#4がコレまたイイ曲。レノニズム溢れる#5。2分20秒過ぎからふんわりと陰から陽へ展開するとこなんかイイネー。ビートルズ要素を散りばめながら進む#6は1人多重録音でドニーさんがいっぱいだ(゚∀゚)。#7は装飾は雲泥の差ながらバーナードバトラー「Not Alone」同様の美メロ感/多幸感だ。#8,9も佳曲連発。80sヒットバラードのカヴァーかな?なんて確認しちゃうほど。ズナフ時代を彷彿とさせる妖美な#10も◎。僕の抱くドニーのソロ感はラスト#11に。オススメ。
『the white album (disc1)』
donnie vie
 
★★★186
ドニー・ヴィーのソロ4th、Disc2。#1はシカゴ「25 or 6 to 4」のカバー(live)。Disc1では80sシカゴぽいバラードがありましたが、ライブではやはり初期シカゴのブラスロックですか。#Aは名曲。ドニーヴィーの本質、それはまぎれもなく美しいメロディ。そして武器はこの天性の声。まさに最強。#Bも名曲。ドニーヴィーの本質、それは・・。#4はジョンレノン「Imagine」のホームレコーディングなカヴァー。意外にも憑依した感じはないですね。#5,Eはまだ素材の段階といえるアウトトラック?。#5はちょっとジョージハリスンな雰囲気。「Jet」+「Sky High」のような始まりである#6は個人的には好きな曲。気だるいロック#7。#8はシャウトも聴けるH/Rな曲。以上、全8曲。とにかく#2,3は必聴ですね。
『the white album (disc2)
donnie vie
 


2019/2/25-26
★★★35
USのポップバンド、スウィフト1st。バンドの核はピアノなのでBF5直系って感じでしょうか?で、#1がビリー・ジョエル「Allentown」モロなピアノイントロで始まる。パワーポップ#2はめっちゃ好み、この手の弾けたピアノポップはタマりません。BF5直系の#3もパワフルなロック#でクイーン〜ジェリーフィッシュの影響もビンビンだ。チェンバロのイントロが印象的な#5も瞬間にくらげ印が。スロー#4はBF5よりもメロウでドラマティックだ。BF5的なバラードとしてはラストを飾る#11が素晴らしき佳曲。ブリットポップなキャッチーさがスゴイ#6。マイベストは#7、跳ねるピアノと美しいハーモニーとメロディが抜群!続く#8はキース・グリーン「Soften Your Heart」のカヴァーなのだけどコレがまたオリジナル以上にポップ&キャッチーで◎◎。#9はビリージョエル直系のピアノバラード。BF5×XTCのような#10も大好きな1曲。オススメ。ツボる人多いでしょう。
『swift』
swift
 
★★★8
USパワーポップバンド、ワックスウィングス1st。末永く聴ける良盤。ハニーライダーとベルクラ混ぜ混ぜなキラキラサウンドの#1でもう惹き込まれるでしょ?マイベスト#2はシルバーサン好きはドンピシャな名パワーポップ。ミドル#3も◎。どの曲も柔かなバッキングvo.が効いて心地よい。フォーキーでSSW然とした#4。サイモン&ガーファンクル的な古典ツインボーカルながらも古臭くない#6やバックのアコギがいかにもUSカントリーな#10など落ち着いた曲に遅咲き新人らしい引出しの多さが。レイドバックしたロッキン#5はシャザム/スローンな感じだし、#7も初期ビーチボーイズとスローンが交互に顔を覗かせる。#8において僕はナゼにヨコ揺れしてしまうのだろうかと不思議。後半ハイライト#9は#2同様好物のパワーポップ#。9分越えのラスト#11はTFC/ローゼズ揃い踏みな2分半〜イーグルスばりの中盤よりUSロックバンド、フィッシュの演奏のように終演へと。オススメ!
『low to the ground』
waxwings
 


2019/2/10
★★★34
キャンディ・ブッチャーズ3rd。ギターの鳴りは若干薄れ、メロディが前面に出た耐久性の高いポップ盤。#1のビリージョエル×70sトッドラングレン的な鍵盤ポップがもう最高。マイクの声は今回も最高だ。#2も70sライクなメロディを携えた良質ミドルポップ。ソロ然としたアコースティック#3もマイクの声が活きてる。#4も伸びやかでスモーキーな声がポップで少しソウルフルな70s初期のエルトンジョンなメロディに乗る。ファルセットvoからシンプルなメロディライン、そして親しみやすいサビへと繋げる#5。静かなるアコースティックバラード#6。#7は壮大なピアノバラードでベンフォールズ好きは是非。スクイーズ〜ジェイソンフォークナーを彷彿とさせるポップロック#8。そしてアルバム中1番のフックを持つ3分パワーポップ#9。子守唄のごときスロー#10からのおそらく1番リピートしているであろうポップ#11。ラスト#12もビートルズ要素たっぷりの佳曲だ。オススメ!
『hang on mike』
candy butchers
 
★★★62
ポップ職人マイク・ヴァイオラ2007年作。年間マイベスト盤。#1の煌びやかなグッドメロディから期待を裏切らない出来栄えだ。ファルセット効かせた声が相変わらず◎な#2はクイーンを思わせるイントロから始まるラブソング、ブルウにも近い。カントリーポップ#3やアコースティックの美しい#5,9,13はジム・ボジアとの共通点を知らしめるにもってこいだ。特に#9,13が素晴らしい。ビューティフル!前半ハイライトの#4はマイクらしいピュアポップでマイベストな1曲。NLPの「Flying」と一緒に並べたいアコギの音色がキュートなギターポップ#6。ノイジーなギターロック#7はバンドスタイル。初期キャンディ・ブッチャーズのようでカッコイイ。ココから怒涛の佳曲連打。1分50秒のめっちゃフレンドリーな極上インスタントポップ#8はマストな1曲。ビートリッシュで大好きな#10、サーチャーズみたくメロディアスな#12は後半の個人的ハイライト。#11も初期ビートルズにある哀愁さを醸し出しててヤバイね。オススメ!
『lurch』
mike viola
 


2019/2/2-9
★★★101
80sビーチボーイズにも参加したジェフリー・フォスケット1st。「California Girls」のオマージュ#1から始まり、「Dance, Dance, Dance」「I Get Around」の装い激しい#2とコレはBB5フォロワーって言うかもうメンバーだから批判より賛辞を贈るしかない。#3も『Pet Sounds』へのオマージュ(が過ぎます)。作者にブライアン・ウィルソンの名がないか確認してしまうドリーミーで恐ろしくイノセンスな#4。大好きな「Help Me Rhonda」風味の#5。「409」を思わせる初期ビーチボーイズ、ジャン&ディーンなホットロッド#6。ハーモニーポップ#7はロニー&ザ・デイトナス「Sandy」のカヴァー。90sバンドがBB5の外面を材料にして作ったような小品ポップ#8◎。「Image Of A Girl」からイマジネーションを得たという美メロ#9。#10,11とカリフォルニア・サウンドは止まらない。ジェフリー版「Surfin' USA」#12。ラスト2曲はカヴァー。#13はサンレイズで#14はなんと達郎「踊ろよ、フィッシュ」である。
『thru my windows』
jeffrey foskett
 
★★★76
ジェフリー・フォスケット2nd。プランクスの面々も参加したパワポ寄りな出来。ホリーズ〜スポンジトーンズ風な佳曲#@。ビルロイドも客演。ビルロイドは#Jで楽曲提供しててコレがまた佳曲。#2,3とカヴァー。#2はヤングフラッズ。#Bエヴァリーブラザーズ「Gone, Gone, Gone」ではマーシャルクレンショウが掛合いvoで参加、#5ではクレンショウ兄弟の未発表曲であるドリーミーポップを、#9で「My Favorite Waste Of Time」のカヴァーが聴ける。#Cはジェフリーの声質ピッタリの良質ミドルバラード。#E,15はマーマーレイドの名曲「Reflections Of My Life」をグレイトにカヴァー。60sマージビートな#Fはピーター&ゴードン風味。本作1番のハイライトが#G。#Kも◎だし、素晴らしいオリジナルを聴くとカヴァー比率高すぎなのがちょっと残念。低音voが素晴らしいリッキーネルソンのカヴァー#10。ボートラはモロにサンレイズ「I Live For The Sun」な#13。BB5風#14。プランクス「Next Time」の蔵出ライブ#O♪
『cool and gone,(gone, gone)』
jeffrey foskett
 
★★★77
LAのモッド/パンク/パワーポップバンド、デシベルズ2nd。#1からスゴイ。エルトンジョン?ってピアノから始まりエナジー溢れるギター・・そしてルビナーズな曲展開だ。モッド色を濃くしたトラヴォルタス的#2。ポップパンクな#3もベースラインがモッドでイカす。マフスみたくレトロなフィーリングを醸し出す#4,6。#6は特にビートリッシュなマージービートだ。まさにザ・フー〜スーパーグラスのような#5。流れるようなナキメロポップ#7も◎。モッドテイストなパワーポップ#8,10。パワポファンには#10は特にオススメ。ブリティッシュ・ビートな#9に初期キンクスやソロウズ(60s)を感じる。#12も同様にビートバンドとしての最高のノリをみせる。イモくさいヤムヤムズってな#11がこのバンドとの出会い。イモくさく感じたのはベスト盤とは違うアレンジだからかな。マイベストはラモーンズ+ナキメロな#13か。メロディメイカーぶりは掛合で進むボートラのアンプラグドのポップ#14でも。
『big sounds of the decibels』
decibels
 
★★137
ジャスティンケース1st。3兄妹によるUSロックバンドだ。抜けの良いUSロックが特徴と言えるが、まず#F,H,Iを先に紹介。この3曲は完全にパワーポップである。特に#7は◎。で、#1に戻って再生すれば、クセを取り除いたセミソニックとでも形容したくなる真っ当なモダンロックが聞こえてくる。ミッシェル・ブランチが関わったヒット#2もまさに万人受け。リズミカルでメロディックな#3や反対にトーン抑え目でサビで上げてくる#Cといずれも大陸的でなかなか良い。若手のグーグードールズて感じの#Dは僕好みだ。再びミッシェル・ブランチが客演の#6はもうビルボードヒットねらいな1曲。クラウデッドハウスのような爽やかかつ感傷的なロック#G。大人のハンソンと対決させたい#11。どの曲もアクがないのが面白みに欠ける印象ですが・・嫌いではない。ボートラの#Kはビートルズ畑でイイねー
『justincase』
justincase
 
★★★7
グリーンデイ4th。ロックバンドとしてのグリーンデイの始まり。往年のファン評価はともかく、個人的には彼等の中で1番好き。圧倒的に好きだ。#1からキンクス「Picture Book」のリフが流れてきてニンマリ。#2は前作の「Hitchin' A Ride」を周到した縦ノリ#でやっぱ声がイカすなー。。#3のパワーポップ#は文句なくアガるね!続く#4もクラッシュみたくカッコイイ。トドメは#5でマイベスト、ヘビロテ・・狂うほど好きだ。中期キンクス風な#6も◎。#9でもキンクス「A Well Respected Man」?って、ラーズの「Feelin'」「Failure」と兄弟のような曲。ザ・フーとコラボしたような#7。って事は#8はビートルズとコラボだな。ハーモニカ♪タイトルトラック#10もビートリッシュな感じで◎。あらゆるポップミュージックの集大成的#11の目まぐるしさ。ホーンも取入れての感動的なミドル#12で締め。名盤。高中古率。
『warning』
green day
 
★★★7
ファントムプラネット1st。B級感の中にキラリと、いかにも後に化けるパワポバンドの1作目。ジャケからビートルズの1stをもじってるけど、ゆったりな#@のメロディラインですでに影響が。#Aは大好きでめっちゃトキメキ度が高い。シンセも効いて新人にして音楽IQが知れる。初期ウィーザーな#Bは高純度のパワーポップ#。#Cも同様に90sパワーポップとしてはサムズアップだ。彼等のフェイヴァリットにはスーパードラッグの名があるけどちょっとそんな雰囲気。初期ビートルズやゾンビーズを彷彿とさせるパワーポップ#Dも◎◎。#Eのウェットなミディアム#、これもカーズ〜初期ウィーザー的。起伏のあるAメロから平坦なサビメロとまさに一癖ある#Fやアコギ主役からオルタナ路線に転換する#8にアレンジ凝りまくった#10のオルタナポップと後半はインディ臭強めだ。#9のミディアムバラードではメタラー気質?が出てくる。何気ない美メロがグッとくる#Jで終了。
『phantom planet is missing』
phantom planet
 


2019/1/22-26
★★★72
アティック・ライツ1st。ベタに素晴らしいグラスゴーサウンドの刺客。#7をネット試聴して瀕死。TFCもCRRも真っ青のメロディの洪水。さらにブライアン・ウィルソン/ウォール・オブ・サウンドな#2の追討ちで討死の流れ・・。で、アルバムからはドラマチックな広がりをみせる#3に圧倒的にやられた。そう、間違いなくTFCフォロワーではあるのだけど、ゴージャスさビルドアップ感が師を上回ってる。ギターポップ#1から音圧高めでノスタルジックなメロディが乗っかる。ベンフォールズのような#4には後半に美しいハーモニーが加わる。TFCの曲をパワーアップさせて再録したかのうようなの#5,9。特筆すべきなのが#6。インディ・ギターポップのB級感をメジャー感にリビルドさせたような曲だ。メロディックな青春ポップ#8も◎。感動的な#10と最後までドラマチックさは衰えず・・オススメです。
『friday night lights』
attic lights
 
★★★33
元TFC、ポール・クィンのプライマリー5の1st。豊潤なメロディとハーモニーを大切にしたアルバム。#1から本家に負けないTFC的サウンド。これじゃ誰がTFCの骨格だったのか混乱してしまうね。良心的ギターポップ#2はTFC新曲のごときグラスゴーサウンドだ。#2と並んでマイベストは#7。ラーズのようなマージービート+コーラス/ハーモニーと、こんなんダメでしょ!降参だ。#3,4と王道路線のUKポップで若干のパワフルさをみせる。ダニエル・ワイリーのような#5。70sヒット曲みたくしっかりと地に足の着いた爽やかな#6。先述したマージービートな佳曲#7〜#8,9はイーグルス的カントリーロックな趣で古き良きサウンドが続く。#10に至ってはREOスピードワゴンを感じてしまったよ。ボートラもアンプラグドで優しい音色と確かなメロディ#11に宅録ポップ#12といずれも◎。言うまでもなくTFC好きは必聴でしょう。
『north pole』
primary 5
 
★★★94
USバンド、ザ・ジュニア・リーグ1st。#B,E,Hの3曲がマイベスト。#3は「A Hard Day's Night」をミドルテンポにしてナキメロ少々加えてみましたって。#6はリチャード・ヘイマンのようなポップでレトロなギターロック。#9も60sを感じさせるテンポがちょうど良いパワーポップ。#1、キンキーなディストーション効かせたリフで進むオルタナ感のある#。#A,Cはイントロからはフレイミン・グルーヴィーズな趣。#2はそこから一気に90sフレイヴァーがハジけ、連呼されるサビのフレーズが曲が終わるころには頭から離れない・・。#4はそのままリッケンバッカーが主役のギターロックでフック効かせながらも優しい#。#Dもバーズやディラン源流のアメリカンロック、「My Back Pages」のようなね。#7はメロディラインにコックアイ・ゴーストを感じた。アダルト・コンテンポラリーなモダンロック#8。#10は初期ザ・フーのシングル曲のようだな。
『catchy』
junior league
 
★★★105
ザ・ジュニア・リーグ2nd。前作はバーズ感一辺倒なところがあったけど今作はあらゆるタイプの曲が乱立してる。おそらく#@が彼等の楽曲中1番のヘビロテ曲。ゆったりとしながらビーチボーイズ的アプローチもある抜群のポップ・チューン。#AはUSインディぽい感じでアレ?って思うけどサビは相変わらずのフレンドリーさ。#3はREMのような哀愁メランコリックな#。タイトなイントロがちょいキンクス/クラッシュなブリットポップ的#4。#DはさらにUK寄りでまさにUSバンドが英国ロックを演ったかの出来上がりになってる。打って変わってウォールフラワーズあたりのメロディックなUSロック#6,12。さらにデラミトリやトードのような#Fは好物だ。#Gはなんとスウェディッシュポップやスワン・ダイブのようなポップ#だし、SSW然とした#10なんかも。で、パンクロックな#Jもあって目まぐるしい。後半でのパワーポップ#と言えば#Hかな。
『smile shoot smile』
junior league
 
★★★73
オージーパワーポップバンド、ピラミディアクス3rd。ザ・フーとTFCが混ぜ合わさったかのような#1で惹き込まれる。確かにベルクラ「Star Trip」に似てるねえ。ジャングリーなパワーポップ#2もやはりベルクラやサマーキャンプ辺りに通じる。リッケンバッカーの音色が響くピュアポップ#3はプロデューサーでもあるM・カーペンターの曲みたい。インディロックのテンションを持つ#4は以前の彼等を彷彿とさせるがコーラスによってポップ度アップしてる。モッズ風味なパワーポップ#5においてもコーラス/ハーモニーが効いてて◎。ベルクラ直系の聴かせ#6。フィンカーズばりのアッパーなパワーポップ#7。TFC直系は#8,10。#8は『Grand Prix』に収録されてそうな美メロでグッとくる。#10を聴いてるとふとメイフライズUSAを続けざまに聴きたくなった。エッジの聴いたリフで進むロック#9や60sフレイヴァーのあるビートポップ#12も聴きどころ。
『teenage complications』
pyramidiacs
 
★★★102
ピラミディアクス4th。前作も良質パワポ盤だったが今作ではTFCさがさらに深化。#1がこれぞパワーポップ!というべき#。カントリーフレイヴァーありの美メロ#2もコーラスワークがパーフェクトな佳曲。ベルクラ彷彿のパワーポップ#3,8のメロディもとても良い。豪バンドぽい哀愁さを漂わせる#4はやはり挙がるのはTFCか。#6,7,13もTFCフォロワーぶりが凄いけど#6なんかはカナダ勢の仲間にも入りそう。#13はTFCの中でも『Songs From Northern Britain』的。UKロックとUSパワポの合いの子のような#5はもちろんTFCの影響を感じつつサビでの爆発力はUSバンドのごとく。ビートルズさを漂わせながらのアーリーパワーポップな#9。M・カーペンターな#10。FOWやポウジーズ的ロッキンな#11、ギターソロは完全TFCですけどね(笑)。#12は前作でもみられたザ・フー×TFCなロック#だ。繰り返しになりますがTFC好きは是非。
『nobody's fools』
pyramidiacs
 
★★★107
スポンジトーンズにおいてもジェイミー/ロイドの作曲チームはしばしばありましたが、その名義としての作品集。よって充実した内容は確約されてる。#1は『Spike』期コステロのような曲でスペクター的アレンジ含め心地よさ抜群だ。#2はマイベストの1曲。ビートリッシュな材料の構成組立が凄すぎる名曲。TFC好きも是非とも。男気な#3において、かすれ気味なvo.がまたイカす。アコースティックバラード#4も音景のごとき美メロ。レノニズムなポップロック#5はまさにスポンジトーンズ的だね。#6はビルロイド寄りの#でくらげ的サビのフックに息をのむ。フォークロッキンな#7,11もヴァン・デレッキーズぽくて◎。ビーチボーイズにタテノリなリズムを加えたような#8。マーシャルクレンショウに通じる#9。マッカメロディな小品ポップ#10もさすが。ラスト#12も80sコステロにあるバラードに聞こえるね。もうイイ曲しかないアルバムだ。オススメ!
『paparazzi』
jamie hoover and bill lloyd
 
★★★56
デヴィッド・グラハム2nd。ジャケとタイトルから察しが付くポップ盤。彼の音楽の最初は『Yellow Pills』の「I Love You Better」。後に「To Be With You」の件を知った。SE的#1→のっけから名曲#2だ。ポールはもちろんだがグリーンベリー・ウッズにも通じる#。#3はハンクラ付ポップロック#でスプリッツビル「Why It Can't Be」と類似した「Here Comes The Sun」の使用法だね。#4はポール「Junk」のインスパイヤ。パワーポップ#5はマイベストの1曲。バーズなギターにレノンちっくさも。エヴァーグリーンなメロディが最高。ABC#6をはさみ後半はさらにポール度アップ。#8,10,13ととにかく良質マッカ風味。特に#8は◎。メロディアスな#7はバッドフィンガーやマーマレイドのようだし、#12もバッドフィンガー/ラズベリーズ的パワーバラード。#9で一気にジョンの世界、「Dear Prudence」「Julia」な曲。そして#11は共作レノンマッカトニーだなあ。一言、名盤!
『beatle school graduate class of '70』
david grahame
 
★★★19
スコットランドのギターポップバンド、アストリッド2nd。ギターポップ#@、ドッジーを知っているなら同じ匂いを感じることでしょう。#Aはブルートーンズに幻想さとキュートさをまぶしたようなポップな佳曲。シャックに通じる#Bも良質ブリットポップ#。#Cも実際は哀愁高めの曲なのに高らかなホーンによって一瞬打消される。それにしてもメロディメーカーぶりが凄まじい。#5,E,13の美メロ#も◎。特にタイトルトラック#6は佳曲。声もこれぞギタポな感じでイイネ。疾走感ギターポップ#Fでは男気も追加されてファラーやウェリントンズ好きにオススメ。初期HWMのような#8も静から盛上りのサビへと展開する。跳ねる#9もバブルガムなポップチューン。抑え目でカントリーちっくな#10,Jを聴くとやはり相当な手練れ。#11はナキメロがスゴい。#KはTPDのよなパワーポップ#。ラスト#14はFOWを彷彿とさせる。ほんと良いアルバム。オススメ!
『play dead』
astrid
 
★★★113
イタリアン・パワーポップ、シローン?1st。#1から新人とは思えない落ち着き払った#。メロディアスな展開はビートルズの影響を感じます。スクラフスとボストンの合わせ技のような#2。ビッグスターを引合いに出しても良いね。#10もちょっと線の細いビッグスターってな感じだ。エアロヴォンズやウィ・オール・トゥギャザーなどのビートルズフォロワーを思い起こす#3,6,11。特に#6はバッドフィンガーのようで秀逸!#4も同じくピート・ハムが書きそうなパワーバラード。マイベストな1曲#5の地に足が着いたポップロック#に唸る。ギルバート・オサリバンなメロディラインをバンドサウンドで楽しむ#7。そしてそしてポールやジョージも真っ青のミドルポップの佳曲を#8,9と連発!スゲーイイ曲。#12もマッカメロディ的小品ポップ。ギターとドラムだけの1分足らずのラスト#13もこだわりが伺える。1stにして今後も期待される名盤。オススメ。
『uplands park road』
cirrone
 


2019/1/14-20
★★★5
レッドクロス5th。彼等というか、90sを代表するロック盤。ザ・クイック「Pretty Please Me」のカヴァーからスタート。コレがオリジナルを凌駕するほどイカしてる!この曲を皮切りにレッドクロス節を効かせたパワーポップが連発される。90sパワーポップの理想形#2、レッドクロス的ビートリッシュ#5,12、お得意のバブルガム感#6,11なんかもう最高だ。この気持ちがストンと落ち着くのは何故なんだろうか・・。アーシーなアメリカンロックな雰囲気からキャッチーなフック展開をみせる#9も◎◎。グルーヴィーなポップロック#14やカントリー・ブルース調の#8も良い。#8でのジェフリーvo.は超クール!。極上の聴かせ曲#5,10,15も素晴らしい。#5はジョンレノン的、特にバラード#10は名曲でしょう。ヘヴィsideのレッドクロスが好きな人には#3,7,13と揃ってます。とにかくめっちゃカッコイイアルバム。風景が見えないくらい真っ暗な夜のドライヴに最適!オススメ。
『show world』
redd kross
 
★★★119
15年ぶりレッドクロス6th。永遠の中堅バンド。#1、ラウドなタテノリでパンクロックに始まるけど・やはり一気にギターロックに変身させる、さすがだ。リードトラックだった#2、ザ・フー/キッス/チープトリックばりのポップロックで聴いた時は胸躍ったね。ギャンギャンとしたギターが重なり合うロック#3もカッコイイ!ちょっとスペクターサウンドも感じる#4。2分に満たない小品ギタポ#5だけど後ろの音はアグレッシヴなんだよなー。レトロでリズミカルな#6も一癖ありのパワーポップだけど、宅録的なアレンジがまあハイセンス!#7,8,9と個人的お気に入り3連発。サビの爆発具合が◎なロック#7。#8はレッドクロスが演る正統派パワーポップだし#9はカーペンターズ/アバもフェイヴァリットの彼等だからこそのラジオ・フレンドリーさ。#10はキンクス的イントロが印象的なポップ#。そして、ボートラ#11も見逃せないグラムポップで#1と対をなすような曲。捨て曲なしオススメ。
『researhing the blues』
redd kross
 
★★★5
レッドクロス3rd。僕のミュージックライフにおいて重要なアルバム。1910フルカン系統の#1からバブルガムパワーポップ全開。#2もパートリッジ・ファミリーをロックさせたような#。舌足らずだけど男気なジェフリーの声がイイ!ホリーズなメロディラインを覗かせる#3。ギターフレーズはちょっとオアシスに通じる。パンキッシュな#4はタイトル通り少年ナイフからのインスパイヤ#。そして#5はバブルガムポップの最高峰。僕もフルーツガム潟oブルガム工場へ入社したい!ビートルズ×ザ・フーなポップロック#6。イカしたドライヴィングチューン#7のサビ転調♪サイケロック#8におけるコーラス/ハーモニー、フックの入れ方とかもう最高。レッドクロス節と言えるパワーポップ#9。#10もポップ/ロック/サイケ/ガレージがミクスチャーされた#だ。初期を彷彿させるガレージロック#11もポップなフックは忘れてない。90sパワーポップ好きならマストバイ!
『third eye』
redd kross
 
★★1
レッドクロス4th。前作のパワーポップ盤よりもロック度を強めてきた。#@は象徴的な曲だがレッドクロスなメロディライン/コーラスはそのままなのでヘビロテ。#Aにおいてのメロディラインも◎◎。グルーヴ感のあるミドルチューン#Bも佳曲。中盤はヘヴィさを増していく。ディストーション効きまくりのオルタナロック#4。もはやグランジと言っても良さそうな#6,7と共に好き嫌いが分かれるところか?メロディックさのあるニルヴァーナとして紹介したいところ。ブラッグフラッグな#14も強烈だ。#Dもダウナーなロック#だけど聴くほどに脳裏に焼き付く。#8はヘヴィながらレッドクロス節の効いてる。アバのようなギターイントロから始まるパワーポップ#H、H/Rビートルズな#I。今作1番のメロディラインが聴ける#Jの3曲は前作の系統で大好き。まだまだ若々しいパンクロック#12。ジョンレノンの曲をガレージロック化させたような#13。やはり聴くたびに好きになるね。
『phaseshifter』
redd kross
 
★★★152
ニュージーランドのロックバンド、ラブ・アックス2nd。極上の心地良さ味わえる#@、これは歌謡曲だなーとヘビロテ。#Aはスーパードラッグやスローンを思わせるパワーポップ#でコレまた◎。ポウジーズ系の#B。90sバンド好きには今までの3曲でビビビ。#4もオルタナ感あり、80sH/Rなメロディアスさもありと90sバンドのそれ。#5は途中までオルタナカントリーだけど実はサイケ感を交えた組曲で7分越え。ジェイホークスやジェイソンフォークナーぽい陰りを携える#6。#Fもカントリーポップだが幾分明るい。ハイライト#Gはインディポップな佳曲。ロックンロールリバイバル的な#Hもカッコイイ。#8,9は#1,2同様にパワーポップファンにオススメだ。#Iのプチサイケなメディアム#も美しいビートルズ要素を持った#。#11のインディポップを聴くとやはり懐かしさが先に・・
『south dakota』
love axe
 
★★★7
元ラーズのジョン・パワー率いるキャスト1st。ブリットポップの代表作。その核弾頭#@は惹きこまれるジョンの声とともにキラキラ・ロックと名付ける。#Aもネオアコ的レトロ感がマッチした良質ギターポップ。そして#Bも現代版ホリーズと言えるメロディと言葉数が◎。フックはちょい弱いけどやっぱオアシスと同じ空気を感じる#4。ヴァーヴのような#5。まさに英国的ノスタリジックを感じる#6。そしてデビューシングル#Fがもう最高!トロッグスをパワーアップさせたような決定的なブリットポップ#だ。ラーズの曲をハードドライヴィングさせたような#8。秀逸なバラード#Hも必聴。この手の曲においてジョンの声は極上ですね。オルタナロック#I。単調ながら耳に残る#J。クラブミュージック的な#12。キャスト節と呼べる#Lで印象良く終わる。1,2,3,7,9。中古で!
『all change』
cast
 
★★★185
エバン・ヒルハウス1st。1曲目の牧歌的なインスト#からグッドメロディ♪そしてくらげ彷彿の#2へと。声もアンディ・スターマーに聞こえる瞬間あってハッとする。くらげやラマー・ホーリー好きには#4,7もオススメだ。#7はちょっと「Now She Knows She's Wrong」感あり。ブレンダン・ベンソン的なメロディ展開をみせるギターポップ#3。ハリー・ニルソンのDNAが詰まってそうな#5,8やポールマッカートニーのような#6もとても良い。#9も1人ビートルズな多重録音と。ラスト#10を聴くとやはりアンディ・スターマーがソロ作出したらこんな感じかな?なんて想像しちゃう。このクラシックなメロディ満載の作品がバンドサウンドであったなら尚更良い気がしてならない。
『evan hillhouse』
evan hillhouse
 
★★★179
くらげチルドレンとしては知る人ぞ知るザ・デイズ(その後シアーズ)のフロントマン、ダニーのソロ作。ビッグスター直系の#1からしてもう僕好み。声の素晴らしさは相変わらずだけどバンド時代のほうがアンディースターマー似だったかな。完全ビートルジョンな#2は「Julia」のような佳曲。引続き中後期ビートルズな展開をみせる#3と、ちょっとタメ息でちゃう。#4はポールマッカトニーや初期ビージーズ寄せの#。マイベストの1曲#5は理想的なミドルポップソング。ビートルズなガラクタを組合わせたような#6も宅録的で◎。まず聴くべきは最高のパワーポップチューン#7。続く#8も決定的な曲で、くらげファンにオススメしたい。伸びやかなピュアポップ#9。ビッグスター再びな2曲。#10はメロディックsideで#11はロッキンsideだ。ラスト#12も◎◎。オススメ!
『crybaby』
danny de la matyr
 


2018/10/16-21
★★★12
スワッグ。ウィルコ、チープトリック、ダグ・パウエル、マーヴェリックス、ビルロイド等のユニット。プロデュースにブラッド・ジョーンズって、もうマストでしょ。#1から抜群のポップチューンで最高!プレゼントコンピでも使いまくった。ジェリーフィッシュやELOを思わせる#2,5はダグパウエルの仕業か?マッカメロディなバラード#3,12やビーチボーイズを思わせるドリーミーな#7。#4はキンクスの「Set Me Free」のリフが飛び出した。#10もキンクス/タートルズのようなフィーリングを醸し出す佳曲。パワーポップ#としては初期ビートリッシュな#6にコステロ風味((間奏にアバ)の#9。ロック寄りのジェイホークスといった趣の#8。サイケがかって時折ポップな#11。とにかくジャケみたく多彩でポップな欠片(ガラクタ)が詰まったポップ盤。オススメ!
『catch-all』
swag
 
★★★10
ノーザン・アップロアー2nd。個人的には名盤。リードシングルの#1を聴いた時はメロディの良さに驚きました。続く#2もグッドメロディこの上なし!vo.レオンの声がまたイイ味。ザ・英国ポップと言える#3、フックも効いて◎。メロウなパワーポップ#4。センチメンタルな#5はラーズにも通じる出来栄え。スローバラード#6も秀逸。後半は1stにあるようなブリットポップなギター#7,8,9を立て続けに。突き抜け具合が最高で気持ちイイ!ストリングスを効かせた#10とこの辺は当時のUKロックの趣だ。#11は2nd期のオアシスに通じて90s好きは郷愁感にかられる事でしょう。この2ndで手に入れたビーチボーイズ的メロディセンスを発揮したミドルバラード#12。ボートラ#13,14も2曲ともマニックスのようなエモーシュナルな佳曲。捨て曲なしのオススメ。
『yesterday tomorrow today』
northern uproar
 
★★★26
イナフ・ズナフ、ドニー・ヴィーのソロ1st。名盤。#1からもう素晴らし。根底にあるビートル・ジョン。音圧に頼らないこのグルーヴ感はスゴイ!ドニー節ビンビンのバラード#2も逸品。さらに突詰めた哀愁、叙情的旋律の#3・・この声だ。#4は展開にずっと軽めの押し引きがあって、それが後半のフックをめっちゃ際立たせてる。ジョンが憑依したようなとは陳腐な言葉だが#5を聴くと声もメロディラインもやはり・・。大海原を漂うかのような美しい#6に癒され。#7、ヴォーカリストとしてのドニーを堪能するにはこの曲!アルバム中1番のポップ#8。ちょっと投げやりに歌うvo.がイイっ。死ぬほど迷って決めればマイベストは#9。震えるほどの名曲だ。本気出せばグランジなヒット曲も朝飯前ってのは#10で確認可能。ポールが顔を覗かすポップ#11にほっこり。ラストを飾る#12はピート・ハムに通じる極上の美メロ#♪捨て曲なしオススメ!
『just enough!』
donnie vie
 
★★★122
イナフ・ズナフ、ドニー・ヴィーのソロ3rd。バンドサウンドでH/R寄りな#1でスタート。アコースティックなSSW路線だった1stとは趣が違う。低音vo.の艶っぽさが魅力的な#Aもズナフ時代を思わせる。#5もメロディック・ロックで往年の展開?#Cはドニーらしいバラード。ちょっと双子ネルソンを思い出した。「音の網」的な#というと#B,E,G,H,11あたり。初期ビートルズをモチーフにした小品ポップロック#3や切なさいっぱいナキの名曲#6などまさに!です。暗いブルース調バラード#7を踏み台にしての#8はズナフ『Peach Fuzz』に収録されてそうなポップロック#。#9も大好きな曲、60sフィーリングを持ったメロディ豊かな#。モータウン調の跳ねるビートと時折クイーンぽいギターで一気にもってく#11。コーラス/ハーモニーを効かせた#10はやりようで90sエアロスミスのような曲に出来たかも?
『wrapped around my middle finger』
donnie vie
 


2018/8/26
★★★129
アンダーソン・カウンシル3rd。USバンドながらヴィンテージUKの香り漂う良質な曲が並ぶ。#1,10などブリットポップ期オアシスなギターサウンド。迫力あるビートで攻めまくるAもジャムに通じるモッド感。以前ジェリーフィッシュもカバーしてた彼等、ピアノがアクセントの#3はちょっとクラゲぽい?#C,D,Eとマイベストな3曲が続く。#4はスミザリーンズのギターポップに通じるし、パワーポップ全開の#5,6◎!。#8,K,L,15とサイケがかる曲も特徴で特にローゼズ/グリップ・ウィーズ系ロック#12はマジで名曲でヘビロテした。#13のギターロックもめっちゃカッコイイ。ミドル#7もサイケアレンジ(なんとプロデュースがグリップ・ウィーズのカートのようだ)。ジョージャクソンのような#9。コステロ〜スクイーズみたいな#11。アメリカンロックが程良く顔を出す#14,15はよりヘヴィな出来。まずは#6,12を聴いてね。
『looking at the stars』
anderson council
 
★★25
USバンド、ベガーズ1st。美しいギターフレーズ満載の大好きなバンド。#@のメランコリックなイントロからもう琴線触れまくり。シングル曲#Aはオルタナなアレンジながら浮遊感あるメロディ&ハーモニー、そして旋回するフックが最高。そのサイケな浮遊感は#Bでより顕著に。#C,Dは秀逸な2曲。ギターの音色はもちろんフランク&ウォルターズやトラキャンにも負けないメロディがなにより素晴らしい。ネオアコ/ブリットポップ好きは是非!さらにマイベストとしては#G,I。特に#10は絶好調のREMやオルゴン・ボックスに匹敵する名曲です。#6はシューゲを脱した頃のライドのような趣だね。メタリックなギターが多い中でUSカントリー要素を持たせたロック#F,9やREMのオルタナロックぽい#11はアルバムのアクセントになってる。9分越えの#12はローゼズのようなマッドチェスターサウンドだ。
『lovely soul detonator』
beggars
 


2018/8/9
★★★134
独のマージャーズ1st。初期ビートルズ、キンクス、ソニックスを思わせる時代錯誤の音が満載。現代版「Some Other Guy」のような#@からアゲアゲだ。#2,Fも初期ビートルズのノリを持ったロックンロール#。ココまででガッツポーズの人も多いと思うがまだ終わらない。キンクス1stに収録されてそうなミドルテンポのブリティッシュビート#B。ラトルズにも通じる#4,E。これぞマージビートと言える#Dにビートルズマニアはニンマリでうっとりでしょう。マイベストの1曲#GもジョンSideビートルズを醸し出しててタマラン!ストライプスと呼応するような疾走ロックンロール#9,J。引きの#である#Iにもやはり『With The Beatles』なビートルズのセンスがみえる。最後を締める#Kもボブ・ディラン調のマージービートで最高なのだ。オススメ。
『monkey see monkey do!』
mergers
 
★★★160
マージャーズ2nd。1stは2013年最高な1枚だったが、Dr. フィールグッド感のあるリフが映える#1からもって相変わらずのビートだ。#D,Eでもフィールグッドを感じさせるけど#5のメロディラインや#6の追っかけコーラスにやっぱビートルズが隠されててホッコリ。#2もビーディ・アイ1stぽいロックンロール。スマッシュ・マウス「Diggin' Your Scene」のノリに近い#3。前半ハイライト#Cはちょい現代寄りな垢ぬけた感じがめっちゃクール!ラトルズ「Goose-Step Mama」「Baby Let Me Be」と並べて聴きたい#7。レイ・デイビス嗜好なミドル#G〜サーフ/ガレージなインスト#9をはさみキンクス/S・フェイセズなビート#I、リッケンバッカーが心地よい#Jと僕好みな曲連発。#12,Lは#4同様に1stにはなかったブリットポップ的なアクセントとしての今なアレンジが加わっててイイです。
『with a carrot and a stick』
mergers
 


2018/7/8
★★★181
ジン・ブロッサム自主制作による1st(1989年)。メジャー後のEP『Up And Crumbling』と2曲(#7,8)、メジャー1stと4曲(#1,2,3,9)被りますが、ここのはスピーディー/ソリッドな生音によるものでまさにインディバンドのそれ、総じてカッコイイ。特に#8「Keli Richards」はEPよりこっちがベターで#9「Hey Jealousy」と連発されるのがこの盤のハイライトだ。哀愁度なくしてテンポアップの「Found Out About You」も聴きどころか。レモンヘッズのような#4はとても好き。#6,11は初期ソウルアサイラムのようなこれぞインディロック。熱い#だからライブ最高でしょう。#5,10はvo.ジェシーの声も相まってミッチ・イースター/トミーキーンに通じる草食系ギターポップだ。ダグの才能溢れる最高なカントリーパンク#12が大好きで聴く度にダグの死が悔やまれます・・。オススメ
『dusted』
gin blossoms
 
★★138
ジン・ブロッサム、メジャー移籍後のEP(1989年)。#1はその後の1stのリードシングル的扱いで愁いのあるギターポップ#。#2も同じく1st収録の名曲。#3,5は『Dusted』収録のアレンジ違いとして。当然メジャー1stに近しいアレンジなのでこの盤では違和感ない流れ。メロディ豊かなミドルチューン#3は哀愁度が上がってる。大好きなロックンロール#5は個人的には『Dusted』側に軍配だけど、このアレンジのままでいいので1stに収録してくれたらなあって。#4はビートルズ「Doctor Robert」を思わせる淡々としながら印象に残る#。以上全5曲。
※『New Miserable Experience』のデラックスエディションには全て収録されます。
『up and crumbling』
gin blossoms
 
★★★4
USギターロックバンド、ジン・ブロッサムズのメジャー1st。僕の無人島レコの1枚。初期REMを彷彿とさせる#1から◎、イーグルスが源流にありそうな軽やかなギターサウンドで爽やかさが倍盛。ロックンロール#2,5,7はマッツの影響も感じ取れて最高!特に出会いの#2は名曲。愁いのあるvo.ロビンの声も抜群にイイよね。バーズDNAが感じられるギターポップ#3もメロディラインと鳴り響くギターのマリアージュが。コーラス/ハーモニー抜群のミドル#4,11においても初期イーグルスを引合いに出しても良い。メンフィスを感じるカントリーポップ#6,12にしても同じくそうだ。それにしても後半の#8,9,10,11,12のグッドメロディの連発は圧巻。哀愁の#8,脳裏を支配する#9と名曲の位置づけだし、UKロック然としたバラード#10も◎。まさに捨て曲なしの名盤。トミーキーン、スミザリーンズ好きも是非とも!
『new miserable experience』
gin blossoms
 
★★2
ジン・ブロッサムズ2nd。曲作りの中核だったダグ・ホプキンズ(rip...)が居なくなりの再出発。疾走ロック#1からフルアクセル。バーズ/イーグルス感はちょい減退。他、マッツ系の#7やコーラスがグッとくるトミーキーン寄りの#8。H/Rばりにグイグイと攻めてくる#9とロック#は今回も満載。#2はビートリーなギターポップ#、ライブでプリムソウルズ「Now」を演っているのでそれ経由ぽい?。ビートルズな雰囲気はギターポップ#6のメロディや、1stの流れに近いヒット#3でのハーモニカ/タンバリンとか。#3はちょっとレンブランツのようだね。カントリーポップの側面も#10,11で。ビッグスターを彷彿とさせる佳曲#4,12はさすがの出来で、特に#4はマイベスト!。#5のバラードも逸品。そしてボートラ扱いながら必聴なのがマーシャルクレンショウ共作の#13。70sライクなノスタルジックな佳曲です。今作も良盤。
『congratulations i'm sorry』
gin blossoms
 


2018/6/21-30
★★72
コットンメイザーが名盤『Kontiki』後に出したセルフプロデュースの7曲入EP。#1は1st収録「Lost My Motto」のVer.違い。エッジが効いてオルタナ感が増した。ザ・フーの要素をまぶしたパワーポップ#2も最高にロックで◎。2分に満たない#3のアコースティック#は優しくバラードを歌うジョンレノンが憑依してるね。疾走感溢れるギターポップ#Cも好きな人多いでしょう。。生音を活かした粗目のプロデュースも効いてる。ショートムーヴィーのようなインスト#5。その流れでの#6はアーサー・アレクサンダー「Dream Girl」のカバー。いつものあの声がトーンを落としめっちゃロマンティックに歌う。ちょっと宅録感ある#7は『Kontiki』が好きな人はコレこそにコットンメイザーと思う#でしょう。
『hotel baltimore』
cotton mather
 
★★★94
元チューブトップのギャビン・グース1st。ビートルズ(特にジョン)を根源としたメロディアスなSSW。#1はルーツ寄りでありながらもそのマッカメロディによって古臭さが消えている、鼻にかかった声も僕好み♪ジョンレノンやニルソンの影響を感じる#2,8。どちらもフールズガーデンとの共通点も浮かぶ。買うキッカケとなった#3はヘビロテしまくった!やはり中後期ビートルズでドニー・ヴィーのバラードを彷彿とさせる佳曲。フレンドリーなポップ#4はマシュースウィートやマイク・ヴァイオラを思わせる。コステロやCvSのような雰囲気のある素晴らしく甘美な#5,9,11もあり。#6もさらにコステロなバラードを感じてとても好きな曲だ。#7はサーカスモンキー「It Couldn't Be Ann」と呼応するような曲。TFCにも通じる#10も癖になる。ソロ期のジョンをもっとキャッチーにしたような#12で締め。オススメ!
『mercury mine』
gavin guss
 
★★★59
ミラクル・ブラー2nd。パワーポップクラシックと言える#@でスタート。メロディアスなミドルバラード#Aは手慣れたものだ♪#Bのグググっと盛り上がっていく展開はアンディの手癖なのか?ホント好きだ。アコースティックながらも力強い#4はアルバムの彩りに一役。そしてギターロック#5へと。中期ビートルズ風な#Eで後半スタート。#Fまさにアンディ・バップなサビ前/サビのフックなんだけどそこへ至るまではウィルコのような曲調でそのギャップ。ラブナット期のようなパワーポップバラード#G。続く#Hも同じくバンド時代の伸びやかな#。やはりビートルズが見え隠れする。さらに#Iもジョンレノンの影響下だし、フレーズ連呼でタテノリの#11もホワイトアルバムに入ってそうだね。
『the myracle brah』
myracle brah
 
★★4
ラヴ・ナットの1st。パンキッシュさとナキメロが入混じった好盤。2分弱の#1はまさにパンクなキッス。インディバンドらしい冒頭曲だ。そして最高な90sパワーポップ#A!ギターの絡みがもう最高だ。ポップだけどグランジも要素に入るのがポウジーズ的な#3。#Cではレモン・パイパーズ「Green Tambourine」をカバー。この選曲センス!ソフトロックを見事にギターロックに演ってのけてます。マイベスト#Dはとにかくギターがイカす。サビがギターソロなんだけど溢れるエナジーに痺れます。#Eはジゴロアンツに通じるナキメロと静へ移り変わってからのギターソロが◎。速曲パンクな#Fはまさにカレッジチャート映えの1曲だ。全体的なメロディの冴えは2ndに譲るのだけど、その片鱗はミディアム#8,Hの2曲に。1分半の終わりの#10は始まり同様インディバンド然としたガレージロックだ。
『bastards of melody』
love nut
 
★★★53
フーターズの名盤2nd(1987年)。フーター(メロディカ)やマンドリンを駆使した彼等の音楽は聴いているだけで景色が浮かびます。縦ノリのギターポップ#1は大好き!J・ガイルズ「Centerfold」なキャッチーな雰囲気を持ち、印象的なリフが頭から離れない。楽器がどんどんと重なり合っていく森の音楽隊のようなイントロだけで涙腺が緩む名曲#2。叙情的なマンドリンが効く#3も哀愁さが胸を鷲掴みされる。そのメロディはスクイーズが頭を過る。シンセ付フォークソングと言える#4。#5もイントロ泣かせる・・メロディも得意のレゲエ・ロックだ。その流れでいけば、続くタイトルトラック#6もポリス的だね。そして後半のハイライト#7はノスタルジックな名曲。また泣いちゃって下さい。正統派のロックンロール#8→ギターポップ#9とアゲアゲで締め。
『one way home』
hooters
 
★★★142
スピリット・キッド2nd。ブレンダン・ベンソン×ジ・88な#1を聴いて購入。おのずとマークボランな雰囲気を漂わせるvo.も含めまさに僕好み。疾走感溢れるギターポップ#2でギアを上げたと思ったら#3の爽やかなメロディでクールダウン。とにかくメロディが良い。ロッキンなパワーポップ#4も地味に聞こえつつも実は起伏に溢れてて◎。南風を思わせるギターの音色がアクセントとなった#5。中盤のハイライト#6もレトロとモダンが入混じったパワーポップだし、続く#7も大海原を漂うかのような心地よさ。管楽器も鳴ってとってもメロディアス♪パンキッシュな#8はやっぱブレンダン・ベンソンを思わせるね。中期ビートルズ感のあるギターポップ#9も大好き、コレクターズにも通じる。どの曲もメロディ展開(転換)が効いてるんだけどラスト#10も一瞬にして表情を変える。以上。オススメ!
※『is happening』
spirit kid
 


2018/6/10
★★★70
ベン・フォールズ3rd。前作と打って変わって快活なピアノポップ盤。広島ライブでの骨折を歌ったパワフルな#@で拳を上げてスタート。オルタナ感がBF5時代を感じさせるピアノロック#A。他にも#7,H,I,Lとバンド時代を彷彿な曲が紛れ込む。#7,13はBF5の1st/2nd期を思わせるし、#9,10の疾走感も懐かしい。#9の連弾ピアノは最高。やっぱリズム隊としてのピアノには興奮する。#3,Cはソロ期に確立したインディポップ。レジーナ・スペクターを迎えた#4はストリングスも効かせた素晴らしいポップ#。ほかエレクトリックな#8、カントリータッチな#14あり。お得意の甘美バラードはピアノインスト#5→#6(#O)や#Kで聴ける。その美メロに速度を付けたエモい#Jやワンパターンに力強く叩くピアノと吐き出す言葉だけで成立させる#15もさすが。
『way to notmal』
ben folds
 
★★★140
マフス6th。前作から10年。#1から「Agony」ばりの変わらぬテンションとメロディ♪#2のパワーポップもキム嬢の声&ナキメロが。ポールコリンズ風のビートを刻む#4はめっちゃライブ映えした。ダイナミックな#11でのザ・フーなドラミングがカッコイイ!ウィーザー的な刹那なミドル#5にパンキッシュ#6でのシャウト!ホントに変わらない。あえて今作の特徴を言えば60sのガールズグループや初期ビートルズ。マフス節全開の#3もビートルズの趣が帯びてるし。「I Should Have Known Better」ばりのハーモニカでスタートする1番のビートリッシュ#7。#8での追っかけコーラスと親しみやすいメロディや#9でのクリスタルズ「Then He Kissed Me」なリフと掛合いコーラスもまさに。#10のメロディラインも完全レノン/マッカートニーだ。ラストを飾る#12がこれまたセンチメンタルなギターが映える佳曲だ。オススメ
『whoop dee doo』
muffs
 


2018/5/29-6/3
★★127
UKのパンク/ガレージロックンロールバンド、アジャスターズ1st。ハンクラ添えたイントロで始まる#@はエクスプロディング・ハーツやワイルドライフ彷彿でその手のファンは心掴まれるでしょう。同様な#は後半のハイライト#Fやストレートなロック#ながら時折バイターズ辺りのグラムな要素を含む#Hあたり。ハードドライヴィングなアンダートンズといった#2や疾走感のるパンクチューンで進むも曲途中で構成が変わる疾走感のあるパンクチューン#6など一辺倒にならない曲群。ミドルテンポながら熱いガレージパンクの#Dやピストルズ的なシンプルなパンクサウンドにピアノが絡む#8も○。でもやっぱ真骨頂は#B,C,10のMC5〜デヴィル・ドッグス直系のイカしたガレージロックンロール!抜群のスピード感です。
『reckless relations』
adjusters
 
★★★181
アジャスターズの全5曲EP。1stフルアルバムもエクスプロディング・ハーツやバイターズ、クライ系統でカッコ良かったですがその後のこちらはそれを凌駕する出来。ポップ度上がってます。まずは彼等の代表曲はこの曲と決めてしまって良いでしょう、アンセム#@。パワーポップファンも是非聴いて欲しい。1stにはなかった甘いナキメロが聴ける#Aも◎。ポップでビタースウィートなメロディが光る#Bも大好きな曲。7"では#1がA面でこの曲がB面だとか。最強シングル・・。クラッシュを受継いだパンクロック#4。哀愁のメロディで始まる#5も1stではやはりなかった感じ。パンク/ガレージロックとは少し趣が異なるけど純粋に良質なロック#です。このEPで残念ながら解散済。
『trouble n' love』
adjusters
 
★★★167
USロックバンド、パブリック・アクセス・TVの1st。流れるようなロック#@はロックンロールリバイバルと叫ばれたストロークス登場の頃を思わせる。そしてT.レックス彷彿の#Aはモロにツボな曲。気だるいミドル#3のメロディラインも同じくT.レックスの流れだ。80sロックンロール度は高くて#4はテレヴィジョン〜レイザーライトなロックンロールだし、#Dはザ・カーズDNAを含ませたキャッチーなポップロックだ。その先人達をストロークス経由で音出ししたような#Eもメロディアスでキンキンとギター鳴って◎。ちょっと「Time Is On My Side」を彷彿させるバラード#7を挟んでの後半も良曲が続く。シンガロングなガレージ/インディロック#G,J,Kはクリブスと共通するし、ブリットポップ期のラジオフレンドリーな#H,10もポップでイイね!
『never enough』
public access T.V.
 
★★★151
ピートーンズ?ネット試聴してなかなか良かったので抱き合わせて購入。多彩な全6曲のEP。ディスコ調なロック#1はオライオン・エクスペリエンスぽくもありノリが良い。クラッシュやパズコックスの影響下にあるインディ・パンク#A,3をキメたかと思えば#C,Dではビートリッシュな#を続けざまに。どっちの曲も「Getting Better」のようなリフを使用した似たような曲調なのはご愛敬だけど(笑)シンプルな#4に比べ#5のほうがアレンジ凝ってて完成形なのかな?ラスト#6はディスコDJな趣だ。以上、ディスコにパンクにビートルズ。2004年作のこのEPしか見当たらないけどアルバム出てたら面白かったでしょう。
『epe』
p-tones
 
★★★112
USロックンロールバンド、ブーズ4th。出会いはネットでの「There Goes My Girl」(この盤未収録)。彼等のルーツでもっとも色濃いのは初期ストーンズ。#1からストーンズ×T.レックスばりのブギーなロック#が飛び出す。#2,8でのアーシーなバラードもまさに。さらに#6,11のミドル#ではストーンズ/フェイセズの曲が持ってた黒さとセンチメンタルさのせめぎ合いを感じてしまう。ソウルフルでイカした#3ではミック・ジャガーばりのvo.スタイル◎。プライマルスクリームやムーニースズキと同じ匂いのするストーンズDNAロックンロール#5,7,9がコレまた最高。#9はエクスプロディング・ハーツ好きも是非。重心の低いロック#4やズートンズに通じる#10もまさに60sロック・リバイバルだ。玄人ロックファンにも俄然攻め込んできます。オススメ!
『at maximum volume』
booze
 
★★★1
スーパードラッグ2nd。彼等で1番好きなのはこのアルバム。このアルバムは単にパワーポップとは呼べない多彩でアーティスティックなポップソングが満載です。奥が深い。歌心溢れる#1、沢山の音が鳴っている多重録音。続けてスーパードラッグ節炸裂の#2,3。で、ロックフィーリング溢れる#4〜ピアノをフューチャーしたバラード#5〜後半には「I Am The Walrus」が飛出すプチサイケな#6・・と、この振れ幅です!。さらにはマイベストトラックであるボウイ的なロックンロール#7と初期TFCな#10の2曲。バラードなのに時折ヒリヒリとした展開になる#8も◎。幾多のパワーポップバンドとの境はアレンジワークの素晴らしい#9,12,13の佳曲達。この感じ中期ビートルズと被ります。ボートラ#14のメロディも秀逸です。全曲素晴らし〜。名盤!
『head trip in every key』
superdrag
 


2018/4/22-30
★31
ボン・ジョヴィ系譜のいわゆるH/Rバンドの1つ、ファイアーハウス。そのアコースティックアレンジの盤。大学時代にこの手の音楽が好きな先輩から沢山聴かせてもらった中でハーレムスキャーレムと共に好感触だったアルバム。そもそもメロディは良いしアレンジ的に装飾が割かれて僕の好きなストレートなポップロック#として聴けたからかなと。この時点でのアルバム3枚からのベスト的選曲でどの曲も聴き馴染み良いメロディだ(バラード多め)。すごいのが#1〜3の新曲が水準的に全く劣ってないこと。特に#1は◎。#11はイーグルスのカヴァーでお馴染みのスティーヴ・ヤング「Seven Bridges Road」を演ってます。ちなみにコレしか持ってません。
『good acoustics』
firehouse
 
★★125
ビバ・ブラザー1st。2011年にB級ブリットポップを奏でるとは(笑)。まずブラーのごとき#1が進軍ラッパだ。そしてブルートーンズのような愁いのあるポップ#2と続く。#B,Gは・・その、ブラー×ブルートンズって「どゆこと?」との声が聞こえそうな掛算。とにかくブルートンズ感はどの曲にもバリバリあります。#Cはその中でも疾走感あって、もし90sにデビューしてたとしてシングルヒットを放つとしたらこの曲なんだろうなと。ザ・ブリットポップと言えるミドルバラード#5。スーパーナチュラルズなどの後期ブリットポップ組のような匂いのする#6。#7,12(ボートラ)を聴くとブルートーンズを濾過して取出されたローゼズ要素も?初期オアシスを醸し出している#H、ジャグアーもちょっと思い浮かんだ。#10はラストにしてロックバンドとしての重厚感が1番感じられる#。
『famous first words』
viva brother
 
★★★55
USロックバンド、スパークラー1st。ジェイソンファークナーな#Aが何より好きでヘビロテしてた。でも全体的には素直なメロディからオルタナなアレンジへと展開するのが特徴。#1からオルタナロックにギターポップを少量といった趣。アダムシュミットを思わせる#B、パンキッシュな#J、サビまではグーグードールズ的なUSロック#4もどれも同様に歪んだギターが絡んでくる。T.レックスな瞬間のあるミディアムロック#D、サイケがかったアレンジに負けない彼等の艶が押出される#E、ポップロック#8とH/Rの影響は強いね。鼻にかかった声はちょっとコステロぽくて個人的には得してるなと。ウォールフラワーズ的な#F,9も声の影響かやはりコステロを思わせる節あり。ボウイやオアシスに通じる#I。8分を超える#Kはオーケストラスアレンジでとても美しい曲だ。
『wicker park』
sparkler
 
★★★142
ジョー・サリバン。2014年を代表するポップ盤。ビーチボーイズとビートルズを融合させた分かりやすい#1で心掴まれた僕は分かりやすい・・。ライナス好きにはビビビと来るでしょう#2にも・・。ボウイ「Rebel Rebel」を潜ませながら進む#3も僕の嗜好を狙ってるのかと・・。ムーディーでめっちゃフックが効いたポップソング#4。FOWもトラヴォルタスも真っ青のギターポップ#5。#6はイってる時のジョンレノンの曲をモチーフにしてそうだけどそれもただのポップソングの材料である。#7は#2以上に何からしてもライナスの曲に聞こえる。#8も同様にライナス×FOWとポップフリークには眉唾。チープなインディ臭さが良くも悪くもって感じだけどね。ムーグも聞こえる#9。ポップアレンジの粋を極めた感じの#10で締め。ポップが3度の飯より好きな人には当然オススメ。
『schlock star』
joe sullivan
 
★★★81
カナダのパワーポップバンド、トゥモロー1st。骨格のある#Hのパワーポップをネットで聴いて即ゲット。#1初っ端のギターの音色でその背景がバッドフィンガーをはじめとする70sグレイトバンドであることがモロばれ。#Aはそこにピートタウンゼントな風味が加わりイイ!ラバーソウル以降のビートルズを思わせるダークでサイケな中でメロディックな#3もいかにもな曲。バーズ調ギターサウンドも顕著で#Cは丁寧なフォークロックで◎。ジーンクラークを思わせる#Fや現代版イーグルスと言える#Eも爽やかギターポップの佳曲だ。ダイナミックな#D,Gはメロディ/ハーモニーともにTFC好きにオススメ。アルバムの締めはハードドライヴィングなロック#10→バッドフィンガー/マーマレードなミディアムながら力強い#11。オススメ。
『jupiter optimus maximus』
tomorrows
 
★★★167
ファスト・アズ・ファスト1st。改名後1作目のよう。オルタナポップなザ・フーと形容したくなる弾ける#1から突き抜けてて気持ちイイ!ストーンズを材料にダンディ・ウォーホルズのあの曲のようなケミストリーが感じられる#2もギア全開だ。この感じムーニースズキと同類項と言える。ポップセンスも◎で、ウィータスやBFSにも通じる#3。#4はアイリッシュロックの大陸的な雰囲気(フーターズも思い出す)を醸し出してる。#5ではUKロックな哀愁感バリバリなミドルバラードを聞かせてくれる。さらにAC/DCばりなロック#6,8,10があったと思えばポールマッカートニー/10ccに影響受けたニッチポップ?って#7やトッドラングレン的な素晴らしいポップ#9,11と間口の広さが抜群だ。んーハイセンス!オススメ。
『open letter to the Ddamned』
as fast as
 


2018/3/12
★★★135
トード・ザ・ウェット・スプロケット、2013年復活作6th。心地よいリズムを刻む#@のポップ#で顔がほころぶ。#A,3は往年のトードサウンド♪グレンのソロよりもやはりバンドならではの広がりが感じられる。#4はいつもの内省的な音でありながら裏腹にとてもキャッチーで不思議な曲。大陸的な突き抜けたグレンのvo.が光る#Dは『Fear』の頃を思わせる。グレン節と言える秀逸メロディが聴けるのは#E,11。グレンのソロ作が好みの人は特にビビっと来ることでしょう。ミドルテンポのポップ・ロック#7は一聴してトードなんだけど今まで以上にキャッチーな気がする。後半は#G,H,Iとハイライト#が続く。どれも美メロで耳馴染みが良い◎。#9はちょっとU2のような空気感もあります。
『new constellation』
toad the wet sprocket
 
 
     
  
  
 


2017/12/4
★★★51
豪パワポバンドのフィンカーズ1st。ミック・スター/マイケル・カーペンター在籍。voはマイケルなのでまず高得点。オージーパワーポップ全開の#@。マイケル・カーペンターのソロ作にあるようなビートルズ要素もふんだんに取入れられてる。さらにビートリッシュな#2,Bと続く。パンキッシュな#4。更にハードコア寄りな#5,11。。デモ感ありありのアコースティック#6はジョージア・サテライツみたいだ。切なさいっぱいのピュア・ポップ#F◎◎。#8はDM3直系のパワーポップ#。レトロなフィーリングを加えたタテノリのフレンドリーポップ#H。そして#Iではバーズ愛にあふれたグルーヴィーズ「You Tore Me Down」の間違いないカヴァーだ。80sパワポ的な#K,Lはツボだ。シンガロングな#Mで締め。
『fresh set-o-prints』
finkers
 
★★107
レアトラック集。#9(既存曲のデモ)、#17(宅録)、#19(珍しいピアノ#)、#14(ホリーズ「Carrie Anne」カバー)とレアトラック集の趣もあれどオリジナルアルバムに負けじと佳曲が揃ってる。初期トミーキーンど真ん中な#@,13,S。『Yellow Pills』にも収録される#Nも◎。この絶妙なサジ加減たまんないね。ギターのメランコリックさがまさにトミーキーンなギターポップ#A,6,I,J,12。ネオアコぽさもあり。淡々とした#Dもナキメロの佳曲。#Gも聴くほどに沁みる、ビージーズ「Melody Fair」を引用してるってさ。#C,Oは『Ten Years After』国内盤ボートラ。#4は財津和夫とコラボしてるかのようなコードアルペジオが逸品!#12もソウルアサイラムやシゴロアンツ好きは是非。ドラムが強調されたポップロック#7。ボウイ「Stay」のリフをもじったダンサブルな#3なども聴きどころ。
『drowning a tommy keene miscellany』
tommy keene
 


2017/9/18
★★★170
6年ぶりのウェリントンズ5th。結論:最高にメロディアスな1枚。#1からウェリントンズ・マナーに沿ったバンドサウンドが聞こえてきて嬉しくなる。#2の中堅バンドらしいミドルロックも美メロ/グッドコーラスは相変わらず。#3はマフスにあるキュートで芯のあるポップ#のようだ。ラスト#11でもマフス彷彿のバラードで締めてくれる。ノスタルジックで希望に満ちた#4もめっちゃイイ!くらげ界隈にあるミドルポップ#5、サビへ転調するとこイイ。アコースティックでいつも以上にツインボーカルが光るタイトル#6。レッドクロス彷彿でロックのダイナミズムを感じる#7。60sへの憧憬(ユーアムアイが同列に語られてて最高)を歌った#8、バーズな音色が素敵でビートルズ好きもハッとするメロディ。続く#9もメロディ豊かなラブソングでタマらん。そしてビートルズ/バッドフィンガーに肉薄するような豊潤メロディの#10は名曲だね!
『end of the summer』
wellingtons
 
 
     
  
  
 
★★★70
ウェリントンズ3rd。2008年マイベストな1枚。オルゴールからの#1。このキム@マフスへのオマージュソングから心掴まれる。マイベストの#2は新しいパワーポップのアンセム#だ。駆け出すようなイントロからビルドアップしていく#3(キム嬢も客演)。1分半の#4もツインボーカルが活きた最高なパワポ#。ザ・フー「My Generation」を下敷きにしたような#5。曲が短いのもあるけどこの前半5曲は塊として一気聴きです!後半はさらに多様化したポップ#が並ぶ。中期ビートルズ〜クイーン的な小品ポップ#6。#9も似た感じだけどクラッシュの曲を甘くデコレーションしたと言ったほうがしっくりくるかも。ウィーザーなメロディラインがタマらなく気持ち良い#7。哀愁の#8。ラスト#10は1stと2ndの良いとこ取りな1曲でまさに彼等を表す1曲ですね。オススメ!
『heading north for the winter』
wellingtons
 
★★★108
ウェリントンズ4th。今までで1番のポップ度で曲ごとにいろんなアーティストの影が浮かんでくる。#1で真っ先に浮かんだのがファラー。「Living For The Weekend」と続けざまに聴きたい。コステロちっくでバブルガムな#2もコーラスの洪水だ。FOWなギターポップ#3、#4も個人的にシルヴァーサン2ndのポップ感。ジョージ・ハリスンなスライドギターが印象的なインディ・ポップ#5、vo.がケイトなのもイイネ。ホーンの音色がポップ度上げてる#6。グッドコーラス♪ベンフォールズばりのピアノバラード#7。伸びやかなパワーポップ#8,13は彼等の魅力が詰まった曲だ。アゲアゲのパワーポップ#9もザ・フーばりのリズム+ムーグと、まさにウェリントンズ。ナキメロ全開の#10やピュアポップ#12も佳曲。大好きな前作に近しいハネるポップ#11も◎。オススメ!
『in transit』
wellingtons
 
★★★344
豪パワーポップバンド、ウェリントンズ1st。元祖パワーポップと90s以降のパワーポップが混ざり合ったような#@、知るキッカケとなったタテノリ/キャッチーなパワポ#Aと初っ端2曲から出来が良い!#Bのモダンロックにはムーグが鳴らされ、そしてコラースが乗る。やんちゃ度高めな#4はキッス〜シャザムのような雰囲気。ボートラ#L,Mも#1,4同様にポップとロックの中道を行く感じ◎。ミジェットのようなメロディラインをみせる#D。UKロックにあるナキメロを奏でる#6。地味目だけどイイ曲。続く#Fも60sフィーリングなメロディだ。#8には90s-00sのポップバンドにあるビート感あり。#9,I,ボートラ#Jもファラーやダムダムズな感じが好きなら是非。H/Rバンド、ファイヤーハウスのようなバラード#12もあり。
『keeping up with the wellingtons』
wellingtons
 
★★132
ウェリントンズ2nd。1stよりも疾走感が増量。サマーキャンプ彷彿のスピード感溢れる#1はその象徴的な#だ。微笑ましい歌詞♪。続くモダンロック#Aも1stの同系統の曲と比べてもロック寄りに振れてる。#3もH/Rからの影響を余さず出したロック#。でも馴染みの良いメロディってところはチープトリックのようだね。メロコア的な#5(56秒!)なんかは初期グリーンデイ好きにもokだ。タイトなパワーポップは#Eで聴けるし、#C,Fでは新旧パワポな音を絶秒なバランスで聴かせる◎。そうバランス間隔が良いバンドなのだ。男女ツインボーカルで攻める#Hはザ・フーな趣も感じる。意外な感じではカリプソ風味な#8やザ・バンド「The Weight」を上手にポップソングに仕立てた感じの#Iですね。
『for friends in far away places』
wellingtons
 


2017/5/14
★★277
エド・ジェイムス1st。知るキッカケの#Dは完全ルビナーズの配下にあるポップな佳曲だったが、多重コーラスで疾走するポップチューン#@でもマーク・バッシーノをマッチョにした感じでルビナーズさが。「すべてをあなたに」を彷彿とさせるオールドファッションな#2、軽快ポップロック#3、そしてジェリーフィッシュな佳曲#Cへと・・。1曲ごとに変化をつけながらハイクウォリティな曲を連発。「Sweet Home Alabama」的なギターリフが印象的な#6。#1,5同様にルビナーズの影響大な#7,G,9,I,M,N。特に#10はマイベストなパワーポップ#だし#14,15は往年の80sパワーポップと並んでもokだね。そして#4と共にくらげ〜メリーメーカーズ〜ユマジェッツな曲が#11,12,Lと続く。#11はライナスぽいけどさらに哀愁漂う。コックアイドゴーストな#13はその手のファンは◎でしょう。
『meet ed james !』
ed james
 
★★★66
フィグス2nd。パンクとパワーポップの中間に位置する。6:4でパンク寄りかな?ほぼ1分/2分台の曲。機関銃のような#1はアルバムのイントロダクションだ。やはりこのバンドの核はパンクロック・チューン#A,I,11,L,N,Oにあり。1st期のファストボールにも通じる#2,11,15,16。そして#10,13も最高でノリの良いパンクサウンドなのにとってもアーティスティックだ。初期スーパーチャンクや初期ローションのようなインディ・パンクな曲は#5,F。マイナー調だけどポップさもある。#9はラモーンズパンク。パワーポップsideで言えば#B,4,6,G,12,M。特に#3は僕の中で代表曲だ。程よいパンキッシュさが最高だ。#6,8はウィーザーやチョッパーワンのような雰囲気。#8ではvo.もイイ感じでちょっとヘタレ気味だ。ラスト#17のカントリーな雰囲気でUSバンドなのを再確認。
『banda macho』
figgs
 


2017/4/9-10
★★★100
伊パワーポップ、フル1st後のレディオ・デイズEP(全6曲)。1stではラモーンズ系のポップパンクバンドだったようですが(未聴)、ココでの彼等はメロディ重視のパワポバンドへと変身してます。まずはルビナーズもカヴァーした#Eでしょ。これは佳曲!FOWやBFSも真っ青の胸キュンパワーポップ。#Cも同様。彼らはポール・コリンズともスプリットシングルを達成してますが#5はビート「Rock'n'Roll Gurls」のカヴァーです。#1も最高にアガるパワポ#。ポップパンクではないけど、ヤムヤムズ辺りに通じる。続く#2は出だしでザ・カーズ、徐々にビートルズが醸しだされるポップ#。#3のメロディラインも◎。ただ甘く垂れ流してないところがイイね。オススメ。
midnight cemetery rendezvous』
radio days
 
★★★161
レディオ・デイズ4th。#1は最初の一音だけはオアシス「Roll With It」、始まっちゃえばラトルズのようなビート#だ。民生のようなポップロック#2。ビートルズ「I'll Cry Instead」あたりを感じる軽快な#Bや、これはもしかして「Do You Want To Know A Secret」から持ってきてる?なんて#M等々ビートルマニアをニンマリさせる。#7も初期ビートルズのアルバム収録曲のような趣だし#10も地味目にビートルズなアレンジで進んでいく。ザ・フー×ルビナーズな#C,Jは最高だ。90s/00sポップファンを喜ばせるための軽快ポップ#E,L。お得意のミドルバラード#G◎◎。ポリスのようなAメロを持つ#5、ブギー調な始まりの#H。ウィーザー「Hash Pipe」と一緒聴きたくなるような#12もパワー全開。どの曲も途中で一気にフックを効かせる辺りが手練れ過ぎるぜ。ボートラ#15はナーブス「Working Too Hard」をカヴァー。オススメ
『back in the day』
radio days
 
★★★112
イタリアのパワーポップバンド、レディオ・デイズ2nd。当時ネットを徘徊していたら「Getting Better」と「When I'm 64」が組合さったようなビートリッシュな#Bに辿り着いた。大好きなボランタリー・バトラー・スキームな雰囲気もあって即ゲット。#C,D,Fとやはり#3同様にビートルズさが混ざるけど決してベタベタな感じはなく要素として若干強め程度。#5,7に関しては くらげ界隈とも共通するサウンドアプローチ。#A,Gはスプリッツビルやチェリー・ツイスターと並べたい90s/00sパワーポップ的な曲なので、そこのキミ!#1,E,H,Iは軽快なポップロック#で#1はサマーキャンプ彷彿とさせ、#6,9はナキメロありでTFC/スーパードラッグなんか思い出される。ラスト#10のリズムやメロディは80sパワーポップの風格さえも感じられるね。以上まさに『音の網』なアルバムでした。オススメ
『c'est la vie』
radio days
 
★★★128
レディオ・デイズ3rd。バスドラの効いたタイトなポップロック#1でスタート。ちょっとウェリントンズみたいだね。今作、断片的には感じるものの前作よりビートルズ度は低めだ。洒落っけあるモダンポップ#Aはザ・ヴューな出来栄えだし#BもメロディはアーチーズのようなバブルガムポップだけどB級感はない。#Dもアーチーズ「Sugar, Sugar」をやんちゃなパワポ#にした感じで◎◎。全体的にはメジャー感がアップ。それはオアシスやマンドゥ・ディアオぽいロック#10、UKロックど真中な#Hやブリットポップバンドのようなプチサイケなスロー#6、アコースティックバラード11などに感じます。でもスプリッツビルを彷彿とさせる美メロなミドルバラード#Cやピュアポップのボートラ#K、ライナスのような#8。そしてプレイメイツのような#7なども相変わらず健在なのです。
『get some action』
radio days
 


2017/4/2-6
★★★137
ザ・フォア1st。2007年に60sミュージックシーンを一手に引き受けたアルバムだ(笑)。リッケンバッカーがモロにバーズの世界#1。初期ビートルズをハーモニカとともに奏でる#2,11。初期キンクスなブリティッシュビート#3,9。#3はコースターズな黒さもあって◎。ビーチボーイズの調べ#4。ビートルズってより陽気にホリーズなビート#5。#6,7,8,14は分かりやすく初期ビートルズのオマージュ#。特に#7の破壊力!買うキッカケの曲。まずはコレを聴きましょう♪#10のミドル#もビートルズ/サーチャーズ好きなら間違いなし。インスト#12や#13も同様にビートルズが源流だけど、ちょっとジェットセットのような材料としてのビートルズ感も出てる曲だ。とにかく、この懐古趣味な音楽性が好きか否かだ
『black & white』
fore
 
★★★35
ザ・88の2nd。一聴してキンクス、ボウイ、T.レックス彷彿の音楽性にヤラれる。めっちゃツボ。マーク・ボラン時々レイ・デイビスな声もめっちゃツボ。ゆったりキンキーリフ&T.レックスなポップ#1から脳天直撃。流れるようにキンクスに強烈フックを持たせたような#2へと。#3はメロディラインだけとったら くらげ的?でもこの声が乗ると別モノ。効果的なピアノも◎。一筋縄ではいかない#4,10。まさに曲者。断片的にヒネリながらも結局美しい#5はロジャー・クラッグやフルード・オンシズと同類だし、軽快なピアノポップ#6はウィリー・ワイズリー的。聞かせるアコースティック#8の味わいと言ったらね。同じくアコースティック#と思いきや最後はグラマラスな盛上りをむかえる#7も◎。バンドの集大成的#9,11,12。ワンパターンだけどポップで最高!オススメ
『over and over』
88
 
★★★84
ニュージーランドのポップロックバンド、エクスポーネンツ。改名後の本国大ヒット作。SE的な#1→インディ・ロックな#2,Cでアゲモード。で、何と言っても国民的#となっている#Bですね。強烈なフックにやられるー!以前からビートリッシュな佳曲を聴かせてくれてましたが今作でも#E,Fとビートルズを源流にもつポップ・チューン!#J,Kもデラミトリ等に通じるのUSロック/パワーポップな趣だ。先輩バンド、クラウデッド・ハウスのような曲調をもつ#5や#8,9のようにロックとは少しかけ離れたようなリズムやメロディで音楽性の幅をみせる。男気溢れるvo.で歌い上げるスロー#I,13,M。#10はボウイ的で#14はS&G的なメロディライン。ラスト#Nのマッツ系のロックンロール#はロマンチックさがプラスされてて◎
『something beginning with C』
exponents
 
★★★130
スぺインのフィードバックス3rd。元々パンクロックなバンドですが、今作はむしろパワーポップ盤といえる。#1,A,Bの冒頭3曲からスピードよりリズム重視のパワポ路線。特に#2はビタースウィートなメロディが抜群だ。#4は往年のスピーディーなポップパンク。ユニゾンでの連呼にコブシが固くなる#Dやデッドボーイズのようなパンクロック#K,Lも◎。スター・スパングルズと同系なので好きな人是非。60sフレイヴァーを盛り込んだミドルロック#E,F。この辺はモデルロケッツのそれ系の曲に通じますね。#8はちょっと驚きで70s-80sスタイルのパワポ路線から90s以降のアレンジが・・。その流れから#9,10,Jも90s-00s路線の軽快ポップロック/パンクだ。特に#11は大好き。オススメ!
『nothing a little pop won't cure』
feedbacks
 


2017/3/20
★★56
レイザーライト2nd。ガレージロック色は薄れ80sテイストが入ったソリッドでポップな仕上がり。アルバム雰囲気はギャング・オブ・フォー×フェニックスのような#@がまさに象徴的ですが、音楽性の影響力としてカーズがそこかしこに登場する。#Aはモロにカーズの影響下にあるミドル#だし、#7なんてストロークス×カーズなロック#。#Bもカーズなメロディラインを紡いでる。そう考えると何度もリピートした名曲#Cもカーズ「Drive」な雰囲気?#6,Hはポリスを感じさせる。特に#9は少しレゲエ風味でポリスのそれ。ネオアコ的な#5の軽快#も気持ちが跳ねる。#Gのアコースティック主体の柔らかいメロディとvoが◎。#10はニックドレイク〜REMを思わせる#だ。
『razorlight』
razorlight
 
★★★22
USパワーポップバンド、ルーニー1st。1stにして良い曲多すぎ♪クラッシュで始まりサビはジェリーフィッシュといった#1。ジェフ・リンからの影響がうかがえる#2のポップロック。#4の参考はカーズでしょうね(笑)ニンマリしちゃうねー。ウィーザーや初期HWMを思わせるミドルバラード#3,7,9も伸びやかなアレンジが活きてて耳馴染み抜群だ。#10も(兄弟バンドの)ファントム・プラネットやセカンド・サタデイなんかと一緒に聴きたい。90sブリットポップと呼応するようなダイナミックな#5,11。#11は新人での到達としてはなかなかの佳曲だ。そして名ポップチューン#6。ポップ度ハンパないね。そして抜群にキャッチーなパワーポップ#は#8。この2曲はめっちゃ聴いた。オススメ!
『rooney』
rooney
 


2017/2/27
★★★40
ジャケ通りポップ度増したホワイト・シーズ2nd。フランツのような#1こそ1stのガレージロックとかけ離れてないけど、#2のニューウェイヴ感は今ならオッケーゴーやキラーズの仲間だ。ど真ん中パワポ#Fの主役は間違いなくピアノ。ELOな#Cもポップだし、ガレージロックな#5でさえパパパコーラスでポップ度を維持してる。買うキッカケの#Bのバラードはくらげ界隈な美メロはもちろんFOWクリスによく似た声質が乗って◎。#Gは迷うことなくFOW好きにオススメのポップ#。#Eのバラードもポールやニールフィン等を彷彿とさせてて聴きもの。UKロックってことで言えばリアムな声と伴ってオアシス風な#9。#Iはフォーク取入れた優しきポップ#。ボートラ#Jはアリスタ期のキンクスのようなポップンロールで◎
『bold as love』
whyte seeds
 
 
     
  
  
 


2017/2/20-25
★★★119
キース・ルーブラント1st。リック・スプリングフィールドやヒューイ・ルイスの流れをくむメロディクロックの使い手。それは1つのパワーポップの姿であった。#@の爽快ロック#から最高。めっちゃ歌い上げてます。#A,13も90s期のソウルアサイラム/グーグードールズと同類のUSロックでイイ。#E,7もハンソンみたいだ。アコースティックな#5,9も90sのUSアメロカンロック。哀愁の中にも燦燦とした曲調。声がちょっとH/R調だから先述した80sロックバンド好きにもイケる、#10,14なんかはコレクティヴ・ソウルなメロディラインだし。UKロック寄りなギターが効果的な#C,8,11なんかはデラミトリ風。パワポ好きにオススメはサビのフックが抜群#Bとスピッツのような和製ギターポップに通じる#12。
『face in the crowd』
keith lubrant
 
★★68
トラヴィス、アルバム未収録の国内盤シングル(EP)。全5曲。2nd時の頃なので雰囲気はそれ。シングル#@はこれぞ隠れ名曲!ライブで初めて聴いて、すぐさま探しました。#2もアルバムに入れれば良いのにってくらいの曲。さすがB面も揃えてくるね。2ndのボートラでロネッツ「Be My Baby」をカヴァーしてますが#3はゴージャスさを抜いたロネッツって感じ。デビューシングルを彷彿とさせるロック#4。最後#5はザ・バンドの名曲カヴァー「The Weight」。トラヴィス色に染めたナイス・カヴァー。
『coming around』
travis
 
★★★67
トミー・キーン2nd?(1989年)。#1,5,9でジュールズ・シアーが参加。既に左右されないタイムレスなピュアロックを鳴らしてる。エッジの効いたギターサウンド全開のロック#@,2からイイ。ちょっと吐き捨てるような感じもカッコイイ。ミドル#3,Cもポップし過ぎないビターの配分。#D,Hはジュールズとの共作、2曲とも叙情的メロディが逸品。特に#5はデュオとして2人の相性の良さが感じ取れるし、インディロック×U2と形容したくなる#9も最高。雨音のような哀愁メロディ#6→雨上がりを思わせる軽快な#Fへ繋ぎ、ビーチボーイズ「Our Car Club」のギターロック風カヴァー#8へと。マッツ風ギターイントロが印象的な#I。メランコリック度高めの#J,Kも◎。特に#12はマイベストな1曲だ。アコースティック寄りな#13でさえ熱が感じられてグッとくるよね。
『based on happy times』
tommy keene
 
★★64
トラヴィス2rdから、名曲「Writing To Reach You」の国内盤シングル。その#1はオアシス「Wonderwall」からのコード進行も名曲具合は上まわってしまった感じですね。イメチェン前の1stを彷彿させるアゲアゲのブリットポップ#2。#3も同じくポップ&キャッチーな#。彼等はこの頃も外せないよね。そしてパワーポップ好きに是非聴いてもらいたいのが#4。めっちゃ好き。プレゼント・コンピでもかなり使わせてもらった。アコースティックな#5は完全2nd志向の曲。フランの声が染みる・・。って事で1st,2nd両ファンにオススメの5曲である。
『writing to reach you』
travis
 
★★★151
トミー・キーン2015年作。結論からいうとめっちゃ統一感のあるポップロック作品。良盤。#@からバリバリ現役。めっちゃイイ。#Aのダイナックなミドル・チューンでも声質全くお変わりなし。緩やかなメロディラインも安泰。それはギターロック#Bでも同様で、この感じは#D,F含めやはりマシュースウィートやロバート・ポラードを引合いに出したい。キーン・ブラザーズでも相性バッチリだったしね。そして#6はウィスキータウンやポール・ウェスターバーグってなっちゃう・・。ビッグスター〜ジゴロアンツ的#Cはトミーの味わいある声と共に名曲の佇まい。#8のポップ#でのトミーの声も昔の線の細さを感じない◎。その後もUS南部な#9もあれば、UKロック然とした#10もありと、このメロディーメイカーぶりには脱帽・・
『laugh in the dark』
tommy keene
 
 
トラヴィス3rdから、「Sing」のシングル(CD1)。全3曲。シングル#1は言うまでもなく代表曲のひとつ。2ndの「Writing To Reach You」と合わせて東西正横綱2曲といったところか?#2は3rdの国内盤ボートラに収められてた佳曲。で、#3が1番の売り!クイーン「Killer Queen」のカヴァー。完コピ。このために買いました。このためだけに買って良し◎
『sing』
travis
 
★★★67
トミー・キーン6th。個人的に大好きな1枚。#@は彼の作品の中でマイベストな1曲。ハード・ドライヴィングなロック#が熱い!#A,Bもロックンロールマナーに沿ったイカした#。いつもほどよくあるローファイ感は控えて王道路線?#4のギターロックもギャンギャンとギター鳴りまくり。#5なんか腰を据えたようなロック#だ。年を重ねるごとにアグレッシヴになってきている?でもメロディはいつも通りのトミーキーンである。後半が佳曲の連打でトミーキーン初心者はココから聴いてもらっても良いとさえ思える。#E,G,H,I,12とマシュースウィートに通じる質感が◎。邪魔にならないディストーションギターが90sパワーポップを象徴とさせる。ミドル・バラード#Jのメロディも逸品。16分越えの#7。こんな良いメロディもっとコンパクトにまとめてくれよ(笑)。オススメ!
『the merry-go-round broke down』
tommy keene
 
★★★102
トミー・キーン80s〜初期90sのEP/未発表曲をまとめた編集盤。名パワーポップチューンである#1。これを聴かずに何を聴く?続く#2もコレまた最高な#。まずはこの2曲立て続けに聴いて欲しい!#3,8,12はジゴロアンツ好きに、#4,9,11はマテリアル・イシュー好きに提供したい。レモンヘッズへと繋がりそうな#15,16も聴きどころ。#5,10などでのインディ臭とメジャーのバランス感覚。#6はアレックス・チルトンのタテノリ・ポップ「Hey, Little Child」。メランコリックさを印象的に使った#7,9,13も天才的。そして1つの塊りとして聴き倒して欲しいのが#17〜23まで。#17ザ・フー「Tattoo」で始まり、アコースティック#18〜お得意の素朴なインディロックが#19→#20→#21と徐々にギアを上げていく。#22グルーヴィーズ「Shake Some Action」を挟んで。名曲#23で最高の大円団を迎える。オススメ!
『the real underground』
tommy keene
 
★★★41
USパワーポッパー、トミー・キーン4th。メロディに隠れているフワっとしたポップな瞬間を掴みながら聴く事が出来るとハマる。取っ掛りとして#E,G,Iの3曲を挙げたい。どれも彼の魅力を角度を変えて感じ取れるはず。#8同様マッツやソウル・アサイラムと同列のロックンロール#1,A,J。だけど熱の帯び方は少し低めなのは声質の弱さからか(良い意味で)。さらに秀逸な#F,Kのボートラ2曲がこのアルバムの価値をグッと上げてる(是非国内盤を)#B,Mのミドル#こそがスルメ的な彼の真骨頂。特に#14好きすぎる。#C,Hを聴けばアレックス・チルトンを継ぐ1人である事は明白。#Dのカントリーポップは初期ウィルコ好きにも是非聴いて欲しい。軽快カントリーポップ#13も合わせてどうぞ。ホント駄曲なし。草食系パワーポップの教本のような良盤。オススメ!
『ten years after』
tommy keene
 
★★43
トミー・キーン5th。#@は彼の代表的パワーポップチューン!ロック少年は最初のギターの音でもっていかれるでしょ?#2も引続きのギターロック#。前作よりも力強いアプローチ。繊細な80s的メロディが流れる#Bも佳曲で大好き、これぞトミーキーン!。#C,K,13も甘酸っぱさを感じるメロディ・・いや、彼の声をもってしてそう感じさせるのでしょうね。ポール・ウェスターバーグ同様の純朴さのあるロック#5,7。そりゃ兄貴のライブメンバーに誘われるよねと。ミッション・オブ・バーマのカバー「Einstein's Day」#6での途中のギターソロにもヒリヒリさせられる。オルカンちっくな#8。ドッジーやジェリーフィッシュにも通じたり?なカントリーポップ#Iも良いけど、やっぱアメリカンロック#9,Jがグッとくるよね。
『isolation party』
tommy keene
 


2017/2/12-18
★★15
トード・ザ・ウェット・スプロケット5th。ベテラン臭なく毎回新鮮。いつもより幾分パワフルな#1。ほんのりシュガーレイ。#Aは大好きなギターロック。これぞトード!#Bの哀愁モダンロックも彼らの真骨頂でしょう。クラウデッドハウスのような#Cもグレンの声共々ステキ。大陸的なサビは耳に残る。グランジ風味な#5,9もロック度高めなこのアルバムではマッチしてる。重厚感のある#6、REMなポップ#F、極上メロディの#G、グレンの声が活きた#K。4曲とも典型的なトード#で往年のファン納得でしょう。ストリングを効かせたバラード#10。グレンではなくGのトッドが歌う#JはUKバンドに通じるメランコリックさがあって大好きな曲。ボートラ#13も佳曲。
『coil』
toad the wet sprocket
 
★★15
ナックの7年ぶりの5th。貫禄のパワーポップ名盤。底抜けにパワーポップな#@、サーチャーズのようなミドルポップ#A。もはやナック節と言いたくなるようなパワーポップ#B,サビのフックが気持ちイイ#4。初期ビートルズをはじめとした60sフレイヴァーたっぷりの胸キュン#D,9。#E,Mは中期ビートルズ〜ラズベリーズ彷彿のバラード。#Fは絶妙なパワーポップの名曲。必聴!「Day Tripper」なリフが飛び出す#8、ちょっと「Twist And Shout」も取り入れてるかな?サッドカフェ周辺のアーティストとも呼応しそうな#10,K,N。#11はナック版ZEPといった軽めのブルースロック。だったら#13はナック版リトル・リチャード?後の『Re-Zoom』では「No Matter What」「Girls Talk」のカヴァーが追加されてます。
『zoom』
knack
 
★★★148
オージーパワーポッパーの集合体(ダニー・マクドナルド、DM3ドム・マリアーニ、ピラミディアクス、フィンカーズの面々)、ストーンエイジ・ハーツ1st。ライブでのイントロダクション的なロックンロール#1で始まりキッスがブリティッシュビートを演ったのような#2と一気に勢いをつける。DM3直系なこれぞオージーパワーポップと言える#Bが◎→そしてビート「Rock'n'Roll Gurls」のカヴァー#C♪UKロック調の#5。パワーポップとしては他にメロディアスな佳曲#G、マシューぽいロック#J。#6,F,9はUKガレージロックな曲。#10もヤードバーズのようなルーツロック。むしろメインはこっちの音でガレージロック盤といったほうが良いのかも。
『turn on』
stoneage hearts
 
★★★111
マイルス・ズニーガのソロ作。彼の作品はファストボールはじめいろいろ聞きましたがマイベストな作品。超ヘビロテ!ジョンレノン・フレイヴァーたっぷりのゆったりサウンドが最高な#1。初期REMのようなカレッジロック#2も◎。チルアウト時に聴きたい#3、この感じはプッシュキングスを思い出した。ホワイトアルバムにあるポール的な小品ポップ#4、まさにレノン・サウンドと言える#5。#6もジョンレノンが入り込んだカントリーロック#。70s的な豊潤なメロディが聴けるピュアポップ#7。#8もポールsideビートルズ、そしてミドルテンポのポップ#9へと。それにしてもアルバム内の繋ぎや強弱の付け方が完璧!#10はそれこそレノン・マッカートニーな曲。締めのフォーキーな歌モノ#11も感動的です。オススメ!
『these ghosts have bones』
miles zuniga
 
★★113
イエスタデイズ・キッズ2nd。USポップパンク。ハイスタや初期グリーンデイのようなメロコア寄りの#1でスタート。#2も引続きのパンクロック。#4も少年の初期衝動とも言えるパンキッシュ#。でもミドル#3ではスーパグラスなメロディラインが聴けるし、90sパワーポップとも相通じる#5,I,Jも◎。#E,7でもメロディ重視のミドルチューンが。ちょっと初期シンプルプランを思い出した。クラッシュのような#8だけでも単純なメロコアバンドではないことは十分把握できます。そうなると#9はガレージパンクは80sのリプレイスメンツやソウルアサイラムを引用しよう。ラスト#12はアコースティック#。
『can't hear nothin'』
yesterday's kids
 
★★★139
スウェ−デンの姉妹フォークデュオ、ファースト・エイド・キット3rd。癒しの音楽。まずタイトルトラック#Bをネット試聴してヤラれた。そして#3同様にサイモン&ガーファンクルな雰囲気を感じ取れる#@に再度ヤラれました。その雰囲気は#Gでも感じることが出来ますね(ライブで「America」も披露)。北欧ならではの空気感が出たフォークポップ#A。優しい音色&クララ嬢の豊潤な声からなる#4。マジック・ナンバーズのようなメロディを持つ#D。姉妹ハーモニーが活きた#E,Fと、特に伸びやかな#7は最高ですね。カントリーポップ#9。重厚さと透明感を兼ね備えた#Iと最後まで高クウォリティ。フジのライブも良かった。あとキュート♪
『stay gold』
first aid kit
 


2017/2/5-9
★★7
ブー・ラドリーズのvo.サイスのソロ作。全体的にサイケでドリーミーな作品です。あの美声で歌い上げる#1からスタート。やはりブーに近しい音になるってことはマーティンカーとは同志だったのだなと。#AもビートルズDNAを感じさせるピュアポップで◎。オウズリーを思わせる#Bもビートリーな美メロ#、サビにハッとさせられる。UKトラッド然とした#8や#10のピュアポップもにしてもサイスの声も抜群に映える。やはりアコースティックな作りだからかな?哀愁感漂う#4,F,9。#7では全編ストリングスアレンジだ。#5は『Kingsize』に入っていても違和感ない感じ。#Eは直球ポップな1曲です。
『first fruits』
eggman
 
★★★85
元ブー、サイス率いるペーパーラング。ココではサイスのソロ作より真っ当なブリットポップ全集が聴けます。#@から懐かしさで遠い目・・ブリットポップの出涸らし時期にデビューしたマーブルスの曲にも似た感じ。#Aのメロディも90sの楽曲引張りだしてきたんじゃないの?さらには個人的マイベスト3曲#C,E,G・・これぞブリットポップ#と言えるね♪それこそブー直系と言えるメロディアスな#D,H,10も◎。#3,F,11のジョンレノンな哀愁さとサイスの声をお供にしたポップさはエッグマンにあった雰囲気。ラストを飾るアンプラグドな#K。サイスの声も楽器のように響く。
『balance』
paperlung
 
★★★143
ピアノロック野郎、クリス・ロジャース(&ザ・ダーティー・ジェムズ)2014年作。カートベイカー作品にゲスト参加してるってだけで食指が動く?#@は爆走のロックンロール#!ピアノは控えめだけど効果的。ミートローフのような力強いロック#Aでもまだまだピアノは部分的なバンドサウンド。ピアノが前に躍り出た#3はエルトン・ジョンみたいなエモーショナルな曲だ。続く#Cもビリージョエルを若返らせた感じ。とても良い。#Dも70sスタジアム・ロックな雰囲気。こんなインディ作品なのにスゴいギャップだ・・。疾走感のあるロック#6,F。#6はピアノが脇役で#7はピアノが主役。ラスト#Gは王道バラード◎。ソウルフルな声が染みるねー
『headlines』
kris rodgers & the dirty gems
 
★★★143
オライオン・エクスペリエンス5曲入りEP。タイトル#@がほんっと最高なダンサブルポップチューン!!ELOやビージーズがパワポバンド組んだらこんなかな?その後の2ndへの布石とも言えますね。ポップ度満載の#Aもオライオン節で1stファンの期待を裏切らない。#3もファンキーなギターが体を揺らす。これも2nd寄りの曲。#Cはジュニア・シニア好きに是非聞いてもらいたい#。ソウルフルでロックンロールで80sリバイバルのお仲間でも良いでしょ。締めの#5はクイーン「Killer Queen」を下敷きにしたようなメロディアスなポップ・バラード。ブライアン・メイなギターソロもあり!
『NYC girl ep』
orion experience
 
★★87
トルバドールズ1st。一言で言えばブリットポップ復権を予感させるような音。ドッジーのような#1からスタート。#E,11の美メロバラードもドッジーに匹敵する。声はリヴァプールの偉大なパイセン、ラーズのリー・メイヴァースに近しい。#3,C,Gも強く浮かぶのはラーズだ。特に#8最高でしょ。そしてEPから聴いて買うきっかけとなったポップ度満点の#A。ブルートーンズやブラー好きならビビっとくるでしょ?そしてハイライト#D。80s〜90s初期ネオアコ風景が映し出されるね。#9も同系。#Iはアラウンド90年といってもローゼズ寄りか。カントリーフレイヴァー溢れる#Fは個人的に大好きな曲です。
『the troubadours』
troubadours
 
★17
オアシス4th。サイケロック作。ミクスチャーなインスト#1はライブの定番出囃子だ。彼等のリードシングルはいつもワクワクさせられるが今回の#Aも。中期ビートルズ丸出しなアレンジが耳を惹く。そしてサイケバラード#Bへと。もうかなりの作り込みです。レトロなキーボードを効かせたロックチューン#4。#Dはリアム作の美メロ#。アルバム雰囲気にマッチしたジョンレノンに侵されたような曲。ハイライト#Eは手癖とも思えるノエル節。作り込みはスゴいけどヘタにキャッチに仕上げてないのが◎。後半は#9のロック#を除き#7,G,10とノエルvo.での歌い上げ#。#8は特にイイ曲。せめて1曲はリアムvo.でって、、でも今作最大の名曲はボートラ#Jに潜んでるからね!
『standing on the shoulder giants』
oasis
 


2015/11/1
★★★90
トゥー・アワー・トラフィック2nd。出会いの盤かつヘビロテ盤。#@のエモいんだけど無骨なロック魂を感じるってうまく表現できないけども。。JEWのような#Aの優しいメロディにも愚直さみたいなキーワードを加えたいな。アゲアゲ度でいったら1の#Bも◎。ミドルロック#C,Gでしっかりとした"歌"を聴かせる。#6もリズミカルだけどスピーディさを抑えてメロディ重視◎◎。曲後半に向けてのリフレインが耳に残る#7。後半のハイライト、ギターポップ#H。カントリータッチなポップ#Dが彼等を思い浮べる印象に合う。#10では夏海の夕日が似合う癒しメロディだ。続くラスト#11もビーチボーイズのようなヴォーカルグループのような出来栄えだ。オススメ。
『little jabs』
two hours traffic
 
 
   
 
 
 
★★73
プッシュ・キングス。2枚のシングルを中心とした日本仕様のミニアルバム。全6曲。#@は1st収録のヒット#「Number Ones」。#Aは#1を作る過程で出来た副産物のような同系のテンポ良いギタポ#。すでにプッシュキング節。#Bはめっちゃ好きな曲。アルバムから漏れたのが不思議な曲だ。ポテンシャルの高さがうかがえて今のほうがもっと受け入れられそう。#4のミドルポップ#も◎。なんかインテリ気質というかスクーイズに通じますね。#5は#4にナキメロをちょい追加したぐらい?正直同じ曲に聞こえるw。#Eも中毒性のあるポップ#意外にギターがギャンギャンとロックしてます。
『blowin' up』
push kings
 
★★64
90sUSロックバンド、ディッシュワラ1st。何といっても#B,Dの2曲!エモーショナルな叙情#3、強弱法を駆使した#5とどちらも中毒性のある90sUSロック#。今だに無性に聴きたくなる。当時はコレクティブ・ソウルと並行して聴いてましたが#E,Jのエモーショナルなロックバラードや、#H,F,8のメロディラインはかなり近しい雰囲気。vo.の声質も同系だしね。#1,4,10とかはライヴやブッシュのようなオルタナ系な音を鳴らしてるけどよりメロディック。オリエンタルなイントロのギターが印象的なインスト#12。ボートラ#13ではカーペンターズ「It's Going To Take Some Time」をロックにカヴァー。
『pet your friends』
dishwalla
 


2015/10/25-26
★★★151
サンクス!ヨシユキさん
ラズベリーズ2000年の復活作(エリック不在)。ビートリッシュな#@からもうメロメロです。スコット・マッカール健在なり。#Aもジェイミー・フーヴァー的なセンチメンタルな初期ビートルズサウンドが響く♪#Bはレコーズやスポンジトーンズ辺りのパワーポップ#。スティングが書きそうな豊潤なメディアムバラード#4も心地よい。#1同様にスコット作の#Dはこれもビートリッシュなポップ#。やはりとても良い。#Eはお決まりのようなロックンロール#。以上全6曲。エリックが居たらとは思いますが、むしろラズベリーズの冠とって別バンドで演っても問題なくアピールできる楽曲のクウォリティがココにはあります。
『refreshed』
raspberries
 
 
   
 
 
 
★★★91
スペシャル・ニーズ1st。00sガレージロック・リバイバルの中でもお気に入り。それはほのかなキンクスの香り。アコースティックな始まりから徐々に盛り上がる#@からちょっと他と毛色が違う。#2,Gの強弱のつけ方とかコーラスとかもう玄人好み、#8なんかザ・フー「A Quick One」的だ。マイナー調の#3(サビのフックは効いてるけど)ヒット狙ってないでしょw?#Cのハーマンズ・ハーミッツですか?ってメロディライン、ホント好み。キンクス〜バブルガム調な#Dなんかも一癖あり。#Fのガレージロックも50sロックンロール要素が印象的。そん中で最高に魅せるロック#Hがキク〜。リバティーンズ的な#10も○。レイ・デイビス先生の教え子と言える#E,Jは逸品。特#11は大好き。オススメ
『funfairs & heartbreak』
special needs
 
★★115
カナダのロックバンド、サム・ロバーツ1st。当時は賞総なめだったらしい。いかにもカナダのバンドらしい懐の深いロック#1でスタート。#2はギアを上げてノリの良いギターロック。リズムカルながら哀愁のある#3,Iは豪バンドにも通じる。特に#10は佳曲だ。#4,Gのメジャー寄りなテンポ良い音楽性やポールマッカトニーを思わせる#D,Jが万人へのアピールになったのでしょう。US西海岸を思わせる#13など彼等はちょっと若年寄な曲が多めですが、それだけでなく歳相応wな爽やかなギタポ#E、ポップロック#7。タテノリのポップ#K,Nや#Hのムーニースズキにも通じる荒々しいロックチューンも混在。「Pretty Woman」を下敷きにしたような#Mもイイです。
『we were born in a flame』
sam roberts
 
★★★144
ライフルズ4th。1st以来の購入。#1はイントロが80sリバイバルな感じだがサビに向かってはUKロック調に。#A,3はなんとトラヴォルタス風味なポップパンクでビックりだ。#Cはメロディアスなブリットポップと言える#で◎。続く美メロ#Dもやはり90sUKな音触りだ。どちらもドッジーを思わせる。#6は2ndストロークス〜の流れをくむ#だ。#Fがキャストにも通じるメディアムテンポな佳曲。#Gも同様に良い、ブリットポップ期を思い返して懐かしくなる。ザ・フー/S・フェイセズな60sフレイヴァーたっぷりなモッズ#Hとこんな曲も書けるのか?ラストを飾る#Iがシガロングな感じから一気にレヴォネッツ、レジェンズを思わせる疾走ギタポ#ときて最後にまたビックりだ。
『none the wiser』
rifles
 
★★★127
ゴールドバーグス1st。ヘビロテした2ndからの遡り。#1からマイケル・カーペンターにも負けてない声とメロディが聞こえてくる。やはりとても良い。ビートルズを源流にもつ#2もめっちゃ好みだ。パワポ#3の抜けの気持ち良さといったらね。レッドクロスのようなメディアム・バラード#4もツボ。ビートリッシュなアゲアゲなパワポ#5も最高だ。ジョージハリスンが飛び出したポップ#6の心地よさ。さすが!#7もポップフリークの心を離さない。これはもうM・カーペンターやマーク・バッシーノ、ダグ・パウエルと肩を並べる才能ですね。カントリー風味の#8。ビートマス「Jinglebell Rock」を思わせる#9。ホリーズなメロディラインを持つ#10で締め。オススメ!
『hooks, lines & sinkers』
goldbergs
 
★★★74
スター・スパングルズ2nd。大化けの1枚。ドールズをさらに抜け良くしたようなロック#が満載!ボスの影響さえ感じるストレートなロック#1,12に成長を感じる。なんてったて曲がイイ。#2,7,11もジョニーサンダースよろしくなこれぞポップンロールといえる痛快#だ。特に#2はまず聴いて欲しい1曲。タテノリでポップな#3,5も◎。メロディを聞かせるマッツ風なミディアムロック#6や少しブルージー(でもポップ)な#4、アコースティックの#13も前作では聴けなかった。中盤以降のハイライトと言える2分の疾走ロックンロール#8とパワポファンにオススメの#9の連打。#10も掛合いのキャッチーさが最高だ。全曲オススメ!
『dirty bomb』
star spangles
 
★★26
スター・スパングルズ1st。ジャケに惹かれた。ドールズ/デッドボーイズを感じるB級パンクロック。まず疾走するパンク・ロック#@がアツい!#Aは近所の兄貴がロック界のボスを演ってるかのような曲。若さゆえのパンクロック#3。声がイイネ。ハノイロック風の#Cは必聴。#Iも同様なセンチなメドル#。この辺りが彼等の真骨頂では?ラモーンズ的なロック#D。フードゥーグールーズの改題カヴァー#6。ノリ良くポップな#G。直線的ながら起伏を効かせる#9は繋ぎ曲としてはok。#Kは不器用さがにじみ出るようなパンクロックで◎。#Lも大好きな曲。#Jでジョニーサンダース「Crime Of The Century」、ボートラ#14でP.F.スローンをカヴァー(live)してルーツを披露。
『bazooka!!!』
star spangles
 


2015/8/9
★★127
ラクストンズ・スパーブのミニアルバム全6曲。CDの盤に日本語が書かれてますが国内盤ではない(はず)。その後シングル3枚をコンパイルした国内編集盤が同タイトルで発売されます。実は最初に手にした時はまあまあ的にぞんざい扱ってしまいました。再評価はやはり#2「Coming Round」。6曲中5曲は国内編集盤に収められるのでこのミニアルバムの存在価値は#5「She Knows」です。これがなかなかの佳曲。デモみたいですがこのままでもok。でももっと作り込んだらさらに良くなって名曲になったかもなあ。
『Island (Mini-Album)』
laxton's superb
 
 
   
 
 
 
★★★109
USロックバンド、コールフィールズ1st。壮大なアメリカンロック#@。サビのメロディにはくらげも感じつつ。#11もアンディースターマーが歌ったらくらげ#になりそう。オルタナ感のある#2は時代性もあるけどポウジーズにも通じる。ポップ度上がった#Bはパワポファンも◎。さらにさらにポップに攻めてくる#C,11はベアネイキッド・レディースなポップロック。小品ポップ調に始まる#Gは途中一気にタテノリにビルドアップ♪歌い上げのスロー#6はいかにもUSバンド的だけど○。直線的ギター鳴り響く#7はウィーザー的。地味ながら抜群なギターポップ#H。ジン・ブロッサムズ系だ。#D,Iもデラミトリ彷彿の優しいギターロック。特に#5のメロディラインにはハッとさせられます。
『whirligig』
caulfields
 
★★★149
ラクストンズ・スパーブの国内編集盤。まさに90sUKロック#1。少しOCSな感じ。続く#Aがローゼズ×オアシスの形容しか思いつかない佳曲。ブリットポップ好き必聴。ミディアム#Bもメロディ、歌い上げるvo.ともに◎。ローゼズ・チルドレン確定の美メロ炸裂の#Cもとてもイイ。1stシングル#5はまだ若さに任せた感じがむしろイイ味に。コーラスが効いてる#Eはローゼズよりさらに先人達の雰囲気さえ漂う。#7はいかにもシングルB面・・やはり感じるのはローゼズ。ベンズ期レディへに通じる叙情的#8。流れるようなメロディが◎なギタポ#Hは代表曲になりえた佳曲です。ライブでのジャムりを想定(3分過ぎ)した#10。新人らしからぬ味わいの#11。なぜアルバム出せなかった?
『Island』
laxton's superb
 
★★★71
ジム・ボジア3rd。前作も最高でしたが今作もネットで先行して名曲#Fを聴いた時より心待ちにしてました。ホント極上なポップサウンドだ。#@から天性の声が響く。ビートルズなアレンジも入れてきてニンマリです。パワーポップな側面がでた#2,E。キンクスなアレンジのライブ観てから大好きになった#Bはその影響かレイ・デイビスを感じる。アコースティックライブが得意な彼の真骨頂とも言えるのが#4,D,H,I。ニール・フィン並みメロディが響く#5やビートルズなメロディとギターのアルペジオが心地よい#9なんか生で聴いたら最高でしょう。ELO×ジェイソン・ファークナーのような#Gも名曲だ。オススメ。
『misadventures in stereo』
jim boggia
 
★★70
ベアネイキッド・レディース2nd。ベルベットvo.が活きた最高なラブソング#@。コレめっちゃイイ曲。#Aのポップロック#も曲作りの巧さがビンビンです。同じく#F,IもBNLのポップロック#はパワポに寄ってくるので大好きだ。特に#10はメッセンジャーズのあの曲彷彿なので特にオススメ。一筋縄なロックとは相対する独特のBNL節が炸裂する#3。ピアノの調べと優しいアコギの音色が素晴らしいフォーキーポップ#C。軽快な70sアメリカン・ロックを取り入れた#5。一聴するとブルーストラベラーのような渋くて甘い#E,8のメロディも抜群。#Jのスロー#のメロディも逸品だ。ジャジーなアレンジが冴える#12で締め。本当センスの塊だね。
『maybe you should drive』
barenaked ladies
 


2015/7/20-21
★★★133
ノア・アンド・ザ・ホエール4th。前作(佳作!)と地続きのような盤。#@のイントロから気分が高揚。続けざまに#Aへバイオリンの音色が響けば彼等の世界だ。超メロディック。軽快な#3。意外に歌い上げてる。#Cがまた佳曲。マイベスト。彼等を象徴するかのような甘美な曲だ。前作に通じるポップさが顔を出す#7。声が渋いからそこまで甘くならないのがイイですね。今だったらルミニアーズと呼応するような#G,9。特に#8は後半のハイライト#。彼等はUKバンドですが#5,6はちょとUSインディな雰囲気。声が魅力的だ。ラスト#Iにしてもアダム・グリーンな低音で艶やかな声が堪能できます。
『heart of nowhere』
noah and the whale
 
 
   
 
 
 
★★★144
豪パワポバンド、ピクチャーズ。詳細は不明ですが良し悪しなチープで90s寄りのパワポが鳴り響く。ビートルズを源流にもつ#@にいかにも豪インディロックな#Aにしてもメロディは◎。フックじゃなくてメロディラインで聴かせるポップさですね。#3はマシュー「Back To You」、#FはDM3「Up In The Air」をカヴァー。この選曲具合でも彼等の嗜好がおおよそ理解できます。#D,Iはマシューに通じる#で◎。#4のイントロはグルーヴィーズのあの曲か?#6もB級感抜群wのポップ#。TFCぽい#G。#9もユージンケリーが書きそうなアノラックサウンド。UKグラスゴー周辺やUSエレファント6が好きな人でもいけそうです。
『better than words』
pictures
 
★★★146
USパワポバンド、リスペクタブルズ。#1はそれこそパワポ版ストーンズ「Respectable」といってもよい#。エヴァークリアを感じさせるvo.も◎で#2でも優しいメロディがさらにおセンチ度が増す。要素としてのジョンレノンを感じる#3。曲構成としてはUSパワポど真ん中な#4もロックンロールとしての強度がすごい。アーシーな#5もサビのフックは抜群。クラッシュのようなミドルロック#6、続けざまのポップ#7のギターカッティングは「Getting Better」のようだ。ギターをギャンギャンさせながらもメロディアスな#8は真骨頂でしょう。#9のギターロックにしてもメジャー路線でok?#10もエヴァークリアのヒット曲並にイケてる。ラスト#11も往年のロッククラシックのような佇まいです。オススメ
『sibley gardens』
respectables
 


2015/4/18
★★27
ソウル・アサイラム、メジャー1st(88年)。インディー臭プンプンで荒々しさが魅力的な#1でスタート。エアロがガレージロックを演ったような#2。1分過ぎのフックが◎。疾走感が抜群の#B。#Cは理屈抜きで最高にカッコ良い。彼等の10傑に入れたい。この曲については騙されたと思ってハノイロックスが好きな人も聴いてみて欲しい。#5,10にははピクシーズ的要素も感じる。後のミドルバラードに通じる#6。マッツ系ロック#Fはまさにミネアポリスの音。#Gはハイライト#の1つ。名ポップロック#でパワポ好きにもok!ボトムの効いた媚びないロック#9,12は後半でも。#9はギターソロが◎。#Jでは軽快なカントリーロックが飛び出す。#Lはテリー・ジャックス「Put The Bone In」のカヴァー。ライブ・アレンジに顔がほころびます
『hang time』
soul asylum
 
★★16
ソウル・アサイラム2nd。荒々しさは減りましたが勢いはそのまま。めっちゃ聴いた盤なのでギターロック#@が鳴り始めると今でも興奮。#2も同系でロックアルバムのあるべき姿。#Bが当時ではアメリカンロックの未来とも言うべき#。ニールヤングぽさいも感じるメロディラインが逸品。#4はREM寄りのカレッジロックな#。エアロ全開のタテノリのロック#D。ヘビロテ〜。メランコリックなメロディがこれまた最高な#E。メインストリームへ躍り出る準備万全だ。カントリーロック#7。これぞソウル・アサイラムな疾走ギターロック#G。#10の軽快なロック#も◎。バーズライクな#Hはセンチメンタルな佳曲。アメリカの良心のようなバラード#Jもヘビロテしました。ハードロックな高揚感に包まれるラスト#Kで締め
『and the horse they rode in on』
soul asylum
 


2015/2/8-11
★★★109
男女デュオ、ジョージ・ジェイムス1st。マジック・ナンバーズを思わせる軽快なポップ#1にまず惹きこまれる。続く女性vo.#2もコレぞポップソング!と叫びたくなる気持ちよさ。カッティングギターとライト・ソウルなメロディの#3にインディロック調の#5もノリ良くて◎。中期ビートルズを奥に隠しながら進む#Cもめっちゃ好み。ライナスやベン・フォールズの系譜である#6も好きな人多いでしょ?#7のギタポ#も◎。ゾンビーズのギタポ#を現代風に昇華させたら#8な感じなるのでは。パワポな展開ながらそこは男女デュオらしくソフトタッチな#9。走り出すビート#10。FOWクリスが書きそうな#11もナキメロ満載。1番のパワーポップは#12だね。オススメ
『places』
georgie james
 
★★★108
ゲイリー・リッチー1st。徹底してビートルズ・マナーに沿った曲作りが特徴。コレはマンネリとの戦いに受けて立つ覚悟が必要・・ってかこの人マジでビートルズが好きなんでしょうw。スポンジトーンズの親戚のような#1,2と顔が緩む♪ベタにコーラス/ハーモニーの入れ込みと初期ビートルズな隠し味にビビっときちゃう#3。マージビート調のノスタルジーが抜群な#7,8も大好き。メロウな#5は初期ジョンレノンが好みそうな#。ポップ系SSWとしてのアピール出来る#10。全編DIY感が漂う中でビートリッシュなパワポ#としてバンドサウンドが聴ける4,6,9,11はB級感が薄れて◎。宅録ライブなアコースティク#12で歌の上手さを披露。ライブ観たい。
『pop! radio』
gary ritchie
 
★★★115
ドクター・スクウィッド2nd。#1,11がウィーザー発オズマ経由な曲で一気に懐かしさが・・。#A,CはUKのアストロノートを思い出すポップ#。メロディラインにはベン・リーさもあってそこも◎。#H,Iなんかもベン・クウェラーやベン・リーのような歌ものパワポ#と言える。#Bではさらにポップ度&親しみ度もアップ。初期HWM系。#Fもウィーザー/オズマの系譜で近年だとパームスとかのような勢いある#。ブリットポップかと突っ込みたくなる#5。フロア・ライクで軽快ポップ#G。#Kはエモバンドにも通じる爽快#。イモっぽいパワポだけじゃなくアーティスティックな#6のような#もありw
『doctor squid changes the channel』
doctor squid
 
★★★96
ポール・コリンズ2010年作。駄曲なし名盤。パワポファンなら感動でしょ。ニッキー参加の#1のピュアなパワポ#から現役バリバリだ。ブレイクアウェイズでも演ってたポップンロール#2も最高。ライブ映え必至の#3はザ・フー/ビートリッシュさもあってコレまた最高だ。続けざまにマージービート#4が・・。#7,8もビートルズを血肉としたポップロック#。ホント上手い!これぞアニキの真骨頂と言えるパワポ#5,10,11でこちらのテンションもマックス。#12のテンションなんか全く歳を感じさせない。#6の歌モノ#にも相変わらずの熱が感じられて嬉しい。カヴァー曲は#9ボックス・トップス「The Letter」、#13グルーヴィーズ「You Tore Me Down」♪オススメ!
『king of power pop !』
paul collins
 
★★★126
ディップソマニアックス6th。初っ端の#1から僕のツボ突きまくりです。この派手さはないけど実直なロック#。大好きだ。#2のミドルポップ#も笑顔♪牧歌風味なポップロック#3も追っかけコーラス含め親しみやすさ抜群。ポール・ウェスターバーグに通じる#4,7もめっちゃイイ曲。ホント後期マッツ〜ポール兄貴ソロが好きなら絶対聴いたほうが良いね。#5のロッカバラードも味のあるvo.が染みる。ノリの良い王道ロックンロール#6→そこに90s以降のポップフィーリングを加えた#8,10は抜群に疾走パワーポップしてる。#9は陽性なブラック・クロウズのようで◎。オススメ!
『social crutch』
dipsomaniacs
 
★★86
デヴィッド・ブルッキングス4th。アーシーな#@が聞こえてくるがもう想定内。こんな青い声なのになあ。でもちょっとライナスぽい。#Aは「Looking For The One」系の晴れやかなギタポ#◎。大海原をゆったり漂うような70sライクな#Bもイイ曲だ。#4でも時代は70sそのままにサザンロック調だ。#E,9の聞かせフォークロックも素晴らしいメロディとシンプルながら染み入るアレンジに唸る。実力ある。#Fはゾンビーズの、#KはS&Gのアルバム収録曲のようで大好きだ。#8も60sのUKバンドの趣。#2の他、ポップ度上げての#5,I,Jはパワポ/ギタポ好きもok。特に#11はくらげ好きにオススメ。
『obsessed』
david brookings
 
★★★83
ロジャー・クラッグ4th。SE的な#1→パワポ#2で開演。ウィリー・ワイズリー同様に#2,8,12のポップながら一筋縄でない感じ・・いつも通りだ。甘いメロディが聴ける#4も健在。バディ・ホリーぽいドラミングが印象的な#5のポップンロール#も◎。初聴きでビビっとくるパワポ#6,11。フルード・オンシズに通じるピアノポップは#7で聴ける。ディストーションギターに乗ってビートリッシュな#9、明らかにポールの影響がでてる#10。ビーチボーイズを取入れての小品ポップ#13。ビリージョエルをも浮かぶ王道ポップ#14。1番彼らしいハイセンス#15,16が連発♪相変わらずの多才ぶりだ。ビートルズ好きはニンマリするしかない大曲#17で締め!オススメ
『more help for your nerves』
roger klug
 
★★102
USロックバンド、サンズ・オブ・グレイト・デーン。カントリー寄りながらポウジーズ、レモンヘッズ、この辺のバンドを引合いに出すのが1番簡単だ。#@,Dはいかにもレモンヘッズなアメリカンロックと言える。イントロから南部なフィーリングが覗く#2はよりカントリータッチ。#4でもアコースティックにアメリカンな曲。#8も前半はいかにもSSWな感じだが進むにつれ晴れやかな展開に。ポウジーズライクな曲としては『Dear 23』期を彷彿とさせる優しいギターポップ#B,H、『Frosting On The Beater』に入ってても良さそうなパワポ#E,Iといずれも佳曲。UKカントリーな#Fもマイナー調で淡々としながらも脳裏に残ります。
『why ramble?』
sons of great dane
 


2014/12/21
★★★74
ライトウェイト・ホリデイ1st。もう興奮ですよ!のっけの#@、そして#D,GがドンピシャのスーパードラッグDNAが爆発!特に#1は最高です。エモちっくな#2。#C,9,10もスーパードラッグ、ステレオなポップロック#。うーん10代/20代だけに聴かれるのは勿体無い。とにかく全編でパンキッシュかつメロディアスな#が続く。タテノリ/ナキのミドル#Bは『Warning!』グリーンデイみたいだし#E,Fは初期シンプルプランなメロディック#◎。#11のような流れるようにテンション上げて行く感じはトゥー・アワー・トラフィックに通じる。アコースティックな#12に今後の展開がみられたが??
『lightweight holiday』
lightweight holiday
 
★★77
ジョイライダー1st。エヴァークリア系ロック#@でアゲアゲです。#Hなども同系。#2でさらに加速。パワポと呼ぶにはエネルギッシュ過ぎますがふわっとしたメロディはマジで親しみやすくて◎。で、その結果が#Gのポウジーズ直系パワポ#。オススメ!キャッチーなラウドロック#4。マニックスのような激情モダンロック#Dも佳曲。80sパンクロック系の#7に彼等のルーツがみえる。#3は『Meltdown』期アッシュにありそうなミドル#だ。さらにメロディ重視の#6や歌モノJEW系の#Iも◎。ちょっと初期TFCさもあるUKロック#11。淡々としたメロディにアレンジで抑揚つけてく#12も脳裏に残るなー
『be special』
joyrider
 


2014/12/13
★★96
ケニー・ハウズ2nd。ビートルズなジャケにニンマリしながら聴くビートリッシュ#@♪#A,F,Iもリヴァプールサウンドを土台に鳴らされるパワポ#だ。特に#7は◎。初期グルーヴィーズな#3。バーズ系の#4。#5はソロ期ジョンレノンな気だるさが。曲名通りチープトリックなロック#E。#Gはレフトバンクの名曲「She May Call You Up Tonight」をカヴァー。ちなみに隠しトラックでポウジーズ、ビッグスター、ザ・フーもカヴァーしてます。#Hのロック#もハイセンス!70sフォークロック調の#Jも貫禄あり。#Kもフォーキーなポップ#。5分超えの#13はスロー#と思いきやラストで一気にハジける。#Mはストレートなパワポ#で最高!★3つ
『second alnum』
kenny howes
 
★★★50
オアシス6th。ポップ盤では無いですがレトロなロック・フィーリングが◎の良盤。スルメ#@に始まり、ヴェルヴェッツなロック#Aへ。ノエルvoはボブ・ディランを意識してますね。#3はストーンズ「Street Fighting Man」直系シンガロングなポップロック#。パワポバンドへも通じる。大海原の流れのような#Cも◎。ラーズ「Clean Prophen」黄門様リフに始まってキンクス「Sunny Afternoon」なメロディが合わさる#Dは逸品!パンキッシュな速曲#E。3rd以降顕著な味わいの#7,Gも重要な#。王道オアシスな#Hは実はアンディ作。マンチェなイントロからメロディ豊かな#10。ジョンレノンちっくな名曲#Jは感動的で兄弟でvo分けあってるのも相乗効果抜群。
『don't believe the truth』
oasis
 


2014/11/23
★★★12
サーマン1st。#@が流れた出した時にはマークボランが黄泉がえりリかと思いましたよ。&ボウイのエッセンスまで含んでんだから完璧だね。#A,Cはそれこそ初期T.レックスのヒット#ごちゃ混ぜって感じだし#Bはデビッド・ボウイ、モット・ザ・フープル彷彿だし。うー降参。#Dは後期T.レックスやキンクスな雰囲気も出てきてさらにニンマリ。そして#E,F,Jはデヴィッド・ボウイ×レイ・デイビスの世界。#6なんてタイトルからしてキンクス・・#Jは中でも1番のボウイ曲だ。#Gはジョンレノン登場。他、小品ポップ#9,I。ブラーとの類似もみられるブリットポップ#12,13。個人的には好物だらけのアルバムです。
『lux』
thurman
 
 
   
 
 
 
★★★74
USパワポバンド、クリティクス1st。正体不明ですが60s-70sパワポを感じさせて聴くほどにお気に入り♪。サイケビートルズな#1はB級クーラシェイカーぽくて◎。シューズ彷彿の古き良きパワポ#A,D,E。スカスカ感◎、特に『Yellow Pills』にも収録されている聞き込むキッカケとなった#5はフワっと効かせるフックがイイ。#7,9,Iはマテリアル・イシュー的な90sパワポ#。#Bもナックをもうちょい60s寄りにした感じで◎。80sキンクスのロック#みたいな#J。#4のミドル#は#1同様にプチサイケ感でビートルズ/ホリーズに通じる。レトロな哀愁##9もそうだし、#Gもモンキーズ「(I'm Not Your) Steppin' Stone」のメロディラインだね。
『braintree』
critics
 
★★★95
アルヴァ・スター1st。90sパワポ好きは間違いないです!極上のメロディが聴ける#@,Aの冒頭2曲で打ちのめされました。なんとポップデュオ、ストーリーヒルの後継バンドとの事で納得のメロディ&アコースティックアレンジです。マシュー・スウィートを彷彿とさせる#B,D,6,F,G。ギターの歪と甘いメロディの絡み具合がもうツボです。ベルクラやポプシクルのような疾走ギタポ#Cも最高。必ずナキメロ入れてくるなあ。淡々と聞かせるアコースティック・バラード#6やそれに壮大さを加えた#Hの美メロバラード。歌い上げのスロー#10と聞かせ曲もそれぞれです。マイベストは#2。オススメ
『alligators in the lobby』
alva star
 


2014/11/15-16
★★★59
クラウデッド・ハウスの2007年復帰作。稀代のメロディーメーカーは解散後も良作続きですが、やはりバンド・マジックってあるんだなと。伸びやかな#@,C,Iは意識してんですか?ってくらい80sバンド時代の音で嬉しくなる。胸が締付けられるようなメロディとフィンの声が逸品の#A。円熟の「Something So Strong」的な#B。フィン・ブラザーズの名曲群と同じ佇まい#D,9,M。ソロ時代があってこその#7,8,13。そこまで懐古的にならないのは#E,J,12の今の音も混在しているからだね。ギタポ#6、#11,12はビートルズ〜ジョージの系譜。#2,6ではジョニ・マー参加
『time on earth』
crowded house
 
★★★67
パニック・アット・ザ・ディスコ2nd。エモい1stとは真逆の中期ビートルズサウンドへ。#@〜Aはもうヘビロテヘビロテ・・大好き。#3も今風ではあるもののジョージな瞬間があるし、続く#4(#16)もやはり60sフレイヴァーに溢れてる。カントリー×ビートルズな軽快#Dも◎。#Kではモロにカントリー演ってます。場末のジャズバーに居るような#6。ノエルが書きそうなロックバラード#F。#Gのアレンジ/メロディもビートルズ〜2nd期オアシスを彷彿。ポップロック#H,15♪。改めて中期ビートルズを展開させる#10,J。#11はアーケイド・ファイア的ともいえる。ゾンビーズ/レフトバンクの影響下にありそうなチェンバー・ポップ#L,M。徹底的ポップ!
『pretty odd』
panic at the disco
 
★★99
ジョン・P・ストローム2nd。名盤の前作はバンド名義でしたが今回は純然たるソロ?#@,4,D,Hとポップなルーツ嗜好ってのは変わらずですが若干楽器の音はシンプルになってます。ビルロイドに通じるオーセンティクな良さが滲むでそれはそれで◎。それでも#8,12なんかはオルタナバンド並の激しさだし、#B,5,Fなどもバンド色が出てるのでウォールフラワーズやウィルコみたく聞こえてくる。#3はブレイク・ベイビーズ時代を彷彿とさせる。ビッグスター、ハニードッグス同様にそこにビートルズ要素が加わる#A,I,Jが特にオススメ。
『vestavia』
john p. strohm
 
★★★69
オライオン・エクスペリエンス4曲入りEP。この4曲が最高過ぎて2008年ベストに特別枠を設けたほど。最高な1stの続きとしてはあまりにも完璧なダンサブルポップ#@。クイーン要素盛りだくさんでこの上なくポップな#Aもヘビロテしました。ズートンズ好きは間違いなく好きでしょう#B。#Cも極上にポップでタマリません。とにかくマスト・バイ!オススメ。※この後1st国内盤が発売になりそのボートラにも入ってるのでこれからの人はそちらをどうぞ〜。
『heartbreaker ep』
orion experience
 
★★★124
ソウルアサイラム7th。結論から言うと前作以上にとっても良い。ロックンロール全開で始まる#@。跳ねるポップロック#2。デイヴの声も相変わらずで一聴して彼等と分かるオリジネイターぶり。これからの彼等の進軍ラッパになり得るロックンロール#B,E,Hは最高に気持ちイイ!#5も王道アメリカンロック。もう1つの側面であるデイヴの味わい声が活きるミドル#4や「Misery」「Crazy Mixed Up World」の系譜に位置する#Gも健在ですよ。プチ・サプライズとしてはジャジーな側面を覗かせる#7ですね。サイケで重厚感あるところからサビで一気盛り上がる#10はアルバムの締めにうってつけだ。
『delayed reaction』
soul asylum
 
★★★80
アンディ・リード1st。ビートルズを源流にもついわゆるポップ職人。#@,2とライナスのようなとろけるようなメロディが・・・ライナス的なのは全編通してで軽快な#Gも。#10は声もソックリだ。その土台はブレずに#3ではスワン・ダイヴ、SSW然とした#4ではブレンダンベンソン、#5はエリオット・スミスが浮かぶ。ムーグも聞こえる#Fのギタポ#はカーズの影響か?さらに遡ってオーソドックスなピュアポップ#6にしても出だしの感じはウイングスぽかったり、#9は初期イーグルスの書くカントリーロックのスロー#のようです。すべてを支えているのは柔らかく美しい声。ジャケに惑わされてはいけませんね。。
『fast forward』
andy reed
 
★★★129
長年良質なパワポを鳴らし続けるスリー・アワー・ツアー2010年作。ベテランらしい腰の据わったパワポが#@,2と続く。もう間違いないネ。ビートリッシュな#Bが完璧で初聴きでもガッツポーズしちゃう。#E,Hも同系で◎。#Dは『Revolver』辺りの、#Gは『Help』辺りのビートリッシュロックだ。どれも安易にビートルズじゃないところがさすがで使い手としてのビートルズとしてはかなりの手練れですな。#C,Fも風味程度のバッド・フィンガーが聴ける。ハードドライヴィングな#10なんかまだまだ若手には負けないってところでしょうか。オススメ。
『looking for tomorrow』
three hour tour
 
★★★141
ブレット・ローゼンバーグ・プログレム2nd。歯切れ良いロックンロール盤。特に前半の流れ◎。2分に満たない#@はオーソドックスなパンクロック#ですがvo.ブレッドの声が最高でもってかれる!#Aはビートルズの影響も見え隠れするメロディ。マテリアル・イシューやレッドクロス好きにオススメ。#B,E,7は初期コステロ風味のロックンロール♪80sパワポのポップンロールを模したような#Cも最高だ。センチなロッカバラード#5,12。こんな曲も書けまっせとばかりモダンロック寄りの#Gやビートルズ発信の#H。さらにはミドルバラード#10や青春ギタポにも分類出来ちゃう#11まで。オススメ。
『destroyer』
brett rosenberg problem
 
★★★98
ブルウ3rd。前作は極上の歌モノ盤でしたが今回はパワポ寄りに戻ってきました。#1からELOばりの気持ちよさを武器に突き抜けるパワポ#炸裂!#2も最高。パワポ版ファンデーションズな感じでちょっとソウルフル。感涙バラード#3,6。ジェフ・リンの後継者ココにありだね。ホーンセッションと共にアゲアゲ#4。歌い上げの#5,9でヴォーカリストのブルウを堪能。ルーニーやエヴリバディ・エルス的なパワポ#7。ちょっとジョージぽいけどさらにゴージャスでナキメロありな#8。無音状態からのラスト#12もやはりジョージ/ジェフリン的。マッカメロディな#10も素晴らしい佳曲。オススメ。
『four』
bleu
 
 
   
 
 
 


2014/8/17
★★★22
スリルズ1st。バンド名とは裏腹にビーチボーイズライクなギタポバンド。まずは#Aがもう超名曲!これで何杯でもイケます。#@も牧歌的でかつ伸びやかなサウンドで◎。#Bもモロに70sウエスト・コーストな音。それにしても吐息交じりのvo.がイイ。#4,8ではバカラック調#だし#6のスロー#も50s-60sのアメリカンポップス王道路線で教養の深さが出てる。中盤のハイライトは#D。サンシャインポップでキンクス「Victoria」の一部引用にもニンマリ。ズバり初期イーグルスな#F。ドリーミーな#9,K,13はハイラマズを思い起させる。後半ハイライトは#Iのキラキラポップ。#Jのフォーキーな美メロ#。
『so much for the city』
thrills
 
★★30
ハニードッグス2nd。初っ端ルーツ系パワポ#と言える#@でもう◎あげます。#Cもベルクラ2ndに通じるロック魂を覗かせたパワポ#。#Iなんかは同郷の兄貴リプレイスメンツにも通じる安定感抜群のパワポ#といえる。#3はカントリー過ぎだけど#9のカントリーポップならokとか・・。#7はインスト。オルカン#としては#2,D,E,G,J。#5はキュートさもあってウィルコ好きなら間違いないところ。#6,8もジェフ・トウィーディーのソングライティングと酷似してて非常に良い。ラストを飾る#11においてはそれを上回るような出来栄えだ。オルタナカントリーを知るにはうってつけの名盤
『everything, I bet you』
honeydogs
 
★★★77
スーパーデラックスのブレイデン・ブレイクのソロ作。歌心溢れる良盤。#@のピュアポップ#聴けばこっちのほうが好きって人も?#2もフォーキーポップで癒される。パワーポップ声と思ってたけどokですね。#3はグランジなカントリー#?。どカントリーポップ#4にデビッド・ミード彷彿の#D,7。イイ曲目白押しだけどちょっと単調すぎないか?と思ったところへTFCばりの名曲#E。これは必聴!後半はストリングやヴォーカル処理がみられて手作り感が薄まってくる。#Gは1番ビートリッシュで◎。#Hもアイスクリーム・ハンズみたいだなー。#Iはバラードだけど1番スーパーデラックスっぽい。彼のソロ作としてイメージしてたのは#Jみたいなの。ミドル#だけど力強くて良いね。
『a year in pajamas』
braden blake
 
★★★128
スペインのパワポバンド、リフバッカーズ1st。めっちゃイイーって思ったら元ウイナリーズ!。#1からナック全開のパワポ#。#2はラズベリーズ漂う哀愁ロック。#3ではお得いのビートリッシュ#(マッカ寄り)だ。#4の質感は90sパワポファンを唸らせる。玄人なアレンジながらブリットポップな陽気さを持った#5。#6はジョンsideビートルズのフォロワー#◎。#7が1番ウイナリーズを思い起させるな。中期ビートルズな#8がアルバム1番のポップ#。コレクターズの英詩カバーか?なんて思ってしまうモッドなミドル#9。ポール〜エリック・カルメン的なアコースティクバラード#10。#11もシンプルに聞こえながら実は複雑なパワポ#なんだな。オススメ!
『the curtain shop and alterations』
riffbackers
 


2014/5/11
★★★104
マルコ・ヨアキム。2011年マイベスト。#1のジョージ・ハリスンを思わせるギターとメロディに惚れて購入。#2はビートルズ→くらげ路線のポップ#だ。ホーンセッションを従えてオールドスタイルのロック#3、ビートルズやELO的なアレンジも。マッカ遺伝子直系のバラード#4,6,8。中でも#6はウィングス的な構成でニンマリ。初期ビートル・ジョンなミドル#5も逸品。#7も初中期ビートルズのロックンロール#好きならビビっときますね。#10はザ・バンド風味で声質的には1番似合ってる♪。#11のまさにハリスンなポップ#も◎。ラスト#12のバラードはマザー2の「Smiles And Tears」と兄弟のような感涙の名曲。
『hidden symphonies』
marco joachim
 
★★★22
ティーン・マシーン1st。グラム・テイスト満載。もうゴキゲンなグラムポップ#@でアゲアゲですがまずは#Kでしょう。グラム/バブルガムなキラー・チューン!メロディアスなロック#2,3は何故か『Green』期REMなポップ感が・・#3はそれにスレイドが+αって感じだ。グラムロック・マナーにそった#C,Fはお手のもの。若干マイナー調な#Dも地味に良曲でノスタルジック♪#Eは12と並んでパワポ#としては1番のオススメだ。レッドクロス的なのは#8,I、そしてカバー選曲。#Hアバ「Does Your Mother Know?」、#11オハイオ・エクスプレス「Yummy Yummy Yummy」。特にアバはパワポに昇華させてて最高
『after school special』
teen machine
 


2014/1/22
★★42
ダンディ・ウォーホールズ3rd。ヒット#Iはストーンズ「Jumpin' Jack Flash」〜「Brown Sugar」な展開でグラマラスなブリットポップ風味を入れたゴキゲンな#♪USバンドとは思えぬ・・。#Fもブリットポップ調で良い。G・ハリスン的メロディライン#1。サイケな浮遊感漂う#3。牧歌的なスライドギターが響く#4。ポップなヴェルベッツといった#5。グランジ寄りな#6。ベック的なローファイ#H。後期ブラーのような#11。メロディアスな落ち着いた極も多く#8,K,L,14。特に#12はメロディ嗜好のストテンの曲みたいで◎。キンクスからのインスピレーション#であろう#16やはニールヤング「Ohio」カヴァー#15などボートラも充実。
『thirteen tales from urban bohemia』
dandy warhols
 
★★114
ホップ・オン・ポップ1st。いかにもインディ・ポップな#1やBF5を思わせる#A。このチープ感はエレファント6系に近い。#4のスロー#(途中加速)も美メロとチープさが交差。ハッピーな雰囲気出まくりのギタポ#B、ベルセバを思い起こさせる#Dは◎。#Eはキンクス/タートルズを思わせる60sライクな曲。雰囲気出ててます。#Fもなんだかレイ・デイビスなメロディ・ラインに聴こえる。#Gはインディ・ポップど真ん中と言ってよいな。後半に疾走系2曲。歪むギターにのったジャングリーポップ#9とパンキッシュな#11。#10のしっとり#は4曲目よりはチープさ控えめ。ギターリフがオシャレな#12。#LはこれぞB級ローファイ・ポップ!
『as drawn by ethan, age2』
hop on pop
 


2013/9/22
★★95
グリッターボックス1st。発売から数年後ですが偶然#@聴いて即購入。メロディの洪水。そのドラマティックさに心が高揚します。#2は軽快ギターロック。なんか浜省にも通じる。『Automatic〜』期のREMのような#3。初期レディへとも?静と動を繰り返す#C,11はちょっとB級ですがベガーズを思い出す。特に#4は好きだ。ストリングスを加えた#5はワンダースタッフのようなヒリヒリした感じが。#Eも90sUKロック好きにはたまらない。#Fはギターサウンドは初期オアシスに近いけどよりポップでキャッチー。スウェードとUSローファイ・ロックを掛け合たような#Gも爆音で聴きたい曲。シェッド・セブンに近い感じの#10もUSインディぽいな。
『tied & tangled』
glitterbox
 
 
   
 
 
 
★★9
スーパーナチュラルズ1st。#1のUK特有の内省的な雰囲気はオクトパスに近い。うって変わって#Aがビートリッシュなタテノリがポップ度アゲまくりの名ギタポ#「すまーぃる♪」。甘いメロディ/コーラスが聴ける#3もくらげ、メリーメーカーズに匹敵。#2と兄弟のような#4,Iも当然のごとく良い。特に#10は名曲。バカラック調の#D,HやUSニューシネマ期の音と90sの音を掛け合せたかのような#6等アラウンド1970年の影響大。ブリットポップ#7さえもアメリカンポップス的だし。シンプルなポップ#Gのメロディも◎。ちょっと初期ザ・フーを感じさせる#J。ポールがさらっと書きそうな#12もあり。後期ブリットポップの名盤。オススメ。
『it doesn't matter anymore』
supernaturals
 
★★★118
ジョージ・アッシャー率いるハウス・オブ・アッシャー唯一の1st。REMライクな哀愁のフォーク・ロック#@がめっちゃ好きでヘビロテ。その後もメロディラインはボトムが効いてても音触りはギタポな#2。疾走系カントリーロック#3と続きカラーはブレない。バーズ/ラーズも真っ青なメランコリック#Dもホント良い曲だ。dB'sのようなパワポ#E,8,Hも最高でトミーキーンとかと並べて聴きたい。高音キツそうなvo.もむしろ味があって良い。#7も初期REM的。vo.スタイルもマイケル・スタイプ似です。郷愁度高めのギタポ#は後半でも健在で#10はモロだし、#Jもギタポ版S&G「America」のような趣の佳曲。
『neptune』
house of usher
 


2013/9/8-16
★★★115
カナダのルーツ系ポップバンド、ジュニア・ゴーン・ワイルド4th。#@を一聴してウォルター・クレヴェンジャーな音触りにツボりました。#B,8,12も同系でヨイヨイ♪時折聴けるロックンロール#C,E,Lの気持ち良さたらないゼ!(勝手ですが#4のメロディ・ラインや女性コーラスがミートローフぽいな)#2,5,14はさらにカントリーロック寄りの#だし#7はバンジョーも聞こえてカントリー色全開ですがあくまでポップに軽快なのでokでしょ。他もハーモニカが優しいフォーキーな#H、裏にバディ・ホリーが潜んでそうな#Iの軽快#。メンフィスの香り漂う#11など。どの曲も親しみやすさ抜群です。
『simple little wish』
jr. gone wild
 
 
   
 
 
 
★★66
オアシス3rd。ホント大味の曲が多数。リードシングル#@からして8分弱です。サイケ感があって◎。前作「Roll With It」の流れと言える#2。ノエルのメロウバラード#3は完全狙ってる。お得意の泣きバラード#Cや演歌調バラード#8。悔しいけどリピートしたなあ。キャッチーなギターポップ#D→中期ビートルズな#6。僕はこの辺りが丁度いいんだけどな。スライドギターが効いた#7がロックバンドとして捕らえるならクライマックスだね。耳に残るポップ#Hはリピート率が高い(『Let It Be』から1曲歌ってくれって歌詞がまたイイネ)。そして食傷気味とは言えやはり圧倒的な#Iは名曲でしょう。見逃せないのがオアシス節のでたロックポップ#Jです。
『be here now』
oasis
 
★★70
ミスター・エンクリプト。キンクスの隠れ名曲「Dreams」のカヴァー#Cが逸品で購入。他にもS・フェイセズ「I Feel Much Better」#G、バーズ「Get To You」#Iとカヴァー。選曲センス含めどれも素晴らしい!さらにはアップルズの「Silver Chain」#Fまでもカヴァー。新旧問わずの目利き達人。オリジナル#はニール・ヤングばりの#1とラスト#J(「Hey Hey, My My」もじってる)を対にした構成。60sロック直球(オルガン具合◎)と言える#A。1人トラヴェリング・ウィルベリーズと言える味ある#B。ブルージーな大作#5。#Eも最高でキンクスのアルバム収録曲のようなビート#。#Hは浮遊感のあるフォーク・ロックでコレもいい。てか全部イイ
『secret identity crisis』
mr. encrypto
 
★★42
ブッチ・ウォーカー率いたマーヴェラス3_1st。90sパワポの理想系と言える#@。大好き♪ボトムが効いた力強い#Aも◎。まどろみのメロディ#3。追っかけコーラスもイイ感じのキャッチーなパワポ#C。#5はいかにもなモダンロックバラード。#6はUSミスタービッグな感じだけどアレンジにはクイーンやブレッド「If」?。#Fもポール・ギルバード的、#8のUSロック、リフ乗って進む#9。どれもH/R畑を感じさせるがキャッチーこの上ないので要はチープトリックの系譜って事。ウィータス/ウィーザーぽい#Iも逸品。#Jのミディアム・ロックも佳曲。#12はコレクティヴ・ソウルのような正統派#だ。#1はマジでオススメ
『hey! album』
marvelous 3
 
★★40
マーヴェラス3_2nd。ピアス/タトゥ・・外見で判断してはいけないと教えてくれるバンド。ハードポップ#@の振り切れ具合に目が覚める。最高だ!#F,G,K(#7はマイベスト!)も同様にアッパーにパワポしてて前作以上にチートリ全開だ。#Gもこの手の先輩と言えるエヴァークリアに通じる#。前作にもあったけど#2,B,11にはウィータスに近いモノを感じてしまう。特に#3のメロディは◎。#4,9などH/R的な#でもブッチの臭覚で万人受けの曲に。ブッチのソロ期を彷彿とするハイセンスな#D。王道のロックバラード#E,13も携えてそのファンの期待に応えてる。ラバー好きは是非。
『ready sex go』
marvelous 3
 


2013/8/19-21
★★★71
元ソフトボーイズ/カトリーナ&ザ・ウエイブスのキンバリー・ルー3rd。年甲斐もない甘切ない声が光るスリルズばりギタポ#@、リック・スプリングスティーンのような疾走パワポ#Aもヘビロテ。キャッチーなパブロック#9。#Dもニック・ロウ好きにはたまらないロックンロール#。胸躍るポップ#K。スクイーズやロビン・ヒッチコック系の#B。女性コーラスが効いて地味に佳曲の#I。初期ビージーズのような#J。陽性オルカン#Lも◎。アコギインスト#6→#7もオーセンティックな#ながらポップな瞬間あり。年相応と言える懐古的な味わい#4,8。#3,4,6,8は名ギタリストとしての彼も堪能できます。
『great central revisited』
kimberley rew
 
 
   
 
 
 
★★★20
プール2nd。典型的なUSパワポ盤。これぞ!と。#@から彼等を象徴するようなギタポ#。メロディを前面にしてギターで厚みをだす。そしてハーモニーね♪USインディロックの佇まいも感じる#2,6。この3曲のようなアルバムに彩りを添えるギタポ#と共にあるのが勢いをもたらす弾けるパワポ#。#C,D,G,9と抜群の#連発。特に#4は90sパワポ・クラシックと言えるほどの#ですね。要所をしめるミドル〜スロー#3,F,10を含め全10曲。ポウジーズをはじめ、ドロウナーズ、ワナダイズ、スピイング・ジェニーズが好きな人へ特にオススメです。
『the late engagement』
poole
 
★★87
UKギターロックバンド、サムライ・セブン1st。00s始めの作品だけど完全90sを引きずってる。ムーヴァーみたくノリの良い#2。#Bの「笑わせんな〜」のシンガロング系ポップ#。アッシュのようなギターロック#4,F,12。#G,H,13も疾走系パワポ/ギタポ#が連発。コーラス・ワークもバッチリ効いてる。#IもHWMのようなポップ#、レスリーゴーン「It's My Party」のフレーズにニンマリです。彼ら新人の癖に良くも悪くも地に足が着いた音。それはミドル#に顕著で#1,11は4th以降のスーパーグラスに通じる感じだし、#D,6のナキのミドル#もアッシュが浮かぶ。
『le sport』
samurai seven
 


2013/7/20-21
★★★96
USロックバンド、スーパーミント1st。チープトリックの遺伝子を受継いだ盤。象徴的なのが#Aのダイナミズムなパワポ#。「Downed」のフレーズもあるので確信的だね。必聴!#@,Cもチートリやイナフ・ズナフが醸し出すジョンレノンぽさに似ている。#Bのバラードももうチープトリックしか浮かばないな(笑)#5は妙な感じだがちょっと初期レディヘぽい#。パワフルなパワポ#Eや軽快なオルタナ系ロックポップ#7、やっぱ声含めイナフ・ズナフ好きにも当然オススメできるバンドです。#8のコーラス・ハーモニーもいちいちソレ系。ラスト#Hもパワフルに歌い上げててサビは感動的。ライブはホント良さそうです。
『supermint』
supermint
 
★★★70
タヒチ80_4th。今回のコンセプトはバンドサウンドですかね?タヒチによる初期パンクへのアプローチと言える#Cにはガッツポーズです。#Bもちょいオシャレなパワポ#で紹介可。#1もガレージロック的な展開が耳につきますね。声でタヒチになっちゃいますが。#Aはタヒチ節と言えなくもないがアレンジはロック・テイスト。サビが気持ちー。伸びやかなソフト・ロック#D、ライト・ソウルな佳曲#E,11。そして1stを思わせる#F,8,12と中盤以降はクールダウンの曲が続きますがどれも良い良い。ヤンキー期ウィルコに通じるギタポ#9。リズム&メロディで押切る#I。ボートラ#Lもフレンドリーポップで◎
『activity center』
tahiti 80
 
★★★44
ディロン・フェンス2nd。もろに初期TFCやヴァセリンズに通じる盤。ただUSバンドなのでポウジーズ、ジゴロ・アンツの音触りにも近い。完全バンドワゴネスク病に侵された#@,A。TFC好きとしては納得の出来。#3,6はポウジーズ・ファンへお届けです。#4,12辺り落ち着いたローファイ感はやっぱUK産では出せないかな。アコギのインスト#5。中盤のハイライトと言えるナキメロの佳曲#F。#8ではUSバンド的な肉食具合が出てますな。ハーモニーを効かせたパワポ#Hやシンプルながら柔らかなメロディが冴える#I,14、スクラフスやビッグスターに通じる#Jも◎。インスト#13。ちょっと音が悪いのが残念。
『outside in』
dillon fence
 
★★79
ディロン・フェンス1st。2ndに比べるととても明るい。初期TFCぽさはほぼ無い。#1はメロディ・ラインにスーパースターを感じるギタポ#。#A,3もジゴロアンツを明るくしたようなギタポ#。冒頭3曲を聴くと2ndは結構なシフト・チェンジだったと思わされる。#Cミドル・ポップ#もギタポ・バンドのソレ。#Dのさり気ないフックの効かせかたは最高でギターソロはTFC的。陽気なトードのような#6。#7でバリバリのロック#を鳴らすも声がロック声になりきれてないが(笑)。#8のロック#は80sローカルシーンで流れてそう。#Hはインディ・ギタポ好きへイの一番でオススメ。#10,11も#1同様スーパースターを感じる。なんで?スミスの面影もあり。
『rosemary』
dillon fence
 


2013/7/15
★★★110
ザ・ジューン2nd。リヴォルヴァー大好きバンド?雷鳴の如きロック#1から中期ビートルズ的なサイケ感。#Aは「Taxman」リフで攻めてくるパワポ#。#3,E,Fも同系の“Revolver”#で随所にアノ曲アノ曲が浮かぶ。悪びれた感のない直球さ。「Getting Better」を下敷きにしたようなポップな#Cもすこぶる良い。#Dでの引用は「Strawberry Fields Forever」ときたもんだ。#9でもメロトロンやハモンド・オルガンが印象的。#Gのギターと声にも浮遊感満載。後半で眉唾のパワポ#は#I,K。哀愁バラード#11は当然ジョンレノンちっく。締めの#13だけS&G的で異色。1回目よりも5回目に良さが分かるバンドだ
『green fields & rain』
june
 
 
   
 
 
 
★★★101
ファストボール4th。今作も抜群の安定感!ジョンレノン的重厚感のある1分間の2声コーラス#@で幕開け。そしてキャッチーなファストボール節ポップロック#Aへ。最高の流れ♪#Bの優しきミドル・ポップも◎。哀愁のアルペジオが印象的な#4はお得意#だ。ソウルフルなマッカメロディ#Dもトニーの佳曲。負けじとマイルスも#6で渋い哀愁ポップを鳴らす。パブロック気味の軽快ポップ#Fも◎◎。#Gは流れるメロディも最高&低音でのハモりが味わい深くヘビロテした。落ち着いた柔らかいポップ#HのPはFOWアダム、そしてカントリーポップ#10→オーガニックなバラード#11→スカ/ラテン系のアゲ#12(これもアダムP)と繋がります
『keep your wig on』
fastball
 
★★★125
スマッシュ・パレス6th?。まず#Jで大好きなビートルズ#「I Want To tell You」をカヴァーしてるのが◎◎。#@から中期ビートルズの香り。セミソニックにも似てる。#Aはカーズを感じさせるポップ・ロック#で◎。特徴の1つといえるプチ・サイケなギターロック#3。60sUKフレイヴァーたっぷりのポップ#Cも◎。ちょっと4枚目以降のオアシス的な#D。当然素で演ってるんでしょうけど。バーズとビートルズを組合わせて力強さをプラスした#E,Hはもちろんルーツ色の強いUSロック#Gも仕上がりはポップなのでパワポ好きもokでしょ。メロディアスなミドル・バラード#F。ジョン・レノン的なスロー#10。そして締めはジョージです。
『everybody comes & goes』
smash palace
 


2013/6/15-17
★★13
仏ギタポバンド、タヒチ80_1st。#3はまさに不朽の名曲!何時でも口ずさんでしまう。ゾンビーズのコリンを彷彿とさせる声にハっとしてしまう佳曲#1。涼しげでシャレオツなギタポ#2。スウェディッシュ的な#4もめっちゃポップ♪レイ・デイビスへのオマージュでもある#5も小品ポップにまとめ、エフェクト声が仏らしい#6もキラキラ#で◎。タヒチ節#7もナキメロづくしの佳曲。ダンサブルな心地よさがノイジーに爆発、サビのフックへと続く#8。#9は街角散歩のお供にしたいキャッチーさだ。グルーヴィーな#10もセンス抜群。サイケ・ポップ#11。ゾンビーズぽい#12で本編締め。#14でバーズ「So You Want To Be A Rock'n Roll Star」の名カヴァー
『puzzle』
tahiti 80
 
★★★43
スウェーデン、ローカルボーイズ1st。現代版バズコックスか?今時分でもあり懐古的でもあり、なんともイイ塩梅。ハノイ・ロックスなロック#@でギアは一気にオーバートップだ。声の影響でキュートさには程遠いですがお国柄なのかギタポなメロディ/アレンジで随所にキラキラ感あり。#2のサビや#B,10,Kも直球ギタポ#だし1番彼等の音楽性が出てる#C,D,7,G,Jにしてもギタポとパワポとパンクの交わる音。どの曲もノリが最高でセンスが良い。マイベストは#8,11かな。ストロークスがギタポ#を演ったような#6。ボッサ風味の#9やロッカバラッド#13でひきの部分も。ボートラも○。オススメ
『whattheclockman』
local boys
 
★★★106
イアン・オリヴェラ&ザ・スリープウォーカーズ。ギタポとアーシーなカントリーロックが融合した音。音が本格嗜好なのにvo.がギタポ声。心地良いギタポ##@からそのミスマッチ具合にヤラれます。軽快なカントリーポップ#A。この声でファンの幅は広がるな。#Bもストーンズばりのリズムにホンキートンクなピアノ、サビはナキが入って最高です。スチールギターが前面に出た#4からルーツ嗜好全開か?オアシスの曲をカントリー#に置き換えたような#5。ヒット曲にもなり得るスロー#Eの確かなメロディ。オールド97s的パワポ#F,G,Hと3連発はマジでカッコええな。ラスト#10はギターを爪弾きながらの#で締め。オススメ
『the reckless kind』
Ian Olvera & the sleepwalkers
 
 
   
 
 
 
★★★35
USポップ・デュオ、フォーマット1st。のっぺらぼうジャケに笑顔を書き込みたくような手拍子入り爽快ギタポ#@と続く#Aの軽快ギタポで一気にアゲアゲ♪アップテンポ#は他にもロック度を加えたちょっとJEWにも通じる#C,F。#EはJEWのミドルロック#のようでこれも良い!#Iのメロディ・ラインも真綿で心包まれる。静の曲としては美しいアコースティック#8、アコギをベースに歌い上げる#9やしっとりスロー#Kの落ち着いた#。メロディもさることながら特筆なのはポップ・フリークを唸らせるポップアレンジ!その最たるものが#D,Jやミドル・バラード#Bだ。オススメ
『interventions and lullabies』
format
 
★★★11
スウェーデンのパワポバンド、ウェイド。この肉食具合はまさにUSバンドなんですけどね・・。ミドルテンポながら力強さがビンビンな#@。メロディも◎。疾走ロックンロール#AもUSパワポ寄りだ。この冒頭2曲にはポウジーズのケンも参加している。後のエモ・バンドにも通じる#B,6,9でも疾走は止まらない。#3なんかサンボマスターみたいだね。ローションを思い出したり。でもこの盤の真髄は大半を占めるメロディアスかつオルタナ感のあるミディアム#だ。#4,5,7,G,10,11,12と実に6割。中でも初期ウィーザーやスナッグ好きにオススメなのが#C,D,F,Kですよ。
『odd man out』
wade
 
★★★80
オブリヴィアンズのグレッグ率いるレイニング・サウンド2nd。センス光るカヴァーが4曲。まずジャズのスタンダード#をマージー/ガレージ調にした#1から心掴まれる。#4ジェントリーズ「Brown Paper Sack」#8ギロチンズ「I Don't Believe」#14ストーンズ「I'd Much Rather Be With The Boys」も見事にオリジナル化させてる。グレッグの枯れた声が良いんだなあ。渋いロックンロール#2,10やパンク・ロック#7,9,15もホント最高ですが落ち着いた哀愁メロウ#もグレッグの声が沁みて良い!フォーク・ロック#3,11,13。#3,11はブルーハーツ「夕暮れ」のような趣。#13も佳曲。カントリーでジャジーな#5,12やオールディーズ調な#6も◎。オススメ
『time bomb high school』
reigning sound
 
★★★128
ロング・ライダーズ3rd(1987)。心地よいギターサウンド♪。バーズ先生、グルーヴィーズ先輩。仲間にリプレイスメンツ?#1は後輩ジン・ブロッサムズもビックリの名曲だ。続けざま#2でNRBQの名パワポ「I Want You Bad」をテンポダウンしてカヴァー。グルーヴィーズ直系と言えるミドル#3も良い。マンドリンが効いた初期イーグルスなギタポ#4。イカしたロックンロール#5が1番彼等のイメージに合う?哀愁フォーク・バラード#6も大好き。#1同様のフォーク・ロック#7→名曲#8。#9は同級生REMぽいな。#10も癖になる。ちなみに#4,8,10はジェイホ−クスに参加するステファン作だ。ボトムを効かせたロック#11で締め。名盤。
『two fisted tales』
long ryders
 


2013/5/13-15
★★84
ケイト(元サラ・サラ)とジェイディーのピアノポップ・ユニット、ジェーンvsワールドEP+αの1st。最初に1910フルカンなタイトルで超ポップな#Hを聴いてヤラれました。パフィーみたいだな。他の曲もそのキャッチーさに一気に鷲づかみになる。#@からバブルガムなキャンディ・ポップ。#AもモロにBF5な跳ねるピアノとパパパ。ちょいマイナー調な#Bも幼さのあるケイトのキュートな声。#Cがマイベスト。ネオアコ的な#5は異色作かな。哀愁さが加味された#6もベン・フォールズの影響大。#7,Gもビリ−ジョエルのような大人びた感じ。ピアノ色は1番薄い#Iが1番のパワポ#だなー♪
『56k hearts』
jane vs world
 
★★★19
豪パワポバンド、スーパースコープ1st。#1は直球パワポ#ながらサビではTFCのようなコーラス/ハーモニーを聴かせる。ベテランですが声が若いっ!哀愁のAメロから疾走する#2。ハード・ドライヴィングなロック#3,10。男気溢れるのは#5パワポ#(#13はポウジーズ、ケンのmix)。歯切れの良いパパパフレーズが心地よいポップ#4。言葉遊びのような#6。エモ要素も含んだギタポ#7。歌心溢れる#8。キュートなギタポ#9。#11もTFCのアルバムに地味に潜んでそう。こんな感じで意外に一本槍でない盤です。ボートラでは「Baba O'Riley」のようなイントロからの疾走パワポ#12が○。
『torpedo』
superscope
 


2013/5/3-5
★★★38
仏のポップSSW、ボールド1st。#1,2の続けざまの2曲ががポール→クイーン→くらげの流れをくむ素晴らしき#。S・ワンダーのハーモニカで笑みがこぼれてしまう#3はビリー・ジョエル/BF5風ポップ#◎。マッカ・メロディとしては#4(フールズ・ガーデンにも通じる)やさらには眉唾の美メロ#8,9。特に#8は大好きでヘビロテした。ソロ→ウィングスを感じるのは味わいの#5やアレンジ/コーラスどれも極上のポップ#7(歌詞も◎)だ。#6は「Dear Prudence」を伸びやかに編曲したみたい。BNLぽい#10のポップ#。ジャズ/ボサノバを取り込んだ#11。冒頭に戻ったかのような#12→ボートラ#13で見事に締め。オススメ
『bald』
bald
 
★★82
マル・ヒストリカル・ソサエティー名義(MHSは必聴)から自身のコリン・マキンタイアに。ゴージャスでキャッチーな#@、それに疾走感を加えたポップロック#Aと相変わらず良い!以降は抑え目な曲が並ぶ。トラディショナルな#3、#6もアコギをフューチャーした#。優しい#Cはポールぽさもあり。ロング・ピッグスを思い出してしまったミドル・バラード#F,8。ラスト2曲#J,Kのメロディもさすがの出来です。アップテンポなのはヒネクレ・ポップと呼べそうな#5とキンクスとレッチリが交互に飛び出すロック#9。#10もバリバリのロック#。#9,10は彼のイメージを覆された。彼は歌詞の比重が大きいのかも。
『the water』
colin macintyre
 
★★★393
トニー・コックス1st。vo.はナイジェル・クラーク(ドッジー)が客演。ナジェルの声はもちろんですが、曲も良い。#@のバブルガム・ポップで早速シンガロング♪#2,8はサイケ・ポップ調のメロディに哀愁vo.が乗る。#2なんかガレージ・サイケなメロディと言ってよい。U2ちっくな#Bも良い感じ。#4,Iはドッジー復活みたいなUKポップ。でもやっぱ哀愁さが強いなあ。トラヴィスから叙情臭さを取り除いたような#Dは佳曲。#6,Fも同様にさりげなくしっとりとした美メロを聴かせる。この辺が彼の作曲の肝なんでしょう。70sフレンドリー・ポップな#Hは最高。#Jもスペクターサウンドを意識したような極上ポップです。
『unpublished』
tony cox
 
★★★47
カルモナ1st=ビートルズ遺伝子+オランダ語+キモいジャケ。オランダ語でビートルズをカヴァーしました的な#@が最高で笑っちゃう。ビート#2もオランダ語が耳につくってよりむしろマッチしてる。舌噛みそうw。ポール→バッド・フィンガー系の#B,C,F,Iなどナキメロでマジ良いです。#Dのハイセンス・ポップもくらげ直系ってよりは非英語圏のフランスのボールドやドイツのフールズ・ガーデンを挙げたい。スウェディッシュポップな#6もあり。#8はビートルズにウエスト・コーストな感じもプラスされててエミット・ローズを思い浮かべる。#HもブルースハープのイントロこそUSぽいが後期ビートルズそのものです。
『nu』
carmona
 
★★★47
ドールフル・ライオンズ1st。PがM・イースターでクリス・ステイミーも参加とくれば音は概ね決まってきますな。#@から草食系が興奮しているようなギタポ#。#3,C,G,Hも同系。#3はさりげない軽快さとさりげないコーラス良い。#4はポウジーズ/レッドクロスに通じる。#8はマイベストな1曲でバーズなギターがツボなギタポ#。1番男気があるパワポ#9も◎。アダルティーな#2,5。REM直系#Eは低音マイケル・スタイプだ。プチ・サイケ#7は70s前後のフィーリングだ。その流れでラストの#Iが素晴らしくギターの音色と控えめながら心に響くvo.が感動的です。
『motel swim』
doleful lions
 
★★★386
ウィーザー7th。共作多数。ブッチ・ウォーカー共作のモータウン調のノリノリ#@とグラム・ロックよろしくな#Bの2曲でニンマリ。リヴァース節が聴ける#2。21世紀型産業ロック#4。カーズ直系の#D(AAR共作)はムーグも絡んで懐い感じ。パワポ#も縦ノリの#6,11やいかにも近作ウィーザーらしい#Gと、、ちょっとマナー通り過ぎる?アジアンテイストな#7は前作(赤)にしっくりきそう。パット作のオルタナ寄り#9。ウィーザーぽくないけどメロディアスな#I良い曲。#12はパートリッジ・ファミリー「I Woke Up In Love This Morning」の意外なカヴァー。※ジャケは裏の黄色にしてます。別CDの#B,4◎
『raditude』
weezer
 
★★94
ウィル・キンブロウと共にビス-クウィッツを率いていたトミー・ウーマックのソロ作。ディラン系のフォーク・ロック#1でスタート。プライマル「Rocks」と同系のボトムの効いた#Aがノリノリだ。ヴォードヴィルなカントリーポップ#3はポールマッカートニーにも聴こえてくる。スライドギターの効いた#Cはいかにもナッシュヴィルだけどあくまでポップに展開するのはウィルコと一緒。#E,9,11もジェフ・トゥイーディのスロー#のそれに近い。#5はブルースハープの音色で一気にそっち系。ジョージア・サテライツみたいだ。ポップ好きにオススメなのは#2と#F,I(特に#10はヘビロテ)それにブライアン・ジェイ・クラインみたくノリの良い#Gでしょう。
『positively na na』
tommy womack
 
★★29
UKグラムパンクバンド、キング・アドラ1st。ライド「Like a Daydream」パンキッシュ版ような#@。グラム・パンク#Aの甘美な疾走感も◎。艶やかでウィーザーぽくもあるミドル#Bも良い。がなる#Cも時折ファルセットを効かせてグラマラス。冒頭4曲で個人的にアリ。グランジ寄りながらメロディには英国の香り漂う#5。1分48秒で駆抜けるパンキッシュ#Eもメロディ・ラインはギタポバンドのようだ。音圧を落とした#7はかなり正当派なUKロックですな。#12も佳曲オルタナロック#だ。#G,9,Iはニューロマ×ピクシーズと言える同じような曲調ですが嫌いな音じゃないのでok。#11もボウイの影響下
『vibrate you』
king adora
 
★★110
元スターコレクターのコード・ストーン唯一の4曲入EP。抜群のパワポ#4を頂きコンピで知りヘビロテしてました。バンド時代と変わらぬ僕好みのソング・ライティング♪#1のギタポ#も爽やかなメロディとしゃがれ声との対比が良い感じ♪パンキッシュ気味な#2も疾走するするだけじゃなく中盤サビ部で押し引きがあってこの辺がやっぱ上手。グッド・メロディに惹きこまれるのは#3。声も含めちょっとソウル・アサイラムの美メロSideの曲にも思えてきます。んー4曲じゃ物足りないフルアルバム聴きたかったなあ・・
『field trip』
cord stone
 
★★★41
USパワポバンド、モッカーズ2nd。ゴリ押感なくノスタルジーなメロディとそれに伴った程度のジャングリー・ギター。これぞUSパワポ。カントリーを経由している#@,A等こういう音はUSバンドにしか出しえない。青春パワポ#として聴けるのは#F,13。#Cのエヴァーグリーンな響きは殺人的。#Gも同様にマージービート調で◎。#3は曲自体はセンチメンタルなのに後ろでは豊穣なギター、#5もアーシーな雰囲気出まくり。この辺もまさにアメリカン・バンド。#11もアーシーなビートルズと言ったところ?サイケ・ポップな#E,Hは60s後期のバンド群に通じます。#10,KはUS/UKの中道をいくギタポ#です
『living in the holland tunnel』
mockers
 


2013/4/21
★★★9
フールズ・ガーデン3rd。まず#1のメロディックでなポップロック#に惹きこまれる。続く#2もポール's中期ビートルズな#で大好きだ。ビートリーに軽快なポップ#3。アコギととストリングスの調和が◎な美メロ#4。逸品なメロディと言えば#9でしょ。そしてアコースティック#8やギルバート・オサリバンな#11も◎。どの曲も分厚いコーラスや楽器のプロダクションが素晴らしい。#5はビートルズ「Martha My Dear」カヴァー。この選曲に納得なのは後半#6,7,10,12などホワイトアルバム的小品ポップが続くから。ホント大好きです。ボートラ#13「Lemon Tree」で締るのもその流れを汲んでて良い。オススメ
『go and ask peggy for the principal thing』
fool's garden
 
 
   
 
 
 
★★★372
メジャーレーベルズ。ブルウ、マイク・ヴァイオラを含む3人ユニット。キッスのような1分間の#1→ちょっとヒネくれ気味ポップロック#2は静と動のコントラストが最高!続くナキのバラード#3がすでに名曲の佇まい。パワポ#4もビートルズをイジクりまくりの#。ヴォードビル調マッカ・メロディ#5での2人のvo.の素晴らしさ。#6も素晴らしき極上のマッカ・メロディ。縦ノリのロック#7を挟み#8ではマイク色の強めの#が始まる。アカペラ〜ビートリッシュに締る#9。#10も『Abbey Road』メドレーを閉じ込めたような#。壮大なタイトル#11。とにかく多彩なポップ#が続く。ラスト#12は#1のリプライズです。オススメ
『advance』
major labels
 
★★★392
ルーニー3rd。#1の溌剌としたポップロック#にノックアウト。これぞルーニー!#2はキャッチーなレッチリといった#。#3は霧かかったような英国調の哀愁#。#4もエルトン・ジョンのような重厚感のあるスロー#。この辺はまさに中堅バンドの所業。他#7,12の2曲はジェフ・リンDNA#でマイベストな曲。#5もイントロからルーニー節の80sちっくなギタポ#。リズミカルな弾けるポップ#6はホーンの効き具合もイイ。ベン・リーに通じる王道#10。マイケル・マクドナルドのようなシティー・ポップさが強めな#8。淡々としたポップ#9も若干その流れを受けてる。ジョンレノンに傾倒した#11もあります。
『eureka』
rooney
 


2013/3/30
★2
ダンディーズ1st。バンド名はキンクスから。壮大でまさに90sUKロックと言える#1→#2で始まる。キンクスの影響はブラー/スウェード/パルプ等のソレ。ブリリアントなクラッシュと形容したくなるポップ#Bはお気に入り♪ヴァーヴやロング・ピッグスを感じる#4,E。まさにリアルト系の疾走ストリングス#5。#7のロック#はジャグアーを思い出した。#8のポップさはブラーだしなんだか90sUKの歴史的流れ。ライトソウルなギタポ#Hはムーヴァー好きにオススメ。続く#I,Jもオクトパス的なヒネクレ気味のポップさが◎。#12,L,14も王道ブリットポップ。どの曲もエモーショナルだ。
『symphonic screams』
dandys
 
★★★102
カナダのパワポバンド、グラヴェルベリーズ1st。音を聞いて真っ先に思い浮かべたのはシューズや20/20。まさにインディな音触りは派手さは無いけど僕の琴線を刺激します。#@,Eの2曲がその最たる#で#1は初期ジゴロ・アンツの青さ、#6は円熟期ジゴロアンツにある切なさが感じられます。特に#1は「トゥナイっ」の響きが心地よいアンセム#と言ってよいでしょ。#F,8,Iも同じく◎。#4も初期ポウジーズやREMの香り漂うメロディライン。#2,3でみせる落ち着いたフォーク調の#も盤全体の雰囲気からか甘酸っぱさを強く感じてしまうなあ。オススメ
『bowl of globes』
gravelberrys
 


2013/2/22-27
★★★76
ベテランSSWロイド・コール3rd。マシュー・スウィートとは同志?当然マシュー参加です。力強いギター#1でのメロディの広がり、#Aのボトムの強さとビタースウィートなメロディの融合など実力全開。#Eでも後期ビートルズぽいバックの音に味のあるロイドの声が乗っかる。#8はマシュー『Girlfriend』を感じさせるギターが聴けます。ただ全体的にはプライマル・スクリームな雰囲気で、ボビーみたいなスロー#3。そのプライマル「Star」をアレンジし直したような#4。#F,H,11も同系で囁く感じのvo.スタイルはそっくりだ。#5もちょっとレゲエ調で?やっぱ『Vanishing Point』期のプライマルみたい。
『bad vibes』
lloyd cole
 
★★88
コレクターズの変名バンド、マジェスティック・フォー全6曲のミニアルバム。全て英語詩です。ザ・フー節全開の#1。『Who's Next』からの引用多数。ブリブリのブリティッシュ・ロック#2。#3はこれぞコレクターズと言える名モッズ#。『Biff Bang Pow』で日本語詩バージョンも聞けますね。#4はビートリッシュなしっとり#。#5はRCA期のキンクスを感じさせる。#6はオレンジ(オルゴン・ボックス)「Judy Over The Rainbow」のカヴァー。一般的には無名なバンドからの選曲・・さすが。そして『Tommy』よろしくな隠しトラック#7が流れてきて終了です。※ジャケの裏側はハーパース・ビザールが元ネタかな
『magic fun fair』
majestic four
 
★★★110
オルバーンズ1st。良盤。ライアン・アダムスとコールドプレイがコラボしたような#@で惹きこまれた。ファストボールに雰囲気が似てるなと感じてて#2,B,Hを聴いてもらえれば分かってもらえるでしょうか。ウィスキータウンや初期ウィルコのような#C,10も沁みるし、さらにレイドバックした#7,12,L、バンジョーも聞こえるカントリーポップ#8など往年のUSロックファンをも魅了する実力がみれますね。パワポの枠に入れても良さそうな#Dも懐かしさを覚える哀愁ロック#E,11もホント聴き心地最高だな♪vo.の声もスーッと染み入ってくるのでかなりポイント高いです。オススメ
『when we were wild』
orbans
 
★16
ティリー&ザ・ウォール1st。まさに60sガールズポップ#といえる#@で購入。なんとパーカッションにタップダンサーがいる!こもった感じがシーザーズぽい疾走#2。フラメンコのように情熱的な#3。メランコリックなバラード#Cでも後ろで小さくタップが聞こえる。ポールサイモン風の#5や#10はマジックナンバーズ的。#Eでは音壁的にタップが使われてて迫力倍増。ローファイポップ#Fではムーグとタップがコラボしてる。男女ツインvo.で歌うカントリーポップ#G。#9はダンサブルなバックと裏腹なスタンダードポップ。ボートラも◎で#ビョークのような#11。タップ前面のポップ#K。デモぽい#L,14のギタポ#も◎
『bottoms of barrels』
tilly & the wall
 
★★81
ロジャーマニング2nd。5分近い曲が9割なのでさらっと聴く感じは無い。シンセ強めな#1,Iのポップロック#やスペイシーなシンセ・ロック#Gはロジャーの真骨頂でしょ。#Aの鍵盤ミドルポップの出来はさすがの一言です。グラムロックなリズムに反応しちゃう#B。くらげ#を彷彿とするCやポップ度高めなインペリアル・ドラッグと言える#D、徐々にドラマティックに盛り上がる#6とアレンジ凝りまくりだ。#Fや8分弱の大作#9はメロディ含めた雰囲気がミレニアム/サジタリアスの雰囲気を感じたりもする。ライブ風アレンジのポップ#11。ボートラ#Kが3分30秒の軽快ポップ#で◎
『catnip dynamite』
roger joseph manning jr.
 
★★★71
ポール御大のバンドメンバーであるラスティ・アンダーソン1st。まず何と言ってもポールも参加している#@が超名曲!力強くかつ甘美。ココまでバランスのとれたポップソングはそうない。実はこの曲良すぎて他の曲が霞む。。ラウドなギターロック#2。リズミカルなドラムとゆるいメロディが対称的な#3。落ち着いたスロー#4はマシュー・スウィートぽい聞き触り。#Iのパワポ#もマシューぽい。ハッキリと音色を刻むギターとサイケがかった中間部が印象的な#Dも◎。ユニークなメロディ展開にギュインと鳴るギター#6。#7はギターインスト。オルタナ感のでた気だるい#8。ポールギルバートのような#H。どの曲もギタリスト故の#と言えますね。
『underssing underwater』
rusty anderson
 
★★★381
ポップ・シンフォニーズ。実体はリック・アルタイザーのソロユニット。ジェフ・リンの遺伝子を受継いだ盤。もろにELO「Mr. Blue Sky」を下敷きにした#Cとビートルズ→ELO→くらげの流れにある#Dの2曲はヘビロテした。ELO的といえばゴージャスかつノスタルジックな#3,E,G,10,Jのバラード群はオーケストレーションがバリバリ効いてる◎。#8,11はビートルズ『Anthology』的な感じもして特に良い。エフェクト処理したような声もジェフ・リンみたいです。同じくELO的でもポップロックな#1,A,Fそしてパワポ#と言える#Hは彼のソロ1stのイメージに近い。ブルウ、L.E.O.、メジャー・レーベルズ辺りと一緒に聴きたい盤ですね
『scripture memory』
pop symphonies(rick altlzer)
 
★★★34
スーパードラッグ、ジョン・デイビスのソロ作1st。ジョンレノン色が色濃くでた内容。「Come Together」な#7や#8のブルージー#もソロ期のイッてるジョンレノン。#Dのドラマティックで美しい#もジョンレノンもしくはバッドフィンガーに通じる。続く#6,11のスローバラードも同様。#@,Hはそこにブライアン・ウィルソンを掛け合わせて神々しい美メロ#に。#2も美メロ#、リズム隊はビートルズですね。#Bはマイベストの1曲。落ち着いた感じはソロ然としてますがメロディラインにスーパードラッグが見え隠れ。バンド時代彷彿といえば#C.Iのパワポ#ですね。#Kは中期イーグルスのようなカントリーポップです。
『john davis』
john davis
 
★★★42
ベテランパワーポッパーのジョン・マクマラン。イエローピルズvol.3/4他、数あるパワポコンピに参加。満を持しての1st。アイタン・マースキーのような#@,C(声も似てて理想的なパワポ声♪)で心踊り、20/20的な#A,7,11で血が騒ぐ。ジョージ・ハリスン彷彿の憂いある#Bも◎。#5もポール・マッカートニー的バラードだ。どっしりとした70sモダンロック的な#6。この#1〜6の流れは特に◎です。地味ながらビートルズなホーンを用いた小品ポップ#10、SSW然とした#8やジン・ブロッサムズを引合に出せそうな90sアメリカンロック#Hまであってバライティに富んでる。オススメ
『john mcmullan』
john mcmullan
 
★★★42
ニック・ヘイワードの6th。再評価の一撃。これは1人ブリットポップですね。めっちゃメロディアスで適度にラウドな#1。お得意のミドル・ポップ#2も健在。#3は1人オアシスでしょ!素晴らしい。煌びやかな#4はまさに英国ポップだ。逸品メロディ#5はマイベストな1曲。小品ポップ#6もメロディ良すぎて落ち着けないゼ。ドッジー彷彿のどブリットポップ#7。そして屈指の名曲#8!ナキメロの洪水にヤラレまくり。USロックにも通じるポップロック#9やロック側オアシス#11など伸びやかで最高に気持ちよい。ストリングス効果もあって感動的なバラード#10,12はロング・ピッグスやトラヴィスにもひけをとらない。これぞ名盤
『the apple bed』
nick heyward
 


2013/2/17
★★★112
オール・スター・ユナイテッド2000年作。軟派なジャケですがセンス抜群です。ダムダムズぽくてグラムロック的ノリもある#@,C。聴いてて顔が緩む。軽快な#2/ミドル#B,15と正統派モダンロックもおてのもの。#Dのくらげ系ポップ#でやっと降参の人は?ジャケ的にはパンキッシュポップ#6。#Fのギタポ#も最高にポップで良い。シルヴァーサンに通じる#G。ノエルが好きそうなギターフレーズが聞けるオアシス風#9。モット・ザ・フープルを下地に持ってそうなゴキゲンな#I。シャレオツなギタポ#Jも素晴らし♪50sリヴァイヴァルな#12。パワポ好きには#L,Mだね!
『smash hits』
all-star united
 
★★35
レイザーライト1st。乾いた音を出すロックンロールバンド。思うにとってもキンクス。70sパンク経由で染み付いたキンクス臭プンプン。#1のチープなイントロから一気に雪崩れ込むロック#@。マイベストの1曲でリヴァティーン的な#Aでの追っかけコーラスがキンクス的。しかし#B,4,Dのミドルロック#もセンスの塊のような曲。ストロークスとガチンコ勝負できる#E。ライブで更に輝きを増しそうな#7。ポテンシャルの高さは#G,11,12で証明。マイベスト#Hのカッコ良さと言ったらないゼ。#10でもキンクス風味のメロディラインが見え隠れ。もろテレヴィジョン「Marquee Moon」な#13はご愛嬌
『up all night』
razorlight
 
★★★111
グレイドン1st。郷愁歌なメロディ目白押し。軽快な#@はLAバンドらしくハーモニー/コーラスを織り交ぜてくる。そして哀愁ポップ#Aへ!この胸キュン度はスタンズやジョッシュ・ロウズ、シルヴァー・シーズに匹敵します。胸キュン度で言えばもう1曲#Gも負けてない。#Bのミディアム#もジョンレノン・テイストでタマリません。優しき#Fは初期イーグルスにも通じる。アカペラに近いかたちでスタートする#Cは泣きのギターがメロを引っ張ってサビの盛り上がりへと。ポップ#と対称的なロック#D,6,9では哀愁ギター効きまくりでまさにギターバンドだ。憂いあるvo.が冴える#I,Jラスト2曲も◎。オススメ
『graydon』
graydon
 
★★85
シルヴァー・シーズ2nd。元ビーズ。カントリー風味のポップバンドでUS音楽好きの盤と言えます。初期ジャクソン・ブラウン彷彿の#@にジェイ・ホークスも真っ青の名曲#B。この2曲を聴いて虜になりました。#2はイーグルスですね。ピアノの調べと甘いメロディ#4。#5はベルセバ調の#。陰りあるナッシュヴィル・サウンド#E。#7ではペット・サウンズ風アプローチ。70sアメリカン・ポップスと思しき#8は声が前面に。2分にも満たない#Hはキュートなカントリーポップで好き。デヴィッド・ミードぽい#I。緩いvo.がマッチした#11で締め。#1,3は掛値なしなのでそのために買っても損なしだ!
『high society』
silver seas
 
★★★49
デヴィン・デイビス1st。ガレージ・ロック寄りのパワポ#@を試聴して購入。#Aの歪みのギターリフが60sビート・パンクで抜群にイイ!キンクスのデイヴ・デイビス的なミディアム#Bも◎。MC5直系のガレージパンク#4。フォーキーなカウ・パンク#Dはほのかにサイケ。続く#6もファズギターが鳴り捲るも同系。粗らしさを抑えたシンプルなカントリーロック#7,10もあり。キンクス色は至る所に。キンクス的なオルカン#Gや初期ザ・フーのポップなメロディ展開が楽しめる#H。聞こえている音とは裏腹に牧歌的なラスト#Iもやはり浮かんでくるのはキンクスですね。
『lonely people of the world unite』
devin davis
 
★★★11
UKヘタレポップバンド、タイガー1st。ヘタレvo.に女性コーラスが重なる。直線的ギターをバックに音はこの上なくポップ。異色のブリットポップ。#1からヘタウマなラモーンズと言える。最初に聞いた時は衝撃でした。#2,7もバックはノイジーなのにめっちゃポップ(ニッキー&ザ・コルベッツ的な?)。#3はラモーンズ「Beat On The Brat」を彷彿のマイベスト#。#8はカーズ「Shake It Up」が元ネタだね。#10はウェディングプレゼント彷彿とさせるメロディラインだ。#1,2,3,7,8に他#10,13はポップ好きへオススメ。ショーゲでサイケな#4や素人臭さいっぱいのローファイ・ポップ#5、インディ・ロック#11などでカレッジチャートで受けそうな感じだ。#6なんかビッグ・ビートと気持ち悪さを味付けに聞き手の脳裏へ。
『we are puppets』
tiger
 


2013/2/3
★★★87
USパワポバンド、ハンバグス3rd。#A,Hはいの一でルビナーズが思い浮かぶ。甘い声もジョン・ルービンに激似だ。ジャングリーなギタポ#@,Cも女性コーラスで爽快度↑。#Bもコーラス/ハーモニーの効いてて適度に力の抜けた緩い#。#D,8,10のしっとりバラードはマシュー等のパワポ系SSWに通じる。特に#5は佳曲。この辺のテンポの曲が得意とみた。#6のミドル#もファラーやFOW系で◎。女性vo.の#Fはバングルス/プリテンダーズのようなポップ・ロック#。女性が醸し出すロック・フィーリング♪ラスト#Jは力強さを加えた1番のパワポ#でタテノリ必至だ
『on the up side』
humbugs
 
★★85
ポルトガル出身マルチプレイヤーのパウロ・ゴウベイアのソロユニット、ゴモ1st(notベスト盤)。#@が逸品。ヴォイスチェンジャー?エフェクト処理したキュートな声が印象的なインディ・ポップ#。#A,E,Kの甘酸っぱい宅録ポップや#Gの怪しげなストレンジ・ポップも良い!シンプルキッドやTMBG思い出す。#3のイールズぽいローファイポップもアレンジしまくりですがメロディは正統派。打ち込み登場#4はベック系ロック#。#Hはエレクトロニカ的アレンジだ。#5,11も平坦なメロディをアレンジの妙でインディ・ポップへと。#7などはネオアコ的な感じもあり。#IはUKのスペースと同類のポップ#で◎
『best of gomo』
gomo
 
★★★26
USパワーポッパー、ブライアン・チャールズ1st。パワポ系プロデューサーとしても活躍してるよう。いかにも軽快な90sパワポの#@,D,Iが最高に良い。楽しい♪ノリの良い#F,9,Mのパワポ#も同じくツボだ。さらに声もマジでパワポ映えする声でカッコイイ。ジェリーフィッシュやレッドクロス好きならこの歌い方もグっと来るのでは?#4はアンディ・スターマーが歌えば くらげソングになる。徐々に盛り上がる#2や力強くうねる#B,13も◎。SSW然とした#8やスロー#11、厚みのあるアレンジワークが冴える#Kなど捨て曲はないです。
『sadder day dreaming』
brian charles
 
★★★24
豪パワポバンド、メジャー1st。音が多彩で複雑なコード進行、くらげ的魅力がある。#@から転調にセンスを感じるギタポ#。疾走感抜群の#AもDM3やポウジーズのクウォリティに迫る。ミドル#Bもナキメロのサビが◎。この冒頭3曲で決まりでしょ。陰りのある#4,5はいかにもクラウデッド・ハウスのようだ。シンプルに歌い上げるバラード#6。同じく#9でもしっとり歌い上げ。#Fのギタポ#はメロディはポウジーズ的でもアレンジの厚みは彼等ならでは。#Gは大好きな曲で爽やかなギタポ#だ♪#Iはくらげを感じる心地よい#。UKロック寄りのボートラ2曲も◎
『the bliss domestic』
major
 


2013/1/27
★★★11
UKポップバンド、ストロー1st。打ち込みも駆使したアレンジ豊かなポップ#1。スペースとの共通点ありそう。マンサン1stの曲をミドル調にした感じの#Aも憂いのあるサビが良い。ビートルズ「The Fool On The Hill」をサンプリングしたような#Bも◎。#4,5,Eのストリングスを効かせた広がりのあるメロディとvo.はボウイまたはイアン・ハンターを思わせる。#7,Iはトラヴィス(特に1stの)ぽい。#Gも◎素晴らしいアレンジワークと美メロ。ピアノバラード#9。#Jはめっちゃカッコイイ!クラブヒットできますね。一癖ありのメロディ・センスは抜群。解散後ジーヴァズへ。
『shoplfting』
straw
 
★★11
デンマークのポップパンクバンド、ストロベリー・スローターハウス1st。#@がまさにブレイク時のグリーンデイのような#ですがポップ度は上。ダムダムズぽいパンキッシュ・ポップ#Aはこの手の曲の中では大好きな#だ。#B,10もダムダムズ的。俗っぽいメロディなんだけどやっぱ反応してしまいます。UKロックよりな#4,11。#5,6,9,12とディストーション効かせたキャッチーなオルタナ・ポップ。#Fは激ポップな典型的なポップパンク#(歌詞は皮肉でいっぱいだけど)。H/Rなメディアムバラード#Gも良く聴きました。中古率高し。
『teenage torturechamber』
strawberry slaughterhouse
 
★★★90
フラバルーズ。60s英TV番組「ザ・フラバルーズ・ショー」の架空バンドの設定。ラトルズ的にライナーノーツもその体で書かれてる。内容はウォンブルズとビートルズを意識したポップな曲が並ぶ。テーマソング#1はウォンブルズ的なポップ#。#2は初期ビートルズの要素を閉じ込めた佳曲。#6もビートリッシュに「Day Tripper」をもじった#。#3はウォンブルズとビートルズが合わさったような曲。#4は「I'll Be On My Way」風のしっとりバラード。#5は木琴が効いた「The Wombling Song」ぽい曲だ。メンバー紹介を含めた#7。楽曲は全て中畑 謙氏作です。
『the hullabaloos flavour』
hullabaloos
 
★★★45
グラスゴー産パワポバンド、スピーダー1st。F・マクドナルド関連バンドですがナイスマンよりもスピードボード系疾走ギタポ#が多め。もう初っ端#@ABのジャングリーなギタポ#でオールokでしょ♪メロディは真っ当なグラスゴーサウンド。他#5,H,J,12,13。ベルクラ好きに特にオススメですが中でも#9は「Drive Me Down」へのアンサーソングですかね?#12は初期TFCギタポ#。TFCと言えば#4,F,Iのちょっとノイジーなギターと柔らかいメロディもこの上なく初期TFCだ。#6,8はちょっとウェディング・プレゼントぽいな。良盤なので是非!
『karma kids』
speeder
 
★★★91
アンドリュー1st。ラブリーなジャケ。ブライアン・ウィルソン的なSE#1→#Aがレフトバンクやハニーバス彷彿の佳曲。メロディラインにゾンビーズを感じる#3。#Cもミレニウム直系#は中盤流れるバロック調アレンジが◎。オーケストラル・ポップの#5も極上。後半はポップさが加速する。#E,G,Hはどの曲もワンダーミンツやチューウィ・マーブル好きならまずokなドリーミーポップだ。#F,12はギタポ好きにオススメ。1分に満たない宅録ポップな#10から流れるように始まるピュアポップ#Jがとても良い!#13はコリン・ブランストーン風。ラスト#Mは初期バーズ風ギター#で◎。
『a beautiful story』
andrew
 
★★102
ブライアン・ジェイ・クラインの2009年作。カントリー色が強めの盤ですがやっぱり良い。南部よりのカントリーロック#1でスタート。50sスタイルだ。#2もまさにナッシュビル・サウンドだ。やっぱ声が好み。#3はTレックス風ブギーが意外性でキメてくれる!#4はまたまたNRBQ的なカントリー風味のロックンロール。#5もザ・バンドに通じる#。彼はこのオーセンティックな部分を楽しめるかがポイントだ。ビル・ロイド風パワポな側面は#6,8,9。特にロックパイル直系の#6は最高!#7も陽気なカントリーポップで◎。#10はチープさを取り払ったイカしたUSロック#です。
『nashville tracks』
brian jay cline
 


2012/12/15
★★19
オクトパス1st。リードシングルの#Gは爆走ギタポ#でしたが本編は意外やスロー〜ミドル#の割合高め。中期ビートルズを思わせる#@から僕好み。ブラーっぽいヒネクレ・ポップ#2。パパパ・ギタポ#Bはサビのフックも◎でお気に入り。美しいスロー#CはSFAを正当派にした感じ。同じく#9,(10)11,N,16の実験的で美メロな#もやっぱゴーキーズやSFA的だ。#D,Pもビートルズを感じさせる#。ブリットポップ#Fは皆大好きでしょ。他に疾走#は#13。ポール・マッカーニー的な#K。哀愁の歌い上げ#14。バライティに富んでますがどの曲もメロディが抜群!
『from a to b』
octopus
 
★★15
H/Rハーレム・スキャーレムが改名してリスタートした2nd(日本では1st)。前作パワポ路線を受継ぎ#1から力強いポップロック#。#Aや#F(ボートラ)もソリッドにメロディアスなフックへと続くパワポ#、ハーレム・スキャーレム1stにも通じる。#3のメロウなミディアム・バラードなんかはお手の物。#Cはこれぞ売線曲で3EBにも通じる出来栄え。#5はポールギルバードぽいギタポ#。軽やかなパワポ#Eは個人的ハイライト#。そしてマイベストは最高にポップな#G。#9もいつもの癖メロをよりキャッチーに仕上げてます。ラスト#10は往年ファンも納得の上質バラード。
『ultra feel』
rubber
 


2012/12/3-9
★★★100
エルヴェン?読めない。。TFCフォロワーの最右翼。本家TFCさえ衰えを隠せない胸を焦がすメロディとコーラス/ハーモニーをココでは聴くことができます。#1のギャンギャンのギターとグラスゴーサウンドの融合を聴けばガッツポーツでしょ!#2,3,8もCRRを思わせる優しい#。当然バーズやイーグルス、アメリカの系譜であるので古参ファンも是非とも。中でも70sな雰囲気を醸し出してるのは#9,10かな。ナキの名曲#4。『Song From〜』期のTFCやソーンズのもつカントリーフレイヴァーたっぷりの#5,6も◎。フォーキーポップ#7。ラスト#11がまた名曲なんですよ。オススメ
『decline』
elvyn
 
★★59
オレンジピールズ3rd。いつものキラキラサウンドに磨きがかかった#@はイントロからガツンとヤラれる。レトロなメロディも◎。カリフォルニアの空を思わせる美メロ#A。キラキラなウィーザーってな#Bはベストな1曲。アレンのソロ作にも収められた#Cや#9のメロディの美しさは逸品だ。彼等なりのロックンロール#と言える#5。スミス→ジーンを思わせる佳曲ポップ#E。カントリータッチなギタポ#7。続く#Gも軽快&爽快なギタポ#でテンション上がる。ストリングス含めたアレンジに唸る#10。ボートラ#12ではS&G「April, Come She Will」納得のカヴァーです。
『circling the sun』
orange peels
 
★★★105
ハッチンソン?。LAパワポバンド。チープトリックみたくハードロッキンでポウジーズ的オルタナ感のあるパワポ#@と初期ジゴロ・アンツ的な#Aの2曲でバンド・スタイル掌握。よりポップな#3やサイケがかったミドルチューン#Cにおいてもドラム中心にバック音はデカイ。#Dのフォークボールのようなメロディも好み。優しいバラード#6,Gもシンプル(チープ?)なアレンジながら良い。特に#8のメロディは◎。バーズ色の強い#7もグルーヴィーズな不器用さも思わせる。パンジー・ディヴィジョンのような#I→B級感ありありながら憎めないパワポ#Jで終了。冒頭2曲と最後の2曲でオールokだ。
『plastic fruit & popcorn』
hutchinsons
 
★★93
スペインのTFCフォロワーバンド、その名もグランプリ2nd。その通り#@で「About You」「Start Again」を連想する音が流れてきますよ。参った・・。スペイン語のようですが違和感全くなし。コーラス/ハーモニーと完璧です。#Aもグラスゴーサウンド。ちょっと初期ビートルズなマージビート#Bがまた心地よい。#Cも中後期ビートルズなアレンジが最高にハマった佳曲。正当派ブリットポップといえる#5。またもやTFC的コラース/ハーモニーが堪能できる#6。ギタポ好きにはキラキラ#H。#7,8,10では美メロバラード。スペイン語でのバラードも乙なもんだ。
『lejos』
grand prix
 


2012/11/24
★★★13
アイドル・ジェッツ。ポップパンクぽいジャケに反して#1からナッシュビル出身らしい腰の据わったパワポが聞ける。後期ビートルズな#2はエネルギッシュ。ブギーなロック#3もカッコイイぜ。ジョンレノンがボズ・スキャッグスを演ったかのような#4の後はスクラフスとジョージのコラボな#5が聴ける。#6の極上パワポ#も『Gone Troppo』期のジョージみたいなポップ・メロディだ。#7の骨太なロック#も曲展開はビートルズ。#8の哀愁さの中にみせるメロディはポール的だが1番ポールの影響があるのは#9ですね。良い曲♪#10も中後期ビートルズのロックンロールの味が出まくりです。オススメ!
『atomic firball』
idle jets
 
 
   
 
 
 
★★★13
ドイツのパワポバンド、グロウ1st。#3のアバ「Dancing Queen」で局地的に話題になりましたがオリジナルも元気フル・ポップ目白押し。オレンジ・カウンティのバンドに通じるキャッチーな#@に始まり、ほのかなスカ風味#2。ウィータスのようなポップ#4,D,G。特に#5は最高なパワポ#だ。プレジデンツUSAのようなパワポ#Eも◎。どの曲もリズムが肝になってて後半になるにつれメロディが沁みてくる#7にポップロック#H、ミドル#Jさえもリズムアレンジに惹きこまれる。#10はセンチなバラード。ピアノ#LはヘビロテしたしFOWにも通じる#Mも佳曲だ。中古率高!
『superclass』
glow
 
★★★13
グロウ2nd。#1から変わりなく疾走キャッチーポップが流れる。スマッシュ・マウスのような#Aの陽気さはホント意味もなく救われる。リズミカルでいながら美しいギターの音色が交わる#3やグロウ節にUSロックの要素を取り入れた#Cなんか前作にはなかった感じだ。#5は得意のパンキッシュなポップチューン。バブルガムな#Eやロネッツ風味の#Fさらに#8はメジャー初期REMを超ポップにした感じだ。サマーキャンプを思わせる清々しいモダンロック#Hに#Iも西海岸を思わせるハッピーな曲。とにかく琴線にふれる曲が続く。バラード#11,12など3EBの曲と並んでもok。
『every single day』
glow
 
★★41
アンディ・パートリッジの推薦状で買ったミルク&ハニーバンドの1st。アイスクリーム・ハンズやデヴィッド・ミードのような正当派グッド・メロディ#@に惹きこまれる。#A,Kはアコースティックかつグルーヴィーなポップ#。#8はアレンジ変えればオルタナ・ロックにもなるな。モロにビーチ・ボーイズな#B。#4,9もドリーミー。クラウデッド・ハウスのような憂いのある#5,10。#G,J,14はトラヴィスのような叙情さと壮大さが感じられるロック#だ。#1同様にシンプルで透明感のあるピュア・ポップ#F,13。やっぱ真骨頂はこの辺か。ボートラ#Pポールのような小品ポップと軽快なカントリーポップ#Qも◎。
『the secret life of the milk and honey band』
the milk and honey band
 
★★★72
ワン・フォー・ザ・チーム2nd。まずポプシクルのようなキラキラギタポ#1で男女ツインボーカルが炸裂!#2,10、これスーパーチャンクでしょ◎◎。ウィーザーやスナッグ直系の#3,4が聞えてきてコレぞ00sパワポバンドだなと。#11,12はレンタルズ/ザット・ドッグだな。ユニゾンでの男女ツインボーカルなので迫力倍増だ。アコギの音色から始まる#5やポップンロール#7はマジック・ナンバーズのようだし、#6,はマイルスを思い出す。買うキッカケとなった#8のキャッチーさも分かっちゃいるけどヤラれちゃう。#7でも感じましたが#9での感じは畑違いのキングス・オブ・レオンさえ彷彿とする。金太郎アメ状態ですがソレも良しだ。
『build it up』
one for the team
 


2012/11/17-18
★★★118
ビリー・サリバン。経歴不詳ですがビートルズ〜スポンジトーンズ好きは間違いなくハマル内容。#1こそ豪快なロック#ですが#2がまさにスポンジトーンズなキュートでビートリッシュな#。#3,6もジェイミー/ロイドが演りそうなメロディック#。#4,5,8はフラッシュキューブスやレコーズの系譜にある爽快なパワポ#だ。ちなみに#7ではインフィデルズ「Everywhere i Go」の名パワポ#をカヴァー。#9は名曲です。ボートラでビーチボーイズ「In My Room」、ビートルズ「That Means A Lot」、ホリーズ「When Your Light Turned On」、スタンリーブラザーズ「Harbor of Love」をカヴァーしてますが負けてない!
『all-american popster』
billy sullivan
 
★★113
ラウドロックバンド、ケイヴ・イン(未聴)のvo.スティーヴン・ブロッズキーズ3rd。ボートラでキンクス「Last Of The Steam-Powered Train」をカヴァー(ライブ)してるのが買うキッカケ。#1からチン/チャップマンの曲が始まるのかと。。そしてモータウン・リフに乗って軽快に#Aがスタートする。#B,Cに潜んでるのはビートルズだ。ホントにラウドロックとはかけ離れたポップな作風。#Eなどエリオット・スミスにベクトルを合わせた#だし。C/W的軽快さの#8(ライブ音源みたい)やシンプルにソロ然としたロック#10など彼の歌の上手さが際立つ。アレンジ凝らしたインディロック#7,9はケイヴ・インらしいのかな?
『octave museum』
stephen brodsky
 
★★★103
ピート・ドロージー&ザ・シナーズ。ピートはソーンズのメンバーですがそのソーンズを南部よりにした感じの音。初っ端の#@が極上なので一気に惹きこまれる。印象的なスライド・ギターと共にメロディアスな#Aも最高です。#B,10と基本、親しみやすいメロディ+味わい深いねちっとした声。大好きです。#F,8もウォール・フラワーズに近い#。全体的にモダンロックともとれる曲が多くてUSルーツ・ロックと言える#4,11でさえ万人にイケる感じに仕上がってます。初期ビートルズ(2ndとかの)のブリティッシュ・ビート#D。#Eもビートル・ジョンのような雰囲気。カウティング・クロウズ/REMな#9。PはB・オブライアン
『find a door』
pete droge & the sinners
 
★★★111
アーロン・フォックス&ザ・リライアブルズ。バーズ→REM→ジン・ブロッサムズの系譜に位置するギタポ#1にまず聞き惚れてしまった。ヘビロテ♪。#2もバーズ直系のギタポ#。ルーツ色は1曲目より強め。#3,4は90sジン・ブロッサムズ/ソウル・アサイラムを思わせるメロディのロックポップ#。ピーターバックなギターも聴けてニンマリですな。後半、#5,8もグレン・フィリップスのような腰を落ち着けたUSミドル#や#6,7の哀愁というか味わいを深めたギタポ#を聴くにつれかなり思っていたよりルーツ嗜好と感じる。#9はモロにイーグルスだし。ジェイ・ホークスのようなラスト#10とどの曲もメロディはマジ良い
『late too soon』
aaron fox & the reliables
 
★★78
アヴァロン1st。トーリーズの後継バンドですがさらに音はモダンロック。タル・バックマンの大陸的プロダクションとコレクティブ・ソウルのUSロックをトーリーズに加えた感じだ。#1を聴けば分かってもらえるハズ。#A,11もサビの突き抜けの気持ちよさはU2のようでバベル・フィッシュ好きにも。#C,H,12はトーリーズ彷彿のメロディだ。#5はイントロ/Aメロはコレクティブ・ソウル系ロック#かと思いきやビートルズアレンジを随所に効かしたミドル#。#7も浮かべるはディシュワラとか。シカゴのような#3はじめ#6,10はロック・バラード。若干産業的ですが美メロ。#8,13もやっぱタル・バックマンのパワーバラードと思わせます。
『avion』
avion
 
★★★102
グラスゴーのパワポバンド、ヨギ1st。正体不明でしたがジャケとタイトルにビビっときて購入。当たりでした。まさに20/20やレコーズを思わせる#1のパワポ#にヤラレます。このダイナミックかつメロディックな#は#5,9,11,12と揃ってます。グラスゴー的な優しいメロディやコーラスが前面に出す#としても#2,3,7など。TFCを感じる部分も多々あり。でも最終的な落としどころはパワポ#としてます。ビートリッシュな#6,8も◎。フォーキーな小品ポップ#4やアンプラグドな#10で彼等の高いポテンシャルも感じられる。パワポ好き(特に70s−80s辺りの)でこの盤を嫌いな人はいないでしょう。
『20/20 hindsight』
yogi
 
★★27
クリスピアン(クーラシェイカー)のセカンドバンド、ジーヴァズ1st。パワポ版「Blowin' In The Wind」とも言える#D(#12はデモ)を聴いて期待大。モロにボウイ「Queen Bitch」な#@もキャッチーで◎。#A,Jのミドル・サイケ#もクリスピアンの声と相まってとても良い。そして#Bはアンダートーンズ「You Got My Number」ときてパワポファンは歓喜の声でしょ。あの曲じゃないところがナイス選!#C,10も脳裏に焼きつくメロディが◎。US嗜好がでたアーシーな#6。#7もUS南部を思わせるロック#で若干クーラ・シェイカーぽさが出てる。エレクトリックなツールを取り入れた#G,H。#9はBECKに通じるね。前半1〜5の流れが特に好き。
『1-2-3-4』
jeevas
 
★★★7
キャスト3rd。とにかくタイトル#Dの素晴らしさ!個人的永遠のアンセム#です。超名曲。この曲だけで★3つだ。他のオススメはボートラ曲だけどザクザクしたギターとポップなメロディの融合が◎なギタポ#L。感動的な#12も追加して3強ソングですね。#1,Aもこれぞキャストなメロディに立体的でカッコ良いバックの音が重なってくる。#3はエレガントなサウンドとジョンパワーの声が競演してる。スペイシーロックともとれる#4。ギャンギャンなギター鳴り捲りのUKロック#6。#F,H,11,Kのゆったりとしたメロディアス#も壮大だけど#G,10,Mのバリバリのロック#もサビにかけて壮大さが際立ってきますよー
『magic hour』
cast
 


2012/11/5-11
★★★111
USロックバンド、ワイアーツリー3rd。ヤンキー以降のウィルコ的でさらに甘美にロックした#@。圧巻です。#Aのまさにカレッジ・ロック然とした#も胸熱。マイベスト#Bはマイナー調からの盛り上がりのテンポがマジで癖になります。ちょっとスクイーズぽいかな。ポウジーズの哀愁ロックに通じる#C。タテノリの#5はUKロック寄りですね。心地よいメロディにヤラれる#Eはナダ・サーフのような佳曲#。#7もスクイーズとエリオット・スミスを重ねたような#。掴みどころないのだけどしっかりまとまってる。#8もウィルコのような立体感のある曲。#Hのアコースティク主体の聞かせ#も素晴らし♪オススメ
『make up』
wiretree
 
★★41
ジャクソン・ユナイテッドの1st。フーファイのクリスのバンド。ハード・ドライヴィングな#1,10やそれにポップさ加えたパワポ#2なんかどちらもスーパードラッグ系。さらに#4は名パワポ#!僕はこの曲で惚れた。#6,7,9のミドル#においてのパワポ・マナーを聴くにつれさらに評価↑。ボートラの#15,16もパワポ好きへ◎。ホント良い曲書く。ネオサイケな#8やギターで聞かせる#11(シーホーセズみたい)などタイプの違うバラードもあり。#12もUK寄りかな。80s的ロック##3,5,13,14もあまりにメロディアスでアレンジワークも含め想定を裏切ります。パンク/ロック/ポップ/80sかき混ぜっの間口の広いロック盤です。
『western ballads』
jackson united
 
★★97
フーティーの3rd。1番好きな盤。#@はらしいポップロック#でヘビロテ。ホントに良く聴いた。#Aはパワポにも通じる軽快#。REM的でお得意の#と言えるミドルポップ#B。ダリアスのソウルフルな声が活きるバラード#4や#11。#Dも皆大好きなフーティー節。USロックの醍醐味が詰まってる。バンジョーも聞えるフォーク・ロック#6で優しさに包まれた後にブルージーなLAロック寄りな#7へ。後半は古きアメリカを映す曲が続く。#G(ネルソンとかジョン・デンバーとか)やモンキーズのような#9、C/W#I、ザ・バンドに通じる#12,15等。#16ではREM「Driver 8」をじっくりテンポ・ダウンでカヴァーしてる
『musical chairs』
hootie & the blowfish
 
★★★122
アリー・カー2nd。ピュアポップさが強かった1stに比べ軽快さがアップしてます。#@からスピードボートやファラーを思い出させる軽快ギタポ#。#B,H,Jも同様にバンド・サウンドでポップ!彼のポップセンスは今更ながらフランシス・マクドナルドにかなり近いと感じました。前作同様のアコースティック#A,5,8,Iもメロディにより磨きがかかった。ベルセバ的センチメンタルなポップ#Cも健在。#6は前作にはなかったロックなギターが鳴る#。BEXバンディッツに通じるお得意のピュア・ポップ#Fも相変わらず良い。イールズのポップさに通じる#12。ボートラ#Lも◎。
『off the radar』
ally kerr
 
★2
トーク・ショウ唯一の1st。スコット不在のストテン。故に声にあのカリスマは感じませんが良い悪いは別にしてグランジ色は薄くて純粋なロック#が聴けます。#1,5,11はストテン節とも言えるけど重さはほどほどなカッコ良さ。#2,F,8,Hの壮大な曲はコレクティヴ・ソウルやディシュワラなどと同一。#7,8はむしろUKロックと言って良いかも。#Bのまとわりつくようなメロディやアコースティック主体のポップな#C,12、ミドル・バラード#E、王道のメロディをサビに持つ#Iなどストテンに全く興味ない人にも聞いてもらいたいです。ストテンの大ファンの方は消化不良でしょうが・・
『talk show』
talk show
 
★★21
ズーターズ1st。知名度としてはH/Rバンドですがあえてパワポバンドと呼びます。チープトリック、ユートピアの影響大でイナフ・ズナフを兄貴に持つバンドと思ってください。#Cのビートリッシュ#から是非聴いて欲しい。#Aもビートリッシュなパワポ#で◎。#B,G,11はチープトリック系でコレも◎。#D,7,HはPのポール・ギルバードの影響下にある美メロ・バラード。#7はポールマッカトニーが得意なメロディに近い。#6,10,KではギターソロにH/Rが見え隠れしますが全体的には純粋なポップ・ロック。特に#12のサビはパワーポップそのものです。
『szuters』
szuters
 
★★114
オシレーターズ。ジャケ通り楽天的なDHC系バンド。#5,8,13にガレージ・サーフ・ロックなインストを置く。#1がまさにDHCがタイガースの曲を演ったような#。#2はDr.フィールグッド「Another Man」を思わせる。#3はレトロなガレージロック。#4がグラム・リフ効かせたアリス・クーパーな曲。vo.が女性なので妙な感じ。正当派ガールズ・ポップ#6。ムーディーなポップ#7,11とググっと通好みに。連発されるカヴァー曲のチョイスが◎で#9ハードタイムス「I Can't Wait Til Friday Comes」、#10ストレンジラヴズ「Cara-Lin」、#12ミルクシェイクス「 I'm Out Of Control」。
『incog neat O!』
oscillators
 
★★★69
ノビリティー1st。時にポールマッカトニー、時にニック・ロウ/コステロ。ニューウェーヴさも顔出したり本当に大好きな盤。マッカメロディ#1,3,6。#1の後半はキンクスなメロディも聞ける。#3のメロディの素晴らしさは天才的だ。ジム・ボジアにもカヴァーして欲しいな。#2,4はニック・ロウ全開のパワポ#。ブームタウン・ラッツやデフ・スクールのようなハイセンス・ポップ#5,8,10。ヒステリック気味のvo,が冴えてる。コリン・ブランストーンが作りそうなメロディ・ラインが美しい#6。#7,9はレイ・デイビスが作る美しさに酷似。最後を飾る#11は声を前面に出した曲。そう!この声あってのバンドですよね。オススメ!
『the mezzanine』
nobility
 
★★89
USパワポ、フレンドリー・フォーズ1st。ネット試聴でスーパーチャンク感じて購入。ほぼ2分台の疾走感ギタポ/パワポが連打。#1,5はピロウズの曲と並んでも違和感ないので日本人好みといえますね。#2のメロディも親しみやすさ以外のモノも感じる。#3,7,8,11はやっぱスーパーチャンク直系だ。#9,12はよりキャッチー。同じような曲調ながらナゼだか飽きが来ないのでサクッと何度でも聴ける。UKロックに接近した#4、気持ちー。オフスプリング的な陽気なノリを持つ#6。トップギアの#10。恒例のモータウンリフに乗った#13でゴキゲンに終了。まさに一貫したアルバムです。
『born radical』
friendly foes
 
★★★28
USパワポ、アーギュメント2nd。ローゼンバーグス、アマチュア・ラヴァーズ好きにオススメですが、より力強い。のっけの#1からフック効きまくりー。#2は力強いモダンロックで実はメロディはビリージョエルだったり?くらげ系ポップセンスが#3。壮大なポップ・ロック#4はトーリーズやベン・リーが思い浮かぶ。マイベストのパワポ#5は超キャッチー♪。続く疾走ポップ#6もローゼンバーグス系で◎。くらげ+ミクスチャーロック=#7。力強さと優しさが同居した#8。リズムの効いたタテノリ#9もハーモニーが随所に効いてる。キャッチーさはダムダムズばり。ラスト#10は唯一のバラードです。
『recess serenade』
argument
 
★★103
イクスェス・ノルウェージャン。最初#1を聴いた時は「ふーん」くらいにしか思わなかった。#Aが妙にノスタルジックでちょっとヘビロテ。#Bもキンクスちっくでコレも◎。#Cでは紅一点のvo.がメロディにあっててとても気持ちよい。この3連発で一気に気に入ってしまった。レヴォネッツやシーザーズのような軽快ギタポ#5。ボウイの影響も感じる#6。ウィーザーとELOが融合したような#7。60s後期のサイケポップに通じる#Gはイイ。アルバム中異色なダンサブルな#9。ラスト3曲も◎でバーズ直系の佳曲#I、バングルスぽいをヘタウマに演ったような#11。ラスト#12地味目ながら良質メロディのギタポ#です
『standby』
ex norwegian
 
★★★59
ジェシー・マリン3rd。初ジェシー。#1,3のミドル#ながら伝わってくる熱と兄貴節。根底にはUSロック魂。ボスも参加してて#4のデュエットなんて眉唾モノです。ボートラでは「Hungry Heart」もカヴァー。#2で確信のマッツ直系のロックンロール#。ハードドライヴィングなパワポ#5。#9,14もパワポ好きに。カウンティング・クロウズと同類項の#6,11,12やマージービート風味の#7。どの曲も何よりメロディが逸品。ロックバラード#8などAAA的で万人にアピール。ライアン・アダムスに通じる歌心溢れる#13。マッツ「Bastards Of Young」のカヴァー#10も直球カヴァーではなくスローに演出。
『glitter in the gutter』
jesse malin
 
★★★15
フィンランドのバブラーズ。ジョン・レノン彷彿のドリーミーポップ満載。代表曲の#@からビートルズ直系!パイ時代のレイ・デイビスに通じる#2。これぞ王道ジョンレノンと言える名曲#Bにはヤラレター。他にソロ期のジョンを感じさせるのは#5,8,Jでどれも◎◎。ドリーミーなフォーク・ロック#Cも最高。どことなく声も含めG・オサリバン的な#6,Hの陽性ポップ。ジェイソン・フォークナー好きはビビっとくる#7。90s王道路線のギタポ#10や浮遊感のあるギターアレンジが特徴な#12が唯一現代を感じさせる曲だ。ラスト#Lはやはりビートルズ直系#でした。佳曲だらけの良盤。
『like the first』
bablers
 
★★★110
テイラー・ロック&ザ・ラフズ。#1のイントロが鳴った瞬間、コレは70s愛するUSロック路線だと。#2も中後期イーグルスぽいイカした#。声含め豪のジェットをアク抜きした感じ。#Bからちょっと雰囲気変わってくる。ギタポ路線で男気残りつつキラキラ感さえ感じる。バブルガムなメロディからサビはトム・ペティ辺りのロック#へと変化する#C。聞かせ#D,9はジェットの2ndにあったようなジョンレノンの香りたっぷりだ。スローンを感じさせるパワポ#E,Gは大好き。ブルース/カントリーを味付けした#Fのポップさもパワポ好きにオススメ可能。ギターロック#10の良質メロディを聴いている頃は最初の印象はどこかへ消えています。
『grain & grape』
taylor locke & the roughs
 


2012/10/30
★★92
グレート・バンディニ1st。パワフルな男気パワポ#@で第一印象。マンドゥ・ディアオみたくテンポ良い#A,4も◎。でも1番のお気に入り曲は「Please Please Me」「It Won't Be Long」のメロディが随所に流れるビートリッシュな#Bです。他にビートルズ的と言えば#Fがジョン・レノン調メロディ。あと#Gの曲名かな。実際#8はストーンズ風味で90s的なパワポ#。#Dは吐き捨てるようなvo.が熱いミドルロック。他ガレージ・パンクな#6やオフスプリングをロックに演った感じの#9。陽気なポップ・ロック#10など。#11のアレンジ凝った#を聴くとやっぱポップバンドなんだなと。
『great bandini』
great bandini
 
★★105
豪ギタポバンド、スプラージ。アラウンド1990年のローゼズ/プライマルの影響大な#3,7.8,9,4。#1もオアシス以降にありがちなミドルポップ#なのでUKロック寄りな音が特徴。アンダーワールドぽいイントロの#2。正直悪くはないけど、とても良いともいえない曲群(笑)。#5,6はその中でもメロディが際立ってて○。#5はチープだけどオアシスやエンブレイズを感じさせる。#6はジョンレノンを意識した感じで良い。実は5曲あるボートラが本編よりも良くて#11,13はギタポ好きにオススメだし。#12はオアシス「Hello」を元ネタに軽快ポップ。哀愁#14ものメロディもフォーキーな#15も◎です。
heavy weather』
splurge
 


2012/10/19
★★★121
グラスゴー、ディガーズ唯一の1st。まず#4がTFC真っ青の名曲。盤全体もこれぞ90sUKバンドな内容。キンクスぽい#1なんか典型的なブリットポップだ。#2もキンクスとゾンビーズが混ざった感じで◎。ビートルズを思わせる佳曲#3。名曲#4でテンションアップも以降はまたクールダウン。パールフィッシャーズのような#5、奇をてらった#と思いきや結局美メロな#6。後半は佳曲連発でヒネクレ・ポップと言える#7は大好き。ビートリッシュな#8。#9も極上なブリットポップ。得意のファルセットを活かした#10(ラストで「Beach Baby」も飛び出す)やTFC直系の#11、ビートリーなギターが鳴る#12も最高。オススメ!
『mount everest』
diggers
 
 
 
 
 
 
★★★14
ジゴロ・アンツ5th。期待を裏切らない出来映え!#1は1分40秒の軽快パワポ#でまだまだ若い音出してます。流れるように#Aへ・・前作同様の哀愁漂う名曲。#Bもメロディ/ギター/声どれをとっても切ない。#4は初期を彷彿させる#でホーンセッションが気分を↑。アコギが際立つピュア・ポップ#5,E,9,Iではマイナスイオン出まくり。ジャケに偽りなし。特に#10の美しさハンパない。#Fは名うてのパワポバンドにしか出せない本物ロック#が聴けます。ビートリッシュな#G。ブリティッシュ寄りのリフで押されるロック#11→美しい#6のリプライズで終了です。
『pacific ocean blues』
gigolo aunts
 
★★★116
ブレイクアップス1st。コーラス/ハーモニーを効かせた重厚感ある#1でスタート。購入キッカケの#Aはベン・リー好きは是非。マジック・ナンバーズを思わせるムーグ効かせたギタポ#B。間口の広いこと。メロディ豊かなバラード#4も◎。ポップ#Dは中期ビートルズアレンジがツボ。#6はギタポファンに、#H,Jはパワポファンにアピールする#。ポップだけど能天気に明るくないのが特徴かな。バロック風の#8なんかイールズを思い出した。ジョンレノンの影響下にありそうなスロー#7はイナフ・ズナフのようでもある。USロック#Iは1番彼等らしい音なのかも。優しいカントリーポップ#Kも◎
『running jumping falling shouting』
breakups
 


2012/10/6-8
★★★104
スモール・スターズ2nd。ファストボールのマイルス、サポートのジェフのバンド。時にビートリッシュ。#@は10ccやXTCに通じるポップセンスとお馴染のマイルス節が融合してテンション↑。ポールにも通じるミドル・ポップ#Aも続けざまに良い。流れるように#3。これもビートルズ調でアクセントのサックスが良い。#4,6,9はファストボールの盤に入っていてもおかしくないな。#5もUSロックバンドの演る哀愁スロー#。いろんな顔を見せてくれます。#F,8,IはBNL(もちファストボールも)が演りそうな南国風味のポップ・カントリー#。#11はフラフラな中期ビートルズって感じ?(笑)
『tijuana dreams』
small stars
 
★★★86
USパワポバンド、ハッチ1st。70s嗜好のバンドで#@から腰の据わった名パワポ#を鳴らす。5分超えですけどボストン「Hitch A Ride」な雰囲気もあってとても良い。#B,6,10もボストンを思い浮かべる。これも西海岸バンドの宿命か?#5,7なんかもレナード・スキナードとかLAロックも基盤に持ってそうで純粋に70sロック好きにオススメしたい。#9も若年寄りなスロー#だし。#2はタテノリ具合を強化したビッグスター、#C黒さのないストーンズといろいろとまわりクドいですが曲の質は高い。そのロック魂と陽気なテンポが◎な#Gは後半のハイライト。#Jもビッグスター系です。
『turn it around』
hutch
 
★★★69
シットコム・ネイバー1st。大好き。ビートルズを自分の音に順応させているところが素晴らし!#1から所々で顔を覗かせる中期ビートルズ具合がシビれる。マッカメロディな小品ポップ#2,5も同様♪初期ビートルズとインディポップが上手く絡んだ#3もクセなる。ヘビロテした#4はバッドフィンガーなメロディと独特のアレンジワークが◎。ビートルズとビーチボーイズの混合ポップと言える#6。#7はやんちゃ度は全くだけどAメロ、サビのメロディ展開はレッドクロスぽい。パワポ#8もしっかりビートリッシュな肌触りを残す。#9はフレミング・リップスな雰囲気。静かにシンプルに終える#10もらしくて◎
『sitcom neighbor』
sitcom neighbor
 
★★★21
スリングバックス1st。女性2人の3ピース。グラマラス・ポップ#6にビビっときたのとPがミッチ・イースターだったので購入。ドスの効いたシャーリーン嬢の声はめっちゃ男前。#1からロックのダイナミズムを感じる。初期REM的なメロディラインを感じるギタポ#2,3にミッチ・イースター臭。バングルス〜プリテンダーズを感じさせるバラード#4,10もあり。哀愁メロディ漂う#7,8の2曲も地味に佳曲。盤はパンク・ロック#5でギアを上げて先のグリッター#6へ。ザ・フー「My Generation」を拝借した#9、追っかけコーラスがポップ度を上げる#11、ポップロック#12と駆け抜けます。
『all pop, no star』
slingbacks
 


2012/10/2
★★26
スウェーデンのポップユニット、ウィルソン・ホスピタル。#@のサンシャインポップから最高です。モータウン・リフで進む#Aも◎。#Bはパパス・フリータスのような跳ねるポップ#。大半がミドル#ですがメイン/コーラス共にキャスリン嬢の声は◎。#C,6,7,G,10の美メロはユニット名からお分かりのブライアン・ウィルソンDNAが感じられます。1番のメロディは#Kかな?ライナス級だ。いかにもスウェディッシュな#5,H。特に#9は男女コーラスがバッチリ決まって◎。ドッジー辺りのブリットポップ的な雰囲気をも感じる#11。とにかく童心に帰れる素敵な音楽。ピアノ好きにも。
『medication for a lost generation』
wilson hospital
 
★★★87
ベン・リー7th。2009年マイベスト。ベン・リー節炸裂の#1。この声やっぱ最高だ。続く#2もポップな佳曲。大勢の追っかけコーラスも◎。さらに#3もめっちゃポップで最高。ベンの声で良さが倍盛。#4はこの盤の象徴のような#。デジタルアレンジを駆使したポップ#。シンプルで温かい#5→軽快なギタポ#6へ。サビのファルセット部分が心地よい。#7はデジ処理のタテノリとユニコーンちっくな緩やかなメロディが融合。王道のミドル#8は完璧。語り調から盛り上がる#10もイイ。#11もキュートなポップさでいっぱいだ。感動的な#12も大合唱のラスト#13もとにかく素晴らしいの一言です。
『the rebirth of venus』
ben lee
 


2012/9/16-17
★★★63
『Yellow Pills_vol1』収録曲の中でも特筆すべき1曲は「Speed Kills」。そのアダムシュミットの1st。ちょっと音の作りがチープですが素晴らしく良い曲が揃ってます。#A,B,I,12は是非とも聴いてもらいたい佳曲。特に#3は90sパワーポップ・クラシックと言えますね。#1,4,F,H,11では彼の1側面である80sH/R気質が顔を覗かせるけどそれも絶妙な按配だしメロディは良いので違和感ないです。#9なんかはパワポ#と言って良いし。ロックなアダムの声はこの手の曲にはバッチリ合うな。#5,E,8のミドル〜スロー#も80s的でメロディ前面なアレンジで聞かせます。ジェイ・ベネットも参加。
『world so bright』
adam schmitt
 
★★★72
アダム・シュミット2nd。大味でびっくりした。元々H/R気質を持っていましたが、まさに正当派USロックアルバムです。ポップ度は1stに譲るのでパワポとしてはどうかな?#@からロック最前線的にメロディックに歌い上げ。#A,D,E,9も同様にアダム・シュミットのアルバムって事を忘れそうです。#5はトミーキーンも客演。突き抜けのメロディが最高の#6はヘビロテでした。ロック・バラード#I,11,12もエクストリームぽくて80s後期なら十分メジャー路線狙えたのでは?#3,4,F,8、、コレはあまりにオルタナ寄り・・悪くはないけど僕が彼に求めているものとは違うなあ。
『lilliterature』
adam schmitt
 
★★★17
ビッガー・ラヴァーズ2nd。ビタースウィートなギタポ盤。バンド名、ジャケからビッグスターへの影響大。まずハマったのが#E。ローゼンバーグスやチェリーツイスターが好きなら文句なし!#@も2nd期のヴェルクラのようで◎。#2も良い曲♪シンプルながらもアレンジは凝っているという。ビッグスター直系と言える#B,4,5を3連発。陰→陽と変化する#Fも素晴らしい曲。疾走感は控えめのバンドですが#8,Iでのパワポ#もとても良い。沁みるメロディの#HでTFC好きにも猛烈アピール。ブライアン・ウィルソン的な#11で締めです。リピート率高な良盤
『honey in the hive』
bigger lovers
 
★★★120
スウィングセット・ポリス。マッツの影響大な兄貴系ロックバンド。ソウルアサイラムやレモンヘッズ好きなら是非。初っ端の#@,Bとロックンロール#で一気に駆け抜けます。声も当然それ系なのでカッコイイ!#2,D,Iなどのミドル#においてもそのカッコ良さは失われない。この辺はユー・アム・アイのソレに近い。キャッチーな#C,E,Gはエヴァークリアを彷彿とさせる。特に#6は◎。#7もギターリフで押してサビで爆発するロック#で◎。サーカス・モンキーなギターが良いポップンロール#9も楽しくタテノリ、チートリ「Surrender」のフレーズあり!全10曲ブレないロックンロールをどうぞ。
『kadickadee kadickadoo(a true story)』
swingset police
 
★★98
90sパワーポップ界隈の企画盤。参加者:ポウジーズのジョンオウワ、スーパーデラックスのブレンダン・ブレイクの他ラヴ・バッテリー、ピーチの面々。注目はオリジナル作を提供しているギャビン・ガス(チューブ・トップスにも参加してて2010年のソロも◎)。#4は炉の薪の音なので実質3曲ですが内容は◎。#1はビッグスター「Jesus Christ」。彼等のバンド・アンサブルが最高。そしてオリジナル2曲の出来がとても良い。#2はアレックス・チルトン系譜で違和感無く#1から繋がる佳曲。#3はコステロ〜マシュースウィートの系譜でこれまた良い!メロディ・ラインはクリスマスらしくて気分が高揚します〜。
『trim the tree』
screaming santas
 
★★★100
ソーラーフレア。まず#4のインストでモッズバンドと認識できます。ザ・フーな#1からキース・ムーンばりのドラミング。#2もタテノリ具合とメロディがOCSぽい。トロッグス彷彿の#3もアラウンド1970年ぽさが出てます。#5,6,12のギターやドラミングもザ・フー/S・フェイセズで玄人好み。バック・コーラスもまさにザ・フーだ。#7はリアムが好みそうなビーディーアイに近い曲。グルーヴィーな#8も気持ちー。太いギターソロ♪ステレオフォニックスぽい#9とオルガンが印象的なが#10、メロディの良さとリズム隊の激しさがミスマッチな#11。派手さはないけどクセになる。
『look what I made out of my head』
solarflares
 


2012/7/1
★★72
OCS8th。落ち着いた#多しっ。その象徴が#@のミドル調リヴァプールサウンド。#2もレイ・デイビスぽいミドル#。#4は「Dig A Pony」ぽいイントロ〜サビで盛り上がるけどコレも基本落ち着いた曲。コーラス/ハーモニーを効かす#7。カントリーロックな#9。小品ポップ#11,14。美メロアコースティック#13などとにかくロック要素は味付けで聴かせる曲が多いこと。そんな中で#Bがポールウェラー作との事だがノーザンソウル風でめっちゃOCSぽい。#5,Eはライブ映えしそうな#。特に#6の高揚感はOCSならではだ。#G,I,Kはコレぞサイモン節と言える#で◎◎
『on the leyline』
ocean colour scene
 
★★★20
ジョニー・ポロンスキー1st。個人的には90sを代表する名パワポ盤。名曲#@で虜です。#2もギャンギャンなギターとそれに負けない声。#B,Dもツボ。ベン・クウェラーと同系のパワポ#。これも叫びのvo.が切なさを感じさせます。メロディも一級品です。オルカン調の#4。#Jもカントリータッチでこっちはポップ度さらにアップで◎。パンキッシュな#6。#7は後期ピクシーズぽい。フランク・ブラックに見出されたのも頷ける。軽快ロック#H、後半のハイライトは独特の雰囲気を醸し出すポップ#I。全12曲で30分弱。あっという間ですが何度もリピートしちゃいます。
『hi my name is jonny』
jonny polonsky
 


2012/6/10-23
★★★71
フルスビー1st。#1がエルムス「Hey,Hey」のような気分が高揚する#。#2がビッグスターに通じる#でその確かなメロディに唸る。カントリータッチの#3も良い。声が70sぽいのも風格がある要因かな。#4は軽快なポップロック#でディジーミズリジーなんか思い出した。温かみのある#5はまたもやビッグスターやバッドフィンガーを彷彿の佳曲。#6,7も同様。#6はさらにハーモニーが乗っかって気持ちイイ。パワフルに歌い上げる#7も抜群だ。タテノリ#8。サイケがかった#9や疾走パワポ#12はポウジーズのようだ。シンプルに聴かせる#10やキュートな#13も◎◎。
『the subversive sounds of love』
frisbie
 
★★★83
リトル・ワンズ1st。久しぶりにこんなキラキラなギタポ盤聴きました。冒頭のバブルガムな#1聴いて一気に虜。まさにカリフォルニアです!続く#2もスリルズのような太陽の光のような曲。ローゼズのようなリズムが心地よい#3。#4も緩やかなネオアコサウンドが聞える。いやー駄曲ない。#5はちょっとだけクリブスぽい雰囲気があるな。#6はイントロからもう駆け出したくなる。Bメロは町の風景が見えてくる。分厚いアレンジと共にビーチボーイズの影響を感じる#7。#8,10,11も同様に♪#10は特に良い曲だ。フェニックス的なパワポなノリがカッコイイ#9。オススメ
『morning tide』
little ones
 
★★★35
プレストン・スクール・オブ・インダストリー2nd。元ペイブメント、スコット・カンバーグのソロユニットです。#@のローファイを通過した晴れやかなギタポ#に一気に虜になってしまった。軽く吐き捨てるようなvo.も良い。同系#E,F,Iも◎。TFCのデモ曲みたいな#Aのフォーク・ポップもホンワカ良い曲。音色で語る#3。#5も音色で語るがオルカン風。#4もウィルコに通じるオルカン・ロック。#9ではそのウィルコも参加。レイドバックした#8。ペイブメント解散後のスティーヴとスコット。なんだかアンクル・テュペル後のジェフとジェイのようですね。
『monsoon』
preston school of industry
 
★★79
フィーヴァーズ1st。ガレージとマージービートをふりまぶしたようなパワポ・サウンド。#1で聞えてきた鼻にかかったしゃがれ声が青臭さを演出。#6のミドル#もこの声でセンチ度アップ。#2はビートの効いたカモン・ソングでゴキゲンだ。コステロ/ニックロウに通じる#3も最高にノレる♪。#4,7,8のメロディ・ラインやギターソロなんて玄人パワポ・ファンにはタマらんでしょ。特に#7,8なんかシンガ・ロングだね。ノスタルジックなメロディが疾走する#5も◎。パンク・ロック#9,11のビートも最高にイカしてます!そして#10ではS・フェイセズ「All or Nothing」のカヴァー。分かってるなー
『gaan daar waar de meisjes zijn』
fevers
 
2012/6/2-6/3
★★75
LAロックバンド、ドラマラマ4th(1991年)。#1,9が気持ちよいポップ・ロック。それにメランコリックさ加わった#8、パワポ・ファンにはコレだね。この頃のバンドにしては力強い。#2は「A Day In The Life」のメロディ・ラインをアメリカン・ロックスタイルで演ってる。#3もモロに中後期ビートルズ。#11のサイケなアレンジもビートルズの影響大。ビーディ・アイとプライマルが混ざったような#4。王道ブリティッシュな#にUSな歌いまわしが妙にマッチした#5は独特。後期ピクシーズのような#7もある。#6,12はカウンティング・クロウズの曲と言っても違和感ないです。
『vinyl』
dramarama
 
★★83
ポールギルバード2nd。#@が最高にパワポしててガッツポーズ。#Aの緩やかなポップ・ロック。基本ミスタービッグの気もするがポールの声が乗るとパワポぽい。ギターキッズ向けの#3,7,Hも当然あり。産業ロックぽい#4もギタープレイが前面に。前作よりもギターは鳴ってる。チープトリックぽいミディアム・バラード#Dは◎。#Eも最高にポップだ。コーラス/ハーモニーが◎#G。ちょっとヒネたポップ#10.。この辺はホント信頼できる。本編はミスタービッグ系バラード#11で締めですが国内盤はバッハの曲のギターインストで締めです。
『flying dog』
paul gilbert
 
★★★60
エリック・ヴォークス1st。90s初期を代表するSSWパワーポップ盤。フォーク・ロック寄りのポップ#1はウォルター・クリヴェンジャーやベンリーに通じる#。期待が高まる。#2,3,10,11のパワポ#はジゴロ・アンツを思わせる。#9のスロー#もやっぱ浮かぶのはジゴロ・アンツだな。ベン・クウェラー、ジョニー・ポロンスキーのような#5。あーいくらでも同等の良質アーティストが思い浮かんでしまう。バンド感が出たパワポ#6が1番ロックしている。清涼感のあるギターが聴けるギタポ#7,8。全体のメロディはおもいっきり正当派だけどアクセント的にクセのあるメロディが聞えますね。
『sandbox』
erik voeks
 
★★★37
スペインのギタポバンド、ギャリゴウズ2nd。リブス繋がり。ビートル・ジョンな感動的な#1で惹きこまれる。ソルティーン(Pはジョン・オウアですが)のような哀愁ギタポ#2,3の連発にニンマリです。#4もポウジーズ系。女性vo.の#5,11もアルバムのアクセントでイイ。特に#11はベストな1曲。中期ビートルズな#6、#7もビートリッシュなサイケポップ。#8は初期ビートルズ風味で◎。ブリットポップのような叙情的ミドルバラード#10。広がりと浮遊間のある#12はちょっとシューゲっぽい。ディスコ・ポップ#14、オアシスぽい#15。#16はポプシクル、FOW好きに。
『give it to her』
gallygows
 
★★★57
ハンナ・クラナ1st。#11でキンクス「Waterloo Sunset」を。#6のタイトルは「Paul McCartney&Wings」とファン度高し。ゆえに初っ端#1から70sルーツロック寄りの#です。#Aも地味ながら良質といった90sパワポの1つの側面が出てます。ジェイホークスのような#B,D。このアルバムはパワポと言うよりはオルカンかな。で、#C,10はオルカン好きにはグっと来ること請け合い。先の#Eはコックアイド・ゴーストのようでタイトルに負けてない。#G,Hも同系で◎◎。この辺はハイライトですね。パワポ好きには#7がオススメ。
『better lonely days』
hannah cranna
 
★★65
ヴァーヴ3rd。ミドル#中心。でも叙情系とも言えない。ストーンズ「The Last Time」をサンプリングした#1が圧倒的だ。有名どころで#4も間違いなく後世に残る名曲(歌詞を含め)だと思いますが個人的にマイベストは#2です。そして静かにビルドアップする#12はナゼかビージーズを思わせてとても好き。1枚アルバムを聴くことはほとんど無くてこの4曲ばかり繰り返して聴いている感じですが他にも#7,9,10,13,14もなかなか良いです。メロディ・ラインとか雰囲気がUSのトードと微妙にリンクする部分もあるかな?
『urban hymns』
verve
 


2012/5/29
★★★28
ミス・フォーチュン1st。#@は突きぬけのあるモダン・ロック#。大陸的なメロディが心地よい。それは全体的にも言えます。#2はクラウデッド・ハウスとアメリカンロックの合いの子のような#。#Bが中期ビートルズなテイストたっぷりな#◎◎。力強さで繊細なメロディを綴る#4はUSバンドでUK好きの良さですね。#D,6はアメリカ人ならではのメロディライン。ソウル・アサイラムやジン・ブロッサムズと同系。さらに#7,8,9などたて続けに聴いてると真っ当なアメリカン・ロックバンドってのが結論。#3がちょっと異質の曲でございました。
『miss fortune』
miss fortune
 
★22
ディレイズ2nd。各曲に潜むいろんな要素を見つけ出してから断然好きになった。ハイトーン声は軽快な#1からキテます。ブレイクビーツな#2もメロディはアバ?。ちょい暗めなエレクトロニックポップ#3。マンチェな#4も美メロ過ぎて不思議。#5はギターロックの要素とサビはちょっとオリエンタル。#6はこれぞディレイズと言った#で良い。ダイナミックなポップチューン#7。個人的にはなぜか「I Like Chopin」を思い起こさせる。ディレイズ版グラムロックと言える#8もマイベストな曲。デキシーズぽい#9。60sガレージロックにも成り得る#10からこの上ない美メロ#11への展開も◎。ボートラも必聴。
『you see colours』
delays
 
★★★66
リヴァプールのレイン1st。ブリットポップとREMを混ぜこぜにしたような音。5曲はリアルピープルとのスプリット盤とカブり。グルーヴィなギター#@から大物の予感。#2も同様でソウルフルなvo.が◎。そして大好きな#B。パワポ好きはまず聴いて!最高。#C,Fも60sを感じさせるミドルポップで好みな音。同郷ラーズにも通じる。#5は初期REMに通じる。60sスタイルのリフが聞ける#6。後のクーラ・シェイカーへの流れと言える#8。スティールギターが印象的なスロー#9。90s初期のUKバンドらしいロックチューン#I。サザンロック風な#12で締め。随所でUSを感じます。
『a taste of ... 』
rain
 
★★★117
クロコダイルズ。素性は分からないけどとても好き。#1のSE的インストからなだれ込む#2がREM「Shiny Happy People」の雰囲気を醸し出すギタポ#。イイっ!続く#3,4も90s初期のバンドのような青臭さがグっとくる。歌が上手くないのがイイのかなあ。ヘタれパンクぽい#5。#6はキンクスの名曲「Days」カバー。続けざまに#7を聴いたらメロディも声もレイ・デイビスに思えてきたぞ。キャッチーな#8も◎。#9もキンクスぽいノスタルジック#。#10・・思い出せないけどコレなんかのメロディだ!#11も僕の琴線ふれてくる。#2のリプライズのような#12で気持ちよく締め。
『bitter island』
crocodiles
 


2012/4/1
★★★71
フラッシュキューブス長い年月を経ての1st。アンソロジー作『Brigh Light』の楽曲の素晴らしさをそのまま引き継いだ内容です。#@がなんとロッズ「Do Anything You Wanna Do」。コレがまた素晴らし!個人的にはオリジナルより好き。その後も怒涛のパワポ連打。ゲイリー作の正統派パワーポップ#A,D,10,K、ロックンロール色の強いポール作#3,E,11や、ポップロック〜パワポ〜メロディアス#まで幅広いアーティー作の#4,F,H,Lと3人のソングライターで万全の出来。共作#Gもビートリッシュで◎。現役バリバリだぜ!
『brilliant』
flashcubes
 
★★99
フラッシュキューブスの来日記念EP(5曲入)。まず3曲のカバー。#1がBCR「Wouldn't You Like It」。T-REX風のブギーが冴えるBCRの独り立ち期の#。#4がザ・ビート「All Over The World」。あえて3rdから。先のBCRの選曲もそうだけどマニアック路線がいちいちニクイ。#5は王道でナキの名バラード、ラズベリーズの1stシングル「Don't Wanna Say Goodbye」。オリジナル#2曲は共にゲイリー作。お得意のビートルズ風パワーポップ#2と直球の軽快パワポ#3とコレも間違いなしです!
『rockin' over japan』
flashcubes
 


2012/2/11-12
★★★23
USのポップバンド、ガスター4th。とても良い。フォーキーに始まる#1ですが徐々にメランコリックに盛り上がってくる。この感じタマリません。#2も名曲。程よいテンポと甘くなりすぎないメロディが◎。この2曲でノックアウト。トードを懐かしく思い出す#4,9の感じ。#5はスピッツ彷彿。#6の優しいカントリーポップも良い雰囲気でソレはバンジョーが流れる#7やにも引き継がれる。パーカッションが肝の#10やタイトル#8はアイスクリーム・ハンズのような美メロ・ミドルチューン。#12も壮大に。#3,10では80s的軽快ポップ#もあって間口は広いですね。隠しトラック#14もイイな。
『keep it together』
guster
 
★★★64
マーク・バッシーノ1st。まさにくらげなドリーミーポップが満載。くらげ度はダグ・パウエルやマイケルカーペンターと同域。早速#1からジェリーフィッシュを思い浮かべる。#2も同様。ちょっと鼻に掛かった声はルビナーズ。#3はダグ・パウエル好きに。そしてそして大好きなパワポ#4◎◎。#5,10はポールギルバート/ズーターズ的パワポ#。特に#10は後半のハイライト#だ。マイケル・カーペンターのような甘いポップ#6,8もイイ。アルバムの作りこみはAOR的なんですが#7はウイングスみたい。USガレージを甘々にした感じの#9。#11もくらげ的バラード。オススメ。
『pop job... the long player !』
mark bacino
 


2012/2/4-6
★★92
ラシアンズの4曲入EP。ネット試聴で購入。#1聴いて浮かんだのはビートルズ、ELO辺り。90s以降だったらくらげやマイク・ヴァイオラってちょっと言い過ぎ?でもイイ曲。#2のスロー#も何処となくジェリーフィッシュぽメロディ。エレヴェータ・ドロップスの面子が居るようですがポップだけど一癖ありそうなアレンジは相変わらず?#3は中期ビートルズな趣で◎。#4も優しいメロディ&ハっとする盛り上がり部もある佳曲です。
『ep.02』
russians
 
 
   
 
 
 
★14
ハンソン1st。#2の大ヒットもあってジャクソン5の再来と空前のハンソン・ブーム。幼きマイコーを彷彿とさせる声変わり前のテイラー君は◎。王道アメリカンポップ・ロック#1で大衆の視線を集めキャッチーなポップ#Aで大衆を掌握。#3,8,Kではスウィート#もそつなくこなしてるけどMTVで耳を奪われたのはシンデレラ的H/Rバラードとも言える#H。ベタだけど良い。#Dのボンジョビっぽいポップロック#5も長男アイザックの往年のロックスターなvo.が◎な#Iも流れまくっていた。#11が1番ジャクソン5ぽい雰囲気だな。
『middle of nowhere』
hanson
 
★★72
スウェーデンのギタポバンド、ハイ・ジャンピング・ジャックの5曲入ミニアルバム。音は想像通りでワナダイズやウィーザー等に思いっきり影響受けましたって感じ。シンセ音盛りだくさん。同系のHWMにとても近いな。#1はそのHWMやFOW的なギタポ#。若干パンキッシュ。#2もワナダイズ直系。ハンドクッラプ入りのサビはやっぱりHWMかな。#3がマイベスト#でマイルスやグラスショウなんか思い出しちゃうメロディ構成が◎。#5もフレンドリーなメロディが聴ける。結局フルアルバムは出さなかった。。(と思ったら出てた)
『high jumping jack』
high jumping jack
 
★★★64
コックアイド・ゴースト4th。何と言っても#2の名曲ぶりに誰もが降参!その後はいつものように雑多なポップ#目白押し。コーラスワークを効かせたパワポ#3も彼等らしい曲。爽快ギタポ#4も#5のピアノバラードも高音vo.が乗っかる。以前は苦手だったこの声が今ではとても心地よい。ビッグスター辺りを源流に持ちそうな#6も佳曲。パンク・ロック#7もしっかりとあります。#8も素晴らしいメロディで唸ってしまいます。#9の最高のサビを聴いているとジェリーフィッシュを思い出す。フォーキーなアコースティック#11でアルバムは終了。
『ludlow 6:18』
cockeyed ghost
 
★★★79
ニュー・フィデリティ1st。モッズなこのジャケめっちゃカッコイイな。クラッシュ彷彿の#1。#Aもポップでモッドな音。80sのスミスやREMも同時に感じられる。#3はザ・フーが清涼感たっぷりなギタポ#を演ったような曲。シューズやREM的パワポ#Cはお気に入りです。#D,6,7の連続3曲はタテノリのミドル・ポップ#でどの曲もノレる!適度にソウルフルでキラキラギターサウンドも聞えて◎。#Gは80sポップパンク/パワポ的でカッコイイ。へたれなパンク・バラードな#Hや#I,11のポップパンクの親しみやすさはパンジー・ディヴィジョンと同系。
『tiny silvers』
new fidelity
 


2012/1/22
★★70
ニュー・コンスティチューション1st。Tレックスにインディポップさをミックス(元ウォルフィーだけに)したチープなグラムロックを聞かせる。チャックベリー「School Day」なイントロが印象的な#1から陽気な#。#Aはマーク・ボラン節で大好きな曲。#B,D,8,Iもグラムロック好きにはビビっとくる気だるさ。ビートロック#4にはインディ臭。70sなフォークロックサウンドを聞かせる#Eや牧歌的な雰囲気な#9も浮いた曲になってない。#Fのグラムロックも良いツボ突いてくるなあ。ザ・フー並に暴れまくる#11→と思ったら#Kはイントロからモロにザ・フー!だね。ボートラ#13も◎
『on 4』
new constitution
 
 
   
 
 
 
★★★62
ベン・リー6th。前作で再熱して久しぶりにリアルタイムで購入した。#@の伸びやかなメロディとベンの声に名盤の予感。「Summer Of '69」的メロディがグッドな#Aも大好き。中盤ハイライト#F,Gも同系で気持ちー♪。歌詞は結構あからさま。#Bのメロディックなデュエット#も◎◎。ピアノポップ#4の染入るリズム。#5はコレクティブ・ソウルのようなスタンダードなミドル・ロック。センス良いアレンジの効いた小品ポップ#E。ジャクソン5へのオマージュで始まる#9。曲の良さは最後まで失速せず#10,Jのメロディも最高。シンプルなタイトル#12で締め。オススメ
『ripe』
ben lee
 
★★★75
エイドリアン・ブルジョア1st。#@はトッド・ラングレンのようなマイケル・カーペンターのような曲。#2はジム・ボッジアと同類のシンプルで美しい曲。バッドフィンガー/ビッグスター系のメロディ(1人だから壮大さは無いが)がグっと来る#B。#4も中期ビートルズ〜オアシスを経由した#。#5,7,Hもエイミーマン/マイケル・ペン、エリオット・スミスらが好きな人は◎でしょ。AORぽいピアノが印象的な#E。#Gも80sアメリカンポップを感じる#でフックのナキメロは◎。ベンフォールズ直系の#10。デモ録ぽい#Jは仕上げれば素敵なギタポ#になるね。
『adrian bourgeois』
adrian bourgeois
 
★14
ジョニー・ブラボー。ジャケの感じとPがリック・オケイセックだったので購入。ニルヴァーナを経由したオルタナロックバンドですがリック・オケイセックのお陰かポップさも。#5はカーズぽいイントロ。#1はエヴァークリアぽいロック#。アコギから始まる#Aはレモンヘッズ系。#B,4,5,G,9,Jとシュガー直系と言えるポップロック#多し。ガナる声がまさに。特に#3,8,11はパワポ好きにもオススメできそう。#Eもファルセット効かせたメロディックな要素でただのオルタナ#に色を付けてます。ハッキリいって微妙な曲も多いですが久しぶりに聞いたらまずまず良かった。
『then again, maube i won't』
johnny bravo
 
★★★11
マーブルス1st。シングルの#C,Hのフレンドリーなギタポ#に反応して購入。ビートルズ直系のベタなバンドと言えばソレまでですが#@にめっちゃハマってしまった。#Bのミドル#のフックも気持ちよい。突き抜ける感じのvo.がとにかく◎です。#Dのバラードではザ・フー「I Can See For Miles」のフレーズも。全編通じて感じるナイーヴさが彼等の売りですね。特に哀愁帯びた#2,6,F,8,Iはキャストやシェッド・セブンを思わせる。特に#7,10のメロディはクセになる。#Jも陽と陰の加減が絶妙でこの辺はジョンレノンのソレに近い。
『overground』
marbles(uk)
 
★★★13
キティ・イン・ザ・ツリー唯一の1st。ジャケ/バンド名にB級感がハンパないパワー/グラムポップバンド。1発で悩殺されるパワポ#@。スペイシーで気だるい#2もグラマラスでとっても良い。万人ポップな#3でさえ彼等の色出まくり。アコースティックポップ#4も◎。めっちゃヘビロテした#5、ディスコ調なのにミドル#という#6などはもうキティ・イン・ザ・ツリー節と言ってよい。UKロック寄りな#7もサビのメロディ展開は彼等ならではで素晴らし。スパークス並にヘンテコなのに成立してしまう#9の軽快ポップ#にラトルズ系バラード#10と最後まで楽しい♪オススメ!
『hello kitty』
kitty in the tree
 
★★★78
オリジナルメンバーでのスーパードラッグ復活作。ダイナミックなバースト#1でスタート。一転#2はスードラ節満載のミドル#。#6も同様だけどジョンの特徴的なまとわりつくメロディや広がりは相変わらず良い。全体は予想通り解散前4thに近い印象で#3,8のポップロック#もディストーションギターがうねる#4も3rd→4thにありそうな#。ココでのメロディ・ラインもやっぱ好みでサビではしっかりと惹きこまれる。トム作の#5とブランドン作の#7が1st/2ndに近いパワポ#。テンション上がるロック#11,12。パンキッシュな#9,10はボートラ2曲がとても良いので個人的には入替かなw
『industry giantse』
superdrag
 
★★★81
チェリーストーンの7曲入りEP。ジャケ通りビートルズ、特にジョンレノンに影響を受てます。曲名もそのまんまで使われている。vo.も当然ながらレノン・ヴォイス。#1がスリーピーホロウなんかと同等に扱えるほどモロにジョンレノンだったので即購入。#2がまた繊細さを感じる声がしんみりとメロディに乗って素晴らしい!サイケがかったギタポ#3もイイ。#4,5もコットンメイザー並に最高なギタポ#で初期バーズ→ラーズとの流れで聴きたい。#6も中期ビートルズなポップ#。序盤は懐古的なバンドかと思ったけど後半は今な雰囲気も感じられた。早くフルアルバムが聴きたい
『our life』
cherrystone
 
★★★57
モップ・トップス1st。北欧のスポンジトーンズ?リッケンバッカーが印象的な60sな曲が並ぶ。#@のドリーミーなギタポ#からスウェーデンらしさは皆無。#Aも極上メロディ&ハーモニ/コーラス。ノリの良い1分40秒の60s的ポップ#B。スポンジトーンズに通じるミドル#5,Eでゆったりとした気分になって後半はエヴァーグリーンな#Fでスタート。ビートリッシュなハーモニカが流れる#8、マージービート直系#H、追っかけコーラスが盛り上がる#10へと一気に駆け抜ける。甘いセンチメンタルな#11を挟み腰にくるポップンロール#Kを決めてくれました。
『inside』
mop tops
 
★★★57
USパワポバンド、ティアアウェイズ1st。#@が元祖パワポバンドに通じる爽快なパワーポップ#。この曲だけでファンになっちゃいますね。他この曲には及ばないまでも#2,7,13も軽快なアメリカンロック。#B,6,8などの聞かせ#は線が細いvo.ながらパワフルに透明感を保ちながら歌い上げてイイ感じ。#C,9,10はブレッドや初期ポウジーズのような趣を感じる。#4はマジでイイ曲。ユニゾン&ハーモニーで攻めてくる#D。#12のような軽くブルージーなロックもあり。どの曲もカリフォルニアバンドらしいハーモニー/コーラスがが随所に聴ける
『the ground's the limit』
tearaways
 
 
   
 
 
 


2012/1/14
★★★96
スマッシュ・パレスの7th。中堅パワポバンドのようですが初聴。とってもイイっ!#@の正統派パワーポップ#が脳天直撃。#Bのビートリッシュ・バラードにグっときて一気にヘビロテとなりました。腰の据わったメロディを聞かせる#2はベテランバンドならでは。プチサイケな浮遊感メロディ#C,Iやジョンレノン彷彿の#5などこの辺はまさにジャケの通り。マイナー調ながらシンガロング#になりそうな#E。#Fの2分のアコスティック#も見事な出来栄え。ガレージロックな#8はラブナットぽいな。USパワポ#ど真ん中の#H。#Jもルーツ系ポップ#で◎。
『7』
smash palace
 
 
   
 
 
 
★★★73
ワールドレコード1st。抱き合わせ的に買ったんだけど思いのほか良かった。#@が軽快なパワポ#。小刻みなリズムにホーンも効いて◎。スペイシーな#2もサビのフックが気持ちよし。ボトムの効いたミドル#B,6や#8,Hのスロー#は初期HWM、ワナダイズに通じる。アコースティックな#4は遊び心あるアレンジと美ハーモニーが花を添える。グラマラスなメロディが気持ちよい#D。#F,10,Kの感じはウィーザー出現後のパワポバンドを懐かしく思い出すなあ。ムーグの効いた#12なんてまさにだ!小品ピュアポップ#11ではマッカメロディも聴けます。
『guitars forever』
world record
 
★★★89
ジェリーフィッシュ解散後にエリックが結成したラヴ・バング。#@がもうそのまんまジェリーフィッシュで仰け反る。#Bもくらげ風味のクラウデッドハウスと言ったところだし#DもELOライクなくらげ。1番ジェリーフィッシュを愛していたのは彼なのかも。#CはAメロがラズベリーズぽくてヘビロテした曲。中期ビートルズな#Gも○。 ポップロックな#2,6,7はこの後ロジャーと組むインペリアル・ドラッグ寄り。ラスト3曲、アメリカンロック#H,ネオアコぽい美メロ#I,アンディに似た声が魅力的な#11がこのバンドの色を感じさせる曲なのでもっと継続してもよかったなと・・。
『the rule of 72's』
love bang
 


2012/1/9
★★★78
タンバリーンズの2008年作。全8曲。以前はホリーズ/ゾンビーズ/タートルズをモロ再現したような音だったが今回は力強さが古臭くなく今風。#@のインストからアガる。#Aはレイドバッグした心地よい#。声がイイっ。#Bはバスドラムが気持ちよい大好きな曲。プレスリー時代を思い起こさせるドゥーワップ#4も◎。#6でのボビー・ダーリン「Dream Lover」のカヴァーも違和感ない。購入キッカケ#Dはイカしたロック#。ストロークスやレッドウォールズ好きにもオススメ。ムーディーな#7もレッドウォールズぽいかな。ラスト#Gのスロー#も味のあるvo.が堪能できる佳曲です。
『ladies and gentlemen』
tamboureens
 
 
   
 
 
 








2011/10〜12
★★★83
ブレンダン・ベンソンの4th。爽快パワポ#1で幕開け。グレアム・コクソンが思い浮かぶ。#2はブレベン節だけど力強さがあるミドルチューン。オーケストル・ポップ#3は最高にシビれる。ウイングスを彷彿とさせる#4。#5のアレンジも逸品でマイナ調からグッと盛り上がる様はアングラのガレージロックの趣。#6の甘美なアコースティクバラードの素晴らしさも◎。縦ノリのパワポ#7でまたもやボルテージが上がって続けざまにグラム・ポップ#8→ポップ度満点の#9ときたらもう降参・・。妖艶なブレベン#10を挟み壮大なポップロック#11で大団円。ボートラ2曲も◎(特に#13)
『my old familiar friend』
brendan benson
 
 
   
 
 
 
★★75
ルーニー2nd。まずはオアシスのような#@がグッド!でも1stとは違う気も。。#2もイイ曲なんだけど80s臭がキツイ(意図的?)。クイーン愛が出た#Bは◎でマクフライ好きにも。#Cも納得のブリティッシュなロックバラード。スタイリッシュなポップロック#5,8。メロディの完成度は相変わらず天才的。#6は一瞬ボンジョヴィかと思っちゃった。#7,Jは1stに通じるルーニー節が聴ける。マイベストの#Hの王道メロディ・ラインは最高です。ズーターズのようなメロディに移り変わっていく#10や締めのストリングス・バラード#K。ボートラ3曲がまた素晴らしいので必聴。
『calling the world』
rooney
 
★★★74
ラグジュアリー・ライナーズ。出会いの#Hは所謂ビートルズ→スポンジトーンズ路線の音。曲のクウォリティが高いので安心して聴けます。ハッピーな気持ちになるギタポ#@に始まりまさにスポンジトーンズな#Aへ。ゆったりな#3も初中期ビートルズの感じ。#Cは初期バリバリなビートリッシュ#。アカペラから始まるキュートなポップ#Dや鐘の音が響くポップ#Eはビーチボーイズやホリーズを感じさせる。クリスマスにぴったり。#Gも初期ビーチボーイズだな。#Iのミドル#やギタポ#Jはバーズのような趣。#Kのナキメロ・スロー#も◎。ボートラ3曲のギタポ#もかなりオススメです。
『sound as ever...』
luxury liners
 
★★★106
USパワポバンド、ダヴェンポーツ。ベタな感じでなく素材としてビートルズを取り入れてる音作り。#1が『Yellow Submarine』収録曲のようでイイ。この#1に限らずビートリッシュな“雰囲気”作りはホント上手でポップ#7,9,10,11のアレンジなどまさに。#2も90sUKロック寄りのメロディでとても好み。ポールマッカートニーの小品ポップ#を思わせる#3,6。ベルクラやマシュースウェート辺りのセンスに近いのが#5,8,10のパワポ#。#8なんか個人的には感涙の佳曲。ボートラの#12もホント良い曲だ。どこ探しても悪いところが見つかりませんね。
『hi-tech lowlife』
davenports
 
★★★82
レシーヴァーのドンとケンの別バンド、ドンズ1st。レシーヴァーよりも力強い。#1,Bなんかメロディや声だけでなくコーラスの絡ませ方までポウジーズ彷彿なのでその手が大好きな人はタマランでしょ。スーパードラッグにナキメロを加えた#Aも◎。TFCぽい#4。疾走ギタポ#D,9。レシーヴァー同様のキラキラメロディは#Iなどで健在。乾いた音が印象的なミドル#E,12はマシュースウィートやくるりのようで#6で連呼される「ダイアン」はどうしてもマテリアル・イシューを思い出す。#G,Jもマテリアル・イシューぽいな。スローンぽいパワポ#Fは大好き。お手本のようなパワポ盤
『dawn of the dons』
dons
 
★★88
レイゼルス2nd。パワーポップとスラッシュ・パンクがミックスされている。曲自体は紛れも無くパワポ/ギタポだけど演奏がファストでスラッシー。それでいてコーラスがしっかりしてるってんだから、ラモーンズ好きはどうしても嫌いになれないって感じ。聴ける曲の系統をあえて大きく分けると2つ(微妙な差ですが分かってもらえるかなあ?)。リプレイスメンツのような80sガレージロックに通じる#@,4,E,11,13,14とラモーンズパンクよりでトラヴォルタスやジェリーズ、パラサイツ等が好きならokな#A,3,D,7,G,9,I,12,15。
『suck my first impression』
razzels
 
★★72
スパーク・ウッド3rd。年間ベスト級だった前作。今作はベテランの落ち着きがあってビーグルハットと並べて置くと1番しっくりくる。#@のコーラス/ギターワーク聴けば早速確認できるクイーン・サウンド。ボートラ#16では「Good Old Fashioned Lover Boy」をカヴァーしてます。#2,Bも包み隠さないクイーン愛。その辺もビーグルハットと一緒。ジェリーフィッシュ的なヴォードビル調#C。くらげ#は他#6あたりかな。民生?ジェフ・リン?と思わせる#D,8。ポップ度1番な#Iも◎。ELOな#11。マイ・ベストは#Hと#Kで共に軽めのストリングスがグッと来る。
『kaleidoscopism』
sparkwood
 
★★★32
USのギターポップバンド、スパークウッドの2nd。SE#1→#2。いやーもう#Aからクラシカルな美メロが上質すぎてタメ息でますね。くらげファンは必聴#です。#Bはベン・フォールズを感じさせる美メロ・ピアノ#。シュガーベイブを彷彿とさせる#Cにブーラドリーズなメロディが飛び込んでくる#5。ラストの#13も曲触りはブーラドリーズに近い。中盤以降も佳曲は続き、壮大なナキメロ#6,I,12。バッドフィンガー的なメロディを現代的なアレンジで聞かすパワポ#8,J。終盤の核となるのが極上のミドル#H。めくるめくポップワールドを是非。
『jalopy pop』
sparkwood
 
★★★94
スティーヴ・バートン&ザ・オブリビオン・クリック。得体は分からないけど良盤。ラーズ、コーラルのような暗めのサイケ感が耳に残る#1やキンクスのフレーズも聞える#Aですでに興味をひかれたのですが決め手は#Bのビタースウィートなスロー#です。#Dのピアノ弾き語りバラードも切なくって◎。#Gやインスト#11も含めスローな曲は全部良い。#4も陰性な疾走ギタポ#。縦ノリのギタポ#6,9にみえるセンスはマイケル・スタイプに近いかもしれない。#Fのメロディセンスは間違いなくレイ・デイヴィスの遺伝子でしょう。
『flicker of time』
steve barton and the oblivion click
 
★20
アニマルハウス1st。元ライドのマークガードナのバンド。最初の印象はB級ローゼズ。でも改めて聴くとソウル・ワックスに通じるサンプリングアレンジやメロディにグラムロックや後期ビートルズな瞬間が沢山あって評価アップ。キッカケとなったのは#Bのグラマラスなバラード。そしてジョンレノンの影響がみられる#Cだ。#Dもカントリーポップとグラムロックが融合したような何ともいえない、でも大好きな曲。#Fもソウルワックス的で良い。#I,J,12も純粋にシンプルなメロディが素晴らしい。#6もインペリアル・ドラッグぽいグラマラス#。中古で安いしオススメ
『ready to receive』
animalhouse
 
★★★9
アストロノート1st。ライブのSE的な#1でスタート。ホーンが響き渡る#2は船出を告げる#→続けてナキメロのミドル#B。そして軽快なギタポ#C。ボートラのギタポ#Kと共にヘビロテした。ここからまたまた美しい#を連発。シワガレ声で高音を歌う#D。モータウン風味もある#E。ピアノに乗せてのシンプルな美メロ#F。初期ローゼス/プライマル的なメロディセンスが光る#G。ナキのギターが色を添えるロック#H。ビーチボーイズの影響にある#I。オアシスのような#11。1stシングル#13も○。
『the curse of』
astronaut
 
★★★89
元ハスカー・デュ、グラント・ハートのバンド、ノヴァ・モブ3rd。渋さとポップさの境界線をいく最高なロック#@,2,C,5。やっぱり後期ハスカ・デュ→シュガー(ボブ・モールド)同系だけど比較すればもっとポップロック。声質もボブと似てますが若干まろやか。パワポで括るには部分的な感じですが、初期コステロを思わせるメロディがなんともニクい#4や#E,7,Jで彼等の影響下にあるスーパードラッグが浮かぶとなればオススメして良いのかなと。#B,Gはニール・ヤングを思わせる哀愁#。#9ではミネアポリス三羽烏なガレージロックも聴ける。
『nova mob』
nova mob
 
★★★55
ポピウム1st。元ポゴ・ポップスとなれば悪いわけなく駄曲なしのポップ盤。#@はザ・フーのようなイントロからなだれ込むパワポ#。この曲だけでガッツポーツだ!くらげポップ#Aのフックは強烈。ボラン・ブギが聞えてくる#Bも堪らない。#C疾走ギタポ#は貫禄のカッコ良さ。フランクの声は僕のツボなんですが#D,7のような聞かせ#におけるファルセットは特に◎。ブリットポップのような真っ向からのポップ#E,Jや初期オアシス/トラヴィスのような#G,H,Kのメロディもグッと来る。ボートラ4曲も◎でオレンジ・デラックスのような#Nや#Oは特にイイ。
『popium』
popium
 
★★★72
パララックス・プロジェクト2nd。知名度はまだまだですがパワポ/ギタポ好きには超オススメの良盤。ウェリントンズやファラー好きは直ぐ飛びついてくれそうな#@,C,11から抜群のポップセンス。ジェーン vs ワールドばりのサニーポップ#Bや典型的なティーン・ポップ#F、バブルガム・ポップ#Gなんてツボ過ぎて笑える。ムーグありのミドル#Aはチェリー・ツイスター的。#6は箸休めな曲かと思いきやサビのメロディは抜群だったり。1stにもあった美メロ#もD,Hなどでしっかり聴ける。ベスト・トラックは#8かな。オススメ
『perpetual limbo』
parallax project
 
★★★68
ブライアン・リーチ1st。#1聴いてまず浮かんだのはマシュースウィート。90s初期のパワポ好きには堪らない音です。で、声も渋い。そんな人達にとって#Aはもう名曲でしょう。メロディはもちろん後ろのギターがTFCやマシュー同系で◎。#Fも初期TFCばりの轟音ギターポップ#。彼のバックヤードにジェフ・リンも居るのが#Bでモロ分かりだ。ナキメロ#C,H。特に#4は素晴らしすぎる。#5は地味なマイナー調#かと思いきやサビで一気にヤラれる。ジョンレノンにキラキラ感を加えた#8。締め#12はイナフ・ズナフ彷彿とさせるバラード。前半は『Girlfrend』に匹敵しますね。
『the sunrise nearly killed me』
brian leach
 
★★★24
ポピウム2nd。パワポ色は薄れましたが1stに負けじと素晴らしい出来栄え。1曲ごとに多彩なポップ#が顔を出す。#@がパーフェクトな美メロの名曲。女性コーラスの絡むギタポ#Aも◎。ソウルとフォークが融合したような#B。80sニューウェーヴなポップ#4。ロネッツのような#D、グラムポップ#E。チープな宅録ポップな#7。ポゴ・ポップスが浮かぶ#8,J。前作のボートラにおさめられていたカントリーフレイヴァーたっぷりの佳曲#H。#10ではなんとキッス「Deuce」をちょっとボッサ風味で演ってます。締め#Kも始まりの#1同様の美メロ#です。
『permanently high』
popium
 
★★38
ユーアムアイ、豪においての出世作2nd。。各賞総ナメの名盤。いや〜イイです。ココでのティムの脳みそ捕らえるポップセンスはハンパない!一気に才能が開花しました。気がつけば虜です。サイケぽい瞬間もある#1,2のアレンジ。#2,8でのギターのカッコ良さにシビれる。あーもう#B,C,E,F,L,M聴いてよ!最高な#ばかり。他も捨て曲なくて#D,9のダイナミックなロック#も気持良い◎。#10でのオルカンぽい弾き語り#も健在。パンクロック#11もあります。ポウジーズのジョンも参加してます。オススメ!★3つ
『hi fi way』
you am I
 
★★★15
豪のユーアムアイ3rd。これが初聴きでした(ジャケ◎)。ザ・フーやUSガレージロックに傾倒した#に魅了された。達観したマッツのポール兄貴がやりそうな弾き語り#@で始まりますが実はコレ彼等なりのパワポ盤でして#2,B,C,D,G,13とパワポ・ファンにイケそうな曲がたて続け。でもキャッチーになりきれないのが彼等らしいです。あ、パワポ#としては最高級な#Fは必聴でしょ!#6のストリングスはビートルズぽさも。ストリングスと言えば#11ね♪。牧歌ロックと呼びたくなる#H,I,12。さらにカントリー度を増した#14,N,16とコレも良いです。
『hourly, daily』
you am I
 
★★★17
ユーアムアイ4th。僕的ポップバンド、ベスト10に入るほど大好きなバンドのさらにベストな1枚。全曲オススメ。#@からトランペットとゴリゴリギターでグルーヴ抜群でカッコイイ!。#Aもお得意ビートが効いて◎◎。ミドル#B,Iは名曲パワポ#でツボに入りまくり。続く#C,D(哀愁)のパワポ#も最高です。#E,Hの60sブリティッシュビートのノリを持つビート#もグッド。レイ・デイヴィスが顔出すメロディにニンマリな#Fもクセになって・・。得意な牧歌ロック#G。最後まで失速せずアルバム最後を盛り上げるパワポ#J。締めは歌い上げフォークロック#Kで。名盤
『#4 record』
you am I
 
★★★19
ついに来日(オアシスの要望で前座)したユー・アム・アイの5th。ギターが1人増えて厚みアップ。#@から変わらない彼等。REMを どロックにした#A→胸キュン#Bときて絶好調。哀愁#4。ホーンセッション絡ませた迫力ある#5。ミドル#とは思えない圧力を感じる#E,12。#Fも70sロックの醍醐味を感じさせる完璧なロック#。軽快なロック・ポップ#Gのキレも◎。いつものカントリー#H(相変わらず良い)をはさみ#I,Jのメロディの良さといったら・・あー良い曲だらけだ!ボートラ5曲もともに最高!#18はマッツ「white & lazy」のカヴァー。
『dress me slowly』
you am I
 
★★★28
ユーアムアイ6th。いつも以上にやさぐれなロックンロール盤で今回も◎です。#@,2とアメリカン・ロックぽさが出た#で若干の変化か?。続く#3,4,5の3曲の流れが大好きで抑え気味に歌うティムがセクシーな#B、最初にヘビロテしたいつもの胸キュン#Cにグイグイひっぱられて、次の#Dのユーアムアイ節炸裂の軽快ロック#で体が動く。味のある大人のロック#7。#6,8辺りの言葉数が多い感じはちょっと今風ミクスチャーバンドのようだけど骨格はロックの基本をふんでいる。アルバム後半いつもの#9,12(カントリー寄り)あり。#I,Jもかなり真っ当ですが◎◎。
『deliverance』
you am I
 
★★95
H/Rバンド、ハーレム・スキャーレムのハリー・ヘス1stソロ。内容的にはラバーのハリー・ヘスと言ったほうがいいかな?#@から極上メロディのパワー#。続く#2も引き続きパワー・バラード。声はさすがバラード映えする。ジェリーフィッシュ彷彿とさせる#Bは必聴でしょ。マイナー調のバラード#4もヘスの得意とするところか。#D,9はストレートなモダンポップ#。伸びやかでシンプルなポップ#6やまたまた くらげ#と言える#F、ラバー彷彿のパワポ#Gも。セルフ・カバー#10を挟みエルトン・ジョン/ビリージョエル風のスロー#Jで締めです。
『just another day』
hess
 
★★84
アストロノートのミニアルバム。1stアルバムからの遡り購入。デビューシングル#@は同時期のムーバーと同じ匂いがするライト・ソウルなギターポップ#でツボ(1stアルバムでのラフなデモver.に耳が馴染んでしまった。。)#2も#1の焼き直し気味の曲ですが同じく○。1stアルバムの1曲目を飾っていた#3はまだ完成前のチープさがある。ブラーがラーズを演ったかのような#4。駆け足してくるメロディが最高なギターポップ#D,Gや美メロの#Hは変わらず良い!特に#8はヘビロテしました。他1stアルバムへと続くメロディを感じさせるバラードやミドル#など。
『preview』
astronaut
 
★★★72
ベスト・キッサーズ・イン・ザ・ワールド1st。音はポウジーズやレッドクロス、ジゴロ・アンツの後釜を狙う感じ。ちょっとメロディック・ロック寄りな感じやパンク色が強めなのが特徴。#A,F,11などはポウジーズ直系と言えるし、#1,3,5,8はちょっとギターがキツめだけど始まれば浮かぶのは先の90sバンド。レッドクロス的なメロディ進行が聞ける#C,10。ギターリフにZepの影響も#3,9でみえる。全体的には先人パワポバンドに比べるとあと1歩的な感は否めませんがベクトルとしては個人的に好きな方向を向いているので嫌いではない。
『been there』
best kissers in the world
 
★★80
マーク・ブライアン1st。旧知のドン・ディクソン&ピーター・ホルサップルも参加。音はフーティとそうは変わらないけどデリアス不在なので黒さはない。やっぱ曲が粒揃い。#@,Gはフーティと同様にREMにも通じるカントリーロック。#6もオートマティック期のREM。#Aはアメリカ大陸を感じる力強い#。アメリカのライブではシンガロングになりそうな#B,I,11。カウンティング・クロウズのような#4もフックが効かせてしんみりさせない。ポール兄貴(マッツ)が書きそうな#D,K→サンクス欄にも載ってますが#13はマッツってことかな。#7,Hはシンプルな小品ポップ。どれも一緒に口ずさめそうでイイ。
『30 on the rail』
mark bryan
 
★★★64
ドレイク・ベル。くらげチルドレン。全編に甘いメロディ。イントロ「Baby's Coming Back」にニンマリする#6。#7も「The Man I Used To Be」ぽいメロディ・ライン。当然ながらお仲間なアーティスト達も思い浮かぶ。#1,9の雰囲気はライナス、クイーンなギターとコマーシャルなメロディがマクフライ的な#2や歌い上げの#10。#3も同様にアレンジ凝ったポップ#で◎です。#4はルーニーのような爽快パワポ#。でも70sポップレコードぽさは感じられずしっかり今風。だからハーモニー/コーラスが抜群な#5,8はダムダムズやハンソン並にイケてるんじゃないかなー
『it's only time』
drake bell
 
★21
シルヴァーチェアー4th。まずはグランジ・バンドとしての彼らは忘れて手にしてもらいたい。と言っても僕もコレが初めて聴いた彼等のアルバムですけど。#@(エルトンジョンのようなメロディが心地よい)を試聴して気に入ってたので後に中古でゲットした。#2,Bの叙情系ロック#や#4,E,7,G,10,Jのスロー/ミディアム・バラードなどどの曲も時にオーケストラ・アレンジ(ヴァン・ダイク・パークス)も加わりとにかくドラマティック。#5,9でグランジ色も顔を出す。通して聴くと大味な感じもあるけど・・僕的には#1,3,8,11が好きだ。
『diorama』
silverchair
 
★★★84
ノルウェーのギタポバンド、バジャー1st。メロディを大切にするバンド。聴いてすぐにもって行かれるテンションは全くありませんが地味めだけど聴くとほっこりする音。とにかくスポンジトーンズとソウルアサイラムがミックスしたかのようなエヴァーグリーンな#Eが大好きですね。リピートで何度も聴いてしまう。#F,Jも同系の曲だし#Gも曲名(ノーマン)通りTFCにも通じるメロディがイイ。#@,3,C,5,Hはウォルター・クレヴェンジャーやビル・ロイドぽいポップ#。声もそんな感じ。もしかしたらソロユニットなのかな?
『every other sunday』
badger
 
★★★84
ジェネラル・ストア。カントリーフレイヴァーたっぷりの佳曲#@で一気に惹きこまれる。初期イーグルスのような軽快なフォーク・ロック#Aもとってもイイ感じ♪#Bのミドル#も同じく初期イーグルスかな。ハーモニーの感じも玄人好みで◎。この3曲でズッポりハマるな。ソーンズのような#4。ビーチボーイズ、スリルズにも通じる#5にビーチボーイズとニールヤングが合わさったような抜群の#E。#Fでのフォーキーポップで再び心落ち着かせ#8の美メロとスライド・ギターとハーモニーで静かな高揚感を味わう。透明感のあるラスト#Iにこのバンドの未来が見える。
『local honey』
general store
 
★★85
FOWのジョディ・ポーターのソロ1st。想像よりギタポ寄りで驚いたけど#@の流れるようなギターサウンドが素晴らしく良い。#2はストロークス的なポップ#。80s的なポップ・ロック#C,H,11,L(ボートラ)がFOW#みたいでやっぱりそうなのかと思う反面、浮遊感漂う#5,10や若干プライマルのような#8はFOWにはない感じだし、#6の疾走感のあるロック#も彼のソロならではって感じでその2面性が垣間見れて面白い。それから特にシンプルな#12でじっくり聴けますがジョディの声も味わい深くでイイですね。
『close to the sun』
jody porter
 
★★65
ライド4thにしてラスト。僕の最初のライドはコレで#@の心奮わせるパンクロックンロールがファースト・インプレッション。とにかくカッコイイ。#2,B,6,F,9,Iなどプライマル的にUS感を上手に取り込んだ深みあるメロディ。マークの歌い回しもどことなくボビーみたいだ。特に#7はマイテープに入れて良く聴いた。たしかこの頃のアンディはオアシスに傾倒していた(ハズ)ので#4,5,J,Kのメロディアスなコード進行にその影響は出ているのかも。特に#J,Kが好き。#8も疾走ロックでイカす。#LMNのボートラも3曲3様でイイ。
『tarantula』
ride
 
★★65
リーフ2nd。1stの若年寄りな音はそれで好きだったのだけどソレにメジャー感を加えて現代っ子に対しても大衆化させた。やっぱり代表曲#@の高揚感は格別。スティーヴン・タイラーのようなねちっこいvo.も当然健在で#2なんかこの声あっての曲。イントロがディープパープルな#3。JBのファンクのエッセンスを持ってる#4,EなどUKでも特異な立ち位置は変わらず。他に個人的に耳を惹くのはリーフ版ビートリッシュ#J。脳裏にへばり付く#F,8,Hですね。ブルージで高音を歌うバラード#5,12もリーフらしくて◎。
『glow』
reef
 
★★65
リーフ4th。完全なるメジャー感バリバリのギターバンドに変身。商業的とも言えますがこの突き抜けた感は素直に気持ちイイ。スピード感のあるキャッチーな#@,Aがこのアルバムを象徴してて#3も今までにないポップさ。ベタながらメロディの良さが光るロック・バラード#D。シンプルなバラード#Lも沁みる。#4,I,12でリーフ節。#6,8も一聴してリーフだけどとても耳馴染みが良い。#8のフックの効かせかたなんてのも意外な感じ。カラっとした感じが90sアメリカン・ロックを感じさせる#F。#9のバラードや#11のテンションの高さもレッチリを思わせる。
『getaway』
reef
 
★★★101
ヒッチコック『めまい』なジャケも◎ですがこの兄弟ユニット、エレクトリック・ソフト・パレード1st、内容も極上のポップ盤で◎です。僕は特に弟トムの曲が好みで#A,C,E,7,G,J,12のギターポップ#は思いっきり琴線にふれる。しかもラジオ・フレンドリーなメロディとは裏腹なサイケ感や組曲で9分以上の大曲に仕立てたりとやりたい放題。トムに対して兄アレックスの曲はと言うとこれまた曲者で初期TFCやスーパードラッグ的な歪みあるギターがカッコイイ#@や#3やボートラ13も初期ブーラドリーズのような感じを出してる。
『holes in the wall』
electric soft parade
 
★★79
正統派スウェディッシュバンド、ケイトリン1st。#@,Aのフックのあるポップ#を聴いて真っ先にワナダイズやポプシクルが浮かんだ。青春ギタ-ポップチューン3,4を聴けばウェリントンズやファラー好きもビビビである。特に#Cは憂いを帯びた感じが◎。ワナダイズや初期HWM直系#D,7,Gもメランコリックなメロディに男女混声コーラスが乗ってさらに倍。#6はマジック・ナンバーズを彷彿させる。90sブリットポップに呼応するようなテンポの良いポップ#H,K。#10,13はメロディラインだけ取ったらズートンズみたいだ。ケントのような透明感のある#11は80s的です。トロッグスの曲を現代のポップソングに変身させたようなボートラ#13も聴きどころ。
『brain vs heart』
caitlyn
 
★★89
アントン・バーバー1999年作。後期ビートルズ色がある。声質がジョンレノンなのでサイケがかったその手の感じが出てます。なので#1なんかコットンメイザーに近い。#Aはめっちゃ好きな感じ。声が裏返る感じの不安定さがまた良い。バックの厚みのあるギターが効果的な#Bもとても良い!チープなインディロック#4やデモと思しきアコースティック#5,10,Jもこの声が乗るとイイ感じ。#6,Gなどでは危険な雰囲気の中でもふわっとキャッチーなのが声の感じ含め初期ソウルアサイラムと共通。#Fも平坦なメロディと思わせて急にフックを効かせてくる。
『a splendid tray』
anton barbeau
 
 
   
 
 
 
★★★76
スウェーデンのギタポバンド、ヴァーチューズ。のっけ#@のREMに清涼感を特盛したような#にノックアウトされた!#Aも明る過ぎない疾走#などこれは北欧バンドの成せるワザか?ドッジーを思い起こさせる#3。#8,JもB級ブリットポップみたい。#C,F、これはスウェディッッシュポップど真ん中だな、トランペットも響きわたる#4、#7はブールティーンズってバンド思い出した。#5のようなインディポップ然としたリズムと繰り返しで持っていくタイプもあり。後期アストリッド風な#Iもお気に入りです。
『ruminate』
virtues
 
★★68
1988年トミー・コンウェル&ザ・ヤング・ランブラーズ1st。典型的なアメリカン・ロックバンドで#@で聞えるちょっとブルージなロック#はまさに“ゴキゲン”の一言。同郷フーターズとの共作曲#Aでニンマリ。#Bはなんとジュールズ・シアー「If We Never Meet Again」の歌心溢れるカヴァー。とにかくトム・ペティに通じる#C、渋さを抜いたジョージア・サテライツのようなルーツロック#5,I、他#6,9などストレートなサウンドはやっぱり胸が躍るし、ブルースロック色が強い#7も彼等の底力がみえる。#8のミドル#はソウルアサイラムも感じる。
『rumble』
tommy conwell and the young rumblers
 
★★★82
プリスティーン1st。男性ドラムス(元デヴィル・ドッグス)を従えたガールズロック。ドナスのようなハードロック気味#1からスタート。2ndで化けたリリックスのような#2。グラム・リフが覗く#3。#4はマッコイズ/マージーズ/ボウイの名曲「Sorrow」のカヴァー!#Gでもレックス・エリック「Whole Wide World」演ってるし音の嗜好は完璧。それは#5のテンプテーションズ、#7でのシャングリラス、#Jでのコステロ、#14のZEPといった引用でも分かる。他の曲にもムズムズしてしまうオマージュ要素が隠れてる。アルバム後半は捨て曲無くてベスト・トラックは#F、他#H,I,K,Lも◎
『seandal, controversy & romance』
prissteens
 
★★78
ロネルズ1st。リヴァティーンズやマンドゥ・ディアオに繋がる音。こんなバンド沢山出てきましたけど、とにかくリッケンバッカーの音色と共に流れる曲がイイ。ブルースハープが印象的なR&Bタイプの歌い上げロック#@から音楽性の高さが伺えます。まさにマンドゥ・ディアオがイの一で浮かぶ#2やキャッチーな#J,L。リバティーンズが例えに挙げられるのは#B,10,12。ストロークスを通過した影響を感じる#C,E,Fの軽快さも◎。アーシーな70sロックを感じる#5。#8,9ではビートルズのあの曲が聞えます。#14でジェットばりに歌い上げて締めです。
『motel』
ronelles
 
★★85
豪のピュアポップ系SSWレッド・リード1st。じっくりとアルバム1枚通して聴くには落ち着きすぎだけどボーっとした休日や遠くの山やゆったりとした川を見ながらBGMで聞えてきたら・・。#@は今風にアレンジしたS&Gな曲で彼の音楽性を語るに1番。憂いのある声とメランコリックなメロディが合わさる#2,6もニール・フィン直系だし#B,7,Jの暖かいフォーキーポップはデヴィッド・ミードに近い印象。ポールマッカートニーを思わせる#C,8。最初に書いたBGM効果を考えると#D,Iなんかその最たるもの。
『any given day』
tim reid
 
★12
懐かしき後期ブリットポップバンド、ジャグアー1st。デビューシングル#4では「ふーん」としか思ってなったのだけどやっぱ2nd/3rdシングル#A,Iの分かりやすい(産業)ギタポ#にはビっときました。当時はホント良く聴いた。ローゼス彷彿のギターが印象的な先のシングル#4や冒頭の#1。特に眉唾のスロー#Bや王道UKロックバラード#5,F,8,12が思いのほか良かった。初期のシャーラタンズ、シェッド・セブンのような軽快なダンサブルなロック#Hもありいろんな要素が楽しめます。その後改名したとか?1枚で消えてしまったのはなんとも残念。
『a vision』
jaguar
 
★★★76
フラッシング・ライツ1st。スローンとも親交のあるカナダのパワポバンド、メインメンバーは元スーパーフレンズなので納得の音が聞えてきます。#4,5,Hなど一般的なパワポバンドとはズレた個性も一部あるのでそこは好みか?まずはなんといってもロッキンなパワポ#Aでしょ!続く#Bも縦ノリなパワポ#。とにかく力強さがあって◎。ビタースウィートなメロディの#Eやスローン好きはハッとする#7,G,Kなど地味ながら佳曲多し。#I,11なんか個人的には好きだけどちょっと暗め。全体的にも何処と無く翳りを感じる。
『where the change is』
flashing lights
 
★★91
ピアノサウルス(1987)。ピーター・ホルサップル関連でゲット。コレ驚きは全てオモチャの楽器!そしてそれがなんともイイ味出してます。雰囲気はNRBQだ。ストーンズばりの#@、#A,Kが最高のロックンロールで弾けるトイ・ピアノやバタバタのトイ・ドラムが◎。#Bも曲がイイから間違いない。ウィルコ感じる#Cも名曲。dB'sに通じる#H,I。ムーディーな#5、ローファイポップ#7。トイポップ真骨頂#8,J。#L,Mも最高♪チャックベリー#6「Memphis」ジョンリーフッカー#16「Eleanor Day」ボックストップス#P「The Letter」のカヴァーも◎です。
『groovy neighborhood』
pianosaurus
 
★★75
ノルウェーのバベル・フィッシュ1st。最初アイドルロックバンドかと思ってましたがディッシュワラをパワポ寄りしたような佳曲#@を聴けば実力も納得です。それにしてもイイ曲揃ってる。タル・バックマンやマッチボックス20を感じさせる#2,B,10にしても力強い。ノルウェーバンドらしい叙情感も◎。マイナー調の#4,Dはまさにクラウデッド・ハウス直系。#5なんか「Fall At Your Feet」にそっくりだ。#6,11の歌い上げ#でのvo.はちょっとボノを彷彿させる。ドラマチックな#F,12での哀愁メロディはジェイホークスまで感じてしまいました。
『babel fish』
babel fish
 
★★★61
スポーツギター4th。ソロ・ユニットとなっての1発目。ペイブメント度高し。ELOとビートルズが絡んだような#@のイントロ聴いて前作同様のメロディの良さが確認できてホッとした。#A,C,Jのインディ・ポップも最高に気持ちよい。#4なんかベルセバ好きにも聞かせてあげたい。歌心溢れる#3,9も良い。こんな曲、ノイジーポップの1stを思えばビックリだ。#D,8にしてもヒネクレ具合が個性だったのに思いっきりストレートなメロディでハッキリ言ってより僕好み。とは言えSFAにも通じる斜に構えたポップ#7,Iも健在。
『surface』
sportsguitar
 
★★83
ポールギルバード5th。ベースはライナス。#@はお得意のギターソロを除けば真っ当パワーポップ。それはナックを彷彿させる#Aでも全開です。もう若くないので中盤のパンキッシュでH/Rな曲はスキップw。ギター番長な#6もちょっと違う。彼の音楽嗜好の1つなのは分かっているけどキツイ。#9でやっと好きなポールギルバートが戻ってきた。#Iはヘンテコ日本語ポップ#だけどメロディはグッド。ミドル#Jのメロディ・ラインも◎。聴き逃せないのが#Lビートルズ「It's All Too Much」のカヴァー。ジョージの名曲をよくぞ!!
『space ship one』
paul gilbert
 
★★★74
ダリル・アン1st?。60sルーツポップのイメージを持ってましたがこのアルバムで「おや?」と・・。まず#@の胸キュンギタポ#でノック・アウト!ピータバックを彷彿とさせるギターと少年のようなvoの声が泣かせる。最初この1曲の印象が強かったんですけど、ホントの彼等の魅力はセンチメンタルな#Aやサビのフックも◎な哀愁ギタポ#B、じわりとメロディの良さが効いて来る#Hなどの曲ですね。#Fカーリーサイモンのカヴァー「You're So Vain」もホント名曲だ。合間に#8,Jのようなギターロック#があったりしてそれが良いコントラストになってます。
『seaborne west』
daryll-ann
 
★23
素性も分からずミッチ・イースターの名前とスペイシーなポップジャケに惹かれて購入。UKロック然とした#1にちょっとイメージと違うなと・・でも#Aの疾走ギタポ#はちょっと良いな。#Bは聴き続けるとクセになって頭に残る。ネチこいこの声は思い出せないけどこ誰かに似ている。。カントリーフレイヴァーのある#4も意外に良い。#D,10がもっとグラマラスだったらジャケのイメージ通りだ。ブリットポップ#E,7はB級バンド、ベガーズをちょっと思い浮かべた。USバンドだけどUKポップを感じさせるのはやっぱこの声のせいかな?
『satellites beaming back at you』
drag
 
 
   
 
 
 
★★★57
ウィルコ6th。前作で逸品だったピアノの音は減退しつつ#@,Jの優しいフォーキーな音色に初期ジェイホークスのような面影を見る。#2,3,12も同様でヤンキー以前への回帰ともとれる。でも時にギターがギュインギュインと鳴り捲ってるのが妙なコントラスト。これぞオルタナ・フォーク!#C,7は2ndの曲とも合いそうなカントリー#。センチメンタルな#5。最高なのがライブで聴いて俄然好きになった#G,I。#8のサビでのビートルズの使い方、#10でのサザンロックの使い方がいちいち最高です!地味だけど良盤。
『sky blue sky』
wilco
 
★★★57
トラヴィス5th。とにかくメロディが素晴らしすぎるアルバム。#Aのモータウンリフに試聴してテンション上がってしまった。この手の中では上位に食い込むほどの出来。キラキラ・モータウン・サウンド♪#B,D,7,Jも僕の好きなトラヴィス節全開の佳曲で嬉しくなる。#4は前作にあるような透明感が感じられる。#6は1stの頃を思い出すようなロック調の#。#8は自身のあのヒット曲を思わせる。#9は楽曲提供?のようですがどこから聴いてもフランの曲にしか聞こえないなー。
『boys with no name』
travis
 
★★67
OCS3th。前作から心待ちにして買った。#@がシビれるほどカッコ良くてホント大好き。#AもOCSらしい切なさ感じるロックバラード◎。#Bも前作「The Circle」感じさせる・・で、気づいたのが#1〜3は前作2ndの#1〜3同様の流れと一緒かなと。すると#4も?#5〜8の中盤も2ndほどの“熱”は感じられないので二番煎じ的な感じはあるもののメロディラインはどれもイイ!その中でも頭1つ飛び出しているのはOCS版「The Boxer」とも言える#Hとソウルフルなデュエット#Kですね。
『marchin' already』
ocean colour scene
  
★★67
OCS4th。シングル#@はコレぞアンセム#で大好き。全体としては良いも悪いもベテラン臭さがでた感じ。#Aで早速今までに無い余裕を感じるミドル#、余裕さは続く#3のロックチューンでも。だからのかサイモンの声がいつも以上に効く!4,D,Eと続いてどの曲もいつものOCS節の曲なのに青臭さがないので胸にグッとくるものが・・#5なんか今までだったらソレ系ど真ん中のハズ。後半ではロック#F、ロマンティックな#G、得意な歌い上げバラード#10が◎。ボートラではジャム「Carnation」のカバーあり。
『one from the modern』
ocean colour scene
★★67
OCS5th。#@がシングルで流れてきて、、ちくしょーやっぱイイ!ギタポ界隈でも話題に上がるほどモッドでポップな曲。中盤を支えるタイトル・トラック#Fもめっちゃポップだ。ベテラン臭は前作同様ですが突き抜けた感じがアリアリ。#Aも重低音を効かせつつ心地よい。#Bのサイモン節のメロディアス#も抜けが良くって◎。#4,D,8,Hのゆっくりめの曲にしても前作にあったフォーク調の渋さが薄れてる。ブルージーな#6のサイモンvoもカッコいい。疾走感溢れる#10→#Jと最後はいつも決めてくれます。ボートラはザ・フー「Anyway Anyhow Anywhere」。
『mechanical wonder』
ocean colour scene
 
★★67
OCS7th。#1ギターロックから安定感バリバリ。そしてスペクターサウンド全開の#Aが好き過ぎて困る。そしてそして#Bジョージ「Wah Wah」のカヴァーですよ。この流れさすが分かってる。で、流れを崩さず#Cで一気にOCSに引き戻される。#5を聴くと完全にこのアルバムのコンセプトが明確になってその耳で#Eを聴けばそのリズムにあのガールズグループ達が浮かぶ。#8,I,11は得意のサイモンvoを活かした#。#10は特に彼の高音の美しさが出てる。ローゼスを感じるダンサブルな#9。#K(リアル・ピープル)#L(ボヴ・アンディ)のカバーも◎。
『a hyperactive workout for the flying squad』
ocean colour scene